467.《ネタバレ》 この作品は難しい。すでに連載中の原作を読んでいたせいで予備知識を持ちすぎていました。まんがでの独特の表現にも慣れていたため絵柄が清潔すぎてうまく自分に噛み合いません。「ラピュタ」や「カリオストロ」と比較すると、動画枚数が明らかに少なく、不満でした。原作のほうも、物語のテーマと演出法に齟齬が生まれている気がしていまひとつです。ナウシカにとって「正しい」ものと「美しい」ものは同義です。でも 美しいものは、本当に倫理的に正しいといえるでしょうか?宮崎氏の考え方に疑問を感じた最初の作品です。 【みみ】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-01-10 01:35:28) (良:1票) |
466.この作品を初めて観たとき、とても印象に残ったのは音楽でした。これが製作された頃はまだアニメは「子供のもの」あるいは「オタクのもの」といったイメージが強かった気がします。そうした雰囲気は当時のアニメでは音楽の雰囲気にもよく現れていたように思うんですが、この作品のタイトル曲の落ち着いた大人っぽい響きは当時としては「おっ」と思うものでした。『未来少年コナン』のテレビ版と劇場版は音楽が違うのですが、これを見比べると映像作品における音楽がどれほど重要か分かります。宮崎駿作品について詳しくはないですが、おそらく『風の谷のナウシカ』は宮崎監督が良き作曲家(久石譲)と出会えた記念すべき作品なのでは。本作は、赤い服に着替えたはずのナウシカがいつの間に青い服に戻ったのか、それを知るために3回見ました(笑) もう、それ以上は見なくていいって感じですが、音楽によってアニメのレベルが小馬鹿にされないものになった作品だと感じています。 【だみお】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2010-01-09 04:26:24) |
465.ジブリ作品の中でも特に好きな映画の一つです。 ただ、恥ずかしながらオームのような生き物が生理的に受け付けないのでそこがつらいです。成虫ならいいんですけど・・・ 【シトロエン】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-01-08 13:16:17) |
464.雰囲気のある映画。 メッセージ性は強いけれどそれほど引き込まれず、期待したほどは面白くなかったです。 音楽はすばらしい。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-01-06 03:29:26) |
463.メッセージ性(映画でも音楽でもこれが強いと逆に反応しにくい場合があります)や宗教色(清く正しいナウシカがメシアだもんね)は苦手ですが、執拗なまでに作りこまれた世界観とメーヴェを操るナウシカの爽快な飛びっぷりは魅力。王蟲(オーム)はこわくないけど巨神兵はすごくグロテスクで、一度しか見れてないのはアレのせい。子供たちの「姫ねえさま」って呼び方は、ちょっとこそばゆいです。 【レイン】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-01-03 10:35:03) |
462.《ネタバレ》 ストーリーが深い。子供のときに見た印象(オームが怖い)→大人になって見た印象(色んなメッセージ)とまったく違った。あの世界観を生み出す宮崎監督に脱帽。 【zack】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-03 10:42:27) |
461.《ネタバレ》 環境問題云々よりもむしろ人間同士で争うことが如何に愚かな事か、ということをこの作品から感じ取りました。他の映画(宮崎アニメのことではない)でも訴えられていることなので以前からわかっていたつもりだったのですが、人間同士・国家同士の争いというのは、相手を必要以上に恐れることにより自己をより強固に防衛することから始まるものだということを改めて思い知らされました。ナウシカの「あなたは何をおびえているの?」や、クシャナの「巨大な力を他国が持つ恐怖ゆえに・・・」というセリフは実によく的を得た表現だと思います。 ところで、本作がアニメという媒体をとった以上、子供にとってわかりやすい内容であることは絶対条件だと思うのですが、この映画ははたして本当に子供にとって理解できる内容なのか・・・大いに疑問です。まず、映画の中の三国間の情勢をちゃんと理解して観てた子供がどれだけいるでしょうか。また“王蟲”なんていう言葉、当時映画館で観た人の中で、音声だけでその言葉を理解できた人がどれだけいたでしょうか。私なんかDVDの字幕を見てやっとスムーズに物語に入り込めたくらいですから。“腐海”もまた然りです。だって、パソコンでその言葉を変換しようとしても変換リストに出てこないですよね。そんなパソコンでさえ出てこない言葉がアニメで使われているというのは非常に摩訶不思議なことです。 そういった言葉の使い方とは対照に、序盤にジルが殺されるとき突然他国の軍隊が押し寄せてきてどえらい高圧的な態度で住民をねじ伏せるくだりなんか、子供心に見れば歯ぎしりもののシーンなのかもしれませんが、あんなこと絶対にありえないわけですよ。それに、最後の方で巨神兵が出てくるシーンもあれだけ期待させておいてほんのちょっとで崩れ落ちちゃうし。そもそも、あの巨神兵には理性があるわけでもないのに、蘇らせて自分の言うことを聞かせようと考えているところもかなり馬鹿げています(「蘇らせてくれてありがとう御主人様」だなんて、言ってくれるとでも思っているのか・・・?)。このように、言葉の使い方とは対照してストーリーにかなり幼稚な場面があったことを考えるとこの映画はかなりチグハグな印象を受けるのです。 それにしても、あの子供が唄ってる歌はヤケに怖かったんですけど・・・。ホラー映画に出てくる歌みたいでした。キモチワルゥ~。 【もっつぁれら】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-11-14 20:40:49) |
460.宮崎アニメのオリジナル劇場長編の第一作にして最高傑作と位置づけている。扱っているテーマはもの凄く巨大だが、設定・ストーリー・キャラクターといった映画の構成要素を緻密に絡ませ、納得のできるエンディングまで描ききる力技は、宮崎監督の当時の制作に対する熱意と意欲を如実に物語る。おおばばさまの「その者、青き衣を纏いて金色の野に…」というシーンでは大泣きした。興行的には「魔女の宅急便」を境に宮崎アニメはブレークすることになるが、作品的には「カリオストロ」から「ナウシカ」「ラピュタ」「トトロ」までが抜けていると思う。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-06-25 09:45:35) (良:3票) |
459.《ネタバレ》 「蟲がかわいそう!」な一方、人間虐殺したりするナウシカのエゴを含めて、いろんな矛盾を抱えているのは事実ですよねぇ。自然保護の立場から言うとメーヴェは白、ガンシップは灰色、トルメキアやペジテの船は黒、ってコト? どこで線引きすんの、と。アスベルは大量虐殺者だけど、最後まで肯定的な描かれ方になっちゃってますし。それでもこの映画、作りは見事です。その飛翔感、美しい美術、民族音楽を盛り込んだサウンド等々(物語の構成は後半になってバタつきますが)。でも、ああ良かった、自然はやっぱり大事だね、で終わってしまうと、それはそれで問題なんじゃないかなぁ、と思う私なのでした。作品と監督と見てる自分自身のエゴに向き合ってナンボ。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-06-25 02:17:09) |
【アフロ】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-06-18 22:21:06) |
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457.《ネタバレ》 好きなんですが、原作を読んでしまうと、アニメ版のボリュームがやや残念です。いや、好きなんですよ、ナウシカもユパ様もクシャナのクロトワも。でも巨神兵とか蟲使いとかが原作通りに動くところも観たいじゃないですか。 【キノコ頭】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-30 14:20:32) |
456.初見時は年齢のせいもあり、作品の内容よりも世界観・登場するメカ・人物に魅力を感じましたが、大人になってからはその深いテーマ性も理解できるようになり、さらに好きになりました。何度観ても飽きません。 【カロ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-05-29 18:09:08) |
455.《ネタバレ》 宮崎アニメは「カリシロ」「ラピュタ」「トトロ」と見て感激しながらついに伝説のこれにたどりつく。が・・・ファンの方には申し訳ないがさっぱり良さがわからなかった。期待し過ぎたのかもしれないが少なくとも自分の感性にはまったく合わなかった。大昔に1回見たきりなので記憶も曖昧だが、まずナウシカがあまりにいい子過ぎてイライラした事、あとあの虫が気持悪くて正視出来なかった事、この2点がかなり悪い印象として残っている。私の中で宮崎駿が終わった瞬間でもあった。この後も宮崎アニメはそれなりに見ているが、かなり懐疑的な目線で見るようになってしまい、もう先の3作ほどの感動を味わう事はなかった。世間で圧倒的評価を得ている本作を理解不能だった自分自身がうらめしい・・・ 【チョッパー】さん [地上波(邦画)] 1点(2009-05-11 11:50:23) |
454.宮崎アニメの傑作。森のシーンやオームの動きには、やはり他の才能にはない非凡なものを感じる。名作だがあの「ランランランララランランラン♪」の曲で、何か心にズッシリ重い物を感じていまい、子供心に遠ざかっていた作品でもあった覚えがある。最近見返して思ったけど、意外と巨神兵の登場があっさりしてるね。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-18 01:15:25) |
453.《ネタバレ》 何度か観てるけど、世間の高評価とあわせ、なんともおいてけぼり感の強い作品です。一応面白いことは面白いんですが、肝心?のメッセージが今ひとつ伝わってこないというか、胸に響かないというか。しかも「メッセージ性の強い作品なんだろうな」いうことは感じるので厄介です。筋も大体は解るんですが、オババの語る伝説に合わせてナウシカが生き返る?とこが…本当に生き返ったのか、伝説をナウシカに重ねて幻想を見せてるだけなのかがよく解んなくって、ラストで感動より、思いっきり置いてけぼりでした。あと、ナウシカの幼少期のトラウマの場面もわかり難くて。初見の時すでに世評が固まってたので、期待しすぎたのもあったんでしょうが・・・。なんとなく、私にとっては、深遠なテーマを入れた感動物であるより、小国のお姫様が大国の侵略に立ち向かう活劇だけの、もっと単純な作品だった方が良かったように思えました。 【あっかっか】さん [地上波(邦画)] 5点(2009-03-23 13:23:22) |
452.もう言うことはないですね。ここまで大人を夢中にさせるアニメも凄い。この時代の宮崎駿はちょっと凄い。 【noji】さん [地上波(邦画)] 10点(2009-03-22 12:16:49) |
451.《ネタバレ》 ナウシカの凛とした声が印象的。あのあとペジテやトルメキア、風の谷はどうなったのか。考えたいような考えたくないような気がします。私はポッドに乗ったペジテの人をナウシカが止めようとするシーンが好きです。ナウシカはとにかく凄いヒロインです。あの壮大な原作をここまでにまとめるために宮崎さんは涙をのんでいろんなシーンを削ったんだろうな。ふと思ったんだけど、結構昔の作品であるわけだけど宮崎さんはもう環境問題を糾弾しているんですね。 【CEDF】さん [地上波(邦画)] 9点(2009-03-14 21:33:39) |
450.ときどきテレビで放送されてるが、毎回感動できるそんないい映画です! 【ラスウェル】さん [地上波(吹替)] 10点(2009-03-06 23:13:14) |
449.《ネタバレ》 私は中年だが宮崎アニメに興味があるわけではなかったのでこれまでずっと未見だった。評判だけは嫌でも耳に入っていたが。近年人に引きずられるように「千と千尋」「ハウル」を見て、あまりのひどさに愕然として「宮崎神話って、一体なんなんだ?」と憤りすら感じるようになった。「ラピュタ」は二度ほどテレビで見たが、ここでの高評価に唖然とするほどに「普通の」アニメにしか見えない……。 が、そもそもの原点としてのこの「ナウシカ」だけは、きっと凄いんだろうこれだけは別格なんだろうとずっと思い続けてきた。 そしてついに、初めて「ナウシカ」を見た……。 うん、最後まできちんと見られる。「ハウル」などとは全く違う。面白い。 でも……それだけ。この作品の何がどう心に残るんだ? 心をえぐり取られるような場面など、どこにもなかった。これならいわゆる昔の名作映画(「生きる」とか「街の灯」のような)の方が、数千倍も上だろう。 期待が大きすぎたのかもしれないが、正直「ごくごく普通の映画」としか言いようがない。 【空耳】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-02-17 15:44:18) (良:1票) |
448.今見ても色褪せない、とても20年以上前のアニメとは思えないキャラクター、背景設定に感服。宮崎アニメの中でも最高傑作の一つです。テレビで放映があるとたとえ途中からでも必ず最後まで見てしまう、何度見ても飽きない素晴らしい作品ですね。原作をまだ読んでないので、是非読まなくては… 【鉄仮面】さん [地上波(邦画)] 9点(2009-01-27 23:20:27) |