309.《ネタバレ》 この映画って黒がぐっと締まってるとゆうか意図的にそうしてるのか知りませんが
それが本当に独特の映像美を作り出してるんですよね。
今までのハリウッド映画に無い斬新で深みの有る切れる画像というのでしょうか
ともかく出だしの戦闘ヘリが海岸線を編隊組んで飛んで行くシーンは圧巻で
はっきり言ってこれ見るだけで7点ぐらいの点数に成るかも(チト甘いかな^^;)
話の筋とゆうか演出的な部分は極力省いた様な映画でして
要するにソマリア派兵で米軍がいかに酷い目に有ったかと言うお話で
相対する黒人ゲリラが粗末な武器で何人やられようとも蝗の様に少数の米軍を押し包み
またブラックホ-クダウンの題名通り敵の真っ只中に墜落したヘリの米兵をまるで生贄にするかの如く
ある種狂気に支配された。。。ウーン。。原始的な有り様というのでしょうか
狂信的な偶像崇拝の徒。。。そんな感じで米兵が次々血祭りに上げられます。
ともかく米軍は近代装備で少数精鋭主義とゆうのでしょうか。
一応役に立ってるんですがなにせ数に任せて攻めて来るゲリラが剽悍でまったく怯む事無く米軍を追い詰める。
この辺りは取らぬ狸で始めてしまった作戦の誤算と悲惨さがひしひしと感じられます。
またまるで劇中自分が戦っている兵士の1人に成ったかの様な不思議な感覚に襲われました。。。それぐらいリアリティーに拘った映画と言うんでしょうかね。
米軍が優勢に成るのは夜間の赤外線スコープを付けた時と
例の湾岸やイラク戦争でも活躍したとゆう30ミリ高速チェーンガンを搭載したアパッチヘリですか?
あれで屋上に群がっているゲリラを掃射するシーンはスカッとすると同時にあーあー酷いなァと(笑)
ともかくかなり近代戦の手法や効果とかも軍の協力で忠実に再現してる様な気がします。
その他、本部で身勝手な指示を出す指揮官には本当に怒りを覚えますし
市街地線の怖さとゆうか初めて実戦の前線に立った兵士の心理状態。。。
この辺がかなり上手く描かれています。
ただ1つチト気に成ったのが夜間戦闘のシーンで画面が真っ黒で何してるんだか分からない所が何箇所か有ってあれはチトいただけませんでしたが
戦争映画好きな人は見て損は無い1作です。