409.アニメに芸術性があるかどうかはわからないけど、あるとすれば、 この作品が高い評価を受けても不思議ではない。ただストーリーの内容が小難しいうえに、 登場キャラもまったく魅力がなくて、単純につまらない作品だったな。 テーマは伝わったけど、相変わらずシメのほうが安直で緩いし。 これなら屋久島のドキュメント番組を観ていたほうが、よほど心にずっしりと響いてくる。 壮大なテーマに挑んだはいいけど、収拾つかなくなっちゃったという感じの作品だね。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-08-12 04:52:03) |
408.公開当時見た感想は、それまでのジブリ作品と比べるとイマイチに感じた。理由が何なのか考えてみたところ、多分、説教臭さにあるのだと思った。ナウシカも同じような面があるが、あちらは当時の斬新さがマイナス面を補って余りあった。説教臭さを全面に押し出した本作は、ジブリの手法に食傷気味の自分にとって心に響かなかった。 10年以上経過して今改めて見た感想。やっぱり心に響かない。テーマ性がハッキリし過ぎている分、エンターテイメント性が薄く、心に響かなければ退屈となる。ただ、殊更残虐なシーンにハッとさせられたのが度々といった所。 【もんでんどん】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-08-06 12:34:35) |
407.小4の夏休み、地元の公民館で見たのが最初だった。今思えば、種種のドングリの木に覆われた山々の連なり、その緑の美しさに気付かされたのは、たぶんこの作品のお蔭だろう。あの日、映画が終わると僕は、誰よりも早く公民館を飛び出した。足を滑らせるほど熱くなったアスファルトの道を、「ヤックルになりたいな」なんてことを考えながら、家まで走って帰った。走るのは好きになったけど、ヤックルにはなれなかった。 【kagrik】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-07-05 21:51:37) |
406.久しぶりに観返すと思った以上に面白かったです。ジブリと思って観たらダメですね。 【アフロ】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-07-03 23:31:43) |
405. 世界に誇る宮崎アニメを十分堪能させてくれる作品。アニメであることをここまで活かした映像で世界観を表現できるのは、ジブリの右に出るものなしと言う感じ。 映像、展開、カット割り、キャラクターの演技?は、アニメであっても実写映画と同様に論じることができる質の高さを持っている。そして、アニメでしか表現できない部分で、実写映画を完全に超えており、さすがとしか言いようがない。 実写映画では表現に限界があり、特撮、光学合成、CG等でこれを補っているが、アニメでは自由に表現できる。その自由さが、幼稚であったり、ご都合主義過ぎたりすることが多く、かえって「映画」としての質をスポイルして、実写映画より一段低い、どちらかと言えば子供向けの娯楽作品と評価されてしまう。 このため、例えば古いディズニーのアニメは、キャラクターの動きを現実に近づけることで、むしろアニメの自由さをやや抑えて「映画」の質を高めてきた。 しかし、この映画では、アニメの表現の自由さを最大限利用して、なお高い完成度で「映画」の質を高めることに成功している。 シナリオへの賛否両論はあるだろうが、そのメッセージ、世界観は充分に伝わってくる。充分伝わってくるがゆえに好き嫌いで評価しやすく、嫌いの部類の人は極端に低い評価になるかもしれないが、名作であることは間違いない。 【nobo7】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-07-03 18:00:47) |
404.《ネタバレ》 たぶん、誰かがもう書いてると思うが、この映画の、イマジネーションの素晴らしいところは、シシ神が歩くところで、踏みしめた周りの草木が、忽ち成長し枯れてゆくところ、そして、エボシの石火矢の銃床(木の部分)が、メキメキと枝を発し、銃の発射を妨げようとするところ。 命は、発することが是で終ることが非では無いという事、シシ神がその両方をつかさどっている事が、一目で判る表現だった。 また、銃床のくだりは、切り取られてすっかり死んでいると思われた木が、まだ若い枝と葉を付ける事で、やはりシシ神の命を動かす力を感じさせた。 エボシが思っていたであろうように、シシ神が森と動物の守護神のようなものでなく、それに隔てのない命の精霊のようなものであったとすれば、そのシシ神が、生きろとアシタカに言ったのは、森と人間の共存を探る意思を示したように思うが、それだけだとちょっと単純すぎる気もする。神殺しのエボシが結局生き残ったのも、ちょっと甘い。あるいは、双方少しずつ、侵食しあいながら、折り合いをつけなければ成り立たないという、現実を写した趣向なのか。 一方、タタラ場とそれを欲している侍たちの話は、ちょっと邪魔な感じがする。人間、動物、自然、命といった主題に直接絡む物語に専念させてほしい感じ。 【Tolbie】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-07-02 22:08:44) |
403.《ネタバレ》 妻投稿■この映画はちょっと私と価値観が違うかな。私は絶望と破滅に遭遇したとき、戦わなくちゃいけないものは「憎しみ」という感情よりも「無力感」だと思う。無力感は本当に身を滅ぼすから。(「キリング・フィールド」の農場のシーンみたいに)。一方この映画は、憎しみと人間が持つ万能感を自然の反乱という物語を利用して批判している。■ただ人間が死や殺戮に憎しみを持ち、自然に対して万能感を持つようになった、つまり自分たちは自然の中ではなく、自然の外に生きているのだという認識が変化したころって、もののけ姫の時代じゃないかと思います。味噌汁を食べるジゴ坊さんとまったく子供がいないタタラ場、そこから終盤の優しい森とトキの台詞の変化にそれがうかがえるんじゃないかな。この映画は死者を埋葬ではなく屈葬していた時代からの意識の変化、自分の命と自然の命に対する世界観の変化を、実際は何百年もかけているのを数十分で表現しているのではないかなあと、知ったか妄想爆裂させている私です。 【はち-ご=】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-02 08:33:13) |
402.メッセージ性はひしひしと伝わってきました。 が、宮崎アニメの限界を感じた作品。※放映当時の自己採点 【ゆめや】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-02-25 00:14:08) |
401.作品としては一級品。ただ心に残るかどうかは人それぞれ。 【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-12-25 12:05:41) |
400.声優を使わない云々は私はどちらでもかまわないと思っているんですが、石田ゆり子は単純に合ってなかったと思います。強く深いメッセージ性がある中で、ただ普通にストーリーをおっているだけでも楽しめる良くできた映画だと思いました。 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-12-20 05:32:05) |
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399.《ネタバレ》 人に「どんな映画だった?」と言われて一番返答に困った映画。ストーリーを短文で説明するのは不可能に近い深さです。 ちなみに子どもころジコ坊のステップを踏みながら水たまりを避ける「ジコ坊の舞」遊びが流行りました。しかし彼がダイダラぼっちの首が入った桶をとろうとして転がりまくったのは超お笑いだよね。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-12-05 00:58:06) |
398.この作品、風の谷のナウシカのエッセンスがぎっしり詰まった作品だと思うんです。ナウシカのメッセージ性、戦闘描写、動植物など類似点がいっぱい。アシタカは男版ナウシカみたい。完璧な美男美女な所とか。つまり何が言いたいかっていうと、サンが可愛くてしょうがないので、僕はどうやったら彼女と合法的に結婚できるか日夜考え続けているってことです(^q^;)サンに捧げる6点。 【bolody】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-07 21:49:50) |
397.ナウシカとは比べ物にならないほど、いいと思う。この荘厳な雰囲気がたまらない。 【Yu】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-07-25 20:30:33) |
396.《ネタバレ》 この作品は公開当時から『ナウシカ』との類似が指摘されていたし、製作者側がそれを意識しなかったとは考えにくい。むしろ、映画版『ナウシカ』で描ききれなかった部分(原作の後半部分)を、『もののけ姫』という形で作り直したというべきではないか?実際、映画版『ナウシカ』の強引とも言えるハッピーエンドは、現代の我々には少々嘘臭く感じられる(「幸福な80年代」には通用しただろうが…)。また、絶対的な悪役は存在せず、憎しみが憎しみを呼ぶ血まみれの抗争劇は、イーストウッドの『許されざる者』をも思わせ、ただの環境保全映画では終わらない奥深さがある。公開時にはこの映画の素晴らしさを理解できなかったが、久し振りに観てみると、涙が止まらなかった。ジブリは本職の声優をあまり使わないことで知られているが、美輪明宏や森繁久彌といった「名優」たちによる声の演技は、スクリーンの中の「彼ら」に確かに生命を吹き込んでいた。 【フライボーイ】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-07-20 08:07:26) |
395.ジャパニーズアニメーション、さすがジブリは細部まできっちりと表現しているな~。おっことぬし様の目ヤニが気になってしょうがない! 【くまさん】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-07-07 02:14:28) |
394.《ネタバレ》 何も解決しないまま物語は終わる。つまらない訳ではない。メッセージも理解したつもりだ。しかし腕や首がもげる! もげる! まるで50口径の機関銃で撃たれたかのように。 そうこれは・・・ ランボー最後の戦場のアニメ版である。 【まいるどへぶん】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-06-29 05:03:23) |
393.娯楽映画として、中々の出来だと思う。 アニメーションだからこそ出来た壮大な世界観に、素直に見とれてしまった。 サンの声優がちょっと痛いが。 【タックスマン4】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-16 18:30:32) |
392.「ナウシカ」のバリエーションとしか思えません。「ナウシカ」はテーマ以外に見るべきところがありましたが、これは…… 植物が好きなんですが、エコ・アニメ(「アバター」含む)の中に描かれた自然にはそんなに感激しないのは、ホンモノじゃないからでしょうね。 【レイン】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-03-27 06:11:53) |
391.《ネタバレ》 千切れる腕。千切れる首。積みあがる死体の山。動物の大量虐殺。平然と人を殺す主人公。とても子供に見せれるような内容ではないと感じました。子供にはこの映画が発するメッセージなどほとんど理解できないのではないでしょうか。大人が観たとしても、あまりにも複雑に色々な要素が絡み合っているように感じます。戦争。自然。共存。信仰。愛国心。人の業。守るべきもの。守るために戦う者。あまりにも多くのものを詰め込みすぎた。だからこそ千差万別の評価があり、感想があるのでしょう。ただ、映画としてはやはり素晴らしいクオリティを持っており、分別のつく年齢に達すれば十分に楽しめる作品であるでしょう。アニメである以上は子供にも楽しめればもっと評価は高かったはず。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-01-23 17:18:32) |
390.《ネタバレ》 もののけ姫というタイトルながらサンの印象が薄い。一番印象深いのは神々と自然の姿ですね。そこに人間がワ~ギャー入ってきてもなんかレベルの違いを感じてしまいます。 結局人間の自作自演物語で、こんなに駄目駄目でしょう?と自己憐憫しているように。それを教訓的に描いていますがでも、そういう駄目な人間を魅力に感じている作者の意図も見えるような気がしますね。 【森のpoohさん】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-01-11 09:38:01) |