81.西部劇で一番好きなのはこの作品!あえて西部劇にありがちなドンパチにたよらず しかしラストで見せるときは見せる。序盤からクライマックスまでせりふ一つ一つに重みがあり、あきさせない.イーストウッドのセンスと経験をフルに生かした傑作中の傑作! 【スーシホ】さん 10点(2004-06-15 14:19:51) |
80.ジーン・ハックマンが悪役を演じると、素でもそういう性格なんじゃないかと 疑ってしまう程、リアルに見えます。上手い証拠ですね。 【しまうまん】さん 7点(2004-06-13 01:25:04) |
79.人に薦められて見たので、きっと男臭くて難しい内容かと思ったけど、以外に分かりやすくてかっこいい映画でした。保安官のやり方にはひたすら納得できません。町の平和を守る為とはいえちょっとやりすぎです(ーー;) 【fala70】さん 5点(2004-06-12 22:21:41) |
78.わかりやすい。見ている間、多少独りよがりなストーリー展開は気になったものの、テンポもよく、グイグイのめり込める展開です。個人的に過去を封印した男が、その過去を開放していく様を描いたストーリーが好きなのかもしれない。 |
77.イーストウッド主演の映画を見るのは初めてだったが、荒野を背景にして馬にまたがり静かな音楽が流れるシーンなどはすごいハマってと思う。また、昔は冷血で血も涙も知らないガンマンが、家畜のブタに引きずられる場面や、久しぶりだからうまく馬に乗れない場面は西部劇にはあまり見られなく、すごく滑稽な演出を醸し出していてよかった。 【すごろく】さん 6点(2004-04-29 13:55:45) |
76.後半失速したような。あまり共感出来ませんな。 【ボバン】さん 3点(2004-04-16 00:15:24) |
75.クリント・イーストウッドの西部劇を見るのは初めてなのですが、“はまり役”という言葉がピッタリで、西部の風景が本当に良く似合っていますね。年老いて、かつての輝きを失ったガンマンの哀愁を上手く演じていると感心しました。マニー、キッド、ローガンと主要キャラが3人いるのですが、それぞれに独特の個性と人生模様が有り、ただの活劇物とは一味違った濃厚な人間ドラマを見せてくれます。この人(クリント)は監督としても素晴らしい才能を持ち合わせていますね。 悪役にはジーン・ハックマンを起用。「クイック&デッド」と同じような役柄では有りますが、今回も重厚かつ嫌みたらしい保安官を熱演しています。この人の悪役ぶりには、見ていて本気で腹が立ってくるんですよね。上手い役者だと思います。 マニーが仲間の敵をうって子供達のもとへ帰っていくという、オーソドックス過ぎるぐらいの展開でラストを迎えますが、逆に“西部劇の王道”といった感じで非常に心地よい。 |
74.年老いた伝説のアウトローが、子供たちの将来のため賞金を得ようと、かつての仲間と、彼の名声に憧れる若者の誘いに乗る。町では強引に暴力で正義を強要する保安官が殺しを許さないと警戒する。賞金の魅力に惹かれて伝説的殺し屋までもが小説家を引き連れてやってくる。と、ここまでは何とも、魅力的な西部劇の設定となっている。ところが、である。年老いた主人公は久々に撃つ銃が当たらない。足腰が弱って馬にもなかなか乗れない。一人前に悪ぶる若者も、いざ人を殺してみると、途端に取り乱し、酒に逃げ、金もいらないと言い出す。伝説の殺し屋はその名声が嘘っぱちとわかる。力こそが正義と信じる保安官も市民から恐れられるだけで尊敬もされない上に、かつての仲間が殺されたことに怒った主人公に殺されてしまう。まあ、現実はこんなもんだよ、ということなのか。報道や伝聞は誇張され、美談仕立てにされ、ふんだんに嘘が盛り込まれているものだ。これが、人間が作り出す社会というものさ。誰からも憎まれる悪人が撃たれ、悪いことなど一切しないヒーローが生き残り、そして去っていく「西部劇」がここに死んだのだ。これ以降、西部劇は新たな方向性を模索して行くことになる。イーストウッドは、この作品により、自分を育ててくれた西部劇に対して見事に恩返しをしたのかもしれない。 【パセリセージ】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-04-06 23:56:13) |
【fujicccoo】さん [DVD(字幕)] 4点(2004-03-29 22:38:27) |
72.主人公は要するに血も涙もない殺人鬼なのだが、「自分が為した選択」に対して肯定も否定もしない態度が私の心には迫ってきた。中年を過ぎて、残り少なくなった人生を惜しむ年齢になると共感できる映画だと思う。拳銃というものは滅多に当たらないものだという事実もよくわかりました。 【雁木亭】さん 10点(2004-03-29 16:48:02) |
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71.イーストウッドが老けてしまいダーティハリーの頃ようなかっこよさが失われているのが少し残念。作品自体は楽しめましたが違う役者でも見てみたかった 【hrkzhr】さん 6点(2004-03-24 12:56:58) |
70.やっぱジーンハックマン!!ジーンハックマン!!ええわぁ~~単純な映画と思いきやなかなか深いなぁ~イーストウッドではなくジーンハックマンの目線から見ても面白いです!! |
69.《ネタバレ》 人生の黄昏時の男を美しくも切なく描いた西部劇です。昔はアウトローだった主人公。今では飼っている豚の体調を気にしている始末。それも泥だらけになりながら。子供もいる。生活もそんなに楽じゃない。かと言って這い上がる道もない。そこに、舞い込む金儲けの話。賞金首を討つという、手を洗った世界に再び身を投じることに。若くなく、射撃の腕前も馬に乗る事も軽快にはいかない。人生の残り火を絶やさないように生きて来た男が、その火をまた大きくする賭けに出ます。仲間を集め、目的を果す為に町に乗り込む・・・。この映画は西部劇という形をとった男の再生物語にも見えます。古い仲間との友情、若造との世代間のギャップ、さらに何が「悪」で何が「正義」なのかという葛藤。 人を殺す、その行為の重さ、主人公が壮絶なガンファイトを見せるラストには痛々しい感情が沸き起こります。それはまた「銃」の怖さも感じさせ、まっとうな社会を歩いてこなかった主人公のガンマンとしての終焉を描いています。人生の再生を謳い、男としての生き方を謳い、気高くもはかない存在の主人公。ラスト、夕景の中たたずむ寂しげなシルエットは、様々な事を観ている者に考えさせてくれます。イーストウッドでしか撮ることの出来ない素晴らしい映画です。 【映画小僧】さん 9点(2004-03-15 10:00:06) |
68.西部劇の舞台を使ったヒューマンドラマ。人殺しを肯定しようとしない潔さに好感を持つ。物語としてはラストの盛り上がりに欠けるような気もするが、それなりにドキドキするシーンもあり、考えさせられる部分もある。名作っぽい作品。 【もとや】さん 7点(2004-03-09 17:01:35) |
67.かつてその名を轟かせた壮年のガンマンという設定が渋いですね。時代が変わったため、もはや勧善懲悪なストーリーでは駄目なのでしょうが、これもなかなかいいと思いますよ。自分のかつて犯した罪にさいなまれるガンマンというのも新しいですね。最後のガン・ファイトとイーストウッドの渋さに7点。 |
66.《ネタバレ》 やられたらやりかえす。人を傷つける事の愚かさを伝えたいのだとは思うが、救いが無いなあ。賞金稼ぎってとこが東映任侠とは違うと思うし、ロマンも感じられない。いい作品だとは思いますが、好きな作品ではない。最後ハックマンを殺すシーンの「人を殺せばいずれはこうなるんだ」を米国人は本当にわかってるのか? <追記>16年ぶりに再見。「正義」のための殺人は国政政治では「許される」。「戦争」という名の外交手段によって。という視点で見ると、ハックマンがアメリカ的正義で、イーストウッドがアルカイダ的正義と言えなくもないかな。 |
65.自分にはあまり合わないと感じた。かなりダレるシーンが多いように感じた。主人公がボコボコやられるのもなんだか・・・。ただ描かれているのは、重厚な人間ドラマで、どんな犯罪者にもそれなりの理由があるということなんだろう。雄大な景色も評価できる。 【mhiro】さん 5点(2004-03-04 09:05:55) |
64.好きですこういう映画。最近の映画にしては派手さも無いし展開もゆっくりしてるけど、それは「重厚」という言葉に置き換えられると思います。「荒野の七人」のブリンナーのような完全無欠のヒーローも格好いいけど、老いぼれた男の生き様を見せてくれるこの映画の主人公も別の意味で格好いいです。 【アーリー】さん 8点(2004-03-02 01:06:26) |
63.元殺し屋の老いぼれガンマン、ウィリアム・マニー。この役はクリント・イーストウッド以外演じられないであろう、まさにハマリ役だ。そして最後の西部劇と言えるかもしれない。クライマックス、酒場にマニーが乗り込むシーンは思わず息を呑んだ。射撃が正確というわけでもなく、早撃ちというわけでもない。実戦においては何処まで冷静でいられるかが生と死の分かれ目なのだろう・・・なーんて思って見たりしてね。ウエスタンには珍しくいろいろ考えさせられる映画で、見るものによって感じ方も変わるでしょうね。 【カズゥー柔術】さん 8点(2004-02-29 05:32:12) |
62.《ネタバレ》 結局、許されざる者とは誰だったのか、その問いかけをしているかのような映画ですね。 銃の持込を取り締まる街の保安官リトルビルが、銃で襲ってくるウィルたちに銃で対抗するその姿なのか、昔の血が一気に上って彼らを殺しまくるウィルの姿なのか…どちらにも正義感はあると思うし、一概には言えないでしょう。 お互いが許されざる者として認めていたからこそ、争いが続く、混沌とした世界。 でもその世界や時代を全否定してても始まらないですよね。それなりのいきさつや下地があってこういうことになったんだから。キーは傷を負った娼婦に介抱されるシーンで、妻がダブったところかなぁ。 そこから一気にウィルのカウボーイ、いやガンマンとしての炎が燃え盛っていく姿が刻一刻と見てとれた気がしました。断っていた酒を普通に飲んじゃってたし、バンバン命中するようになってたし(ライフル?)。 物事には何か特別なきっかけというものが必要ですな。彼も老体からここまでパワーがみなぎるとは思ってなかったことでしょう… 西部劇にしては激しい撃ち合いもなく、スローテンポ。だからこそ心の描写に重きを置いた、見る者に考えさせる映画だと思います。 |