98.レオニダスが死ぬとこまではそこそこ面白かった。エンターテインメントなんだから史実とかリアルどうこうじゃなくて、勢いが大事。だから忍者みたいのも出てきちゃうし、サイやゾウもまるで異界のモンスターのように描いちゃうし、クセルクセスもこの世に君臨する神のように描いちゃう。そういった部分は「そんなわけねー」などと無粋にツッコむことなく普通に飲み込めるんですが、ザック・スナイダーという人は映像センスはあるのに、「自由と平和にために今こそ立ち上がるのだー!」的な最近のアメリカ映画の最もクサい部分を最後に持ってくることには抵抗は無いんですかね?/レオニダスが「自由と平和を守る」ために戦ってるというのはそれまでの内容で充分伝わるんだから、あんなつまらない締めはいらないんですよ。自分としては死屍累々の中でレオニダスも力尽きて、カメラが遠ざかっていくところまでで止めてくれた方が余韻があっていい。 |
97.《ネタバレ》 映像は凄いし、何度も巻き戻して観てしまいました。サイと象のあんまりな扱いに泣けた。色々と突っ込みどころはあるのですが、とりあえず【【スパルタ兵が300人も居るように見えない!!】】というのが個人的に一番気になりましたね(どうして誰もここを疑問に思わないんだー!)。あれじゃせいぜい50人くらいです…(役者さんは30人居るらしい)。画面の外に居るっていう理屈ならある程度解るんですけど、ラストでドームみたいな陣形を組んだ時も「300人」と言い切ってました。あれは30人居るかどうかも怪しいサイズだ…。でもまあ面白かったです。若干ポカーンとはなったけど。 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-12-09 00:44:38) |
《改行表示》96.《ネタバレ》 マッスルマッスル! 〈追加〉さすがに「マッスルマッスル!」だけではレビューとしてどうかと思い、もう少し追加しておきます。本作品は古代ギリシアの歴史家ヘロドトスの「歴史」に記載されているペルシア戦争のテルモピュライの戦いが舞台となっています。どうやら「歴史」によると、テルモピュライの戦いでは祭りのためスパルタが300人しか出兵できず、内通者がペルシア軍に迂回路を教えたためにギリシア軍は背後を突かれ、レオニダスは他の諸都市の兵を先に逃亡させた後、自ら300人のスパルタ兵を率いてペルシャ軍を迎え撃ったということだそうです。そしてこの映画はこの大まかなプロットを軸に「男だらけの筋肉祭り」を展開するわけです。化け物じみた兵隊やピアスまみれのペルシア王など突っ込み所満載なものが多々登場しますが、見ている間はそんなものは全く気になりません。そして最後はテルモピュライの戦いから1年後、スパルタを中心とするギリシア軍が大勝したプラタイアの戦い開始のシーンで締めくくられます。テンポや映像も良く、全体的に結構好きな感じの映画なのですが、農作業などに大量の奴隷を使役していたギリシア諸国がやたらとアメリカ的自由を主張しているところがどうにもこうにも気になってしょうがありません。でもまあ、戦いのシーンは何度も見返してしまうほど良かったです。 【丸に梅鉢】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-06 01:00:53) (良:1票) |
95.これを映画といって良いのだろうか。・・・・なんていったら、映画の概念を覆す革命的な作品だといって褒めることらになってしまうかもしれません。・・・・おじさんになると、こういうのを楽しむ精力はもはやありません。・・・・・・重装歩兵の戦いぶりを見せてくれるかと思ったら、最初だけだったし、、、カルタゴの軍隊のように象が出てきたり、蒙古軍のように火薬を使ったり、イスラームのような装束だったり、、、評議会の風情はローマそのものだし、あげくは能面をかぶった二刀流の忍者が出てきたり、、、、、ラストの倒れたレオニダスは十字架のキリストのイメージだし、、、、、音楽はどっかで聴いたたことがあるような定番で、、、、、自由だの、家族だの、自己犠牲だのアメリカ的な価値を叫びまくり、、、、、血しぶきだとかは大昔の黒澤流なだけで、、、、、間道を教えて裏切るキャラはロードオブザリングそのままだし、、、、、アメリカ映画に想像力が殆ど枯渇している現状を象徴しているような作品でした。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 2点(2007-12-02 03:43:40) (良:1票) |
《改行表示》94.《ネタバレ》 300人が100万人と対決なんて、絶対おもしろいと思って 見に行ったら、期待はずれ。 そんなオチはないよ。実話じゃないんだから、もっといい方向に持っていけると 思う今日この頃です。 【kure】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-11-19 00:26:18) (良:1票) |
93.イタリアへの新婚旅行の帰り、飛行機の中で観ました。映像だけの映画で、物語がうすっぺらかったです。今、塩野七生の「ローマ人の物語」を読んでいる最中ですが、まったくスケールが違います。 【よしふみ】さん [DVD(吹替)] 4点(2007-11-15 22:46:40) |
92.《ネタバレ》 ストーリーに背景がなく、なぜ闘うのかさっぱりわからない。やたらに血が飛び散り首や手足が切断されるという映像の連続で、そこにはなんの内容もない。不愉快な作品でした。 【たこすけ】さん [DVD(字幕)] 2点(2007-11-15 20:40:09) |
91.観始めてからすぐ、なんじゃこりゃ..って思って観てました..が、ラストのオチが、単なるB級作品から少しだけ救ってくれました..そうきたか~って、感じです.. CGを上手く使った、魅せるアクション..細かいところまでこだわっているのが、映像からひしひしと伝わってきますね..アジアンムービーのような見え見えワイヤーアクションが無かったのも、好感が持てました..何はともあれ、英雄伝説ファンタジー、夢物語、ってところでしょうか... 【コナンが一番】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-11-12 12:35:03) |
90.《ネタバレ》 ややカタルシスが足りないな。特に最後の闘いのあっけなさ。少人数ながら錐のように突進し家康に肉薄した真田幸村のことを誰か教えてあげてほしかったな。 【SAS30】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-11-12 10:49:29) |
89.薄っぺらいストーリーにスローモーション多様の戦闘シーンはご愛嬌。クセルクセスさんが北斗の拳の聖帝サウザー様に見えました。 【真尋】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2007-11-11 03:47:23) |
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88.《ネタバレ》 レオニダス率いる筋肉ムキムキ男塾メンバーがヤバかったですね。それに対抗しようとしたのかクセルクセスも過剰装飾だったような気がしますね(笑)格闘技好きが幸いして個人的には当たりの作品で飽きずに最後まで見ることが出来ました。スローモーションの多用は映像が綺麗だったので良かったかと思いますね。残念なのはゴブリン等の出現で中途半端なファンタジーになってしまったことです。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-11-02 09:25:01) |
87.映像は迫力もあり良かったです。でもその分物語が薄くなってしまったような。 【あるまじろ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-10-27 22:59:01) |
86.《ネタバレ》 この映画の原作を書いたフランク・ミラーという人は、シン・シティの原作も書いた人のようで、双方の映画の製作にも携わっているようですね。この事実に気が付いた後ですが、色調を押さえた暗めでアニメチック(劇画チック?)な映像はシン・シティと同じような雰囲気だったのかなと思いました。戦闘シーンは斬新で迫力があるのですが、ストーリーが単調でちょっと物足り無さを感じました。 【ポテト】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-10-26 16:15:22) |
《改行表示》85.《ネタバレ》 「ラストサムライ」の最後の戦闘シーンで語られていた、300人の戦士の物語。けっこう期待したのだが、がっかり。映像がスゴイということで鑑賞したはずなのだが、既視感ばかりがあって、しかもマッチョと飛び散る血ばかりが印象に残って、ストーリーは陳腐だった。「ロード・オブ・ザ・リング」などの映画からの既視感もそうなのだが、どちらかというと少年漫画や青年漫画の、どこかで見たようなシーンが繋ぎ合わさっている感じだった。他の方も言っているように北斗の拳とか、そういう系。死者を穴に落とすシーンなんて、すごく漫画的。で、いきなりスロー映像になるから、この穴はそもそも何のための穴なのか? ゴミ捨て場か?とか、変な方向へ思考が脱線しちゃうのだ。 冒頭でクドクドとスパルタの男子が戦士になっていく話が描かれたが、あれじゃあ、耕作したり商売したり外交をしたりする人間が育たないわけだ。しかも結局は国の危機に王の近習300人が戦うってだけの国になっちゃってるじゃん。戦士養成計画自体もダメダメってことじゃん。王がボロクソに言っている神官たちは、戦士になれない人間が山に捨てられた末路のようだが、違うのか? むしろペルシャの文化の高さや動員力に、国としての凄味を感じちゃうのは、アジア人だからだろうか。笑わすために出てきたとしか思えないペルシャの王のほうが、存在感があったなぁ。何から何まで漫画的だった。 それから、「ロード・オブ・ザ・リング」とそっくりな戦闘ゾウさんたちが笑えた。しかも、この語りはファラミア(ウェンハム)じゃないか。 【ルクレツィアの娘】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-10-24 15:08:18) |
《改行表示》84.《ネタバレ》 マンホールの蓋を持った半裸のおっさんたちを見たときはどうかと思ったけど、あまりに現実離れした世界観のせいでどうでもよくなった。戦闘シーン以外でも雲間から差す陽光などが異様な金色をしており、神話的な雰囲気を醸し出している。けれどもザック・スナイダーのセンスというのは良くも悪くも現代的で、どんなに神々しさを強調しても重厚さに欠け、歴史ものよりは音楽のPVに向いた才能だと感じさせる。 脚本は半ば確信犯なんだろうけどやはり薄味で、人間ドラマ的な部分がまったく感動できないのはちょっと残念。加えてペルシア軍側の過剰な脚色(どうみてもサウロンの配下)には笑いを堪えられない。エンドロールに至っては神話性が完璧に消失し、まったきプロモーションビデオと化してしまう。『ドーン・オブ・ザ・デッド』でもそうだったけど、どこかしらロックンロールせずにはいられない監督なんだろう。 これを軽薄と受け取るか、あるいは個性的なセンスと捉えるかは人によるだろうが、自分はどちらかというと、後者。諸手をあげて絶賛はしないけど、鮮烈な世界を創り上げていることは確かだし、同監督の次回作はチェックしたい。こんなにメタリックなファンタジーは過去になかった。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-23 03:30:01) |
83.戦闘シーンの迫力はさすがといった感じだが、見ていてどうもワクワク出来なかった。CMを見ていると”熱い男の映画”って感じだったんだけど、実際見てみるとストーリが薄く、また淡々としすぎで、どうも盛り上がりに欠けました。ペルシア軍のゾウやサイみたいな獣は雑誌などでは結構取り上げられていたのに、どんなけチョイ役やねんって感じでしたし・・・。やっぱり予告編っていうのは良いトコ取りなんだな~ってことを再認識させてくれた映画です。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-10-20 22:50:53) |
《改行表示》82.《ネタバレ》 CGに頼りすぎなのと敵を切るときにスローモーションになるのを多用しすぎで後半飽きが来る。 あと、忍者もどき、ファンタスティク・フォーのシング(だっけ?)もどきが出てきた時は引いたわ・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-10-17 23:23:42) (良:1票) |
《改行表示》81.《ネタバレ》 CG使いすぎ。 斬新な映像とやらも後半は食傷気味になっておなかいっぱいになります。 【しろタマネギ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-10-17 15:14:46) |
80.《ネタバレ》 これはまるで絵から抜け出てきたような映像!迫力満点です!! 背景も極力色を抑えられているから生身の筋肉が映えて、戦闘シーンでの筋肉美が必見ですね。ただ・・・普通だったら無防備すぎでしょ・・・(笑)「スパルタ教育!」とかの語源はここからきてるぐらいですから、その精神は男前!!話はストレートでした。 【うさぎ大福】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-16 21:34:05) |
《改行表示》79.《ネタバレ》 歴史ものが好きな自分としては、さてこの作品はどう評価したらよろしいかと非常に悩みますが、漫画が原作ということで考えれば、なかなか良く出来ているのでは、と思います。 独特の色彩など、会う合わないあると思いますが、漫画的な場面の展開、特に敵を倒していく時のスローモーションなどはなかなか巧妙な使い方ではないかと思います。 それに、一応やたら強い奴が突っ込んでいって敵を一掃、というものではなく、重装歩兵などの戦法などで戦っていますので、そこが好感が持てます。 …まあ、約2名、某ファンタジー超大作の弓使い&斧使いのような輩はいましたが。 それから、階段付きの玉座、というのも、某歴史超大作で登場した“スフィンクス”の玉座を彷彿させて、個人的にはなかなか面白かったです。やはり、インパクトを与えるという点ではこういうギミックが一番でしょうね(まあ、もちろんスフィンクスには敵わないんですが)。 物語の展開など、やけに淡々としている面もあり、映像以外では取り立ててパッとしない、という点もありますが、守るもののために命を投げ出す、云々の展開は、やっぱり男の子にはたまらないのではないでしょうか。 ということで、とにかく楽しみたい、という方には最適かもしれません。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-16 00:24:48) |