142.《ネタバレ》 闇に溶けていくゴジラの禍々しい姿に鳥肌が立ち、光線を放つ前の炎を汚物のように吐き出す描写に心躍る。この場面だけで10点つけてもいいぐらいの凄まじいインパクトがありました。別物の怪獣だとミスリードを誘う奇をてらったゴジラの初期状態も意外性がありいいです。コミカルな容姿ですが実際深海生物って作り物っぽい感じがしますし逆にリアリティを感じられました。この作品を外人に見せたらどういう反応があるかちょっと興味がありますね。怪獣オタクだけでなく一般人でも受け入れられる作品だと思いますね。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2017-07-13 02:15:16) (良:1票) |
141.嫌なことがあった日の夜、夢を見ることがある。これが現実でなければいいのに…との思いが私に夢を見させる。1954年、本多猪四郎監督のもと、世に出た初代ゴジラは明らかに原爆投下、大空襲を未知の怪獣ゴジラに置き換えたものだった。21世紀、「エヴァンゲリオン」の庵野秀明を監督に迎え、リボーンを果たしたシン・ゴジラは決して忘れえない3.11、すなわち大地震、津波、原発事故をゴジラに置き換え、こうだったらいいのに…との思いを映画という形で表現したものだった。と読む。「この国には有能な若い人材が官民に残っている。次のリーダーは問題ないよ」「スクラップ&ビルドでこの国はのし上がってきた。今度も立ち直れる」といった言葉の数々は日本人にとって多かれ少なかれ熱くなるものがあるはず。外国人がどう言おうと関係ない。日本人にとって、シンゴジラは傑作、佳作なのだ。日本という国が10年後も100年後も1000年後も残っていてほしい。アメリカ万歳映画は多く見てきた。たまには日本万歳も映画もいいんじゃないか、と思う次第であった。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-07-10 00:11:49) (良:1票) |
140.《ネタバレ》 評判が良かったので期待したのですが、まーまーでしたね。 現場のリアリティーと、手続きに追われる人間のユーモアと、ゴジラの無茶苦茶ぶり。 なかなか見応えがありました。 とはいえ、そこまで、かな。 映像などは素晴らしいですが、琴線は全く響きませんでした。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-07-08 23:58:35) |
139.皆さんの高得点の理由を知りたく、初代以外鑑賞していないゴジラ映画を見てみました。なるほど、単なる怪獣対軍隊ではありませんね。日本沈没のような災害シミュレーション映画を思い出しました。熱線を吐くゴジラの出鱈目な攻撃力に笑いました。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-07-08 12:06:04) |
138.《ネタバレ》 ゴジラが上陸した後になっても、やれ法案だやれ承認だとやりあっている政府省庁のやり取りが意外と面白い。実際でもこうなのだとしたら同情を禁じ得ない煩わしさである。御用学者が役に立たなかったり、ネットの方が情報が早かったり、いかにもリアルであり得そうな描写があちらこちらに散らばっていて思わずニヤニヤしてしまう。 一方でヤシオリ作戦は大味で現実味が薄く感じてしまった。在来線爆弾あたりになるともうギャグなのかマジなのか分からない。これなら、東京の地下空間を一斉に爆破して人工的に陥没を起こさせてゴジラを足止めする方がまだマシだったのではないか。 そんなわけで、怪獣ものと言うよりは政治ドラマものとして面白さを感じた。 【alian】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2017-07-01 17:42:58) |
137.出演している全員の演技が下手だと感じました。 危機に対して必死に対応しているようにはとても見えませんでした。 撮影が終わったら何食おうかとか考えている役者が一生懸命何か考えてるフリをしているように見えました。 また、映画を見に行く人の90%が一般市民かと思いますが、一般市民からの視点が描かれていません。 一般の人はどうやってゴジラの出現を知ってどう行動したのでしょうか? 主役の官僚が突然怒鳴るシーンがありますが、怒鳴る必然がないのに脚本に書いてあるから突然怒鳴り出したように見えました。 無愛想な女性研究者が最後に笑顔を見せるくだりはエヴァの綾波の焼き直しですね。 また他の人のレビューで「なるほど」と思ったのは石原さとみがアスカで女性研究者が綾波レイだという指摘です。 そう言われてみればそうですね。 石原さとみが浮いているという指摘はよく見かけますが、アスカのイメージならそれも納得です。 見た人の殆どが「ああ、これはアスカか。」と感じることができたら良かったのかもしれませんね。 【承太郎】さん [映画館(邦画)] 6点(2017-06-24 07:37:58) (良:1票) |
136.《ネタバレ》 これはコンセプトの勝利。もしもゴジラが東京に現れたら日本はどう対応するか。テーマをその一本に絞って、登場人物の個人的なエピソードなんかは一切描かない。おかげで主人公の家族構成すらわからないけど、そのかわりすごくシャープで潔い内容になった。巨大生物などあり得ないと言った直後にテレビに尻尾が大映しになったり、上陸はないと言った直後に幼体ゴジラが蒲田で大暴れしたり、新幹線爆弾の後に在来線爆弾が突っ込んでくるのには笑ってしまった。畳みかけるような自衛隊兵器の総攻撃映像は小気味いいし、ゴジラのやりすぎなくらいの火力もつき抜けてていい。唯一ヤシオリ作戦の内容が少々大味なのだけは残念だったかな。 【54dayo】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2017-05-28 22:07:08) (良:1票) |
135.《ネタバレ》 庵野さんらしくカット割りが早すぎ、かつ早口で、情報量が多すぎるので疲れます。それを理解しようとするので、集中するし引き込まれるんですが反面疲れる。まぁ良くも悪くも、定番のゴジラモノです。でも、過去作と違ってゴジラが何をしたかったのか全くわからん。そこが一番の問題ですね。細部はよく練ってるくせに、本筋が通っておらず何が言いたいのかようわからん映画でした。映画としては悪くないが、モヤモヤするなぁ・・・ 【Keytus】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-05-22 01:14:59) |
134.《ネタバレ》 初代ゴジラも、本作のように受け入れられていたのなら、そりゃあ名作とも呼ばれただろうと思いました。ゴジラを平成の首都に引きずり出したんだから面白かったですよ。はたらくおじさんやおばさん+はたらくくるま対平成ゴジラでした。リアルを追求しようとした本作だと思いますが、ほんとにああいった人たちは「この国」って日本のことを呼んでいるんでしょうか。「この国」って言い方、なんとなく高いところから眺めているようで好きじゃないんですよ。ただそんなところも、平成ゴジラ的なリアルですけど。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-05-20 22:22:38) (良:1票) |
133.まるで実写によるリミテッド・アニメ。写真で作った絵コンテを静止画のままで見ているようだ。ドラマも俳優の演技も不在の本作はどう考えてもプロの作ったそれじゃない。なんでも映画の文法に沿ってりゃいいというものではないし、常識からの逸脱はアートの必須条件だ。しかしこの映画の逸脱は、創造的行為というより庵野氏の力(物語を作る能力及び俳優やスタッフとのコミュニケーション能力)の無さから導かれた様式、と感じられてしまうのがなんとも情けない。残念ながら氏の引き出しの少なさは致命的で、結果「ぺらぺら早口台詞シーン」と「ゴジラゆったり前進シーン」の2パターンの画面しかない退屈極まりない仕上がりになっている。何故か自衛隊の撃った弾が全弾ゴジラに命中し、全くと言っていいほど市街地には着弾しないのは不自然でとっても気持ち悪い。私には狂人が作ったように見えるこの作品を、アウトサイダー・アートとしてならともかく、まるでまともな映画のように語っている評論家諸氏は、業界内の同調圧力に流されているとしか思えない。これが世界レベルでは無視されるのは当然至極だ。 【皮マン】さん [ブルーレイ(邦画)] 0点(2017-05-11 08:09:16) |
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132.《ネタバレ》 邦画実写の大作でここまで監督の作家性をスパークさせられているのが素直にスゴイ。エヴァの音楽まで鳴っちゃうし、リアリティを追求していた前半と比べると後半のやったれ感とか石原さとみのふざけたキャラとか色々あったけど、なんだかんだ120分楽しめてしまったのでOK! 【けんじマン】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2017-05-08 19:41:58) |
131.《ネタバレ》 [2016-10-01更新] (その後も少し修正) ゴジラファンという自覚が全くないにもかかわらず、なぜか必ず見に行くはずだと周囲の人々に思われていて圧力を感じたために仕方なく見たわけだが、公開初日を含めて結局3回見てしまった。何度見ても退屈を感じる暇のない映画で、それは早口のせいもあると思われる。生真面目なだけでなく微妙に笑えるネタも仕込んであり、自分としては冒頭の映倫マークで足音一つというところから可笑しかった。 ストーリーとしては、要は前例のない大災害に対する政府の対応を描いていると解していいらしい。野次馬的な国民も被災者も各種勢力の蠢動も登場人物の家庭環境も全てチラ見せした上で、政治・行政・防衛と対外関係に絞った形になっている。 政治家に関しては、世俗のことで忙しい人々が状況に急かされる形で覚悟を固めていく様子が伺える。何かと下からの突き上げが目立つ展開だが、いかに優柔不断な責任者でもその場になれば自分のやれる方法で最善を尽くそうとするのは誠実ともいえる。とても人格高潔そうには見えない人物が骨のある発言を聞かせたりするのもいい。臨時代理も泉ちゃんも好きだが、総理も最後は惜しい人を亡くしたという気になった。 また役所関係ではいきなり変人ばかりが集められていたが、これはそもそもそういう人々を内包している官庁組織の懐の深さを示していると取るべきか。理不尽な災厄に立ち向かう役目の人々が、やるべきことを真っすぐにやる映画とすれば個人的には文句を言う筋合いでもなく、現実世界でもそのようにやってもらいたいと一般国民として期待する…というか、そうでなければわれわれ一般国民が困るのである。 対外関係ではあくまでアメリカとの関係を主軸とし、対馬沖で騒いでいたのは何かなど名前すら出ない。米軍機が東京を爆撃したのはさすがに反感を覚えたが、最終的には自国の才覚で何とかする形になっていたのは安堵した。最終的には巨大な課題を残したまま、期待と懸念を両方含んだ不透明な未来に向けて、友達とも限らない大国と付き合いながら国の舵取りをしていこうとするラストはリアルといえなくもない。ハッピーエンドでもバッドエンドでもなくどこまでも続いていくのが現実である。 今の若い人がどう思うかはわからないが、自分の世代としてはこういう真っすぐな映画が製作されて普通に受け入れられたこと自体が感慨深い。この映画が時代を変えるというものではないが、少なくとも自分にとってはすでに時代が変わっていることを実感させる映画ではあった(それなりに反動も出ているようだが)。ちなみに劇中には自衛隊に関わる格好いい台詞が複数入っており、少々やりすぎかとも思ったが、その中でも「仕事ですから」くらいなら、何らかの社会的使命をもつ人であれば官民問わずに誰でも言える。 そのほか、女優の出演が少ないという意味では映像的に華がない。ヒロイン風に出る日本人顔のアメリカ女も目障りでしかないが、世評としても嫌われていたようで同感である。これは洋画に出る変な日本人の逆をやってみせた意趣返しのつもりかと思ったが、少なくとも前半では、この人物が外国からの介入の煩わしさを思い切り体現していたのだろうから嫌われて当然ともいえる。ただし恐らくこの映画としては、終盤のトモダチ作戦や若手政治家同士の信頼関係ができた段階で、最終的にこの人物への好感度を回復させるよう狙っていたのではないかと思うが、少なくとも自分に関してはそうならないまま終わってしまった(女優の印象まで悪くなった)。まあこのキャラクター自体がマンガだと思えば突っ込むのもほどほどにということにはなるわけだが。 また一方で、化粧気のない環境省自然環境局野生生物課の課長補佐は変人風で付き合いにくそうだが、自分としてはこういうタイプに割と耐性があるので支障ない。必要なことを真っすぐに言う人物は正直好きだが、初見時にはこの人が劇中初めて破顔した場面が泣かせどころだった(2回目以降も同様)。世間でも尾頭さんの人気は高かったようで自分としても嬉しい。 【かっぱ堰】さん [映画館(邦画)] 9点(2017-05-07 17:21:31) |
130.《ネタバレ》 ゴジラとは、日本に対する危機や警鐘であり、ゴジラ映画とは、その危機に対して日本人が組織としてどのように対処するかである。だからゴジラは倒すのではなく諫めるのであり、ゴジラ映画は、日本の国家がゴジラに対峙するのが本筋である。その上で映画というエンターティメントに振って、進化するゴジラ、自衛隊などの総力戦、鉄道爆弾というやりたいことを全部つぎ込んだ映画は、見ていて快感でした。 =3回目を見ての追記= 3回見て三回とも涙ものだったのは、ゴジラが最初に下に向かって吠えるシーンと、鉄道爆弾でした。 【Banjojo】さん [映画館(邦画)] 9点(2017-04-24 23:13:44) |
129.《ネタバレ》 さてと、新ゴジラ、真ゴジラ、神ゴジラ、信ゴジラ、進ゴジラ、侵ゴジラ、審ゴジラ、針ゴジラ、辛ゴジラ、震ゴジラ、寢ゴジラ、と どれが正解なんかあたしゃスタッフじゃないから知らんけど どうやら見終えて思うにこれが正解だったんじゃないのかと、寢ゴジラ。 【3737】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-24 21:56:27) |
128.《ネタバレ》 始まって5分ですでに尻尾が出てくるところ、それとアメリカから爆撃されてキレて光線だして怒るところは良かった。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 5点(2017-04-24 21:16:51) |
127.《ネタバレ》 昨年から映画館で3回、BDで2回鑑賞、やはりこの作品は映画館で、しかも前から3列目までで観る映画だと。 庵野監督の作品ですので監督の色が出るのは当然、でも過去のゴジラ作品(ファン)への敬意も忘れられてはいませんでした。コレを世に送り出してくれた監督他スタッフ、キャストに感謝です。 【ハチロク】さん [映画館(邦画)] 10点(2017-04-19 17:27:53) |
126.《ネタバレ》 冒頭の事故シーンの映像があまりにチョロくて、もしや…と感じた不安が的中。リアル感の全くない子供だましのCGと、台本を早口で読んでいるだけのような、およそ会話とは言えないような一方的な発言の連続に、2時間、延々と付き合わされました。 この作品には映画の真髄である人間ドラマなど存在しません。心から悩み涙し笑うシーンなど、皆無だったからです。会話ゼロ。自分の次のセリフを早口でまくし立てることに必死で、人の話など全く聞いていません。それが緊迫感を演出する手法だとしたら、開いた口がふさがりません。 せめてCGぐらいは楽しめるかと思ったら、それすら時代を完全に逆行し、米国に30年遅れと言っても過言ではありません。SFや特撮もので最も大切な最初のビックリシーンで、ぴょーんと跳ね上がった「しっぽ」に皆が驚くシーンなど、ギャグ以外何物でもないでしょう。その後で中国版獅子舞みたいな「お目々パッチリぬいぐるみもどき芋虫」が出てきたあたりから、笑いをこらえるのが必死でした。同時に落胆・・・これが日本のCGのレベルなんだと。あ、でも周りには熱狂的ファンがいるはずだから…と、何とかこの作品の良さを探そうと努力しましたが、最後までその期待は報われませんでした。 ただ、大好きな俳優さんたちがいろいろ出ていらしたのは嬉しかったです。残念なことに、この映画の中では大杉蓮さんはじめ、どの俳優さんも本来の魅力が全く出ていませんでした。石原さとみさんも、あのドメドメ発音でバイリンガルを演じろと言われてもねぇ・・・ 自身のキャラには全く合わないタカビーな演技がのみが目立ってしまって、本当に災難でした。 映画は役者のハートがあって成り立つはず。本作品では個々の人間の魅力を引き出すことをせず、まずシナリオありき。それを大衆が歓迎するあたりは、もう日本の感性も終わりかな・・・と思ってしまいました。(;^_^A でもこれにめげず、みなさま頑張ってくださいね。お疲れさまでした、合掌……… 【windance】さん [映画館(邦画)] 2点(2017-04-17 17:32:42) (良:6票) |
125.《ネタバレ》 早口すぎてセリフが聞き取れないところ多々あり。実際の会議はあんなにポンポンセリフは出てこない。新しい生命体とはいえ、口や背中や尻尾から大量の光線を放射するのはどういう仕組みになっているのか(以前のゴジラも同じだったかもしれないが)。最後、あっけなく活動を停止するが、本当にあれで解決になったのか。しばらくしたらまた動きだすのではないか。石原さとみはいい味出してる。 【エンボ】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-16 20:39:05) |
124.ゴジラを使って、こんな映画を創るなんて、庵野 らしいと言えば、庵野 らしい..ゴジラを主役にしないで、日本政府を主役にするとは、なかなかの変化球! 日本人なら、大なり小なりゴジラを知っているので、いまさら..って思ってしまうところを、逆の視点で描いているから、新たなゴジラを観せてくれる..政府内部のやり取りや、自衛隊などのリアルな描き方は、とても新鮮でGood!(若干、押井守ぽかったけどね) いろんなところで高評価なのも、納得! すばらしい 秀作、とは言わないが、暇つぶし程度に観るなら、合格点!! 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-16 09:51:54) |
123.《ネタバレ》 各登場人物が掘り下げられていないので、表面上しか楽しめない。 キャストによる早口演出、米国特使(石原さとみ)のキャラクター、故意に落としたかのようなCGの質・・・どれもがスベっているように映って残念。 しかし、予想外の緊急事態に直面し、「国土を守るか、国民を守るか」という政府上層部の葛藤は良かった。 【カジノ愛】さん [インターネット(邦画)] 4点(2017-04-12 20:01:41) |