27.女性の強さを改めて感じました。話の内容もさることながら小豆島の美しい風景と島全体の暖かい雰囲気が印象に残りました。 【ちゃじじ】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-02-07 22:14:39) |
26.《ネタバレ》 タイトルも内容も全く知らず「面白そうな映画があった」と妻が借りてきた映画を、隣でボーっと眺めていたら、冒頭の緊張感のある裁判のシーンからグッと映画の世界に引きずり込まれ、それから2時間半、飽きっぽい自分としては珍しくラストまでその緊張感と興味を保ちながら観賞する事ができた。これぞ「THE・日本映画」だと思った。細やかな心情変化、表情、セリフ、独特の間。登場人物の辛い生き様と対比させ、さらに未来を映し出す美しい景色。全てに統一感があり、映画独特の世界観を創り上げている。観る者の想像に任せるラストも素晴らしい。観終わって約半日が過ぎたが、希和子と薫が過ごしたささやかで楽しい日々や、別れのシーンしか思い出せない。子供の存在というのは、同じ時を過ごせるだけで幸せであり、自分が生きる意味である。そして母が子を想う純粋な気持ちというのは生き物全てにおいて普遍的で当たり前だけど、複雑で儚く、そして美しいものだと強く感じた。 【N.Y.L.L】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-02-07 10:52:16) |
25.え、ラストあれ?野々宮希和子を出してくれよー 【アキラ】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-01-22 23:20:41) |
24.小説もTVも見た者からすれば、納得いかんわ〜〜〜。はしょりすぎやーーー。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-01-22 21:43:44) |
23.良かった。最後は涙が止まらない。特定の人物の視点に依存しないところが良い。誰に感情移入してもつらいが、先があるなら誰もが幸せになって欲しいと思う作品。 【ラグ】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-01-17 00:19:45) |
22.《ネタバレ》 赤子の誘拐犯とその女性から実の子のような愛情を受けて育てられた娘。終始重苦しい雰囲気ですが、一昨年末に旅行した小豆島を舞台にして複雑な“母娘”2人の物語がつながる終盤に感動がありました。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-11 23:54:43) |
21.《ネタバレ》 話題だったので今更ながら見たが、なるほど面白い。かなりずしりと重い内容だが、見応えはある。 ■一度ずれてしまった歯車は二度と戻らない。誰かが決定的な悪魔というわけでもなく、軋んだ運命は巻き込まれた人々を不幸にしていく。「悪」と「糾弾」の構図を拒絶するのが冒頭の「感謝はしても謝罪も反省もしない」という裁判シーンであろう。 ■巻き込まれたものは元には戻せない。それは八日目まで生き残ってしまった蝉のように不幸に引きずり込まれる。しかし、八日目まで生き残ったのは事実だが、それが本当に「不幸」なのか、それは分からない。違う世界が見れたことで広がるものもあるかもしれない、ともするとそれはそれで幸せなのかもしれない。確かに普通に見れば不幸な人生かもしれないけど、でもそうした人生を歩んできたからこそ掴めたものもある。それを取りこぼさずに生きることが重要なのかもしれない。 【θ】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-01-06 01:01:23) |
20.誘拐犯 被害者の妻 夫 何故かみんなに同情してしまう。それぞれが被害者でもあり加害者でもある関係を上手に描いていると思います。脇の劇団ひとりも小池栄子も良かった。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-01-04 17:09:10) |
19.う~ん..かなり期待して観たんだけど..なんだか損した気分..作者は何を言いたかったのか?..都合の良い設定、背景が、気になる..というか、作為が感じられてならない..リアルさと、必然性が欠けている... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-12-26 15:14:49) |
18.「孤高のメス」でも感じましたが、この監督は邦画ではめずらしくあっさりした演出をするので結構好きです。ストーリー自体はあまり興味がありませんでしたが、映画は良かったです。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-12-16 21:40:05) |
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17.話題作だったので、内容も全く知らずに観ましたが、私にはよくなかったです。観ている間中、早く捕まればいいのにとばかり思いました。共感できる登場人物もいないし、全然感動しなかったです。不倫して安易に子供を作る男や女たちに腹がたちました。観るんじゃなかったです。 【ぽじっこ】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-11-29 18:55:18) |
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15.原作未読。TVドラマ版はNHKさんがまとめて再放送してくれた時に一気に見た。そのドラマも良かったし、こちらの映画も良かった。小豆島の旅で愛された記憶が蘇っていく過程の感動は大きい。子供を生むこと、生めることがどれだけ幸せかって…。ラストは恵理菜が「母」になれた瞬間なんだろうね。 【リーム555】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-11-14 00:03:40) |
【akila】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-09-05 01:53:54) |
13.人生経験を積むにしたがい感じ方はまちまちかも。子をもうけたり子を亡くしたり・・・子に対する愛情がある人ほど心にしみる映画。キャスティングが良い。 【Malandro】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-08-15 23:03:20) |
12.《ネタバレ》 原作既読。基本的に時系列順に話が展開する小説と異なり、映画では2つの時間軸を交互に見せることで希和子と恵理菜のそれぞれの物語の重なりがうまく表現できたと思う。ちょっとあざといというか、わかりやすすぎ、という気もしないでもないが、小説以上にさまざまな観客を想定した映画の場合、それも一つの方法なのだと思う。2時間半という時間を考えれば、どちらかというと希和子のエピソードにページを割いた原作に対して、「恵理菜の物語」として全体を再構成したのも正解だったのだろう。そういう意味で、ラストが原作と異なっているのも、「恵理菜の物語」としての映画版としては十分に納得できるものだった。実は本作を観に行ったのは、原作が好きだったこともあるのだが、この夏休みに小豆島に家族旅行に行くことになったのも理由の一つだったのだが、あとでガイドブックとあわせてみると、見事に小豆島の観光スポットを抑えていてびっくり。小豆島観光協会の人たちがんばったなあ、と妙に関心してしまった。しかし、そういう映画の裏事情のようなものが嫌みにならないくらい、本作では小豆島という場所が魅力的に描かれていた。夏休みの小旅行が数倍楽しみになりました。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-07-22 18:04:34) |
11.昔の古っい少女漫画を見ているような映画だった。 ヒロインに襲いかかる数々の苦難や不幸、苛め役の継母や友達がいたりして、 一番ラストになって、ヒロインは何とか救われる。 そういった少女漫画の状況設定を、レディースコミック風に仕上げたという感じ。 とにかく主要人物たちの人間描写が圧倒的に不足しており、父親の出番はほぼなし、 実母はあからさまな役割、ヒロイン役の永作は人間としての葛藤をまったく見せず、 己のエゴを貫き通しているだけ。娘役の女の子の十五年間の苦悩も二時間半という 限られた時間の中では、さすがに中途半端という印象は否めない。 一番の脇役であるはずの、小池栄子のほうが目立っちゃってるってどうなの? 演出、キャスティングに関しては、いい部分と悪い部分が混在しており、 チグハグさを感じたというのが率直な意見。 ラストの説明台詞や劇団ひとりの配役などは、映画というよりはテレビ的だよね。 言いたいことはわかるんだけど、完全に女性をターゲットにした作りで、 ひと言で言えば、女性が子宮で感じる映画だなという感想しか残らなかった。 【MAHITO】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-07-17 05:50:47) |
10.《ネタバレ》 心に残る映画。僕は「なかなかよかったぞー」と叫びたくなる。 原作小説は、以前、大澤真幸の評論で紹介されていたことをきっかけにして読んだ。現代人は、自らの人生を回収し安心できるような既成の物語を失っており、伝統的な精神分析で解釈し癒すことができない、つまり物語によって内面化され得ない「新しい傷」を負っている。大澤はそう言う。『八日目の蝉』の登場人物達はそのような「新しい傷」を負った人々である。希和子が薫に注ぐ愛情には母性という根拠(物語)が最初から失われている。そして、希和子に育てられた薫は、その無根拠の愛情故に、始めから根拠が失われた世界を生きざるを得なかったのである。 「根拠が失われた社会の中で、人はどのような生きる正しい道筋を辿ることができるのか?」 これは、村上春樹の小説のモチーフにもなっていたように、80年代以降の文学的核心だったのだと僕は思う。(意識的にも無意識的にも僕らはそこにこそ共感したのだ) そんな現状認識を踏まえなければ、『八日目の蝉』の「物語を失った人々の新しい物語」という本来的な意義を理解することはできないだろう。『八日目の蝉』は母性愛を問うた物語ではなく、そういった幻想(母性というのは近代社会の生んだ物語でもある)が剥ぎ取られたところにどのような物語が可能なのかという、物語自身の可能性を問うた物語なのである。(『トウキョウソナタ』と同じモチーフ) さて、映画は、希和子や薫の淡々としたモノローグで構成される小説世界をうまく映像化していたと思う。そもそもこの題材は、小説よりも映画向きである。解釈の仕方は鑑賞者次第だけど、改めていろいろと感じさせるものが僕にはあった。小説で印象深かったラストシーンの希和子の言葉にまた涙した。そして、新しい関係性を掴む薫の決意にも改めて感動した。 【onomichi】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-07-03 10:01:41) |
9.《ネタバレ》 例えば、施設から脱出するシークエンスで窓や鉄条網に対して永作博美がどのような所作によって娘を護り、どのように庇いながら封鎖を抜け出るか。そういう細部の動作によってこそ観る側に彼女の情愛を伝えることが出来るはずなのだが、そうした部分の演出が手薄である。 単に脱出の絵解きでしかない。 また、特に井上真央の台詞に削るべき部分が多い点、歌のモチーフの連携が活かしきれていない点なども気になる。 しかし、最後に登場する島の写真館の異空間ぶりと緊張感は素晴らしい。 寡黙な館主(田中泯)の超越的な存在感。 撮影用の長椅子に座る永作博美と渡邊このみの手と手が交わす授受のアクション。 オフ空間から静かに聞こえてくる波音。その波音が、高台や浜辺やフェリーから見た「キラキラ光る」海のショットと、その情景に結びつく二人の交流の記憶を観客にたいしても呼び覚まさせる。 井上真央は暗室の中で、黒く不鮮明なネガを「現像」する手続きを経なければならない。 現像液の中に滲み出るように浮かび上がってくる二人の記念写真。(「ネガ」から「ポジ」への直喩的転換) そして写真館を飛び出して歩む彼女の力強い闊歩が良い。 (小豆島の浜辺、自転車、唱歌、記念写真は『二十四の瞳』に連なる映画アイテムでもある。) 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-06-13 22:10:05) |
8.《ネタバレ》 なんとなく泣きたい気分だったので、泣けて良かったです。 原作、ドラマと通ってきての観賞なので まあ色々大胆にはしょってるなとは思いますけど、嫌いじゃないです。 終わりはばっさりしてて好きです。 井上真央のリビングデッド演技も結構イケた。 リビングデッドなのは井上真央だけじゃなくて永作にも小池にも共通。 音も少なく、なんとなくエヴァ(TV)と被るな,なんて思ったり。 小池は今まで(特にトヨエツのヤツで)なんでそんなに絶賛されるのか?と常々思っていたんだけど これに関しては、ナチュラルに病的で良かった。でも大奥の時と同じ演技。 中島美嘉の歌はいらない。ちょっと安過ぎる。すごいマイナス。 【Pecco】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-06-12 22:32:19) |