7.ん~正直イマイチでした.今回のメインキャストであるギバ&麗奈は役者としては頑張っているのですが,その『役』が結局(警視&弁護士として)大した仕事をしないで終わってしまっているのがなんとも・・・真矢さんが「2」よりちゃんとした扱いとなっていたのが救いかな. 【マー君】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-09-01 12:55:35) |
6.《ネタバレ》 『レインボーブリッジ』で、仕事に関する信念を貫くためには自分が大きな権限を持ててこそ、そのために出世するという気概を持つ室井慎次だけは惹かれたキャラクターで、本作への期待は大きかっただけに残念な思いで一杯です。容疑者となってしまった過程に一番期待していたのですが、室井自身に何の葛藤もない、権力闘争のとばっちりを食っただけのものというのは気持ちが一気に冷めてしまいました。危機から如何に脱するかという点でも女性弁護士は何の役にもたっておらず、IQだけずば抜けていてあとは幼稚園児なみという敵役の弁護士もしりきれとんぼの存在でした。犯人は今回もつまらん人物で最後まで冷めた思いのままでした。大岡裁きを法律に期待するのは甘いのでしょうが、法律を自分の欲得を満たすための道具、他人を陥れるための道具に使うのを見せられるのはやりきれないものを感じたという部分にこの点数です。 |
5.『踊る大捜査線』が始まったころ、僕はまだ小学生でした。あの頃の僕はなぜか『踊る大捜査線』の全てが大好きでした。織田裕二の歌うエンディングはいつも鼻唄まじりで口ずさみ、青島の着る拙いコートになぜか憧れ、友人がそれに似たのを着ていて僕はそれを無理矢理奪って着てみたり、深津絵里演じるすみれさんの逞しさの裏にある女性っぽさに淡い恋心を抱いた幼心は今も鮮明で、この世を去るにはあまりにも早過ぎた、和久さん役のいかりや長介の名演技にはいつも感動していた。でも僕が『踊る大捜査線』の中で一際僕の瞳の中で輝き続けているのは何と言っても“室井慎次”でした。室井さんはいつも威圧感と存在感を感じさせる力強い音楽と共に登場していて、その音楽がテレビのスピーカーから流れ出すたびに僕の背筋がピンッ!と真っ直ぐになる感覚は今も身体がしっかり覚えています。そしてその記憶を呼び起こしながら観賞しました。冒頭と終盤はストーリーの複雑さに梃子摺りましたが、やはり室井慎次の今まで見せた事のない一面が観れたのはとても新鮮でした。圧倒的な権力の下で、身動きの取れなくなった室井さんの切ない表情や弱々しい顔つきが何とも痛々しく感じ、それでも崩れはしない室井さんの信念の強さに感動し、小学生だったころに感じていた『踊る大捜査線』を大好きだった感情がそれと一緒に込み上げてきました。時間によって失われるものもたくさんありますが、それによって生まれるものも数え切れませんね。この映画を観終わってそう感じました。 最後に一言。「室井さん、これからも頑張ってください」 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-31 00:37:35) |
4.「 灰島を “ボク”とあしらう 沖田女史 室井助ける その頼もしさ 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
3.《ネタバレ》 面白かった。今までの映画では一番「映画っぽい」映画でしたね。ちょっと媚びてるけど(笑)。観覧車の場面でのおじいさんの「みんな正義が怖いんだよ」というセリフが印象に残りました。なんかイージーライダーみたい(というより「第三の男」?)。八嶋智人の弁護士事務所のセットも、なんだかマトリックスを彷彿とさせます(牢屋をイメージさせるような窓枠とかね)。私の考えすぎかもしれないけど、本広克行のモロパクリなオマージュよりも好感が持てました。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-28 08:46:11) |
2.《ネタバレ》 これまでの「踊る」映画はどれも映画であろうとする事とテレビドラマイメージを守る事の間でグダグダになってしまっている感じがありましたが、今回はちゃんと見られる映画、という感じがしました。2時間足らずの上映時間であるにも関わらず、物語自体の密度は低めで冗長だったり、長回しはここぞ、というところで発揮してこそ効果的なのに、重ねちゃってるので間延びしてたり、せっかくフィルム撮りのシネスコなのに、色調が安定していなくて、田中麗奈がカットによっては化粧お化け状態になってて可哀想だったり、ひっかかる点が散見されるのは確かなんですけれど、それでも室井が追い込まれてゆく物語は、ジャマなおちゃらけが挟まるスキもなく(スリーアミーゴスは登場しますが)、全編を貫く焦燥感によってかき立て続けられる不安、そしてその上で訪れる安堵の結末に、ワリと面白かったね、と満足。室井の力となってゆく新城や沖田の良さは、結局のところこれまでのスペシャルや映画を見ていてナンボであって、この映画だけで評価できる状態ではないのですが、室井も含めて「踊る」の中にあってストイックな存在であったがゆえに、その3人が組み上げてゆく物語は映画全体のトーンを硬派なものにして、がっしりと見応えあるものが生まれました。犯人の存在が致命的に弱いという「踊る」シリーズの欠点も、今回の映画においては逆に皮肉さを際立たせていて、プラスに作用していたように思います。で。これからも「踊る」スピンオフって生まれるんでしょうか? 個人的には真矢みきさん演じる沖田管理官が主役の映画が見たいなぁ・・・。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-28 00:28:35) |
1.どろどろとした大人の世界に差し込む光のような存在、それが田中麗奈さんです。どんな作品も彼女が出演することで何倍にも面白く美しく清潔なります。 あと八嶋さんの長い絞めすぎたネクタイがとても印象に残っています。 【武蔵】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-08-27 21:09:12) |