75.時を忘れてさえずる小鳥たち。果てしない彼らの会話は子供のおしゃべりにも、恋人の語らいにも、賢者の問答とも聞こえる。ソウルメイトに出会えた予感が徐々に確信に深まっていく様は淡々としながら実にスリリング。痛快な「スクール・オブ・ロック」を生んだR・リンクレイターは繊細に複雑に、実験的なロマンスの揺れる時間を編む。永遠の一日となるはずだった物語に続編がもう一つの時間を加え、ふたつを結んだ糸の先はまだ見えない。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-02-04 15:30:32) |
【K】さん [ビデオ(吹替)] 3点(2006-12-29 22:17:22) |
73.雰囲気が好み。おばあさんの言葉が印象に残る。名もなき人々の墓も。こういう映画は、もうなかなか作られることはないだろう。 |
72.ここの高評価にちょと驚いています。うーん、正直いってつまらなかった。シチュエーションはいいんですよ、憧れるものがありますね。舞台がヨーロッパというのも情緒があっていい。でもなんだろ?淡々としすぎてるのかなぁ。とにかく語る語る、よくここまで出てくるもんだと感心するくらい語る二人。知的ではあるけれど、ここまで語り尽くす二人の間にはたして恋愛は成立するものなのか??私としてはリアルには感じなかったです。半年後に会う約束、半年後?ガマンできるの?私ならすぐにでも会いたい(笑)ラスト、二人が訪れた場所が次々と映し出されるけれど、もう会うことない二人の足跡といった感じを受けました。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-12 20:35:43) |
71.私の人生経験上,こんな長い時間会話を絶やさずにいられることがどうにも信じられない.「24」形式にしたら,どのくらい保つだろうか. 【マー君】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-11-12 14:59:59) |
70.こんな恋愛がしたかった。昔、イーサンホークに注目している時代があって、この映画を観たのだけれど、今での何度も見返してしまうほどの魅力をこの作品は持っているのだと思う。イーサンホークに似てるなんていわれた時期もあった。あの青春時代、この作品は確かにわたしの心に響いた。みなさんに評価をいただいているのが嬉しい。That's it. 【ハル】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-08-19 00:08:09) |
【ホットチョコレート】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-05 20:48:35) |
68.《ネタバレ》 セリーヌとほぼ同じ時間で人生を生きてきているので共感できます。公開時に見たときは、でも、こんなのあり得ないと思った。今、ビフォア・サンセットと同時に見ると、こんなのもありそうかなと思います。こんなペースでお互いしゃべり続けて半日過ごせば、ほとんど相手のことがわかるでしょ。相性が良ければ恋におちるかも。まあ、私なら住所ぐらい聞いとくけどねって、今の年齢だからいえるのかも。面白いエピソードや会話がたくさんちりばめられて(やっぱ、電話のシーンが最高ですよね)、それらの間にまとまりはないけれど、現実のおしゃべりだってそんなものですよね。これって、最初に列車の中でジェシーが言っていた、ある人の24時間をケーブルテレビで流すってあの企画をそのまま映画にした感じ?この作品を映画でやる必然性があるのか。ラジオドラマでもいいのでは?って考えることもありますが、そこはそれ。おしゃべり大好き。聞くのも大好き。大好きな映画なので良い点つけます。 【ひよりん】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-05-28 11:27:22) |
67.とにかく話す。話まくる。二人の取りとめも無い話が全てで、ともすれば退屈になる。しかし、出会いから別れまでが違和感なく描かれ、会話を含めて不自然さを感じさせない為か、意外と退屈はせず楽しめた。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-17 22:12:26) |
66.いかにも映画の世界な話ではあるけれど、映画であることを思わす忘れて二人の世界に入ってしまいました。二人の微妙な距離感がよかったけれど、だからといって邦題の「恋人までの距離」は、ちょっといただけないと思うのは私だけでしょうか。原題のままのBefore Sunriseで残しておいて欲しかった! |
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【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-23 03:52:31) |
64.《ネタバレ》 レコード店の試聴室で曲なんか聴かずに視線を投げあい、決して合わせず、そんなシーンから二人の心境が伝わってきます。また逢おうと言ってくれたジェシーに対して、知的で強い女性になりたいと思っているセリーヌが思いを抑えきれずに自分の演じている女性像から抜け出し、今回限りではなく、また逢いたいと口にする別れのシーンには胸が熱くなります。ジェシーと一緒に恋に落ち、電車の時間が迫ればどうしたことかと気を揉み、こんなにあっさりと映画の世界に心を持っていかれることは他の映画ではありえないでしょう・・・。 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-03-08 03:21:14) |
63.友人に電話をするふり、という設定で自分が落ちた恋を語りながら、本心を見せ合うカフェでのシーンが秀逸。 面と向っては言えない言葉があふれだして、2人の距離がぐっと近づいて行く。 彼女はインテリジェンスにあふれていて美しく、彼がその彼女に引け目を感じてつい悪ぶってしまう態度がとてもキュート。でも本当に人生を深く感じているのは彼の方では無いかと思う言葉が随所にある。淡々とした展開、劇中のセリフが極端に多いことも気にならない、間違いなく得した気分になる映画。 【Rei】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2006-03-06 17:37:47) |
62.この2人、本当は私生活でもデキてるんじゃねぇか、と思わせるくらい、主演の2人は自然で、息が合ってました。ストーリーとは関係のない台詞が長々と続きますが、それ故に、何処にでもいるカップルみたいに感じられます。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-02 00:07:20) |
61.盛り上がりも何もないし退屈だった。高評価が多いのにびっくり。 【さら】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-11-21 13:19:34) |
60.先にビフォア・サンセットを見てしまったので、ストーリーの想像は付いてしまったのですが、それでもそれなりに楽しめました。見て損のない映画だと思います。 【ケーズコレクション】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 17:38:51) |
59.もう会えないと思えば思うほど、赤い糸が太く感じてしまうもどかしさ。 【モチキチ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-16 03:02:29) |
58.電話をしてるふりの会話がとっても良かったね!会話して行く中でお互いの事を知り、どんどん離れられなくなっていく様子がなんか切ない。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-09-12 00:21:05) |
57.最初、ちょっと退屈かなと思ったけど、杞憂だった。二人に会話にどんどん引き込まれていき、レコード店のシーンあたりからすっかり映画の世界に。イーサン・ホークもあんまり好きじゃないタイプだと思ってたけど、軽薄なのに、何か考え込んでそうなところが、この役にははまってた。ジュリー・デルピーは、まさにインテリ大学生って感じだし。キャスト、脚本、音楽、演出のバランスはすばらしい。続編も気になるところだけど、主人公たちにならって、半年後まで見ないことにした。 【ころりさん】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-08-13 01:29:40) |
56.もしこの映画に出てくるような刺激に満ちた会話が、フツーの会話としてリアリティーをもってそれほど違和感なく欧米人に受け取られているとしたら(もちろん映画だから少しは誇張されてるんだとは思うが)、西欧人の考える力や知性といったものは非常に強靱だ。日本人は多少むづかしいはなしを人前ではあまりしない。普段は専ら、なにがたのしいとか、友達がどうしたとか、そんなんばっかりはなしている気がする。言ってみれば、情報の垂れ流しと情報に対する簡単な感情の表現しかしてないよな。もちろん、日本人だって人生観を語ったりするだろうが、この映画の二人の会話は、人生観よりももっと普遍的で抽象的なレベルで、なのに「自分」の考えをもっている気がするのだ。普通なら電車が動き出して、それを見送って終わりになりそうだけれど、一人になってからそれぞれ眠りにつく二人を描いているのが心に残った。まるで、一晩のできごとが夢だったんじゃなくて、これからの現実生活が夢なんだみたいな。(もちろん、徹夜して眠いんだろうけど) |