316.《ネタバレ》 長い映画だ。百姓達が七人の侍を雇い、村を略奪に来た野武士と一戦交える。ただそれだけの話なのだが、侍一人ひとりの個性、百姓達の意識、そして異なる身分同志の交流と反発、様々なテーマを取り扱い、しかもそれらをきちんと、しかも適度なユーモアを以って描き出すにはこれくらいの時間はやはり必要なのだろう。確かに削るべき場所がほとんど見当たらない。 この作品を観て一番思ったのは、最後に勝つのは百姓なんだろうけど、自分は武士でありたいなあということだ。まさにラストの勘兵衛の台詞は「武士は食わねど高楊枝」の考え方がストレートに表現されており、苦笑を浮かべながらも彼は満足(仲間を失った悲しみはあるが)だったのではないか。他人を守り、そして黙って立ち去る。そこに武士の本懐が垣間見えて、僕もそんな人間でありたいと思った。偉ぶらず、人のために役立つことができる人間でありたいと思った。 そして、今だったら、それぞれ誰が演じるだろうと考えた。勘兵衛は寺尾聰、勝四郎は妻夫木、久蔵は寺島進、菊千代は…。いない。彼の演技はアクが強くて普段はあまり好きじゃないけど、三船敏郎って凄いなと改めて感じた。彼の最期のシーンはアクションなのに涙が出そうになった。百姓を捨てきれない男の怖ろしいほどの執念が見えた。 長かったけど、観て良かった。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-06-19 18:16:48) |
315.日本映画の最高峰! コメント不要! でしょ~ 【コナンが一番】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2010-06-03 12:59:39) |
314.進んでは観ようとは思わないが、人には一度は観ても良いかもと薦めるし、暇なときにテレビなどで放映されるなら観ても良いかな。 【ダルコダヒルコ】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-04-30 00:01:03) |
313.完成度は抜群でした。文句のつけようもなく面白かったです!ただ、時間がちょっと長くてだれてしまうところもあり、そこが残念でした。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-03-15 04:51:15) (良:1票) |
312.《ネタバレ》 最高の邦画ですね。七人の侍の個性を一人一人見事に描ききり、長時間の作品ながら全く飽きさせません。泥だらけの戦闘シーンもモノクロながらド迫力。このような邦画はまた生まれてくるのでしょうか?日本人なら久蔵の生き様にベタボレするはずです。 【べいんびーる】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-03-11 02:00:34) |
311.200分以上ながら、だれることなく一気に最後まで見ることが出来た。久蔵のかっこよさは異常。 【リーム555】さん [DVD(邦画)] 10点(2010-02-27 10:46:52) |
310.何の見返りもない無益な戦いに敢えて挑む侍たちの潔さとその戦い振りは勿論の事、戦に翻弄される百姓達の哀れさと共に、百姓ならではの図太さや逞しさをも感じさせる描写に惹かれました。 【TAKI】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-02-06 15:57:07) |
309.いや~かなり評価高いんですね~。もっと賛否の否があってもいいんじゃないの?と思いますが・・・ 私には否ばかりが目立つ映画でした。 【maicoro】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2010-01-24 18:14:57) (良:1票) |
308.もっとリアルな殺陣かと思っていたが舞台のような殺陣で少々ガッカリ(映像が悪いから敢えてオーバーアクションにしているのならゴメンナサイ)マイナスポイントはそれぐらいで、長時間の映画が嫌いな私でも苦なく楽しめました。 【ムニョス】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-12-29 16:47:48) |
307.《ネタバレ》 「七人の侍は絶対に観た方がいいよ!」といろんな人に勧められても、「時代劇とかチャンバラとか興味ないから」と長く相手にしていなかった。時々気になっても、迷ったあげく白黒でしかも長尺なのが原因でレンタルを思いとどまること数度。けれど、とうとうレンタルしてみて、やっぱりコレは観るべき作品だったと痛感! とても面白い!!! カッコいい!!! ただ・・・ただ・・・ひとつ引っかかるのは、ラストの「今回もまた負け戦だったな」「勝ったのはあの百姓たちだ。わしたちではない」と苦笑して去る志村さん。同監督の「生きる」も決して手放しに喜ばせて終わらない、現実のシビアな部分を見せて締めるけれども、あんなに心の壁が取り払われたかに見えた侍と百姓の間に、寒々とするエンディングは「そこまでやらんでも・・・」と思わなくもなかった。けれど、あのセリフには続きがあるらしい。ハリウッド版である「荒野の七人」にはその続きのセリフを継承したと思われるセリフがある。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 10点(2009-12-17 19:47:16) |
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306.なんて書いても安っぽくなるので。せっかく日本人なんだから黒沢映画をもっと観ようと思いました。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 7点(2009-11-29 22:00:49) (良:1票) |
305.作品のクオリティーがとにかく高い。 隅々に高い注意が払われていて、観ているほうも感服する。 とくにそれぞれのキャラの個性が立っていて、これもまた素晴らしい。 最後の戦闘の迫力といったら、なんとも言えない。 観賞後も余韻が続く。 娯楽映画の教科書。 【タックスマン4】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-11-24 23:53:52) |
304.みなさんの評価が高いですが、私にはそれほど面白みが感じられませんでした。 【doctor T】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2009-11-09 18:11:27) |
303.和製娯楽大作。侍の存在感が凄い。白黒であることなんて関係ない第一級の作品。 【わさび】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-09-24 00:55:43) |
302.なんで映画好き語っておいてこの作品スルーしてたんだ俺のバカバカ大馬鹿野郎! 【srprayer】さん [DVD(邦画)] 10点(2009-09-03 14:41:38) (良:1票) |
301.高校の頃、教師へのアンケートをとったりなんかすると、「好きな映画」の欄にやたらこの作品の名前が挙がってて、「ああ、ウチの高校、年寄りの先生ばかりだから、こういう古い映画しかきっと知らないんだろう」くらいにしか思ってなかったのですが。大学入ってから実際にこの映画を観て、アイタタタ、“本当にオモシロい”からこそ、この映画を教師達があげていたんだな、と気づいたのでした(しかし年寄りばかりだったのは事実)。アクションの凄さ、キャラの魅力、心地良いヒューマニズム。究極の娯楽作と呼べる一本だと思います。これだけの長尺なのに、長さを感じさせず、しかしやっぱりこの長さならではの満足感がしっかりと味わえます。もっとも、ストーリー的には、昔話の「桃太郎」とあまり変わらない気もしますが(笑)。しかしこの映画が無ければ、アノ映画もコノ映画も存在しなかったのではないか、と思うとやっぱり凄い(『荒野の七人』はともかく、『プライベート・ライアン』も本作との関係が本当に深いと思う。最近観た際には、ジョン・ウェインの『アラモ』すらも思い出してしまった。これは実際に関係あるのかどうか知らんけどね、えへへ)。つまり、映画の原点は、桃太郎だったのですな。それはともかく、本作、七人の誰が好きか、というので話が盛り上がったりもするのですが、今の私からすれば、加東大介が一番、サラリーマンらしくて好きです、ハイ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2009-08-07 00:16:40) |
300.《ネタバレ》 七人の集め方と侍の亡くなり方に、ものすごく興味を持って見ました。神経質な物語になりそうな所を、三船敏郎が笑わせて和ませている感じでしょうか。大人気の理由が納得できる内容でした。残念なのは、音声が聞き取りづらいこと。早口になると、何を言ってるのか、まるで分かりませんでした。 【shoukan】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-26 18:13:11) |
【あげどん】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-07-14 12:26:21) |
298.この映画に出会えて本当に良かった,と心から言える作品。エンターテイメントとしてはもちろん素晴らしいが,何よりこの映画はどうやって生きていったらよいかを教えてくれている。迷ったとき,つらいとき,苦しいとき,あの七人のことを思い出すだけでこんなにも勇気があふれてくる。この映画を見ずに人生過ごす?ご冗談を! 【さそりタイガー】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2009-06-28 01:30:03) |
297.《ネタバレ》 大スペクトラムとでも言いましょうか。しかし、CGがないことが、こんなにも心地よいことなのか、と。 【なたね】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2009-04-25 06:16:56) |