346.《ネタバレ》 スタイリッシュな映像美には惹かれ、ストーリーは哲学的な感じもして、ラストまで飽きずに観ることができたけど「だから・・・?」といった不思議な感じです。劇中に出てきたクラッシックモデルだけど超高性能そうな車が欲しい!乗りたい!と思いました。 【より】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2010-04-10 01:26:40) |
345.《ネタバレ》 「シモーヌ」と同じ監督だったのですね、納得です。いい脚本だったと思います、ジュード・ロウ演じるジェロームの最期が切なかったです。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-06 14:33:20) |
344.《ネタバレ》 とても大好きな映画です。そもそもスペースサーガとかスペースオペラに全く興味がない自分にとって、こういった類のSFは宝物です。この映画の世界に限らず、現実ってのは思いのほか理不尽ですよね。でもそこでヒーローが出てきて問題を片付けてくれたり、自分がヒーローになったりっていう夢を見るには、自分はあまりにも色んなものを見過ぎた(?)みたいです。 みんなが知らない振りをしている事「選ばれた人しかヒーローにはなれない」。それに真っ向から挑み、優生学を情熱と努力(と運)でねじ伏せるイーサン・ホークを見ていると、同じく選ばれし者ではない自分にとって明日への希望にもなります。そういった意味ではこれこそSFファンタジーなのかも! 【HAMEO】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-03-15 18:50:59) |
343.これは最高の作品です。テーマしかり、雰囲気しかり、すべてが私のツボです。遺伝子を乗り越えようと努力も惜しまず、ルールを破ることも気にしない主人公は心を打ちます。そして、すべてを一人で乗り越えた気になっていた主人公が実は色んな人に支えられていたという見せ方も素晴らしい。主人公の生き様が他の人々をそうさせたという考えもありでしょう。ラストも美しい。最高傑作です。 【べいんびーる】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-03-11 02:43:43) |
342.《ネタバレ》 かっちょいい~!まるで60年代のSFのシナリオをそのまま、あえて1998年に撮ることで生まれたような不思議な世界観。いい感じのときの「ウルトラセブン」に通底するような空気感。洋画も結構やるじゃないか、とか言っちゃうよ、オレ。「あの時と同じだ。戻ることは考えずに全力で泳いだ」。やっぱ、満点だ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-02-21 20:42:21) |
341.常に”全力”で生きる人間の映画。体力、姿かたち、頭脳、能力、寿命がどうであろうと。何かを目標に全力で生きる!そのことに動かされる。(というか、ちょっと自殺はいってるかもね)しかし!わたしがよかったのは、未来風の建築、インテリア、風景、うまさ-まん。ロケットぴゅー!ばっかりじゃだめよー。 【男ザンパノ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-07 23:26:57) |
340.努力というものをここまで美しく表現している映画は未だ見たことがありません。 【njld】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-01-13 22:57:24) |
339.《ネタバレ》 (たまたま,テレビでやっていたのを見て・・・)2度目なんだけどストーリーにぐぐっと引き込まれついつい最後まで見てしまいました。「2度目でも(ラストが分かっていても),最後まで観ることができる」っていうのは,私にとっては良い映画の条件の1つ。さて,何が良かったのかとふりかえるとジュードの煙草の吸い方が格好いいんですね。これが。ワインの中に煙草の煙を入れてタイタンを語るイーサンがぐっとくるんですね。何故か車の中でねていて,イーサンと会話して。イーサンの髪の毛をはらりと落とすユマが美しいんですね。そして,海辺のそばの家,ベッドと窓一面の海辺が何とも素晴らしい。もちろん,話の内容も良いのですが,そういった一つ一つがこの映画の良さでもあるのではないでしょうか 【蝉丸】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-10-31 10:34:51) |
338.日本向けSF。ストーリーはシンプルだが飽きさせない、ユマ・サーマンの芸術的な美しさ、ジュード・ロウとイーサン・ホークの演技力に圧倒される。しかし、こういうのはアメリカがやっちゃいけない、もっとちゃんとお金をかけ壮大なスケールでこの内容を取り込むべきだ、あれぐらいのセットなら日本でもギリいけると思うがアメリカじゃあれはツッコミ所になってしまう。 【カーヴ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-12 14:25:20) |
337.雰囲気は好きだけど、けっこう退屈してしまった。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-09-15 23:43:28) |
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336.《ネタバレ》 SFとサスペンスとヒューマンドラマと恋愛の見事に融合した作品。不適格者ヴィンセントにとって宇宙へ行くとはどういうことか?それは天上であり、神に近づくことであり、差別され続ける地上社会を逃れること。夢であり、自己実現であり、存在理由の根源なのだ。それが故にどのような手段、たとえ違法であろうとも宇宙に行こうとする。DNAの優劣で身分や職業が決められてしまう社会への挑戦でもある。彼の身分詐称、偽装工作は徐々に剥がれてゆくが、理解者も増えてゆく。DNA提供者のユージーン、恋人のアイリーン、弟の刑事、検査官。宇宙に行くことで、彼の夢は達成されたのだろうか?ユージーンの場合を考察してみよう。彼はDNAエリートだが、エリートの世界ほど競争の激しいものはない。銀メダルしかとれずに挫折し、車に飛び込んで自殺未遂。(エリートならもっと確実に死ぬ方法を選ぶはずだが…)下半身不随に。生活費を得るため、ヴィンセントにDNAを提供するが、次第に彼の夢に向かう生き方に共鳴してゆく。エリートが不適格者(生まれながらの敗者)に心を打たれたのだ。だがこれが悲劇の引き金となる。ヴィンセントがユージーンであるためには、入れ替わった自分が消滅しなければならない。彼はヴィンセントに自分を託し、自分を消滅させる。バッドエンドだ。そもそもこの物語は「偽装工作すれば夢が叶う」というメッセージに受け取られかねない危険性を孕んでいる。偽装にばかり焦点が当てられるからだ。ラストは正々堂々とジェロームとしてではなく、ヴィンセントとして宇宙旅行に行かなければ本当の自己実現にならないだろう。検査員が偽装に目をつぶったように、社会もそれを受け入れる素地がある。弟も競泳で負けて、兄の”努力の賜物としての体力・気力”を知ったのだ。「DNAよりも努力がまさる」がテーマ。「DNAよりも偽装工作」の印象が残るのはまずい。自殺は生命の軽視。努力の大切さを知ったユージーンこと再出発すべきだろう。別人として偽りの人生を続けることがどれほどの重荷になるか、容易に想像できる。誰もが6本指のピアニストのように成功できるはずだ。SFとしての欠点も目立つ。コンタクトや身長伸ばし手術や弱い心臓などは安易に見抜けるはず。殺人事件も監視カメラを見ればいい。また個人情報が保護されていないのは不自然。階段シーンや恋人が全てを悟るシーンなどとてもよかったです。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-06 17:26:37) (良:1票) |
335.《ネタバレ》 SFを期待してたらサスペンスだった。 【わさび】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-23 16:06:09) |
334.《ネタバレ》 ○設定はSFであれ、運命は操作できないが、諦めなければ何でも出来るってこと。○ヴィンセントに自分の夢を託し、全てを消すため焼死するジェローム。何とも感動的ではあったが、もう少し彼らの心理描写を描いてもと感じた。○弟を作るために訪れた病院で医師が「欠陥は性格だけで十分」と言っていたが、ガタカに入っても、詐称する奴、見逃す奴、殺人を犯す奴が居るところと妙にリンクした。○宇宙は胎内に似ていると言うセリフと、ラストの故郷に帰ると言うセリフもリンクしていた。○映像から醸し出される雰囲気が最高。小物や建物など変に凝っていないのも良い。地味ながら音楽も出過ぎず良かった。○ストーリーに関わる主要キャスト全てが素晴らしかった。J・ロウ、U・サーマンと言い雰囲気と見事にマッチしていた。○ガタカ内に女性が少ないと感じたのは気のせいだろうか? 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-18 00:48:04) |
333.《ネタバレ》 唯一無二。ガタカ内での偽装工作については節々にありえない感が漂いますが、近未来の感じはとても好きです。弟との対面、最後の最後に検査官が見逃すところまではベタベタで、なんとなく点数としては6,7点位な感じだったんですが、ラストは素敵でした。 「死んだこと」「一緒に宇宙に行ったこと」が素敵というわけではなく、何であれ最後に空が開け星が全面に…、語り過ぎず淡々と打ち上げられるロケット。旅立ちのシーンで終わる映画の中でも格別なものでした。 【はんにまる】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-15 02:08:08) |
332.《ネタバレ》 割と面白かったです。ただ、見る前にここの平均点を知っていたのだが、そこから期待したほどではなかった。 近未来の管理社会に対する抵抗。生まれながらの素質だけで人の運命を決めてしまう社会に対する抵抗。使い古された、陳腐なテーマではあるが、魅力的だ。その力のせいか、いつのまにか主人公に共感している。 ストーリー的には、殺人事件の操作を巡る話で最後まで行くとは思わなかった。映像的にすごい場面はないし、サスペンス要素も強くない。 ラストの少し前、検査官の先生の「告白」が良かったね。管理社会を最も象徴しているはずの検査官が、実はそれに疑念を持っていて、DNAを偽装する主人公の気持ちを理解していた。あれでグッと好感度が上がりました。 ものすごく面白いってわけじゃないが、好感のもてる作品ってとこですかね。 【佐吉】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-08-09 21:35:48) (良:1票) |
331.《ネタバレ》 人間の醜さとそれによって苦しむ人を描いた秀作。 優秀な遺伝子を持つか否かで将来が決まる世界。 身分を偽りエリートの世界に侵入し、偽りが露呈する恐怖に脅えながらも ビンセントは障害を乗り越えた。それは家族の支えによってではなく、 同じ苦しみを持つ仲間の協力と自身の努力によって。 宇宙飛行士や遺伝子による差別という舞台設定はあくまで暗示的なものであり、 伝えたかったことは歴史上の世界でも身近な世界でも起きていることへの批判だと思う。 それだけに考えさせられた。 【飴おじさん】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-07-31 23:31:02) |
330.《ネタバレ》 セットの軽さが気になってしまった以外はとても楽しめました。 私もまつげを落とさないように注意します。 【あげどん】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-01 12:48:45) |
329.ヴィジュアルとテーマ揃い踏みの、素晴らしい映画だと思います。少し感傷的すぎる気はしますけれどね。マイケル・ナイマンの音楽のせいかな? 【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-06-09 03:45:50) |
328.ジェロームの最後の決断は、たしかにそれ以外ないのかもしれないが欧米人の目にはどう映るのだろう。日本人にはこういうのは理解しやすいが。どっちかというと東洋的といいますか…。 【とと】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-02 00:04:13) |
327.《ネタバレ》 あまり類の見ない、異色のSF映画です。この映画では、テクノロジーの進歩によって他人になりすますことが可能になっていて、身分詐称を行っていますが、重要な場面ではかなり原始的な方法で難を逃れててるのが・・・どさくさに紛れて採決した物をすり替えたりしててぎりぎりセーフ、みたいな・・・中途半端な科学の進歩ですw 低予算だったのでしょうか、未来っぽさはあまり感じません。アイリーンとのラブロマンスは、強引です。大人になってからの兄弟の遠泳対決は、青春映画のようです。中盤は展開が面白かったのですが、真犯人が見つかって身分詐称もばれたあたりから尻すぼみ・・・何かもったいない映画です。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-04-10 21:09:56) (良:1票) |