17.火星での生き抜き方、通信方法、脱出方法など、アイディアに満ち溢れていて、感心しました。すごいなあと思わせてくれます。ですが、映画の出来としては残念な部分があります。ゴールデングローブ賞ではミュージカル・コメディ部門の対象となっていたとおり、笑いのエッセンスがあります。その影響で、シリアスさに欠けるのです。主人公がどんな窮地に陥っているか、スクリーンからは伝わってきません。まるで地球に帰れることが当たり前と考えているかのようです。コメディタッチで見やすい映画、ではあるものの、重厚感のないノリの軽い映画、とも思えます。出来がいいのは間違いないので、軽い気分で見ていれば、すごく楽しめるんじゃないでしょうか。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-02-09 17:37:50) |
《改行表示》16.《ネタバレ》 面白かった。・・・・・8点 中国登場で一気に興ざめ。・・・▲3点 あそこはH-IIBでしょ! 【じむりじんじむ】さん [映画館(字幕)] 5点(2016-02-09 00:03:22) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 アポロ13、ゼロ・グラビティ、冒険野郎マクガイバー(1stシーズン)をミックスしたような作品。素直に面白いと感じた。リドリー・スコット監督というとエイリアンやブレードランナーに代表されるような、画面が暗く重い雰囲気の作品が多いなか、主人公のポジティブさも相まって軽快な印象を受ける。船長の趣味という位置付けの往年のディスコソングも軽快な印象づけに大いに寄与している。いいチョイスだ。また、NASA全面協力ということもあって、将来有人火星探査が始まるとすればこうなるだろうなという要素が多分にある(ただ、NASAは劇中のようなカッコイイ船外活動服はデザインできないだろうけど)。そこにはSF映画っぽい非現実的な未来感はなく、現実感すらある。 あと、邦題の「オデッセイ」ははたしてどうかなと思う。内容とマッチしているしダメではないのだが、原題のMartianをもっと尊重してほしかった気もする。Martianは火星人という意味でそのままだとB級映画臭しかしないが、原作小説の邦題である「火星の人」を採用するという手もあったと思う。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-02-07 20:20:17) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 これで火星に置き去りにされても大丈夫!・・・な訳ではないが 虚実入り混じった火星での事故とその対応を最新のVFXで描いている仮想ドキュメント風フィクション。 R.スコットの映像センスが本作を宇宙時代の開拓精神を描いたハイクオリティなSF(サイエンスフィクション)たらしめている。何より「プロメテウス」以上に臨場感あふれる画面が感動をも呼び起こす。 他のレビューでも指摘の通り、劇中に流れる"最低な選曲"(笑)のヒットナンバーは画面の端にタテ書き字幕で訳詩の表示を期待したが、最後までそれは成されなかった。英語力が無ければ(ある意味)監督の創作を十分に受け取れたとは言えない。 配給側がこの作品を如何に解っていないかが露呈しているようで残念極まりない。(権利関係で泣く泣く歌詞の字幕を割愛せざるを得なかったのなら失礼。) とは言え、この評価をつける以上は鑑賞をお勧めする訳です。出来れば米国の火星探査の歴史や火星の写真など事前に知っておくと10倍楽しめます。 【墨石亜乱】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-02-07 15:20:07) |
13.リドリー・スッコト監督久々の宇宙ものということで、それなりに楽しみにしていた。宇宙の恐怖、孤独の恐怖、様々な試練と困難が襲い掛かり、どれだけ主人公を追い詰めていくのか。そしてそれらをどう乗り越えていくのか。その辺が見所かなと予想していた。ところがドッコイ違っていた。たしかに試練は訪れるんだが、なんか上手いことクリアしてっちゃうんだよね。必死というよりは楽勝といった感じ。あの手この手ではなく、一つの選択肢で難を逃れていくわけなんですよ。主人公がめっちゃ頭良すぎで精神的にも安定していて、全くもって彼にエールを送れんのです。むしろこっちが、ほらこうすればいいのさ、て指南を受けてるみたいで、まるでこれって何かの番組ですか?て時々勘違いしそうになりました(笑)最終的には助かるんだろうと分かっているから、もっと主人公やクルーや地球のスタッフたちの葛藤を泥臭く描いて欲しかったな。「エイリアン」や「ブレードランナー」と比べちゃうとどうしてもポップで軽い印象を受けちゃうんです。悪い映画ではないとは思うんですが、自分なりに足りないものもあったので平均点止まりにしました。てか「プロメテウス」の続編はどうなってるだ?そこが気になるぜ。 |
12.《ネタバレ》 宇宙ものは大好き。個人的には「ゼログラビティ」を超えないが面白かった。70年代のディスコ&ソウルのBGMはちょっとミスマッチな所がいい味を出しているよう気がした。その中で期せずしてボウイの「スターマン」に涙。。。最近のハリウッドが中国市場を意識しすぎなのが気になるが、仕方がないのですかね? 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-02-06 20:14:52) |
11.《ネタバレ》 少しでも良い環境でと思いIMAX3Dで。だが3Dの不自然さが目に付いた。火星や地球の表面がデコボコし過ぎに見える。時折良い効果もあるが何だろう?特にいらないように思える。肝心のストーリーだが、これもリドリー・スコットとしては、いや大ベテランとなったリドリー・スコットだからこそか、無難にまとまり過ぎているように見えた。火星からの脱出劇だがどうしても長いスパンになる。緊張感が続かない、間延びしたサバイバルだ。その割にディテールは結構雑。火星にあんな暴風が吹くわけがない。地球と火星の間は電波が届くのに10分はかかる。テキストでもリアルタイムの会話は不可能だ。何だか火星というよりも地上のどっかの砂漠かのような印象が途中でわいてきた。彼の救出方法もこれしかないだろうと思っていたら案の定だった。「エイリアン」や「ブレードランナー」で目の覚めるようなビジュアルを見せてくれたリドリー・スコットも、もはやこんなものなんだろうか?それなりに期待していただけに残念な出来だった。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 5点(2016-02-06 18:59:48) (良:1票) |
《改行表示》10.ゼロ・グラビティと言い、本作と言い…やっぱり宇宙は怖いですね。 シリアスな内容ながら、陽気な懐メロに救われて緊張感と笑いのバランスが絶妙でした。 それとやっぱり知識は人の命を救いますね。頭の悪い私だったら500日近くもやっていける自信はありません…。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-02-06 18:56:17) |
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《改行表示》9.《ネタバレ》 リドリー・スコット、監督 マットデーモン、ジェシカチャステンと大好きな監督、俳優ときたら観に行かないわけにいかんでしょう! 色々細かいとこを指摘される諸氏がおられますが、わたしは大変娯楽映画として楽しめ、満足して見終える事が出来ました。映画は作り物。それをどうとるかは個人個人の自由。眉間にしわよせて観るも大笑いして観るも泣きながら観るも何でも自由!それからいくとこの映画では手に汗握り、泣き、感動し、また泣きました。リドリー・スコット監督は楽しめる作品の天才だと思います。物語も気を抜くところなく展開の速さも適切だし。ダレルどころか山場に向かって登るようなストーリーは好ましいものでした。 マットデーモンの演技も火星に残された者の感情の起伏を細やかに演技していたと思います。演技の軽さが問題視されそうですがそれを軽口で流せない者はたった一人でその苦境に押しつぶされ死んでいるでしょう。彼の醸し出す気持ちの見せかけの軽さやディスコ全盛時代のヒット曲がより事の重大さを感じさせて息詰まる思いでした。また火星探査機のクルーのリーダー。メリッサルイスを演じたジェシカチャスティンははまり役でマークを火星で死なせたと思い帰還の途について全責任を重く背にしょった気持ちでいるとこに彼の生存を知り。直ぐにでも引き返したい気持ちを押し殺しリーダーとしての冷静なたたずまいは見事でした! しかしそれも彼の存在が近ずくと軍人の鎧を脱ぎ捨て一か八かに出て彼の救助に命をかけます。このへんの二人のベテランのわざは見ていて感動に値します。 余談ですがNASAでの打ち合わせにらちが明かないのを見て、エルロンドの会議だとロードオブザリングをの裂け谷のシーンを持ち出したのは、シヨーン・ビーン「ロードオブザリングでボロミア役」がそこにいるので笑えました。 とにかく後半の火星からの脱出シーンの手袋の穴ロケットは笑えましたがアイアンマンにはなれないでゴム風船でしたね。 原作の良さは忠実には描けないがその緊迫感と結果得られる感動は思わず泣けました。誰でもが楽しめる娯楽映画として超お薦めです。 【としべい】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-02-05 22:19:36) (良:1票) |
《改行表示》8.《ネタバレ》 全体的にはよく構成された作品だと思いました。ジャンルを言うならば、ドラマですかね。 映画館でドラマを見る機会はなかなか無く、好みではないので新鮮な気持ちで見ました。 まず「音楽について」 緊張感が必要なシーンでは多彩な音楽でドキドキ感を味わえましたが、作物を作ったり、会話のシーンの音楽が異様にラフすぎて、(火星においてけぼりなのに気楽すぎだろ)と思ってしまいました。 船長の音楽の趣味という設定でしたが、せっかくの宇宙の舞台では異様に軽すぎる音楽だったと思いました。 次に「組織と関係」 みんなが帰還のために協力したいのに、NASAという組織が邪魔をし、さらにヘタを打つとメディアにも影響してしまい。動こうにも動けないもどかしさが伝わっていいドラマを描けてたとおもいます。 また、後付かのような中国からの支援、謎の学生からの意見は好きではありませんでした。 次に「時間」 時折、字幕に「火星日〇日」と表示されていましたね。しかし1年、2年経っても身体の汚れ、衰えや進化、精神的辛さなどが表現されていませんでした。 「火星日300日」と表示されても、あれ?全然 容姿変わってなくない?と感じてしまい、時間の流れが実感しませんでした。 髪や髭は伸びていましたが、あからさま過ぎてなんか……。 次に「帰還」 チームが皆で助け合い、そして無事再会できた時は感動しましたが、帰還が目的なのに再会のシーンは短いと思いました。 もう少し皆との会話も欲しかったですね。 最後に「地球」 皆との再会がおわった次のシーンで「地球日1日目」と字幕で表示されていましたね。1日目のはずなのに、ワトニーは悠々とベンチに座り、皆に挨拶され、その後のシーンでは教壇にいました。 「地球日1日目」って表示はなにかおかしくありませんか? 多々疑問もありつつですが。ドラマとして良い作品だと思いました。 【映画泥棒】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-02-05 20:09:16) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 凡作。wikipediaを見たら「科学的正確性を追求する姿勢」と書いてあったけれど、とんでもない。細かいことを気にしない人にはいいのかもしれないが、普通のアクションムービー。リドリー・スコットらしさを感じないという意味では「プロメテウス」よりずっとマシだが、これでアカデミー作品賞にノミネートとは意外というしかない。【ネタバレ注意】予告編を見るんじゃなかったと後悔した栽培シーンはたしかに面白いアイデアだが、宇宙で感謝祭を祝うために未調理のジャガイモを持っていくというのは信じがたい。いや持っていってもいいけど、それなら調理器具が一式あるだろうにコーヒーメーカーくらいしかなかったぞ。だいたい芋だけ食ってたってビタミン欠乏症で病気になるんじゃないのか。途中で薬飲んでたから、ああビタミン剤くらいあるのかと思ったら鎮静剤。そもそも31日間の滞在にしては火星に置いた建物も宇宙船もやたらと大きいし、無重力を描写してるのにランニングマシンとか笑ってしまう。しかもリアクターを動かしたわけでもないのに火星に嵐が吹き荒れるような大気はないだろよ、と思ったら、そこは原作から意図的に修正されていないものということのようだ。だが、大気が薄いからこその厳重な二重扉(かつわずかなほころびによる破裂)だろうに、なんでビニールかぶせただけで宇宙服が要らないくらいにまで修理できてしまうのか。だったら、もう一度芋を植えなおせよ。バクテリア死んだとか、凍っただけだろ。クソを使い切ったのか。さらにNASA長官が冷静な判断を下してるのに、みんなで邪魔をする。スイングバイで回れ右して救助に行くなら、“その時点”で火星からの脱出方法が確定していないとおかしいぞ。スーパーコンピューターで何を計算していたのか。終盤には、とってつけたような中国からの支援。ああ、中国資本の威力は凄いなって、どこの「トランスフォーマー」だよ。なお、リドリー・スコット作品なのに「間抜けな宇宙飛行士」がいないところは評価する。あと、パスファインダー。 ※追記。パスファインダーによる16進通信。絶対に効率悪い。英字+数字+記号なら、8進数2桁(0~63)で十分。最初に8×8の文字コード表を画像送信しておけばよい。 ※さらに追記。次の火星探査が4年後と言っていた。少なくとも荷物を先に送るのは2年2カ月ごとに使えるホーマン軌道を使うので4年が4年4カ月なら妥当な話だと思う(その意味では、荷物運搬用の宇宙船が大型化できるのに対して、後追いする人用の宇宙船は小型にせざるをえないはずで、ランニングマシンを持ち込むほど広いのはやはり変)。ここで、地球・火星間の移動が(たしか)10カ月くらいのことを言っていたと思うが、現地での滞在日数が1カ月ほどで往復するということは、ものすごく効率の悪い位置関係で出発・帰還することになるのではないか。さらに言えば、荷物運搬用の宇宙船を3カ月(?)早く作るということはホーマン軌道を使わないということになるはずで、それは意味があることなのだろうか。原作が、火星と地球間の距離や移動速度をちゃんと計算して創作しているのか気になる。 【mohno】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-02-05 00:10:10) (良:1票) |
《改行表示》6.リドリー・スコットらしい宇宙の映画だったと思います。彼の映画の中では少し地味なほうですが、「プロメテウス」の悲劇を考えたら今回の方向性で正解だったと思います。宇宙遊泳シーンも「グラビティ」より良かったように思います。ただ、明らかに不必要であろう中国事情を無理やりねじ込んである点と、そして「インター・ステラー」のようなドラマチックな展開が少なかった点など、若干エンターテイメント性に乏しいのが惜しい気もしました。(ドキュメンタリー風の良さもありますが) この映画は火星でのサバイバルがリアルに展開されますが、明るいキャラ設定のおかげであまり重苦しくなく進みます。このライトな雰囲気をどう考えるかで評価が変わりそうですが、実際問題として、究極の状況に陥った時には楽天家でないと乗り切れないと感じますので、これはこれで正解だったと思います。 特典映像で「適性検査」などが紹介されていて、宇宙飛行士各自の人間性や性格が紹介されています。できれば前述の中国のくだりをカットして宇宙飛行士としての資質などがわかり易く導入されていたら、楽天的である必要性などがより深く理解できて良かったように思います。 最後に、他の方と同様に日本名「オデッセイ」はまったく合わないと思います。どう考えても火星の人「The Martian」原題そのままのほうがシックリきます。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-02-02 00:59:52) (良:3票) |
5.《ネタバレ》 面白いなと思ったのはじゃがいもの栽培ができたシーン程度で、もう少しサバイバル感と彼独自のスペシャルスキルを見たかった。話の展開が予想できる内容で普通。もうちょっと展開があっても良かったのではなかろうか。救出方法をどうするかについて時間を割いていたが実際観客が見たいのはどうやって救出するかではなくて、どうやって生き延びるか、というところだと思う。 【Keytus】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2016-01-31 15:03:18) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 大航海時代、人類にとって最も重要な発見は新大陸でも黄金でもなくアンデス原産のジャガイモだった。人類を救ったジャガイモが火星の人を救うお話し。劇中、主人公が植民の定義を、現地での食料生産することと語る。人類よ、そろそろ月で農作物作ろうぜ。 中国の扱いは映画会社もNASAも苦慮したんだろうなあ。原作通りにすれば彼国を中傷することになるし、改編すればそれはそれで批判を受ける。その意味でまあ適当な落とし所になっていると思います(笑) 【けごや】さん [試写会(字幕)] 9点(2016-01-13 22:22:04) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 予告を観る限りもっとシリアスな展開になるのかと思ったら意外とほのぼのした感じで驚き。それでも内容は科学技術を結集させた見応え満点の作品。やっぱり頭がいいと何かと便利なんだと改めて思わされた。 【ぷるとっぷ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-01-04 14:50:12) |
2.《ネタバレ》 これ、ホントにリドリー・スコットなんだろうか?と疑問さえ持ってしまうくらい「普通」の冒険活劇でした。 いじょ! 【crushersyu】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-12-22 09:38:53) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 いくつものミラクルに助けられているけれど、事故で図らずも火星に置き去りになった人が如何に地球に戻ってくるかを基本的に現実の科学技術を基にして描いている。 好感が持てるし、楽しめる。 よくできた作品だ。 宇宙遊泳シーンもなかなか良くできている。 少し前の作品「Gravity」のようなでたらめさはない。 しかし一点、極めていかがわしい部分がある。 中国のブースターロケットの助けを借りる部分だ。 NASAよりも中国のほうがロケット技術が進んでいるって言うのも、助けを借りるって言うのもプロパガンダだ。 恐らく巨大な中国資本が入っているのだろう。 内容にとってまったく不必要な中国がらみのシーンを金の力で無理やり入れたのか、ハリウッド側が媚を売ったのか知らないが、まったく無意味無駄な部分だと思う。 せっかく良い映画なのに、残念だ。 それにしても邦題、なんで? The Martian「火星人」という題名は映画の内容を明確に表している。 それを変える意味がわからん。 【称えよ鉄兜】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2015-11-25 07:52:06) (良:2票) |