49.《ネタバレ》 上海でのアクアリウムなスクリーンをバックに繰り広げられる肉弾戦や、船に乗って海上カジノに向かうエキゾチックな映像、そして軍艦島をモデルにした廃墟など、ヴィジュアル的な美しさや印象深さは目を見張るものがあります。アクションも、強引だけどやりすぎない、ほどほどのシークエンスを見せてくれるし、決して悪くはないんだけど、個人的には前作、前前作のほうが良かったかな。どうにもダレちゃってスピード感にかける展開を中盤から終盤にかけて感じてしまったのと、なによりも007の魅力である「ボンドガール」と「悪役」の2大要素が本作は弱い。本作は、言わばMがボンドガールの代わりみたいな内容だったからかもしれないけど、やはり007にセクシーさは必要だよな、おばちゃんでは物足りないな、てのが正直な気持ち。そして悪役のハビエル・バルデムは、「ノーカントリー」の怪演などもあって起用されたのかもしれないけど、あの怪演っぷりと比べると本作は実に大人しい。顔にはめものしてたのを取った時のおどろおどろしさは悪くないけど、キャラとしてはただの変態臭いおっちゃんという感じで、あまり狂気が感じられない。まぁ楽しめはしたので佳作ということで6点。レイフ・ファインズはいい役者なので、その存在感を今後フルに発揮してもらいたい。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-05 22:43:18) (良:1票) |
48.《ネタバレ》 ダニエル・クレイグのリアル路線007の集大成のような一作。派手なアクションも抑え気味の今作ですが、サム・メンデス監督の画とドラマで見せる手法もハマっていたと思う。くせ者の登場人物たちの練り上げられた台詞も楽しい(ただし、字幕はちょっと残念な感じだった)。ただ、ちょっと気になるのは、もう三作目だというのに、いまだに、過去のボンド・シリーズへのオマージュや自己言及的な引用(アストンマーチンやらマネーペニーの登場など)が肝になっている点。音楽で「ここは過去作とのリンクですよ~」と教えてくれる親切設計なので、ディープなファンじゃなくても楽しめるのはいいけど、他のシリーズ作品も最近はそんなのばっかりなので、ちょっと食傷気味というか・・・。あとそろそろ「世界征服をたくらぬ悪の一味」みたいのと戦うのも見たいんだけど。今作の路線では次もそういうのは期待できないか・・・。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-03-11 09:10:05) |
47.《ネタバレ》 期待して行ったものの、007版ダークナイトという趣きで不完全燃焼だった。トム・フォードのスーツの美しさ!や、タイトルデザインの美しさ!!!更に上海のビルで殺し屋へ迫るシーンとカジノへの侵入シーンの美しさは息を飲んだ。素晴らしい。が。後半のロンドン・田舎シーンはいまいち。無駄に人が死ぬし、悪役の中途半端さ、何故、Mを殺す必要があるのかーという説得力の無さが退屈さを増させた。残念。 【reitengo】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-02-20 11:36:38) (良:2票) |
46.《ネタバレ》 ダニエル・クレイグのジェイムス・ボンドはシリーズ歴代最高だと思う。その3作の中でも今作は特に良い。Mが亡くなってしまったのはとっても残念。もう少しこのコンビを観たかった。次作はどうなるのか。ハビエル・バルデムは「ノー・カントリー」を思わせる不気味な演技でこれも良し。公開終了間近だったが映画館で観られて良かった。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-01-26 22:54:19) |
45.《ネタバレ》 デイムが死んだときは泣いてしまいました。なんか、オーストラリア人が演じた1969年度作のラストのような味わいでしたね。多くの方が評価するプレ・シークエンスこそおもしろくないですよ。よくあるハリウッド製の活劇と変わりないです。いいのはむしろあとのシーンですよ。エレベーターのシャフトにつかまって上昇する場面は、ラスベガスを舞台にした1971年度作のあのシーンをほうふつさせて、ワクワクしました。あと、軍艦島での決闘の場面なんですが、ワンショットで効率よく敵を倒すスタイリッシュな場面なんかも、めまぐるしく展開するアクションシーンより味わい深いですね。今作に見られる冒頭を除く個々の活劇は、第2作でボートから燃料タンクを海に落として、照明弾で一気にかたをつける場面や、第3作でのレーザー光線登場のようなカタルシスやセンス・オブ・ワンダーを感じて、これぞ007だと感じたしだいです。そして、ラストに例の「指令を受ける部屋」が復活したのは非常にうれしかったです。そして、その復活の場面で、隣席の観客が「おっ」と思わず声をげていたのを聞き、制作者の勝ちだなと思いました。このラストの展開は、廿世紀狐社提供の宇宙を舞台にしたドル箱冒険活劇シリーズの新作3部作における第3作目のような、旧作の1作目につなげるためのラスト数分の展開と似た感じがしました。「部屋」復活は大歓迎だったのですが、上司役の俳優はもっと年上の威厳のある人にしてもらいたかったし、帽子掛けの置いてあるアウターオフィスに座る秘書も、若干地味な良妻賢母型の女優にしてほしかったです。うーん、イメージ違います。残念です。前2作がただの「めまぐるしい活劇」であったため、ほとんど評価できないのですが、今作はここ10年で一番の出来で気に入ってます。及第点をあげたいと思います。 【大通り・ヘップバーン】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-01-07 14:49:10) (良:1票) |
44.《ネタバレ》 テーマが明確なのですんなりとストーリーが頭に入ってきたのはよかったが、いかんせん、敵がショボすぎた。確かに、あらゆることを知っているという点では身内の敵は恐ろしいに決まっているけれども、なんかそれが英国の国防と並行して語られてしまうとなると、リアルなのかも知れないけれども、正直ショボく感じられる。しかも、敵意の根本が私怨では、、、残念。ただ近作でいろいろと変化があったので、なんだかんだ言いつつ次回作に期待。 【ぽん太】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-01-06 17:47:23) (良:1票) |
43.《ネタバレ》 前2作のダニエル・クレイグ版ボンドは駆け出し諜報員の粗野で荒削りな所に好感を持ちました。今作に頭が混乱しています。スパイは時代遅れと語られているので現代の話のようですが、彼は洗練されていない。おまけに衰えている(老いなのか、心身のダメージなのか?)007の魅力が皆無なのはいけません。悪役の目的がMへの意趣返しでMのお命頂戴!なのもいけません。そのクールビューティのMの焼きが回った姿(再試験不合格を黙認)が最もいけません。スカイフォールの攻防は気持ちはすっかり醒め、長尺の疲れを感じながら眺めていました。期待外れでした。 |
42.序盤のウォーターフォールと終盤のスカイフォール。 幾度も己自身を見つめさせることになる鏡面あるいは水面と、 様々にメタ的な着想を凝らして内面描写というトレンドに倣っている。 公聴会での暗殺阻止からそのままクライマックスのアクションに なだれ込めばいくらでもテンションを上げられたところを、 内省やら回帰やらの要素を持ち込んで新味を出さねば気が済まないところが シリーズものの枷というところか。 例によって、本作の「小悪党」も卑小な内面ばかりを語りたがり、 犯罪の動機付けに汲々とする。ゆえに悪役に恐さがない。 高層階のネオンライトを背景とした シルエット同士の格闘などは実にスタイリッシュであったり、 籠城戦前の夕暮れから夜の闇へと推移する緊迫の描写も良かったり、 日本版予告編で使われたショットの数々も個々にはケレンがあって 様になっているのだが、いずれもが単発止まりである。 一連のアクションの繋がりとして見ると平板で うねりを欠いてしまうのが勿体ない。 いわゆる人間ドラマに比重が掛った結果だろう。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2013-01-06 08:00:04) |
41.ダニエル・クレイブ版前2作と比べると古臭い。昔ながらの格好つけたスパイの荒唐無稽なアクション映画に逆戻り。コモドドラゴンが出た時には「007は2度死ぬ」の相撲シーンを思い出して苦笑い。 【Q兵衛】さん [映画館(吹替)] 5点(2013-01-03 07:38:43) |
40.《ネタバレ》 シリーズ50周年の節目に相応しい風格ある作品でした。アデルのOPタイトルもいい感じ! ここ数年のリアル路線も現状維持ですが、伝統ある007映画 数々のアイテムやお決まり事また配役の復活は嬉しいかぎりです。アクションのボリューム不足は予算カットの影響か?がしかしそこはサム・メンデス監督です。ドラマで持っていきます。オープニングでボンドは瀕死の状態へ追い詰められます。元諜報部員シルヴァが不気味に立ちはだかりボンド達にこれでもかと揺さぶりをかけてきます。自分の仕事のとは?スパイは時代遅れか?Mへの忠誠心も揺らぎます。 がしかし英国人として、ダブルオーとしてのアイデンティティを再認識しながら、時代のながれさらには過去とも折り合いをつける。そうしてボンドは復活を果たす。まさに「伝統と革新」がほどこされた007映画。 【ideko】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-01-03 06:45:09) |
|
39.可もなく不可もなく。アクションシーンが少ないのが苦痛だが、バルデムさんの安定感でちょっと挽回。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-12-31 19:13:50) |
38.《ネタバレ》 見終わってすぐ「おもしろかった!でもチョット切ない」これが一番最初に感じたことです。 この映画は007として観たときに意見が別れるのではとも感じました。 シリーズの中でお馴染みのサメ男や現実離れした秘密兵器や状況設定などというより、よりリアル感があるように思います。実際出てくる「Q」から受け取る武器も至ってシンプルで実用的なものでした。 そしてやはり50周年記念という記念すべきものになっているのでやはり時代の変化と共に007も進化したと思いたい。 映画の中でもスパイはもう過去の産物的なことで叩かれていますが私はどれだけ時代が進んでもやはり人力を尽くさなければならないものは、ならないものとしてシッカリ見極める必要があると思う。 Mが「見えない脅威への闘いをしている」と発言していたのは印象的である。平和ぼけをした極楽トンボには解らない感覚だと思う。 そして印象的なのは今回は普段あまり出番のないMが全篇を通じて出てくる。鉄の女と言われたサッチャーのように英国の女性もやはり強い!と感じました。 ジェームズ・ボンドが最初理不尽な目に遭い後でそのことでMとのやり取りがあるがお互いのプロ意識というものを感じた。この世界そのような「理不尽」が日常のように起こる世界なのかな・・・と思った。 そしたらその理不尽によって精神が歪んでしまった黒幕が出てくるではないか! 元エージェントと現役エージェントのバトルが繰り広げられて行く。この元エージェントはポリシーもなく利己的でかなり偏った思想の持ち主でしかもメチャメチャ頭がイイ!怖いよ~っ、不気味。 そのバトルはまさにインテリジェンスの闘いで「羊たちの沈黙」を連想してしまった。 それにしてもあの悪役不気味でした。怖~いっ 最後の死闘の場を007の故郷スカイフォールを選ぶ。Mのコカミに銃を突き付けられた時、あの強いMが思わず「キャ!」と短く悲鳴を上げた時、凄く恐怖が伝わって来ました。そして同じ玉で死のうとシルヴァが迫る。まさにこの時の為に生きて来たと言うことが伝わって来た。 結局Mはボンドの腕の中で亡くなって行くのだが、個人的に死んで欲しくなかった・・・ やはりハッピーな終わり方にして欲しかった。 でも観て本当に心から「面白かった!そしてスタイリッシュ」と思いました。私の中ではまた観てみたいと思う数少ない映画の一本になりそうです。 【レスポーラ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-12-28 18:24:00) |
37.《ネタバレ》 ジェームズボンド感謝デー、みたいな映画でしたね。いきなりトップギアのアクションから始まる。一息ついたら、歌が…あれ、ガン・バレル・シークエンスは?最後に取ってありました。歌も、ま、女性のシルエットがあって、そうだよなって。小道具も定番が出てきました。ワルサーPPK出ました。マティーニもしっかりシェイクで出ました。「Bond, James Bond」って定番台詞もありました。ボンドガールは必須。公聴会の後の車、え、ジャガーで追うのかよ、って思っていたら、ちゃーんとアストンマーチンが出てきました。がみがみ親父のQが若い兄ちゃんになって残念だが、秘書マネーペニーが復活したからプラマイゼロ。あのコート掛けがある秘書室からMの部屋というパターンの復活。チェックするところが多かった。映画はというと、おもしろいんだけど、こんな映画はダイハードでやれよって感じで。他の主人公ならどうぞって思うけど。ボンドが短距離走ができたり、総合格闘技ができたりする超肉体派ではないよなぁ。秘密兵器と機転を利かして、ピンチを脱しなきゃ。それに、悪役がどうもダークナイトのジョーカー風で……やっぱり、今時のハリウッド映画だなと思いました。 【K-Young】さん [映画館(吹替)] 7点(2012-12-25 19:32:40) |
36.《ネタバレ》 1本の映画ととしてはそれなりの質かもしれないが、007の映画としては残念感が残る。致命的なのがスケールの小ささ。これまで数多くの壮大な敵とやり合ってきたボンドだが、今回の敵はMの命を狙うだけの被害妄想元諜報員。しかも、結果だけ見れば任務失敗。ボンドガールにも華がなく、なんか全体的に地味。所々ににやりとさせられるシーンがちりばめられているものの、全体的評価を上げるまでには至らず。ボンドにはもっと大きな敵と知力・体力・運全てをフルに使って戦って欲しい。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-12-23 13:05:01) (良:2票) |
35.007にリアリティっていらないんじゃないか?クレイグになってからのシリーズはハズレしかない。 【幸志】さん [インターネット(字幕)] 2点(2012-12-23 03:20:42) |
34.《ネタバレ》 シリーズファンなので、点数はちょっと甘いです。相変わらず冒頭アクションは見ごたえがありましたね。ただ、中盤は中だるみ。派手な拷問もなければ、エレガントなシーンもなし。もう少し紳士らしい、スパイらしいボンドが見たいです。「007は二度死ぬ」を思い出させる軍艦島のシーンは良かったです。ハビエル・バルデムも対したことがなかったというか、さほど動かない。見せ場はゾンビ顔ぐらいですな。シルヴァの計画的犯行なのは解るが、あまりにもご都合主義。列車が落ちてくるシーンなんか、冷めましたね。それにレイフ・ファインズは存在感が薄すぎてさっぱり。文句を言いつつも、次回作観に行きます。 【マーク・ハント】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-12-19 21:47:13) |
33.《ネタバレ》 良い意味で非常に「懐古的」な作品に仕上がっていることは間違いない。 今作では、時代の流れと共に「スパイ」という役割の時代錯誤感が問われ、存在そのものが追いやられる立場となるというストーリーが描かれる。 そして、今一度「スパイ」という存在の意義と必要性、そして“格好良さ”を「007」シリーズが培ってきたパターンを存分に生かして見せてくれている。 シリーズファンに対してのサービス精神が旺盛な分、往年の過去シリーズ作品の幾つかを観ていないと、面白味が半減してしまう部分が多々あることは否めない。(特に「ゴールドフィンガー」の鑑賞は必須!) アストンマーチンの“赤いボタン”などは、往年のシリーズファンにとっては最高のプレゼントだったに違いない。 そういった全体的にとても懐古的な「007」らしい映画世界は、ジェームズ・ボンドというキャラクターが、「成熟」しつつあるという表現と直結しているように思えた。 このダニエル・クレイグ版「007」シリーズの最大の醍醐味は、ジェームズ・ボンドという絶対的主人公の“未成熟さ”にあると思っている。 一流のスパイと称されるにはあまりに未成熟な故、この新シリーズにおけるジェームズ・ボンドは、あらゆるものを「喪失」してきた。この最新作においても、結果として彼はあまりに“大きなもの”を失ってしまう。 その「不完全さ」が、良い意味でも悪い意味でも「007らしくない」という評価を生んだことは明らかだろう。 ただ、今作ではそんな主人公ジェームズ・ボンドが、徐々に「007」らしさを見せ始める。それは即ち世界最高の諜報部員に相応しい「余裕」が垣間見えてくるということだ。 主人公に徐々に備わってきた「007」らしさ、それはまさに数々の過酷な「喪失」からの「誕生」であり、そこから「成熟」に至るプロセスこそが人気シリーズを「リブート」することの最大の価値だということを高らかに物語っているように思えた。 史上最高齢の“ボンドガール”との別れに惜別の念を感じつつも、新M、新Q、そして新マニー・ペニーの相次ぐ新登場には、もう問答無用にニヤニヤしながらエンドロールを迎えるしかなかった。 さあて、喪失からの誕生、そして成熟までの準備は整った。次作では、ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの“集大成”を見せつけてほしい。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-12-17 17:08:50) (良:1票) |
32.《ネタバレ》 007シリーズ誕生から今年で50年という節目。その記念すべき本作は、素晴らしいアクションシーンで幕を開けた。観光名所として有名なあのイスタンブールの街、大勢のエキストラの中でのカーチェイス。屋根の上を激走するバイク、疾走する列車上での闘い。畳み掛けるようなシーンの連続、息つく間もない展開で一気に作品へと惹きこまれたかと思うと、まさかの殉死。そして、それと同時に流れ始めるアデルのオープニングテーマ曲。洒落ていて心憎い演出です。 「スカイフォール」とは、ボンドの生まれ故郷だと後に知ることになるのですが、誕生の地とも言えるその副題が示す通り、過去シリーズの伝統をしっかり受け継いでいる。 束の間の休息中に愛飲するマティーニ、ワルサーや追跡中でも気にする腕時計、そして、驚きの登場を果たしファンを笑わせた愛車アストン・マーチンなどなどお決まりのアイテムにも抜かりはない。 とはいえ懐古趣味だけに走ってるわけでもない。MI6という諜報機関そのものが時代遅れだと存在意義を問われる本作だが、インテリ若造の新QをはじめとしたパートナーやMの死(退場)など、ボンドの周りに革新たる要素が大胆に配置され、そして徐々に復活を遂げていくボンドの様はまさに「革新的」といえ、本作が、「伝統と革新」がテーマである事を知らせてくれる。 ただ、クライマックスの舞台がボンド誕生の地であるのに、死の淵から蘇り復活をしていく過程の描き方が妙にあっさりしている。革新的誕生という意味合いから大切な部分だと思ったのだが、いつになく弱々しくみえたボンドの姿も一因か。 裏を返せば、シリーズ3作目となるクレイグ・ボンドも人間味を増したことは確かで、荒唐無稽だと言われた1,2作目のアクションにとって、“人間ボンド”はまさに革新の種だったが、本作で大きく実を結んだようにみえる。 そして新体制で臨む次回作が楽しみである。 【シネマブルク】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-12-16 17:23:12) |
31.《ネタバレ》 前半はとても楽しめたけど、後半はスパイ活動とは関係ない違う映画になったような。新体制でリスタートする次回作に期待させる作りですね。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-12-16 14:38:52) |
30.テレビ放送されていたカジノロワイヤルを見て、2度目の鑑賞だったのですが、より理解できて、大変面白く最新作を見たい!と、まんまと興行戦略にはまってしまいました。 仕事終わりに、六本木の映画館へ直行、12/1 24:00から眠たい目をこすりつつも、期待に胸膨らませ映画館へ行きました。冒頭のカーチェイスからのタイトルクレジットまでは、手に汗握る展開でかなり期待出来たのですが、それ以降はしりすぼみ。なによりも、敵に凄味を感じられませんでした。カジノロワイヤルの方が、断然出来がよかったなぁ…。ああいう心理戦、また描いてほしいです。 【はりねずみ】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-12-15 21:16:37) |