116.自然な演技、自然な台詞、その「自然に見せよう」という意図があからさまで、逆に不自然に見えた。特に子供が落書きする紙が支払い用紙だったりとか、あざとい。 【カタログ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-10-21 10:54:07) |
115.2011.10/19鑑賞。誰も知らない、私は判らないのような出足。入り込むほど悲しくなる。 こんな良い子に、良い兄弟姉妹に育たないだろう。ラストは明るい、日の当たる新たなスタートを予感されるが、でも寂しさの方が勝る。考えさせられる作品で疲れる。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-19 21:46:43) |
114.《ネタバレ》 拷問みたいな二時間半でした。印象に残ったのは妹に触ったときの感想を長男が語るシーン。狂った環境に置かれながら、まともな感性を保ち続けている彼が哀れだと感じました。 |
113.《ネタバレ》 淡々と物語は進んでいくのに心にはひっかき傷のような傷を残し、その傷がじりじりと見終わった後も後を引く痛みを与える。そんな映画。 リアリティのある子供達の演技はやはり監督さんの腕なのか。 出来る事ならラストになんらかの締めが欲しかった。 個人的には母親が罰せられるとか、子供達がどんな風にあの後まともな生活に戻ったのかとか。 【ももりん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-06 23:55:32) |
112.この映画はまた再評価というか、再検討されるべき映画だと思う。一年というスパンでの撮影や、映画ともドキュメンタリーともつかない絶妙なバランスなど、映画そのものを捉え直す契機になりうる作品。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-06 14:21:22) |
111.良い空気感ですね。好みが分かれると思いますが僕は好きです。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-04 00:48:23) |
110.モデルとなった実際の事件とは内容が大分異なるとのことですが、内容云々よりも、こんな事件が今どこであっていても不思議ではないような印象を与えるほどの奇妙なリアリティを持った映画であったということが大きいと思いました。演技なのか素なのかわからないぐらい自然なヤギラ君は存在感があります。 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-12-21 06:13:53) |
109.《ネタバレ》 映画と実際にあった事件とは、かなり違うようなので、 あまりストーリーのことについては言及はしません。 ただ、柳楽優弥をはじめとする子役の子達のリアリティのある演技には、正直脱帽。 お芝居をしているという感じではなく、ただただ夏の日の思い出をビデオカメラに収めたかのような感じ。 それでいて、徐々に荒んでいく感じもしっかり出されていて、素でやってるのと計算でやってる感じのバランスが凄く良く撮れていて、そりゃ主演男優賞獲るわな、と妙に納得してしまった。 映画全体としては、これ狙ってやったんなら、すげー!と思う反面、色々と偶然的に出来た感も否めず、自分ごときでは判断できず、って感じ。 100人見たら100人が違う印象を持つ作品ではないでしょうか。 【バニーボーイ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-11 22:32:27) |
108.《ネタバレ》 ホームレス中学生と同じく、リアリティを追求することにはあまり意味がないテーマ。誰も知らないわけないし、実際には確実にもっと悲惨な事態になるはずだろうが、そっちをリアルに描いちゃうと、下世話なグロ動画になりかねないだけに、物語を成立させるに必要なご都合主義というところか。まぁしょせん映画だからねーというお約束はおいといて、子役達のあまりにも自然な演技に驚愕。一方、YOUの演じた身勝手な母親はあまりにもリアルで薄ら寒い。気まぐれに母親らしさを見せたと思えば、翌日にはロクに罪悪感も感じずに平然と子供を捨てる女になる。子ども達はそんな母親に翻弄され、年長の者からだんだんと希望を持つことを諦めていく。それでも全ての子ども達が、最後まで母を慕い、心のどこかで母親の帰りを信じている。終盤、過酷な生活を強いられる明がつかのま味わった普通の子供の幸せな放課後…その直後、恐れていたどん底へと叩き落とされる非情な展開に涙。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-08-10 17:21:41) |
107.《ネタバレ》 涙を見せない彼らに,何度も泣かされた。子を持つ親として,子どもたちの手を決して離してはいけないと,強く心に思った。 【おおるいこるい】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-18 22:25:08) |
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106.ゆっくりしたテンポで長い映画。 最後まで普通に見れるけど、見てて楽しい映画じゃない。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-07-10 22:33:34) |
105.《ネタバレ》 『誰も知らない』は、登場人物達の絶対的などうしようもなさを残酷なまでにリアルに描ききった作品である。親たちは何の悪気もなく、子供を突き放し、結果的に彼らを疎外する。そのどうしようもなさ。その衝撃。そして、子供たちは何の屈託もなく、親たちを赦し、結果的にそういう社会を自明のものと受け入れる。そのどうしようもなさ。その衝撃。 カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』や『日の名残り』の主人公たちを思い出す。彼らは自らの運命を受け入れ、そこから決して逸脱することがない、限定された世界の住人たちである。彼らの独白は、限定された世界から決して外れない、彼らの世界観の中でこその語り、その絶対的な記憶であるが故に、僕らにある種の違和と共に欠落を想起させた。 それが『誰も知らない』の子供たちにも言える。諦念という言葉では当てはまらない現代的な心情、そのどうしようもない底の浅さと生来的な欠落を感じさせる。 しかし、全く救いのない物語の中に、子供たちの生き生きとした姿を感じてしまう(『空気人形』の人形と同じに)、そこで描かれる救いとは一体何だったのだろう。彼らが否応もなく受け入れた世界。それを自明のものとして引き受ける逞しさとアカルさに現代的な救いと希望を感じてしまう。ある種の恐ろしさをセットにして。。。 【onomichi】さん [DVD(邦画)] 10点(2010-04-03 09:16:44) |
104.もっと陰惨で救いのない描写になるのかと思っていたのですが、意外に地に足の着いた堅実な描写に感心しました。この作品が優れているのは、特定の誰かをスケープゴートにしてしまって終わり、にしていないところです。ネグレクトの発生原理や防止策はそんな単純なものではないし、極端な描写はかえって現実の身の回りの事象を気づかせにくくしてしまう。本質は何よりもまず彼らの素朴な日常生活と向き合うことです。それを分かっているという点において、この作品は一歩抜き出ています。あと、音楽もいい感じですね。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-03-10 00:38:20) |
103.《ネタバレ》 ○観た後で事件のことを調べてみたが、映画とは結構違うようである。そのため、本編の最初に書いてあったように、あくまで大枠を参考に作ったと解釈するのが妥当。○社会は映画であり青春映画でもある。青春そのままの柳楽優弥は非常に良かった。○育児放棄、責任逃避など時代を象徴する言葉が浮き彫りとなっている。そして、これらの子供たちは生きているのだと実感。 【TOSHI】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-02-05 11:03:55) |
102.《ネタバレ》 なぎら君よりも弟君のナチュラルな演技が良かった。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-09-15 14:56:42) |
101.《ネタバレ》 面白かったです。長い間、なんとなく敬遠していた作品だったのですが、今回思い切って見て、本当によかった!と思えました。「実話をもとにしている」とか、「母親がひどい!」とか、そういうことよりも、とにかく子供たちのリアルな描かれ方に心を奪われます。YOUの演じた母親もよかったです。絵の撮り方も、とても丁寧でした。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-09-14 16:53:59) |
100.これが実際の事件を題材にしていたことは後からネットで調べて分かった。話はとても悲しい内容である。自分も一人の息子を持つ親であるがあんなに小さい子供を置き去りにするということが考えられない。親にこれからなる人、あるいはすでに子供がいる人には一度見て欲しい。見ると子供には親が必要であり、自分には育てる責任があるということを感じることができると思う。 【MS】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-05-06 19:18:52) |
99.ドキュメントタッチの悲しさ漂う佳作。悲惨で腹立たしい実話とのギャップにとまどいも 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-04-29 08:26:39) |
98.柳楽優弥の演技は光っていたが、韓英恵のピュアさも良かった。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-04-08 00:14:16) |
97.《ネタバレ》 大抵の重い映画に対して、自分は免疫が付いていると思っていたのだが・・・・本作は重すぎる。鑑賞に耐えられなくなり、観るのを途中で止めようかとまで思った初めての映画。子供たちの無垢な演技に胸が潰れそうになった。 ここまで後を引いた映画は初めてだし、今後も出会いそうに無い。点数を付けること自体ためらうような映画だが、ここまで心を揺さぶられたこと、悲しい気持ちにさせられた映画は今まで無かったので、10点献上。 【おーる】さん [DVD(邦画)] 10点(2009-01-17 11:50:17) |