109.エド・ウッド、ベラ・ルゴシ…彼らは哀れだったのだろうか?ティム・バートン独特のオブラートに包まれて描き出される彼らの生き様はとても愉快であると同時に、悲痛なまでに厳しく切ない。きっと実際にはもっと悲惨な現実があったに違いないと思う。でも、ユーモラスな映画の中に溢れる締めつけられる想いは、決して彼らのあらゆる意味での“不遇さ”に対してではない。環境はすこぶる劣悪だ。しかしそれでも映画を作り、夢を撮る。そしてそこに自らが生きる喜びを見出す。その不器用なまでに頑なで直向な姿に胸がこみ上げるのだ。分かりきったことであろうが、そこに“優秀な者”はいなかった。誕生したものも優れたものではない。しかし、傾きながらも寄り添い、合わさって生み出した彼ら自身の人生は、何よりも価値があるものに違いない。 【鉄腕麗人】さん 10点(2004-09-21 02:14:10) (良:1票) |
108.エド・ウッドの映画は本当に駄作だったんでしょう。一観客だったら、モノを投げたくなるくらいなんでしょう。だけど、自分の仕事を愛しつづけ、映画を撮り続けた。そんなエド・ウッドは、バートンにとって無二の存在なんでしょうね。ベラが作り物の大ダコと格闘する池のシーンは、切なくてなんだか泣けます。 【ダージン】さん 7点(2004-09-14 22:31:43) |
107.エド・ウッドのあの情熱的な生き方は恐らく本来人間が一番憧れる生き方じゃないかって思う。だからティム・バートンも彼に憧れや尊敬を込めて映画化し、この作品を観賞する側にも何らかの共感をもたらしてくれるのだと思う。心の奥にある「何か」をくすぐってくれた素晴らしい作品だった。 【ゆきむら】さん 9点(2004-09-07 06:10:53) |
106.エド・ウッドもすごいけど、エド・ウッドの映画を全部見た人がいたとしたらそっちもすごい。 |
105.こんな監督が居たなんて・・・・、チャンスはあったけど才能に恵まれなかったんだなぁ~って感じ。この作品を観るとエド・ウッドの作品観たくなるけどお金がもったいないなぁ~(笑) 【愛しのエリザ】さん 7点(2004-07-13 11:35:15) (笑:1票) |
104.映画業界は憧れだけで入れるものなのかと思ってしまうくらいの無能っぷりを発揮しています。おそらく、彼のセンスが一般受けしなかったというわけではなく、本当にセンスがなかったのでしょう。この映画がどれだけ真実を伝えているかわからないですが、全てのシーンにおいて1テイク、しかもどれも「完璧!」などといっているくらいですから、やはり自己満足の域をでることはなかったのでしょう。それでもその映画のつまらなさというものを補って余りある彼の映画にたいする情熱やこだわりが痛いほど伝わってきます。それから、ジョニー・デップの演技と表情の豊かさがとても魅力的です。別の俳優が演じていたらこれほど楽しめなかったと思います。 【マクドウェル】さん 7点(2004-07-08 23:27:04) |
103.愛を感じる映画。いろんな意味で。バートン最高って思わせる。そしてディップはまさにバートンにピッタリ。 【★ピカリン★】さん 9点(2004-06-29 23:50:42) |
【ヒロヒロ】さん 5点(2004-06-24 21:35:55) |
101.実在した史上最低の映画監督を主人公としながらも、案外しっかりとした普通の作品。キレイにまとまっていたおかげで、すんなりと観れた反面、すんなり観れてしまったことが残念だった。個人的には、エド・ウッド自身に自分の伝記映画を撮影させてみたい。 【永遠】さん 4点(2004-06-19 07:17:42) |
100.《ネタバレ》 ジョニー・デップが出てて、ここでの評価も高いんで見てみたんだが、う~ん、ダメだったなぁ。史上最低の映画監督の話らしいけど、全然興味沸かなかった。タコとの格闘シーンは呆れて笑ってしまったけど。 【夏目】さん 3点(2004-06-18 09:38:07) |
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99.世の中にはこういう「愛すべきダメ人間」がいるんだろうけど、身近にいたら嫌だ。本物の「大蛸との格闘シーン」が観てみたい。作品的には、バートンの思い入れが強すぎて、本来の味が出てないように思います。 【マックロウ】さん 5点(2004-06-08 16:12:15) |
98.いきなり夜のシーンが昼に...→「観客はそんなこと気にしない!」えー!!気にしますよ~!! このエド・ウッドなる人物、映画を愛しているというのはわかるが、映画の楽しみ方は我々とは全く違うようだ。映画づくりにおいてもセンスとかという以前に映画に対する姿勢が他の人と違うところにある。それを個性と捉えたティム・バートンの、個性を埋もれさせてはいけないという商業主義一辺倒なハリウッドへの警笛ともとれる。そしてこの作品はオープニングの墓石に記したキャスト紹介からしてティム・バートンの個性が光る。 で、実は私、エド・ウッドの作品を観たことがありません。というか避けてきました。素晴らしいと評される映画がたくさんあるのにわざわざ駄作と評される映画に貴重な時間を取られたくないという気持ちからです。だから『シベ超』も『北斗の拳』も『案山子男』も観てません。でもこの作品を観て駄作と評される映画たちにすごく興味が湧いてきてしまいました。どうしよう。観ようか観まいか..。幸い私の評価に0点と1点の空きがあります。 【R&A】さん 6点(2004-06-02 12:23:00) (笑:1票) |
97.生活に困るからエドウッドと一緒に仕事はしたくないけど、友達になりたい。 【ゲソ】さん 10点(2004-06-02 02:23:22) (良:2票) |
96.《ネタバレ》 ベラが大ダコと格闘するシーンはせつないですね…仕事だから、そしてエドが好きだからこそやったんだろう。そんなベラのために彼の退院後、嘘の撮影をするエド、そういう繊細で優しい一面を持ってるのもエドの魅力ですね。けどそのフィルムを映画に利用して勝手なナレーションを付けてしまうあたりは、いかにもエド・ウッド!映画バカです。ベラもそんなエドが好きだったに違いない。エドの映画バカぶりと情熱、周囲の人達(特にベラ)との友情に泣き笑いでした。才能は無いが、どこまでも前向きで諦めることを知らないエド、そのエドに魅せられた人達、愛すべきバカの物語です。こういうの大好き! 【ペリエ】さん 10点(2004-05-24 13:22:26) (良:2票) |
95.映画が大好きで、行動力があって、弁が立って、仕事が速い。成功の要因は揃ってるはずなのに、一番必要なセンスが悪過ぎた悲劇の映画監督。のはずなのに、本人も周りのスタッフも何だかやけに楽しそうだった。多分、実際にも楽しかったのだろうと思う。「こんなに面白いのに、なぜウケないんだろう」という疑問が解けないまま死んでいったかと思うと、気の毒な反面やはり笑ってしまう。ベラ・ルゴシとの友情も素直に胸を打つ。 【ラーション】さん 9点(2004-05-24 05:31:15) (良:1票) |
94.米国の最低映画監督と評される「エド・ウッド」が映画化されるということは、日本で言えば、「水野晴郎」が映画化されるのと同じことになる・・・。そう考えると、素直にティム・バートンの勇気を讃えたい気分になる。 【STYX21】さん 6点(2004-05-22 11:20:09) (笑:4票) |
93.《ネタバレ》 2時間ちょいという時間があっという間に過ぎました。特に山場があるわけでもなく、淡々と話は進んでいくにもかかわらず、飽きずに見ることができるのは、映像や音楽が素晴らしいものであるからでしょう。特に、音響関係は特筆するべきものがあると思います。オープニングも最高!史上最低の映画監督、『エド・ウッド』を題材にするなんてすごいと思います、ティムバートン!ジョニーデップはもう言うまでもなく素晴らしい!どの映画を見ても最高の演技を見せてくれます!! 【グングニル】さん 7点(2004-05-20 04:16:09) |
92.最後にハッピーエンドで終わる映画が好きです!!本当にいた人の話だから仕方ないけど。。まぁ期待して見ていたからねぇ 【はりマン】さん 4点(2004-05-19 14:38:56) |
91.なんて愛すべき人物! 少年のように瞳を輝かせチープな映画製作に情熱を傾ける。そんな好きな映画を作るためならばたとえサギまがいだろうとおべっかだろうが厭わない。比べるのもなんだけど、少なくともこの情熱と奮闘振りは「アメリカの夜」で見たトリフォー監督にも劣らない。エドがベラ・ルゴシに示す敬意と愛情、ひたすら純粋な映画バカぶりに心を打たれる。老優のマーティン・ランドーも素晴らしいが、エドを演じるJ・ディップがさらに素晴らしい!表情なんかもう最高です。思いつきや安っぽい映画制作のあれこれは思いっきり可笑しくて楽しい。描かれる映画はB級でも作品はA級、モノクロにしたのも効果的。監督がエドと周囲の人を暖かく描いているのがとてもよく分かります。 【キリコ】さん 9点(2004-05-18 19:08:09) |
90.《ネタバレ》 白黒の映画は見るのがしんどいんですがこれは例外でした。エドウッドの作品は見たことがないのですが、ティムバートンが好きなので見た映画です。エドウッドの映画がすごく見たくなりました。彼が認められなかったのはごちゃごちゃと出資者の意見を通してたから??でも、ハッピーエンドな終わり方だったのに「彼の映画はその後も認められなかった」みたいなこと書いてましたよね??勉強不足だったな・・・でも、ルゴシが演じてた最後の映像(花のにおいをかぐやつ)は、すごくきれいな映像でしたね。あれから想像を膨らませて映画を作ったエドはやっぱり偉大じゃないのかな?? 【リノ】さん 7点(2004-05-17 01:26:52) |