1.<カナリネタバレシテマス!チュウイ>絶対観てね。観てね。お金要らないから。絶対だよ・・・フカキョンに言われたら断れないよね。で、観た。なんやこれ! 「リング」「らせん」と来て、勿論、今回も揚げ足を取らさせてもらいますよ、ふふふ・・・。☆恐怖。この理論が証明されれば・・・人を殺すのはビデオじゃない。恐怖だ!恐怖のエネルギーをプールに集めちゃぅる! この証明がされれば、何が証明されるんじゃゃ!例のごとくあのビデオが出てくるけど、相も変わらず全然怖くない。「ペイフォワード」戦法、ビデオを見たら先送りで、他の人に見せたことでその人は救われると言う。そう言う設定になっている。この辺は正規の続編「らせん」とは違う訳であるが、その辺が「リング」の数日後と位置付けた結果なのだろう。しかし原作(リング・らせん・ループ・バースディ)ではビデオを見た数人の登場人物の中だけで物語が展開する。それは誰にも話せない恐怖となって、観ている者にも緊迫した雰囲気が伝わって来た。しかし本作では、何とマスコミや警官の誰もがこのビデオの存在を周知している。なんか違う作品になってしまった気がした。誰にも相談できない。自分一人で解決しなくてはならない。そう言った孤独と時間との闘いを描くから原作が評価されたはず。だからホラーに成りえたのである。しかし本作は都合が悪くなったら超能力。高野舞に留まらず、何と子供まで。んな、あほな!取り敢えず、続編を作ってみましたって感じだった。それに山村貞子が幽霊になってしまってる。フカキョンまでそのレベルに落ちてしまって・・・ワチャー!そもそも貞子は恐怖の象徴ではなかったはず。その設定も説得力に欠けるし説明するシーンも無い。作りとしては「リング」の謎を、またビデオの謎を解こうとしているみたいだけど、所詮、蛇足に過ぎない。抽象的なシーンの連続、でも映像的にあまりセンスが無いなって。井戸に何故か落ちてしまった高野舞。怒り狂う貞子。ドサクサに紛れて真田先生の友情出演に貞子が追って来てバッー!っと現われたと思ったらすぐに消えたがな。そう、今消えたのって、これって粘土? 友情出演って言えば、松島奈々子ちゃんの登場!って期待したら簡単に轢き殺されるし。☆色々なピップエレキバンもどきを顔に貼り付けてる中谷美紀と少年。そのときの中谷美紀が恐怖に引き攣った顔が最も怖かった。で、意味不明なフカキョンのヘンな笑い?で気が付いたら終り。しかもエンディングは今井美樹の明るく軽いサウンド・・・あっフジサンケイグループ・・・でも、そう思いつつ別の意味で楽しみましたが・・・?