193.《ネタバレ》 少々みなさんの高評価に驚いています。結末に向けて張り巡らされたものがあるわけでなく、登場人物それぞれに意味があるわけでもないストーリーに驚きも無く見終わりました。お金を盗む心理的な葛藤や動機も弱く個人的にはそれほど面白いとも思えません。ただ、この映画が60年に作られたと言う部分を考えれば名作と呼ばれるのもわかるような気もします。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-18 15:44:43) |
192.《ネタバレ》 何度観ても素晴らしい。声帯模写やら影やら矛盾を突付けばきりがないが、それを補ってあまりある緊迫感と今観ても全然古臭くない映像美。無理矢理な続編やリメイクの限界を改めて感じさせられた映画。そんなに美人じゃないジャネット・リーがあの有名なシーンでは絶世の美女に見えてくる不思議さ。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-09-20 01:12:21) |
191.《ネタバレ》 初めてヒッチコックの映画を見ました。シュールで淡々としてるけど、スタイリッシュな部分を感じました。好みな雰囲気です。シャワーヘッドのアップ、排水溝のアップ、眼球のアップなど、執拗なアップ画面が何とも言えない怖さをかき立てています。トリックは途中で気が付いてしまったけど、全体を通して面白かったです。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-05-13 00:05:33) |
190.《ネタバレ》 おお、よく考えたらこのオリジナルをレビューしてなかったな。最初に観た時はまだ子供で、シャワーのシーンなんか思いっきりびびりました。でも、子供過ぎて、オチがよく解らなかったんですよね。え、だって他に誰もいないとこで、お母さんと対話してたり、死体見つけてショック受けてたりしたじゃん。とか言って、どうも「1人になっても自作自演する精神異常(多重人格)」が理解できなかったのです。かなりしつこく両親に質問してたと思います。せめてここが理解できるようになってから観るべきでした。なんで、元祖サイコ系どんでん返しは全く堪能できなかったのですが、優れた作品であることは確か。その後何度か観ましたが、実に計算された作りだし、なんといってもホプキンスのノーマン・ベイツは映画史に残るキャラクターでしょう。キンキンキンってあの効果音も抜群です。そうそう、私はあの「丸ごとコピーラジー賞受賞リメイク」に、本作に対する怒涛のような愛を感じて(笑)好感をもったものです。ここを含め各映画サイトのレビューを覗くと、本作を観ないでリメイクを観た人たちが割とリメイクを高く評価してることが判ります。本オリジナルが今の時代でも充分通用する証拠ですね。 【あっかっか】さん [地上波(字幕)] 8点(2009-05-12 16:10:11) |
189.《ネタバレ》 前半で横領金をめぐる逃走劇かと思いきや後半は緊迫したサスペンス。 この当時で映画の前半に主演女優が死ぬと言うのは珍しかったんじゃないでしょうか。 殺人のシーンは今見ても生々しい。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-14 14:03:36) |
188.サイコスリラーというジャンルからして違うのですが、いつものように主人公が少しずる追い詰められていく感じがないですね。殺害シーンは気持ち悪くなるほどでなくてホッとしました。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 5点(2009-01-16 23:44:53) |
187.数多くの映画をみた今となってはあのラストにもそんなに驚くことはないが、それでも7点はあげたい。 【ボクマン】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-05 01:57:25) |
186.《ネタバレ》 何度も見ているので有名なシャワーのシーンのタイミングも、ラストのオチも、全て知っている。しかし、何度観ても丘の上に立つベイツの家の佇まいがゾッとするほど不気味です。この家を丘の下から捉えるシーンが何度も出てくるが、この家にはヒッチコックの相当なこだわりが感じられます。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-12-18 21:19:12) (良:1票) |
185.緊張感を持続させる演出は見事。サイコホラーの先駆けだけあって今見ても十分楽しめます。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-24 21:40:43) |
184.あまりにも怖くて、観終わったときは、体がぶるぶると震えたし、夜中は悪夢をみたし、この映画を観たショックで、トラウマを持ち、いまだに社会復帰ができない、ということは、もちろん冗談だけれども、率直に怖いか怖くないかと他人から聞かれれば、私は怖くない、といつも答えることにしている。昔の映画のわりには、こわい、という言い方もしたくない。昔と今を比較して、昔の映画に、意味不明のハンディなんて与えたくないのです。有名なあのシャワーの惨殺シーンは、お世辞でも怖いとは言えない。あれは、こわい、のではなくて、巧いと言うべきでしょう。 ぶっちゃけた話をさせていただくと、ヒッチコックの作品の「怖い」というのは、その知的さに裏打ちされたものであり、ゆえに、映画ファンは最大限の賛辞の意味をこめて、「こわい」と褒めるのである。ようするに、さほど笑えない喜劇に、「お腹が痛いくらいに笑いました」と賛辞をおくるチャップリン映画と共通したものがある。しかし、ヒッチコックがこの分野において、パイオニアであることは間違いないので、私はそのことについてはいつも敬意を惜しみません。しかし友達からすごく怖い映画を教えて、と聞かれたときに、ヒッチコックのサイコだ、とは口が裂けても言いません。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 1点(2008-10-14 20:03:45) |
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183.もうこれは古典中の古典。もちろん観る度に衝撃度は弱まっていくが映画的興味は深まってゆく一方。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-09-15 13:38:10) (良:3票) |
182.ヒッチコック作品にしては無駄が多いように感じられました。ある人物や物事が登場しても、結末に関係のないことがあるので、その点では不満です。観ている者を惑わすという点では成功なのかもしれませんが、贅肉の多い映画となってしまいました。有名なシャワーシーンは、我が家の小さい画面のテレビでは、緊迫感が半減してしまいました。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-30 17:50:34) |
181.《ネタバレ》 恐怖を120パーセント堪能するため,深夜12時からのひとりレイトショーを敢行した。オープニングの音楽だけで,不安と緊張が高まってきた。そしてサクッ,サクッと振り下ろされるナイフ。ブスリ,でもグサリ,でもないあの斬りつけ方が,犯人の異常な心理を表しているようで,背筋が凍る思いがした。最後にひょろりとしたノーマンが女装して現れたとき,彼の姿が間抜けに見えるどころか,あんなにも恐ろしい存在に見えることに,この映画のすさまじさを思い知った。極上の恐怖を味わえて大満足だったが,その後絶対怖い夢を見るのが目に見えていたので,リトル・ショップ・オブ・ホラーズを見て,自分を励まして眠りについた。 【さそりタイガー】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-06-19 23:47:03) (笑:1票) |
180.《ネタバレ》 この映画のおかげで、これ以降ノーマンの呪縛から逃れることが出来なかったA・パーキンス。でもサイコといえばA・パーキンスといわれるほど戦慄な役柄だった。それだけでも大いにこの映画に対し貢献していると思う。晩年は自ら監督もしてるので、良い意味で吹っ切れたのかもしれない。J・リーもこの作品でスクリーミングクイーンの称号を得、で娘もそれを受け継いでいるのもまた面白い。現在ではありふれた内容かもしれないが、50年も前にこんな映画を撮っちゃうヒッチコックはやっぱ天才だ。 【キャラハン】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-14 17:36:12) |
179.《ネタバレ》 ヒッチコック劇場で観たんだと思うんだけど、最初か最後に作品についてヒッチコックの説明が小気味よくて救われるんですよね。 【成田とうこ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-08 19:18:47) |
178.モノクロ映像や不協和音を使った音楽は恐怖心を増幅させてていいですね。当時としては凄かったのもうなずける。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-04-03 22:54:04) |
177.う~ん、当時としては凄い良い映画だったんでしょう。それは頷ける。 でも今としてはそれほど良いとは思われない。 【norainu】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-05 13:45:54) |
176.《ネタバレ》 マリオンの横領から始まり幽霊屋敷の真相に至るまでの話の広がり具合や展開、構成は素晴らしいとしか言えません。前半は観客の意識をマリオンの視点に持っていき彼女の気持ちになって4万ドルを持って逃走するスリルを味あわせ、彼女の突然の死後からはその事件の謎解きや幽霊屋敷の真相に意識を集中させる。モノクロの画面や音楽の効果で恐怖感を増大させ、楽しみを種明かしのみにとどめずノーマン・ベイツの異常性を見せることによって彼の今までの人生や行動を観る人に想像させ、さらにそこで怖さやおどろおどろしさを感じさせる。全てが計算し尽くされているような映画で、その凄さに愕然としました。この作品を予備知識一切なしで観ることができた自分の無知さと運の良さに感謝します。 【ちゃじじ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-02-21 19:54:47) |
175.これもやはり当時としてはすごいストーリーだったのだろうと想像。 だれでもどこか狂ったところがある。 まったくその通りかもしれない。 怖いというより不安にさせられる映画。 |
174.《ネタバレ》 すごくハラハラしちゃったわー。 昔見たことあるのに。 ホホ。 これって話の意外性とかオチの斬新さとか、そういうので売ってる映画じゃないと思うのよね、アタシ。 特に精神異常を扱った映画が氾濫してる今では、そこまで目新しい感じもしないだろうし。 でもね、内容がわかってても思わずドキドキさせられちゃう、それがスゴイと思うの。 ヒッチコックって人は人間の心理ってものをよく知ってたんだろうなあって思うわ、アタシ。 こんなに思い通りに観客の心理を手のひらで転がせる監督さんが今はたしてどれだけいるかしら? 人間の心理ってものに鋭い感覚と強い興味を持ってた彼だったからこそ、こんな昔にすでに二重人格なんていう精神の異常を題材に扱った作品を作れたんじゃないかしら。 それに彼は観客の目線てものをよく知ってたんだと思うわ。 たとえば「4万ドルはどうなったの!?」って思ってると、必ずあの新聞紙にくるんだお金を映してくれるの。 まるで自分があの部屋にいて、実際に自分の目で見てるみたいに。 だからこそ余計に映画の中の世界にのめりこんじゃって、結果としてさらにドキドキさせられちゃうんじゃないかしら。 あとアタシ、ヒッチコックってきっとすごく怖がりだったんじゃないかなあと思って。 だってけっこう日常的な短いシーンひとつとってもドキドキさせるじゃない? 監督自身がすごく怖がりだから、見てる人にとって日常の中のなにが怖いかってのが手に取るようにわかるんじゃないかしら。 もちろんそれがわかっただけじゃダメで、それを映像化する技術も必要なわけだけど、ヒッチコックはその技術と恐怖に対するセンスとをバランスよく持ってたのかなあ、と生意気にも考えてみたりして。 でも…どうでもいいわね、そんなこと。 とにかくハラハラドキドキさせられたわ。 それで十分ね。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 8点(2008-01-22 18:53:18) (良:1票) |