112.突っ込みどころ満載のような気がしていたのに、静かな感動に浸ったままラストを迎えることができた。人は、時代に流されていく。米国映画には、時代の価値観に流されていく人たちを描く作品が多い。もしくは、その価値観を拒絶する人たちの作品が。または、その時代独自の、個人の生き様を美化するような作品。しかし、この作品は、時代が移り変わっていく狭間に生きる人たちを描いていると思う。時代や価値観や自我に左右されることの無い、あるがままに生きている人たちの姿だ。この世に生まれ、そして、消えていく…変えられぬ宿命の中でのぬくもりを、静かに語りかけてくれる作品だ。 【日雀】さん 9点(2004-06-10 14:46:24) |
111.ケビン・コスナーのジーンズ姿がめちゃくちゃかっこいい。男としてブッチに惚れた。イーストウッド映画は、小物とかふとした場面で「アメリカ」な空気を出すと思う。フォード車にこだわり、リーバイス501を履き、ラッキーストライクを吸い、子供にハロウィンを経験させ、ローラーコースターに乗って綿菓子をむさぼることを、アメリカ人が平等に持つ「権利」であると説くブッチもまた、典型的アメリカ人であると思う。そんなブッチに、東洋人の私は思わず「かっこいい」と思ってしまった、まあ思う壺である。追いかける警察は、テキサスレンジャーだ。よく考えるとコテコテアメリカンな映画なんだけど、最後のシーンではボロボロ泣いてしまった。いい映画。 【ダブロン】さん 10点(2004-06-10 00:42:27) |
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109.ちょっとだけ生活が違ってればいいお父さんになってたのになぁ・・・ブッチ。ケビンは、イーストウッドの期待におおいに応えてると思う。 【桃子】さん 8点(2004-05-19 17:54:42) |
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107.皮肉なタイトルですよね。でも、現実はタイトルとは違うよって言わんばかりの内容がかえって切ない。子ども心底からを愛せない親、親の信仰に従って生きる子、そして主人公。 子どもを誘拐するなんて行為は肯定はできないですが、その道中での二人の心の機微を見てると、人の心のどこかに「パーフェクト・ワールド」はあるのかなって気がしました。ドラマとしては物足りなさも残りますが、ロードムービーが少なくなった昨今では秀作だと思います。 【トト】さん 7点(2004-05-02 06:57:14) |
106.その後、すさまじい勢いで坂を転がり落ちる、ケビン・コスナーが、最後に輝いた映画。試写で観て良質な映画だとは思ったのだが、白のTシャツ姿のケビン・コスナーの腹がタプタプしてたのが、のちの凋落を予感させた。 【永遠】さん 6点(2004-04-13 07:46:21) |
105.純真な少年と犯罪者の逃避行。その間に、お互いの心を補完し合う。シチュエーション的にはよくあるパターンだし、犯罪者を美化したり、感動させることを前提に作ってあるあざとい演出は鼻につくものの、感動しちゃったからしょうがない。フィリップ役の男の子の可愛さと演技力によるものが大きい。一方、刑事や女性心理分析官の中途半端なキャラ設定と、ブッチが撃たれてからのダラダラ感がマイナス。しかし、いい人であろとしながら、既に形作られてしまった人格の暗黒面から逃れられない犯罪者の心理描写はなかなか秀逸。それにしても、なんて脱出しやすい刑務所なんだ(w。 【FSS】さん 7点(2004-03-30 01:44:43) |
104.どうも先が読めてしまい、感動半減・・。イーストウッド側のドラマは中途半端に描かれてて消化不良だた 【亜空間】さん 5点(2004-03-28 11:29:51) |
103.ロードムービーは余り好きではないんですがこれは良かった。道を進みながら、だんだんとお互いの心の傷を埋め合っていく不思議な凸凹コンビに「もう悪い事するな、ブッチ」と思ってしまう程感情移入してしまいました。クリント・イーストウッドとはもっと絡んで欲しかったですね。 【ゆうしゃ】さん 8点(2004-03-19 12:33:49) |
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102.ロードムービーというジャンルでは一番好きな映画です。多少ベタベタな展開だろうが先が容易に読めてしまおうが、面白いものは面白いのです。ただ、ちとケヴィン・コスナーの太鼓っ腹が気になりますね~。あれで格好良さは確実に損なわれています。 【K】さん 8点(2004-03-11 17:50:32) |
101.世界観が素晴らしい。景色もいい。悪党であり悪党でない主人公に感情移入してしまった。この頃のケビン・コスナーは良かったな・・ 【モチキチ】さん 7点(2004-03-09 10:20:10) |
100.良かった。でも子供に悪いことやらせちゃダメだよ。 【仮面の男】さん 8点(2004-03-01 18:27:58) |
99.主人公は不運な人生を過ごしたように描かれているが、所々悪人の片鱗が見えるのがリアルさを増すことに成功している。ラストは確かに読めたが十分に感動できた。 【hrkzhr】さん 7点(2004-02-24 22:59:00) |
98.ケビン・コスナーの作品で1番好きですね~。個人的にいつも通り、『よくできた話やな~..良かったわあ..』断言できる作品です。 |
97.この作品の題名ともう一つのケビン・コスナーの駄作と間違ってしまう。 【ボバン】さん 5点(2004-02-11 00:05:17) |
96.気だるい感じのケビン・コスナーと少年のロードムービーのような雰囲気で、連れの囚人を殺してからの道中は少し退屈だった。でもお互い父親の愛情を知らない境遇を持つということで、子供も犯罪者といる恐怖感より父親といるような安心感が前面に出ている様子が印象的だった。こういった親子愛に重点を置いているのはよかったね。ラストは正直ああするしかなかったのかと思うけど、じれったい二人のやりとりがさらにその結びつきが強くなった証拠に思えた。しかしケビン・コスナーとクリント・イーストウッドの絡みが少なすぎたなぁ。FBIのバカはどうでもいいとして、女性の犯罪心理分析官との関係ももっと前面に出してほしかった。 |
95.イーストウッドとの追跡劇を脇に置き、ケビン・コスナーと少年の心の交流に焦点を絞って2人の人物像と結びつきを深く描いた事が、この作品の作風をを静かで味わい深い物にしている。 しかしローラ・ダーンとイーストウッドとの掛け合いも、いい味が出ていたので犯人との心理戦の部分をもう少し膨らませていれば、もっと立体的な面白さのある作品になっていたと思う。犯罪心理分析官としてのローラ・ダーンの見せ場が少なかったのはもったいなかった。 どうやっても「いい人」に見えてしまうケビンは犯罪者には向いていないが、今回に限ってはその性質を逆手に取った「トラウマ持ちの実はいい人犯罪者」という役どころに上手くはまっていた。 脇役でのくすぐりも随所に配置され、淡々としているわりには飽きさせない作りには好感が持てたが、地味な作風が災いしてか全体的に印象が薄く感じた。 【Beretta】さん 6点(2004-02-06 01:31:40) |
94.泣けました。この映画の静かな雰囲気が好きです。あとこの映画でおばけのキャスパーをしりました。私はどうやら動物ものかおやじもので泣けるみたいです。 |
93.《ネタバレ》 オーバー演技のローラダーンと棒読みクリントイーストウッド、あとラスト(あんな距離で声よく届くよなあ・・・)が引っ張りすぎだと思うが、それ以外は完璧でした。コスナーと子供のからみはいつまでも観ていたかったです。あとマトリックス・レボの預言者でてたね。 |