129.若いころ観てすっかり忘れていたので、ラストはそうだった~と感心しました。 しかしこの作品の魅力は、なんといってもアラン・ドロンさん。 見ているこちらが味方したくなる、惹きつけられるものがありました。 たとえ許されない犯罪を犯したと分かっていても。 儚さと危うさが良かった。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-31 22:25:58) |
128.これまでこんなに魅力的な犯罪者がいただろうか? アラン・ドロンはただ顔立ちが整っているだけじゃなくて、その眼に野生動物のような凶暴な光がある。その光に惹きつけられて、観ているうちにいつのまにかトムを応援している自分に気づく。あれだけ巧妙な計画が実は最初から破綻していて、すべて無駄だったなんて……。眩しいくらいに明るい日差しと、青年の暗い心。光と闇のコントラストが鮮烈でした。 【no one】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-29 04:47:40) |
127.《ネタバレ》 世紀の美男アラン・ドロンの出世作にして、サスペンス映画の傑作。 この映画は見た事が無かった小さい頃から、何故かあの結末は知っていたので、残念ながらラストで驚くという事は有りませんでしたが、それを抜きにしても終始全く飽きる事無くのめり込んでしまいました。 ドロンのあの野心に満ちたギラついた目ですか、あの粗野な感じは彼の地なんでしょうな。 あの雰囲気はそんじょそこらの俳優には出せないと思います。 あれだけの美男子から、悪の魅力を引き出したのはルネ・クレマン監督の慧眼というべきでしょう。 印象的な場面は色々有りますが、個人的にはトム(ドロン)が2回目の殺人をした後にその死体を必死こいで大汗かいて運んでいる場面が何か面白かったです。 死体を片付けるのって大変だなあと思いました。 【ケース・バイ・ケース】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-12-13 01:34:05) |
126.マルジュが船を降りてからの2人の会話がスリリングでよかったです。 スクリューにひっかかってるのはちょっとムリがあるけど、それでもいいシーンです。ラストのトムの台詞、表情、風景そしてそれが今まさに崩壊しようとしているのを観客は知っています。だからこそあのシーンはあんなにもすばらしいのでしょう。アラン・ドロンはかっちょえぇなぁ 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-11 04:23:53) |
125.《ネタバレ》 はらはらどきどきとは、まさにこの事だね! ラストにどかんと来るオチは最高。 【Takuchi】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-24 19:36:58) |
124.《ネタバレ》 いやったぁぁぁ~~~!! どう落とすかわかったーーーっ(感涙! 握り拳でグー・笑)。と、いってもラストのほんの手前だけど(笑)。笑いが込み上げてしまった・・・いや、可笑しいんじゃなくて、絶妙に痺れてさ。たまらん~~~震えた~~~。あと、あの甲板見下ろしてひたすら見せるシーンも凄かった・・・そして音楽・・・とにかく素晴らしいな! 【ジマイマ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-05 21:56:29) |
123.フランス映画に手を伸ばすきっかけとなった映画です。内容の濃さ、アラン・ドロンの妖艶な雰囲気、そして魅惑のラストシーン、本当によく出来てます! 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-30 02:01:13) |
122.内容、役者、音楽、CG、特撮、景色など、映画にも様々楽しみ方がありあます。この作品が今でも名作と語り継がれる一番の理由は、リプレー役をアランドロンが演じたことに間違いはありません。うまく表現できませんが、一言で言えばあの『眼』。無邪気さ、繊細さ、不気味さ、色っぽさ…それらが全てが同じ眼から感じ取られます。彼の表情アップが、これでもか!というほど登場し、それを強調しています。また耽美と哀愁に満ちた音楽は、名作といわれる二番目の所以でしょう。美しい地中海沿岸でのロケが多く、モノクロでなくカラーで撮られたことも大正解だと思います。 【プミポン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-29 17:32:50) |
121.ラストはちょっと衝撃的だった。 全て手に入れたのに。 印象的な音楽とアラン・ドロンのかっこよさが記憶に残る。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-28 20:49:04) |
120.とても1960年に撮られた映画とは思えないほど現代風に染まっていると思う。衣装とか街並みもどことなくオシャレだし、俳優は美形ぞろいだし、ラストまで美しく終わっている。「太陽がいっぱい」っていう邦題がものすごく映画の内容とマッチングしていて“いいな”って思った。 【8823】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-26 20:46:11) |
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119.オープニングで2人とも不幸になればイイと思った。 【k】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-09-26 22:37:11) |
118.日本でだけ突出した評価を受けてるってのは初めて知りましたけど、本作の評価をここまで高めた原因は、一にアラン・ドロンの魅力、二にニーノ・ロータの音楽(見直して気づいたんですけど、有名な旋律は余り流れないです)、そして三にラスト・シーンの鮮やかさだと思う。才能に恵まれつつも卑屈なチンピラをドロンは魅力的な主人公に仕立ててる(日本人は悪人や弱者に共感し易いですしね)。世界を手に入れた様なラストの笑顔は本当に眩しい。そして、店員に呼ばれたドロンが爽やかな笑顔のまま画面から消え、太陽の燦々と輝く美しい海辺の風景だけが残される。こういうラスト・カットは、最近はとんと見られなくなりました。これなら途中で少しくらい退屈しても、名作を観たという気分にさせられるってもんです、7点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-09 00:10:48) (良:2票) |
117.久々に観ましたが、やっぱりドロンは美しいしラストはすごい。マルジュがあの水着姿で現代に出てくれば違和感ありまくりだろうが、トムが今そこに現れてもやはり美しいと思うだろう。時代を超えて完璧な「ドロンと音楽」の美しさと「ラストシーン」の切れ味。語り継がれるべくして語り継がれた映画だと思う。 【ゴールドベリ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-31 18:39:06) |
116.《ネタバレ》 アラン・ドロンの異様に短い胴に、人間の体型として違和感を覚える。肩はがっしり、ウエストがキュっとしまっている逆三角形の背中。普通、いくら逆三角形とはいっても、もう少し二辺の長い二等辺三角形(上辺とその両端の角がけっこう大きめ)なものなのに、彼の体はほとんど正三角形を示す。あまりに整いすぎて、居心地が悪いのだ。よく完璧なものは縁起が悪いと言われるが、まさしくそんな感じ。日光東照宮の柱を一本だけ天地逆に建てることに「永遠」を託す、根っからの日本人の私。なもんだから、彼の端整さがこの映画に陰を落とし、顛末を暗示するに足る不吉さを、彼の上半身が著しているように感じるのだ。まっ、結果論なんだけれどね。エヘヘ。話は変わって「○○さん、お電話です」という言葉、タマにつぶやいては遊んでいます。 【元みかん】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-30 01:31:45) (良:1票)(笑:1票) |
115.《ネタバレ》 出演者陣のルックス・演技のよさ、サスペンスとしての脚本の完成度、そして町並みの描き方やカメラワークのよさを始めとする映画における芸術性などなど。それら全てがミックスするとここまですばらしい映画ができるんだ。 クライマックス、声をあげてしまうくらい驚いたのはこれが初めてだろう。もしも自分のある記憶消すことができるならば、この映画を観た記憶を消したい。そしてもう一回観たい!! 【ノス】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-17 00:56:34) |
114.ニーノ・ロータの何ともやるせない音楽、これがまた良いんです。そしてアラン・ドロンのかっこ良さと青い海、太陽きらめく中での殺人、完全犯罪が成功したかに見えたもののあっと驚くラストシーン!サスペンスとしての完成度の高さ、アラン・ドロンの映画では文句無しに一番の傑作でしょう! 【青観】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-03 18:18:18) |
113.『りぷリー』に比べると確かにまだ主人公に共感できる部分が多かったように思う。後味がよいとはいえないが、ずるずると引きずらないで話が終わってよかった。 【HK】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-27 18:07:47) |
112.頭脳派ワルと色男のハーモニーが絶品。やっぱりこうでなくちゃ!ストーリーも最後までテンポが落ちることなく、制作後50年近く経過していても色褪せることのない魅力たっぷりの映画。一見の価値有り。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-21 18:11:38) |
111.小学校低学年の頃に観たんですが、サインの練習のシーンに「この人凄いなあ」と妙に関心した記憶があります。もちろんラストにはビックリ仰天でしたけど。 こういう犯人役がカッコイイ作品を幼少期に観てしまうと、その後の鑑賞スタイルに大きな影響を与えますね。私に影響を与えたのはコレのアラン・ドロンと「新幹線大爆破」の高倉健ですね。 |
110.《ネタバレ》 うむ、これも5000ドルにまつわる映画であったか。役者の妖しさだけではなく、前半、艇の名前をさりげなく見せておき、トムが手紙を偽造して女の名前をタイプしたときに、両方が同じ綴りであることを観客に気づかせ、フィリップと女の関係のただならぬことを再認識させるところ、一人目のときはさすがに気分が悪くなったのか飲み物で口をすすいでいるようなシーンがあるが、二人目のときは事の後に平気でローストチキンにかぶりつけるくらいに悪人として成長しているところ、すなわち、失敗をやらかしたのは悪人になりきれていなかった一人目のときだったという作りになっているところなど、随所に巧いと思わせる演出が施されていることを見つけることができ、再見していて楽しい。小道具としては旅行鞄の使い方が印象的で、特にトムが逃走中に、屋上付近で軽やかに投げ出された鞄だけを下から撮っているところは何度も巻き戻したいほど見事である。三浦や湘南で知人のヨットに乗せてもらったことがあるが、この作品で描かれる地中海の海はそれとは比べ物にならないほど魅力的で、近くに住んでいる南欧の人がたいへん羨ましい。 【南浦和で笑う三波】さん [地上波(字幕)] 9点(2005-04-30 11:27:12) |