83.過去のタランティーノ作品と比較するとバイオレンスもそこそこに、時間軸のずれもさほどなく、落ち着いたもの。しかし別々の計画が同時進行していつそれがズレてしまうのかハラハラして見てました。しっかしキャストがキョーレツですね。サミュエル.L.ジャクソンの圧倒的に危なっかしい雰囲気、デニーロの少しおどおどして緊張している様子などかなりインパクトは大きかった。このパム・グリアーって人、初めて見たんですが、円熟といいますかこういう黒人で主役張ってる女性ってウーピーさんくらいしか知らないもんでねぇ。新鮮で独特の雰囲気を感じました。タランティーノ再生工場で彼女も変身させられたようですね。 |
82.タランティーノにしては危なげない、フツーの作品だと思う。非常にあっさりした印象を受けた。可もなく不可もないという感じ。クリス・タッカーが出ていたのがめっけものか。 【コーヒー】さん 6点(2004-01-22 05:46:40) |
81.この配役,この音楽,この空気感,パム・グリアー!パム・グリアー!落ち着いたオトナの女はカッチョいい~!特に最後の110番街交差点を口ずさむところはいいなあ。「レザボア」も「パルプ」もいいけれど,こういうクールで乾いた雰囲気というのはいかにも「アメリカ」って感じがして好きですね。アーケードでバッグを交換するシーンやラストのシーンなどを観ると,アメリカのあの殺伐としたプアーな空気が直接肌に伝わってくる。また,デルフォニクスがどーしたとか,銃の説明のところとかもアホらしくて好み。前作に比べて評価が低いようだけど,こっちのほうがいい意味?の安っぽさとか展開のダルさがあって,いかにも「パルプフィクション」という感じで私は好き。 |
80.一見特に見せ場の無い冗長なストーリーを、人物を中心に持ってきて2時間半、全く飽きさせない。相変わらず台詞回し、音楽も最高。ディテールの細やかさは絶品。繊細さと大胆さ、その両面を併せ持ったタランティーノは、やはりすごい。 |
79.映像と音楽の渇いた感じが、ぞくぞくした♪ ジャッキー・ブラウンはかっこよく、ダサい。 ロバート・デ・ニーロは、あんな役なんだ・・あの冴えない役を淡々と冴えないまま演じるのはそれはそれですごい。 【青犬】さん 7点(2004-01-05 05:43:44) |
78.冒頭と最後のシーン、最高。速攻でサントラ購入しました。 タランティーノ作品では、一番好きな作品です。 犯罪物のジャンルに入るのでしょうが、あまりバイオレンス色の強くない、ポップな展開とそれぞれのキャラクターが魅力的に描かれていて、印象的でした。あとあのタランティーノの独特の絵の色・・・イイですよねー。 【イチヨウ】さん 10点(2004-01-05 05:34:07) |
77. パム・グリアはこの時48歳くらいか。若い!音楽の使い方がまた渋いね。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2003-12-24 10:29:37) |
【たま】さん 6点(2003-12-15 21:05:42) |
【虎尾】さん 8点(2003-12-13 00:51:09) |
74.タランティーノ作品の中では少し退屈な作品ですが、音楽は相変わらずカッコイイです!タランティーノが初めて原作付き映画の監督をしたということで、楽しみにしていましたが、結局オリジナル作品の方が楽しめるような気がしました。ただ、ラスト20分のスピーディーな演出は“おー!来たぞ~!”と感じました。この作品の原作「ラム・パンチ」の著者であるエルモア・レナードの犯罪小説では「アウト・オブ・サイト」「ゲット・ショーティー」などが映画化されています! 【ソダちゃん】さん 7点(2003-12-10 18:40:15) |
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73.元の物語がそんなに面白くないので、いくら会話の面白さを味わう、って言っても限度があって2時間35分は長過ぎ。映画全体が安っぽいセンスに包まれていて、その安っぽさを楽しめるほどには、私はタランティーノが好きじゃありません(「キル・ビル」は好きですが)。全体的にダラけた感じがしてしまって、もっと編集でシャキッとしてさせてくれないかなぁ、と思うばかりでした。 【あにやん🌈】さん 5点(2003-12-06 20:51:24) |
72.ジャッキー・ブラウンの狡猾さが怖かった!ジャッキーが「私が怖い?」と言ってるセリフがありましたが、素直に怖いです。(笑) 【無雲】さん 7点(2003-12-01 01:25:19) |
71.あえて比べさせてもらいますと、「パルプ・フィクション」は他の映画と時間が違った。いままでの映画が通過していた部分、つまり無駄話の類に一々停車し、そしてそれが抜群に面白かった。また、物語り全体がどう転ぶのかが全く読めず、予測不能の楽しさも溢れていた。 この「ジャッキー・ブラウン」でも相変わらず、チンピラたちがベラベラ喋るのは面白い。「音量を変えても音質は変えるな」は笑ったし、デ・ニーロのキャラも絶妙だった。 だがストーリーの部分、原作があるからだろうか、ストーリーが存在しすぎている印象を受けた。他の犯罪映画と同じ次元に存在しているのである。 いや、勿論それで面白ければ全然いいのだが、だけどこれで2時間はながいのねん 【紅蓮天国】さん 6点(2003-11-29 23:32:09) |
70.つまらない。原作云々じゃなくて普通につまらない。 【アルカポネ】さん 1点(2003-11-29 23:11:45) |
69.原作知らない人が見ても、楽しめないんでしょうね、これって。選曲や、洗練されたセリフのやりとりはQTらしくていいんだけど、日本人が諸手を挙げて“おもしろい!”といえるもんではないでしょ。QTと同時代を共有できなかったことに、やり場のない自己嫌悪。 【ダブルエイチ】さん 6点(2003-11-28 20:08:22) |
68.タランティーノがレナードの原作ものをそつなく仕上げた作品。初めから最後まで無駄をすくなめに撮られており、楽しめる。パム・グリアもはまっている。しかし、タランティーノファンはそんなもの求めていない。もっとアグレッシブに! もっと無駄な会話を! タランティーノへの思い入れの度合いが評価に影響する作品。俺はそれほど思い入れがないためか、7点はあげられる。 【恭人】さん 7点(2003-11-28 18:04:22) |
67.…長いよ。金銭強奪のカラクリはサミュの死という不確かなものに因っている。気も効いていない。まあ、それでもいい。QTに整合性を求めて観ているわけではないから。原作に忠実ってことで。では何を求めて観たのか?今回のQTの失敗(そう呼んでもさしつかえないでしょ?)のおかげで私がQTに求めているものがよくわかった。「レザボア」も「パルプ」も観ている最中に映画に酔わせてくれた。ムチャクチャ場数を踏んだ人に口説かれている時の様な、酔いしれながらも、上手いな!って感心していくような気分の良さ。今回はソレがない。いつものQTの登場人物がする無駄話は本当に気分良い。だれもが、「お、コイツ、バカじゃない!」って思わせるものばかり。立場とか人種とか権威とか、そんなもの無関係に、聞き手は語り手の存在感を認める。そんな奴が大勢いて会話を交えるのだから最高だ!話の内容はおバカなんだけれどね。いや、だからこそ贅沢なのかな?だって誰ならあのオバカ会話の中に入れる?連中が銀行家でブランドのスーツを着て高級レストランで同じ会話をしたのならば、私は黙ってエスカルゴを口に運ぶ。でも街のカフェで3ドル位のハンバーガーを頬張りながら、バカには出来ないバカな話を夢中になりながらされると、私はワクワクしながらBLTサンドを口に運ぶ。QTはIQ150なりのバカでマヌケな日常と口論を提供してくれる。私達にはそれは実にクールで心地よいものに感じる。「ジャッキーブラウン」は主人公からしてその魅力に欠けていた。サミュエル・ジャクソンが唯一期待をさせた。でもブリジットが彼の存在感をひたすらに下げた。デニーロも無駄使いだった。思うに、QTの嗜好性と表現力は今回かみ合っていなかった。彼自身面白いと思っているものと、私が彼の作品を面白いと思う要素はズレているのかもしれない。彼にとって、お楽しみ要素の2次的な部分が、我々にキンキンクールに響いているのかもしれない。 【夢の中】さん 4点(2003-11-23 23:04:06) (良:1票) |
【kazusun】さん 9点(2003-11-19 10:08:09) |
65.構成とか悪くはないし決して内容がつまらない映画というわけではないんだけど、普通の監督が普通に撮った普通の映画という感じで、特に印象に残らずすぐに内容を忘れちゃいそう。何も心が動きませんでした。きらいなわけではないんだけど・・・。 【るいるい】さん 4点(2003-11-10 16:06:27) |
64.タランティーノの「ラム・パンチ」。大胆な脚色はあったものの70年代のクライムムービー(というよりクライムTVドラマ?)の雰囲気はよかった。思いをすぐにぶつけたり、激しく求めあったりしない中年の恋愛を、デニーロ扮するサカリのついたバカのsexをはじめ、殺伐とした空気がもり上げる。「110番街交差点」でパムグリアを登場させ、最後の別れのシーンで本人に口ずさませる演出もよかった。キャスティングの妙にもうなった。ただ、タランティーノ色とレナード色が相殺していた感は強い。 【ウメキチ】さん 7点(2003-11-08 12:28:24) |