《改行表示》400.《ネタバレ》 「良い映画か」と聞かれれば、残念ながら違う。 マフィア一家の仁義的なものが展開されるだけの物語である。カメラワークや構成には特段語るところはないように思える。重く閉塞感の漂うストーリーである。 しかしがながら「好きな映画か」と聞かれたら、それはもう圧倒的に好きだ。 マーロン・ブロンドの強烈な存在感。あの擦れた声はとりあえず真似してしまうだろう。これだけキャラクターが際立っている映画も珍しい。マーロン・ブロンドが喋っているだけでうっとりする。大好きだ。 加えて音楽が素晴らしい。かつてミッシェル・ガン・エレファントのライブの登場SEではゴッドファーザー愛のテーマが必ず流れていたが、彼らの音楽と通じるところがないでもない。 【小塚】さん [ビデオ(吹替)] 10点(2009-11-27 00:27:32) |
399.出演俳優の演技はすばらしいし、映画の1シーン1シーンが芸術作品のように美しい。とてもかっこいい映画。 【ぺん】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-11-15 16:53:37) |
398.裏社会の組織だからこそ、(少なくとも表向きは)信頼を軽視しては組織が立ち行かなくなる。当たり前の理屈ですが、昨今の映画・ドラマにおけるマフィアの無節操な殺人集団振りとは一線を画す、リアリティ溢れる内容だったと思います。この映画は別に悪を美化しているわけでは全然無いんですね。これが当時のマフィアの現実だったのだろうと思えます。そして、繊細なリアリティの上に起こる突然の残酷シーンの数々には衝撃を覚えずにはいられません。面白い映画でした。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-10-08 14:46:50) |
《改行表示》397.《ネタバレ》 寝るんじゃないかと思いました。古い物は古い。1960年から70年代頃にヒット した漫画やアニメを、今の人が見たって、うわーっでしょ。一部の例外がある のは判りますが、時代の流れに逆行するかの如く、いつ見ても素晴らしいとか 私には無理。懐古主義者じゃないし、時間があれば、1作品でも話題作とか 最近の映画が観たいです。結果として、それがつまらくても。アル・パチーノを 初めて見たのはインソムニアでした。今作品はさすがに若いなーと。お兄さんが 良かったですね。(長男の方)マイケルが頭が良く最後に兄の仇を討つんですが 凶悪になって行ってて、非常に後味が悪いです。マフィアだから・・なんですが ダイアン・キートンが可哀想です。インソムニアの方が面白かったとしみじみ 思いました。 【エラリイ】さん [DVD(字幕)] 1点(2009-09-27 03:06:48) |
396.《ネタバレ》 子供の頃にチラ見したものをこの程ちゃんと鑑賞。残念ながら手放しの賞賛は出来ず。独特の映像美、俳優の存在感は素晴らしいが、共感も感情移入も出来にくかった。時代というものが大きいと思う。時代の象徴としてビトーとマイケルという二人のゴッドファーザーが描かれているように感じた。米国は今も昔も差別社会。イタリア系移民も家畜並の扱いをされてきた。昔の方が差別はひどく、冒頭の娘の暴行事件みたいなのは掃いて捨てる程あっただろう。その中で自分達の矜持と暮らしを守る為にマフィアに頼る。それ以外に選択肢はない時代があった(そういった背景をもっと感じさせて欲しかったかな)「殺人はいかん」と言い、息子を殺されても「平和協定を守る」と誓ったビトーはそんな時代に生まれた「守る為のゴッドファーザー」であった。が、時代は変わり「麻薬」も金になる、と手をだし、邪魔な者を次々と暗殺する「悪のマフィア」の時代がやってくる。マイケルはその時代の頂点に君臨したのだ。彼はどんな世界に生きても、手段を選ばず伸し上がる男に違いない。だからこそ「表」の舞台に立つべきだった。「裏」の世界で彼は容赦なく邪魔者を排除する。妻を欺き、義弟を殺し、義弟の子供の名付け親に平気でなれる。この映画は、今の時代にふさわしい「悪のゴッドファーザー」誕生の物語だと思う。そうならざる得なかった部分がもう少し欲しかった。マイケルが「皆を守る為」にやっている事が、結局は大切な人を苦しめているのだともっと強調して欲しかったと思う。「頂点の男の孤独と苦悩」と解釈するには、マイケルのやっている事がむごすぎる。 【果月】さん [DVD(吹替)] 4点(2009-09-17 16:49:54) (良:1票) |
395.ロードショーでは見ることができませんでした。初見は二番館で、なんと「ゲッタウェイ」との二本立の鑑賞でした。長時間にもかかわらず、興奮して見たのを覚えています。両作品に共通して出演しているのがアル・レッティエリで、こんな悪い奴は他にはおらんと憤慨しました。彼には迷惑な話でしょうが(名悪役ですね)。後になって原作を読みましたが、原作に非常に忠実に作られていることに驚きました。見返すたびに新たな発見があり、実に奥行きのある素晴らしい作品だと思います。 ソニーが「一家」をブイブイと率いていたら一体どんなことになっただろうと想像してしまいます。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-08-29 14:37:51) |
394.《ネタバレ》 面白かったです。出演者皆の演技等は最近の映画には無い、気合に満ちたモンだったと思います。しかし、やや長過ぎたか。観ていて途中で若干疲れてしまいました。 【キノコ頭】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-30 21:27:59) |
393.多くの映画をこれまで見てきましたが、やはりこのゴットファーザーが一番完成度が高いと思います。脚本はもちろんのこと、マーロン・ブランドやアル・パチーノ、ロバート・デュバルの演技は至高の極み。特にマイケルの表情、目の演技には圧巻されます。それに加えニーノ・ロータの音楽が更に素晴らしさを加速させてきます。文句なしの満点。 【関白宣言】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-07-27 18:49:31) |
392.《ネタバレ》 いうまでもなく名画中の名画、 もちろん この映画の存在は知っていました。が、あまりマフィア的なものは好きじゃなく、正直敬遠してました。確かに身勝手な人たちの身勝手な殺し合いなのでしょうが、マーロン・ブランド アル・パチーノ始め出演者の素晴らしい演技に絶句…まさに脱帽です。最後まで気を抜けない「緊迫感」 3時間超の時間も全く気にならず一気に観てしまいました。賛否両論あるとは思いますが、一度は観たほうがいい映画であるとオモイマス 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-07-22 22:27:23) |
391.ごろつきの世界を詩的に美化して酔っているようなところがおめでたい感じがして、昔から好きにはなれなかった。ニーノ・ロータのセンチメンタルな曲調がその雰囲気に拍車をかけているのは言うまでもない。定められた運命から逃れえぬ者の苦悩や悲哀を描いているのだとしても、あまりにも場が悪すぎる。この映画がマフィアというものに幻想を作り出したことは罪深い事だと思う。見るべきものがあるとすれば俳優の演技だけである。 【レイン】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-06-20 00:05:20) |
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390.《ネタバレ》 恐らく子供のころに観てると思いますが、難しくてよく解らなかったような気がするし、この尺ではきっとテレビではかなりカットされていたのではないかと。改めて観ましたが、素直に楽しめる映画でした。馬のシーンなど、掴みも巧みですね。マフィアを正当化してるとかそういうことは考えなくていいし、音楽も素晴らしい。特にアポロニアの爆死とソニーが蜂の巣にされるとこは息を止めて観てしまいました。私はどっちかと言うと、冷静沈着なマイケルより、血気にはやった単細胞で女にもだらしないのに、滅茶苦茶妹思いのソニーに肩入れしてしまったので。結局それで死んじゃうんだけど…。ヴィトーの最期がまたいいですね。それにしてもタリア・シャイアがコッポラの妹って知らなかったなあ(汗)。 【あっかっか】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-01 17:48:29) |
《改行表示》389.《ネタバレ》 ストーリー展開、撮影手法ともに今までのレビュワーの方々が語り尽くしておられるので、個人的なツボを少々。マイケルがパスタソースのコツを教わるシーン、微笑ましくも今後の運命を暗示するようで気になりました。それにしてもGF3部作は実に、繰り返し鑑賞に耐える映画ですね。何度みてもワクワクします。 |
《改行表示》388.《ネタバレ》 音楽・映像美・演技・脚本どれもがすばらしい。映画と言う媒体で物語を語るときの、1つの到達点とも言える作品だと思います。 現在風のテンポの良いカット割ではなく、俳優の演技の「間」を最大限に活かした作りで、その上質な演技ゆえに長さを感じさせません。殺人や粛清シーンの前後にある、光と影を活かした印象的なカット・音楽・効果(環境)音など、ひとつとして無駄が無く、まさに演出者の意図通りに観る者を映画の世界に引き込んでくれます。 あたりまえですが私自身、現実のマフィア・暴力は大嫌いで、この映画の中の「ファミリー」も身内に甘く独善的で、けっして憧れの対象にはなりませんでした。むしろ「自分なら絶対嫌だ」とも思いました。しかし物語として、ある種ファンタジーとしての人間模様には強く惹かれました。 アクションやホラー映画の好きな自分に、俳優の凄まじいまでの演技を見る楽しみや、ゆったりと丁寧に作りこまれた画面を鑑賞する楽しみを教えてくれた映画です。 |
387.文句の付けようが無い映画。マーロン・ブランドを始め、俳優陣全員がハマりすぎ!個人的には孤児だったトムのドンへの忠誠心、家族同様にトムを大切にしているドンにグッと来た。マイケルやソニーの名演はもちろんだが、クレメンザやルカ・ブラージ、テシオなど脇役のオッサン達ももの凄くリアルで素晴らしかった。個人的に一番お気に入りのシーンは、各ファミリーのドンが集う会合シーン。ドン・コルレオーネの全ての台詞が威厳に満ちていて、感動すら覚えた。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-01-22 10:33:37) |
386. 事実をもとに作られた作品であることには驚きです。超シブくてかっこいい映画だとおもいます。 【ファンオブ吹石】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-12-28 18:01:07) |
《改行表示》385. 全編にみなぎる緊張感。ブランドの演技。みごとな脚本。 物語りを引き締める音楽。すべてが完璧。 【翼ネコ】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2008-12-20 17:28:36) |
《改行表示》384.《ネタバレ》 マーロン・ブランドがカッコよすぎ。暗い部屋の中で浮かび上がる渋い顔。最後のほうの孫好きのおじいちゃん姿もよかった。 この映画で一番ドキドキしたのがレストランでのマイケル。相手の顔を映さずにマイケルの表情だけで表現したのが非常によかった。あのシーンからのマイケルの変化も凄かったです。どんどん凄みの出てくる眼とにじみ出てくる風格。 乱暴だけど妹思いのソニーも好きでした。 【赤紫】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-12-04 20:39:10) |
《改行表示》383.ファミリー(一族)のためにファミリー(家族)を失う人たちの映画。 もう少し長く見ていたかったなあと思わせる三時間。 冒頭と中盤に入る結婚式のシーン。ああいう挙式は素晴らしい。 しかし、どちらも悲しい結末を迎えるとは。 エンパイア誌のベスト500の第1位にふさわしい映画です。 【くぼごん】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-11-10 16:54:53) |
382.《ネタバレ》 マーロン・ブロンドの圧倒的存在感がすごかった。アルパチーノ演じるマイケルが徐々にドンとしての風格を得ていくシーンが秀逸。とくにラストシーン。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-10 16:37:17) |
381.マフィア映画の代表作であり間違いなく映画史に深く刻まれた映画。始まりから終わりまで迫力で押し切っている。そして単なるマフィア映画にとどまらず家族を守ろうとするコルレオーネ一族の愛が深い。愛を守るためであれば血が流れようとも手段を選ばないその姿に興奮を覚えたし、マフィア映画の真髄が前面に出ている。音楽も独特の迫力を出している描写も素晴らしい。エンディングでジーンと鑑賞に浸れる映画でした。僕が映画を見てきた中で一番です。 |