【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-17 07:45:09) |
172.《ネタバレ》 車で逃亡するとき、社長に見られちゃうシーンはイヤだね。 雨の中を車で走る場面、あの視界の悪さは不安にさせられる。 「ワイパーの動き」、「ナイフを持った手の動き」が音楽と合っていて面白い。 この音楽がよい。緊張感や不安を煽るようで、とても効果的だと思う。 モーテルって独特の雰囲気があるよね。 そこにいる青年の、何かにとり憑かれた様に「剥製の鳥」の話をする様はとても普通じゃない。 応接室で話しているときに、青年の背後で鳥の剥製が大きな陰をつくっているのが、とても不吉だ。 しかし、もはや「母親」の正体はバレバレであるが、 でも!それでもおばあさんの存在感は不気味である。 窓から覗く影、精神を病んでいる、表情が見えない、とてもオドロオドロしい。そうではないでしょうか。 ミイラになった「母親」の後姿には、とても存在感があり怖い。本当にまだそこに母親がいる感じ。 でも振り向いた瞬間にチープになった。 最後の精神分析的な謎解きもなんか普通だ。(こじつけっぽい?) でも、この作品はとても暗い陰が存在する。闇を描いている。 霊現象ではないが、不思議な怖さだと思います。(人の心の深いころにある怖さかな?) 独特の雰囲気を残す作品だ。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-20 01:36:49) |
171.《ネタバレ》 映画の最初の方で主人公(?)であるマリオンが4万ドルを衝動的に盗むところ、その流れにちょっと無理があるかなと感じていたのですが、そのもやもやも途中からのサスペンスで吹っ飛んでいきました。死者が殺人を犯しているのかはたまた…、常に不安を煽るような技法(色遣い(白黒映画ですが、黒色を基調にしているように思いました。)、視点の変化(最初主人公と思っていたマリオンがあっけなく死んでしまって、その後は4万ドルと殺人事件の行方に視点が移っていきます。)音楽(例の音楽。バーナード・ハーマンのこの断続的な金属音のような音楽を聴いているだけで恐怖に駆り立てられました。)等)が用いられており、ヒッチコックの作品の中でも最もドキドキできる素晴らしい作品だと思いました。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-10-14 23:09:36) |
170.ヒッチコック作品の中では今のところ一番好き。 特に雨の中の逃走シーンの緊迫感が最高。 ただし、最後の説明臭すぎる部分はマイナスポイント。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-11 05:32:06) |
169.子供の頃、テレビで見たのが最初。戦慄を覚えたのを思い出します。大人になって、アメリカの安モーテルに泊まるとき、死を少し覚悟しました。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 9点(2007-05-06 12:58:53) (笑:1票) |
168.《ネタバレ》 なにが驚いたって、主人公の女性がちょうど真ん中ぐらいで死んじゃったことです。それにしても技術的なことはよく分からないが、この映画当時としては物凄いインパクトのある作品だったのだろうが、今見るとそうでもない。まあ、それなりに楽しめたけどね。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-30 04:35:41) |
167.《ネタバレ》 まず、今から半世紀近く前にこのストーリー・構成を考え、映画化したことに賞賛。近年の映画は、構成を練りすぎて見ていて最初「??」となることが多い。例えば、時間軸をずらしたり、登場人物が複雑に絡み合っていたり。それはそれで面白いし、嫌いではないのだが、今作を観るとシンプルな方がよりストーリーに引き込まれ、臨場感が増す感じもした。エンディングありきのストーリーではなく、ストーリーを追ったあげくのエンディングといった感じがして、好感度も高い。先にシンプルとは言ったものの、途中、2転3転する流れは素晴らしいものがあり、今見ても全く色褪せない。マリオンが失踪する車の中で、会社の社長や取引相手の映像はあえて見せず、会話だけ(まるでマリオンが想像しているかのように)はめ込んだのは見事。効果音もシンプルながら、上手く観る側の恐怖心を刺激する。複雑になりすぎた近年の映画に食傷気味の方には是非お薦めです。 【グングニル】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-22 01:46:53) (良:1票) |
166.《ネタバレ》 いやいやいや、まさか主役だと思ってた女性が死ぬとは思わなかった・・・あとから、あれが「サイコ」の有名なシーンと知りましたが。まず、人物の作り方がすばらしく丁寧で、感情移入して見ることができました。そして最後の場面。すっげえ怖かった。あの場面のために下地をしっかり作り、観客をアッといわせるヒッチコックはやはりすごいと思いました。 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-20 23:51:01) |
165.《ネタバレ》 こないだ、再度DVDで観てみたが、やっぱり面白い。 変更前に書いた、私立探偵アーボガストが階段を登るときの緊迫感溢れる映し方や、サングラスの警官のドアップ、最後の地下室で照明を揺らすことによって骸骨に陰を持たせて不気味さを増幅させていたりという映像の超絶テクニックを再確認し大満足であったが、今回の再鑑賞では、脚本の技巧さも随所に感じられた。 脚本を作る際に工夫したと思われるポイントは“母親が実在することを如何に信じ込ませるか”という事だと推測できるのだが、私立探偵アーボガストはノーマンとの会話で、マリオンがノーマンの母親と会ったという事は一切出てきていないにもかかわらず、ライラとの電話では母親と会ったという彼なりの推理を展開しており、これがあたかも母親が実在しているかのような錯覚に観客を陥れることに成功している。また、ライラの「相手は病気の老人よ」や、サムの「事の次第は母親が知っているか」など、真相が明らかになる直前までこんな台詞が出てきており、保安官夫婦の証言など簡単に吹き飛んでしまうほど上手く誘導されるのだ。 他にも、多くの方々が書いてらっしゃるので言うまでもないが、4万ドルを持っての逃走から主人公が入れ替わり、連続殺人へと展開するストーリーの組み方や、バーナード・ハーマンの耳を引き裂くような音楽など、クラシック映画の醍醐味を存分に堪能できる一本である。文句ナシの10点! 【もっつぁれら】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-01-30 23:25:10) (良:2票) |
164.サスペンス映画のお手本であり教科書。 多重人格サスペンスとしては、この地点で完成されているとさえ言える。 リアルタイムで見ていたら、この点数+2点献上しても良いくらいだけど、さすがに色々なアイデアや工夫を凝らした昨今の作品を見慣れていると、少々シンプルすぎて物足りないのも事実。 神格化された部分や「映画史における意義」などを考慮に入れずに評価すると、個人的にはこの辺の点数にならざるを得ない。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-29 22:16:23) |
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163.サスペンスでもっとも有名な殺人犯ノーマン・ベイツ、ノーマン・ベイツ=サイコでまるで実在の人物のように語られている。サスペンスホラーの最高傑作でしょうね。無駄なくほぼモーテルのワンシュチエーションで見せてしまう。 【亜流派 十五郎】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-21 21:26:02) |
162.こわっ! 若人あきらみたいなまゆ毛のジャネット・リーの絶叫と瞳孔が開いた演技は絶品です。マリオンはもとより、その消息を辿る者たちを襲う恐怖、という筋書きもゾクゾクします。剥製にしても覗き穴にしても、冷静に考えるとただの物体にすぎないんですが、そこはさすがヒッチコック、白と黒の陰鬱が非常に不気味です。あの黒板をツメでひっかいたような音響も突然鳴るもんだから、「こ、こえーよ!」と、テレビに向かって怒ってしまいました。皆さんがおっしゃる通り、その後のサスペンス映画に多大なる影響を与えたというのがよーく分かりました。サスペンスとミステリーとホラーを3ついっぺんに撮っちゃうなんてスゴイ。古典だろ?なんてバカにしちゃあ、いけません。 |
161.もっとやヴぁいものを想像しただけにがっかり。 今の映画は刺激が多すぎて、ちょっとぬるいと感じたのかもね 【アルカポネ】さん [映画館(字幕)] 3点(2006-08-23 11:15:53) |
160.怖いですね~。 ヒッチコック作品で一番最初にこれを見てよかったと思います。 【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-28 06:02:38) |
159.《ネタバレ》 例のシャワーシーン、あの状況で襲われる怖さもさることながら、ナイフで刺すシーンの音がまたすごい。サクッサクッとわりと軽い音なのだが、逆にそのせいで一撃一撃が致命傷に思えず、なぶり殺しにされているかのような恐怖を覚えてしまうのだ。怖え! 横領した4万ドルを出発点に二転三転するストーリーだが、最後までほどよい緊張感に包まれているため、観ていて全然油断する隙がない。なかでも、私立探偵の行方を沼のほとりに立つノーマンのワンカットだけで表現してしまうところは本当に凄いです。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-05 21:27:38) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 5点(2006-05-21 08:04:13) |
157.《ネタバレ》 ヒロインや探偵があっさりと殺されその処理を淡々と描く。 静かな怖さがあります。白黒だからこそ引き立つ怖さがあります。 音楽も印象的、それにより盛り上がるシーンの数々。 一分の無駄も無い、40年以上前の作品とは思えないクオリティー。 お母さん・・・生きてると信じてましたが裏切られました。 このネタ、オチ。 当時を考えるとこのセンスはある意味「異常ですね」(良い意味で)。 今まで見てきたサイコスリラー物では一番の衝撃を受けたかも。 【HIGEニズム】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-18 12:35:44) |
156.作品の雰囲気は緊張感あり→先がぜんぜん読めない展開(>_<)先が読めないことがドキドキさせ、ショキングなシーンで怖さを作りハラハラさせる。ここ最近一番ドキドキさせられた映画です(^_^;)ヒッチコックの映画ってなにかひきこまれますよね~☆゛まことに素晴らしい映画でした/ヒッチコックありがとう~ 【ジャンキー】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-04 01:42:23) |
155.まったく話を知らないでボケーっとみてたのだけど、意外に面白かった。伏線がしっかり張られていて、ああ、そうくるかあと思った。古い映画なのに、ひねってるなぁという感じ。ぎゃんぎゃんぎゃんという効果音が良い。ああいう効果音は恐怖感を煽るね。 【Vanilla】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2006-02-26 23:04:48) |
154.先に原作を読んでしまったのが残念です。予備知識が無かったら、もっと楽しめたかもしれません。この当時でこういう展開は、かなり斬新だったんではないでしょうか。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-22 22:46:49) |