108.《ネタバレ》 物語の中盤辺りで2作目のエンディングを持ってくる所は評価したい。単純に時系列で物語を進めるのではなく、2作目のエンディングに至るまでの空白の時間を埋めたのは丁寧に作られている感じがして好感が持てる。しかしながら、やはり1作目と2作目を観ていない人にとっては全く意味の分からないドタバタ劇であろう。エンディングは3部作という大作の結末としてはお粗末な感は否めない。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-11-10 00:14:13) |
107.2作目は酷かったので、3作目は期待してませんでしたが、なかなか良くできてると思いました。 この作品全編通して、『リアリティ』を追究している点が見る者を引きつけるのでしょう。 ヒロイン役に変に美人を持ってこない辺りにそれを感じます。 アクションシーンそのものは編集でかなり誤魔化してるようなフシもありますが、それよりもボーンの持つ知能・判断力を視覚化し、アクションにまで高めている点が評価できます。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-06 00:11:09) |
106.前作の手ぶれ、カット割に辟易し、怒りすら感じたのですが、今作はいいですね、前ほどひどくなかったと思います。 これは面白いです、特に駅のシーンの緊張感と流れのよさね、いちばん盛り上がったなぁ。相変わらずカーアクションも見ごたえありました。 ジェイソン・ボーンシリーズのいいところは爆破シーンやバタバタと人が死ぬ撃ち合いがないのがいい、からだに叩き込まれた知識と技術、能力が武器っていうのがいいです、どことなく憂い、情感のあるインテリジェンスなアクション映画。確かマットがインタビューでこの役を選んだ理由に同じようなことを言っていたと思う。 そしていつもラストがなかなか粋なのね、1作目のオープニングを思い出させるラスト、わかっちゃいるけどやっぱり「ニヤっ」としてしまいました。エンディングの曲もかなり好きです。 そうそうマリーはジェイソンに髪を染めてもらってカットもしてもらったのに、ニッキーはどっちも自分でしてました、なんだかいちばん切なかったシーンです(^_^.) スコット・グレンの影が薄かったのがちょと残念です 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-09-30 13:49:26) (良:1票) |
105.敵対する組織の裏をかく機知と行動力、アクションシーンの見づらいカット割り、といったところは前作までと何も変わらず。主人公の過去も「あっ、そう」っていうくらいでした。なので、少し飽きた感じです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-16 00:18:50) (良:1票) |
104.前作、前々作は未見なのも作用してか、カーアクションだったり、カンフーアクションだったりとりあえずメチャクチャやってるわ。という印象。全編見てる人たちは満足だったのかもしれないが、この映画単体で評価するなら、とてもまた見たいとは思わない。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-15 02:03:23) |
103.すごいです、コレ。カーアクションとか、全体像が全然わからなくて、何がどーなってるのかも判らないけど、ただスゴイってことだけはわかりました。こういった映画に内容のいこと言っちゃダメー。 【さら】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-10 13:48:41) |
102.畳み掛けるテンポと音楽、24H以降と思えるこのノン・ストップ・アクションの集大成に思えた。 でもこの歳ではなかなか付いて行けない。3部作では最高作品と思える。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-09-08 19:30:28) |
101.《ネタバレ》 観客を飽きさせないよう派手なアクションをやればやるほど「んなアホな」のスパイラルに陥る作品が多い中、本作は見せ場の連続なのにバカっぽくなく、そこにリアリティを感じさせる作りとなっています。特に素晴らしいのがロンドン駅での追っかけで、追っ手の配置や視界を先読みしながら対象を的確にナビゲートする様はあまり見たことのない珍しい見せ場。ボーンはただの強い殺し屋ではなく、状況判断やとっさの決断力にも長けた人間であることをちゃんと画で見せてきているのです。「陰謀のセオリー」「ロング・キス・グッドナイト」等、記憶を失った政府の殺し屋映画はいくつもあり、ボーンシリーズもネタ的にはありふれた作品なのですが、そんな中で新しさを発揮しているのは、世界を股にかけるエージェントに必要であろう知性を描いているためでしょう。目の前の危機を腕っぷしで乗り切るかつての主人公達とは違い、二手先三手先を読んで行動し、衝突はなるべく避けるという「当たり前」のことをきっちりやっているのです。またボーンが相手とするCIAも同様で、きちんとした官僚機構として描かれているので、悪役としての存在感を発揮しています。「CIAは巨大な官僚組織である」のは当たり前なのですが、これまでのアクション映画は見事なまでにこのおいしい部分をスルーし、その結果ボスと手下数人が勝手に暴走して主人公に倒されるという、何ともこじんまりとした組織となり下がっていました。そこにきて本シリーズは、個人の通話でも自由に盗聴できるハイテク機器を操り、世界中即座にエージェントを送りこむ豊かなネットワークを持ち、警察機構に指示を出すこともできる強大な権限を持った組織として描いています。そこに従事する人々も魅力的で、その切れる頭で出世したと思われるパメラ、現場の叩きあげで汚れ仕事をしているうちに感情も麻痺してしまったアボット、組織のためなら何でもやってしまう出世の鬼ヴォーゼンら、「官僚組織にいそうな人々」の熱いやりとりも見ごたえ十分です。賛否の分かれる細切れアクションについてですが、画面も話も「リアルに見えること」を意識した本作においては、その必要性があったように思います。アクションの中にリアリティを感じさせたい場合、「仮に現場に居合わせればこのように見えるだろう」という雰囲気を作り出せる手ぶれ映像や細切れの編集は、やはり威力を発揮しているのです。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-08-26 02:26:24) (良:4票) |
100.最後?なのか前作品からの流れはまとまっていて楽しめた。しかしながら大作の割にはこの程度の話だっがのか、と拍子抜けした。 手振れのような映像は全くなじめません。 【Jane.Y】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-23 07:29:57) |
99.《ネタバレ》 スピード感のあるアクション健在で非常に楽しめるのですが、3部作まで作ったわりには、背景や黒幕や誕生なんかがあっさりし過ぎて、「あ、それだけ」って感じでした。もうひと工夫あればもっと歴史に残る作品になったのに… 【TINTIN】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-22 01:25:38) |
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98.《ネタバレ》 手に汗握る映画です。3部作の中で一番ドキドキする映画。「国民のため」ではなく「一部の権力者のため」にボーンは生み出された。国民の安全を守るという純粋な気持ちを利用したのは・・・ 【蝉丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-13 09:09:51) |
97.《ネタバレ》 結局最後まで物語に入り込めないままシリーズを観終えてしまいました。 ボーンに対する期待のハードルが上がりすぎて新鮮な驚きはありませんでした。「まぁこいつならこれくらいできるよな」程度。このシリーズに足りないのはボーンを脅かすほどの敵の存在じゃないでしょうか。もはや「一人オーシャンズ状態」で、こっちに心配させてくれない分ハラハラできませんでした。 良かったのはモロッコでの殺し屋との格闘かな。息遣いがまさに殺し合いな感じで緊張感がありました。カーチェイスは飽きました。三部作通して結局カーチェイスかい!ってツッコミたかった。 |
96.結局普通のアクション映画でした。 3作とも飽きずには見れましたが。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(吹替)] 5点(2008-07-14 00:01:31) |
95.完結編、第3作もちゃんと緊張感保って、クールな仕上げになっている。ボーン誕生から結末に至るエピソードにもう少しサプライズがあっても良かったとは思うけど。ちゃんとヨーロッパの美しい映像もサービスされているし良くできている。ただの速歩きでドキドキさせるのは見事。ラストの決して美人でないニッキーの薄笑いはもうしびれるし、水中のボーン続くカーンカーンという金属音、動き出すボーン、カッコいい。おまけにエンドクレジットの音楽までかカッコいいから感激。本シリーズはまさしく、It`s so cool!の出来映え。世界の風景も見せてもらったし、ボーンシリーズ3作は自分のお気に入りになった。加えるとマットデイモンの大ファンになった。ボーンシリーズの総評価は限りなく10点に近い9点に値する。 【タッチッチ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-07-07 11:57:14) |
94.民家の窓から窓へ飛び移りながら移動するシーンは、なかなかおもしろいアイデアでした。 【かねたたき】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-07-05 18:29:57) |
93.文句なしの10点満点。ほとんどの人が前作の「スプレマシー」を超えたと判断するだろう。(私は前作のほうが好みだったが)まさに徹頭徹尾抜かりのない作品に仕上がっている。特にボーンシリーズファンにはたまらなく楽しめる映画だ。「アルティメイタム」はそういう意味でも前2作を観てからの観賞をお勧めする。 ―――グリーングラス監督の卓越した演出力は健在で、畳み掛ける映像と音で観客の目を引きつけ離さずグイグイと映画に引き込む。これがとても手馴れなのは、ひとえに映画の質を支えるカメラマンと編集マンが前作の「スプレマシー」から変わっていないのも上げられるだろう。音楽のジョンパウエルも続投しているのでシリーズとしての一貫性があり安心して楽しめる。そしてジェイソンボーンの頭脳プレイは本作の見所であるが、これがとてもよく練られボーンの非凡さを遺憾無く発揮している。様々な小道具や美術セット等を応用した攻防はドラマを大いに盛り上げ、アクションシーンは見せたいショットが明確になり、それを軸に素早くカッティングされ前作よりも成熟されている。カメラの高速ズームイン/アウトの使い方も上手く、シーンのテンポが上がり良いスパイスになっているのも見逃せない。特筆はグリーングラス監督のお家芸でもある、カメラと役者の間に遮蔽物を入れ、被写体を大きく遮ってしまう映像だ。乱暴に見えるこの演出が、独自の臨場感を生んでいるのは明白だ。恒例となったカーチェイスは既存に捕われないまたひとつの新しいスタイルを確立している。ぜひ大画面大音響の劇場で確認してほしい。「アルティメイタム」は前作の良さを踏襲しつつ、さらにアクション性とドラマ性を見事に昇華させ、素晴らしくクオリティの高い作品に仕上がっている。これは映画館で見て損なしの映画だ。 【クロちゃん】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-07-03 19:54:04) |
92.《ネタバレ》 「1」も面白かったし「2」はさらに楽しめたので「3」への期待はそこそこに膨らんでいたのですが、大枠では期待は裏切られませんでした。とくにボーンは常に姿を現さず(見せず)に、しかし全てを見ているという、世界各国の背景を活かしながらのロングショットがこの「3」でも健在で(駅のシーン)見ている間にも期待値はどんどん上がってゆく。シリーズ通して多用される「何かを見る目を一瞬映しすぐあとに見られるターゲットなり次の行動なりを映すという短いカットの応酬もキマリまくり。ただ、カーアクションや格闘シーンの短いカットの応酬と揺れる画像もまた「2」よりも数段パワーアップしており、これはちょっとやり過ぎに感じた。ぶっちゃけ怒涛のアクションシーンなのに見てる途中から飽きてきた始末。それでもそんなマイナスを吹っ飛ばしてくれたのがエンディングのかっこよさ。海に浮かぶ体の影。テレビで伝えられる行方不明。それを聞いて笑顔になる女の顔。そして浮かぶ影が・・。もうわかってるんです。どうなるかは。わかりきったシーンをじっと待ってるこちらをじゅうぶんにじらせてそのシーンに持っていくその長すぎず短すぎない完璧な間の使い方が最高。拍手しそうになりました。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-07-03 13:07:07) |
91.一室にこもりながら、世界中どこの街角の映像でもリアルタイムに視聴でき、世界中どこの固定電話・携帯電話も即座に盗聴でき、世界中どこにでも5分で殺人部隊を派遣することができる、高度なITと組織力を誇るCIAは、隣のビルの空き室から幹部の部屋の様子が丸見えで、極秘事項をわざわざ証拠に残る書類にていねいに印字して保管している。携帯一本の指令で殺人を命じられた対象をどんな危険をもかえりみずに追跡する殺人マシーンの人たちは、「なんで俺がこんなことやんなくちゃいけないんだよ?! かったるいなあ!」とは思わないのだろうか。洗脳されているのか。という突っ込みはべつとして、アクションシーン満載で、緊迫感があり、非常に楽しめる映画になっている。高度な組織力をもったCIAに単独で対決し相手の裏をかきまくる、手際のよいジェイソンの動きはかっこ良い。コマ割りが細かく、人を正面から捉えずのぞきこむようなカメラワークは、ちょっと疲れるけど。 【エンボ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-15 00:59:52) (笑:1票) |
90.《ネタバレ》 アイデンティティ、スプレマシーと、独特の世界で魅せてくれてきたボーンシリーズ。もしかしたら、これがラストとなるかもしれないとあって封切り早々に見たが、期待が高かっただけに、やや欲求不満が残ってしまった。 最大の問題点は、何より、ボーンがデブってしまってたこと。もっとも恐れていたことが起こってしまった。これは単純なことだが、非常に重要なことである。この一事をもってして、本シリーズで貫かれるはずの緊張感が欠け、一気にレベルダウンを招いてしまっている。ジェイソン・ボーンは、戦闘能力においては完璧でなければならない。もちろん、強敵相手には苦闘するときもあるが、それは相手も完璧に近いからで、そんな極限レベルにおける究極の闘いを、いかに頭脳と肉体を駆使して切り抜けていくかが本シリーズの醍醐味であり、中核のはずだ。 ところが、主人公がデブになっていては、もう、その時点で張り詰められるはずの緊張にダレが生じる。それは本作のような作品にとっては致命的で、ストーリーや演出をどんなに頑張っても挽回不可能の陥穽となってしまう。1や2で見られた、まだ幼ささえ残しているぜい肉のない、マシーンのようなボーンが消滅したことで、私のなかでは少なく見積もっても2点減点せざるを得なかった。 カメラもよくなかった。「スプレマシー」での手法に味をしめたか、ハンドカメラで狭い範囲を激しい動きのなかで撮る方法がエスカレートしており、もはや迫力と臨場感というより、アクションシーンはわけのわからない画面と化し、私には“やりすぎ”に感じられた。 もう一つ残念だったのは、今回はボーンの内面に「傷」がなかったことである。ボーンシリーズの魅力は、主人公が完璧な能力を持ち合わせていながら、癒しようのない心の「傷」も抱えているというアンバランス性にあった。人間になれない妖怪人間ベム、良心回路が不完全なキカイダーのように、完璧でありながら不完全という宿命的な立ち位置こそ、見る者をボーンに惹きつけてやまないものだったのだ。陳腐な正義感で闘うボーンなんか見たくない。 といったことで、必ずしも納得!とはいかないものの、あるレベルには十分達していると思われ、7点也です。 【delft-Q】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-06-05 11:37:16) (良:2票) |
89.《ネタバレ》 すごい映画だ。これほど、映画館で観て良かったと思うことは滅多に無い。モスクワそしてロンドンを舞台にした出だしから怒涛の展開で度肝を抜かれる。ケータイで素人に細かく動きの指示を出しながら、そいつを狙う邪魔者を次々と片付けるボーン。プロ集団であるCIAをいとも簡単に煙に巻くボーン。空前絶後にクールでスタイリッシュ!緊迫感を盛り上げる音楽の使い方も秀逸だ。こういう臨場感の必要なシーンはやっぱり手振れカメラ撮影に限ります。この時点で、大音量の映画館なのをいいことに、「かっこいい」とか「すげぇ」とか大声で独り言言いまくりでした。そして、マドリッドでニッキー登場。彼女が何でボーン側にすぐついちゃうのか、組織を裏切る度胸があるのかは謎なんですが、まあええわ、そんなこと。警察呼んで混乱引き起こしてドロンしちゃうボーンに惚れ惚れしてました。それから、舞台はマラケシュへ。何なんだ、このバイクの動きは?階段を上ったり下ったり飛んだり跳ねたり大忙し。そして、話は大詰め。NY!キタコレ!前作に引き続き、ブレまくりで最早何が起こってるかわかりにくいカーアクション、そして宿敵との対決。ボーンの問いかけには唸りました。そして、ラストシーン。前作を超えたかもしれないラストシーン!ニッキーは表情だけで全てのファンの気持ちを代弁してくれました。MOBYの音楽で鳥肌立ちまくり。涙が出ました。圧倒されて泣くのは初めてでした。全体を通じて、細々したところで前作、前々作と同じネタ使いをしているところも心憎いんですよね。でも、これは同時にシリーズ初見でも楽しめる作品でもあります。シリーズを観てないからと二の足を踏んでいるあなた!これ観てから前作観ても遅くはないんで、劇場に行った方がいいですよ! 【枕流】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-05-31 13:30:22) |