56. 日本軍4万の将兵が玉砕したサイパン島での戦闘である。どれくらい正確なのか知らないが、おそらく史実に沿ってはいるのだろう。昔の戦争映画を見ると、ちょくちょく、満足に日本語が話せない中国系俳優を日本軍の兵隊に当てていることがある。今の時代、それだけはやめてほしいと願っていたら、そこだけは大丈夫だった。ただ、戦闘シーンで、日本兵が何でもかんでも万歳突撃をやってバタバタ撃ち殺されているというのはまったくいただけない。あれは、追い詰められ、援軍も補給もなくなった最後に玉砕覚悟でやったもので、この映画の舞台である海兵隊の上陸当初、まだ4万という堂々たる戦陣を張って待ち受けている軍のすることではないと思うのだ。延々と同じ戦闘シーンを見続けたら、何か疲れてしまった。 どうも気になるのは、ジョン・ウーが、太平洋戦争中の日本兵に対するイメージを焼き直し、未だアメリカ人の根底にあるであろう白人優越主義をくすぐって客を呼ぼうとしている(ように見える)という点で、この映画に関しては、彼が、大作映画使って客をヨイショする「太鼓持ち」のように思えてしかたない。 あと、最後に言っておきたいのだが、ニコラス・ケイジが傷ついた日本人の少年に薬を与える場面がある。日本人と心通わせるほっとするようなシーンなのだが、しかし、実際にはこの戦闘で在留邦人に8千人という被害が出ており、戦闘の狭間で逃げ惑う民間人は家族で自決したり、母親がわが子を抱いて崖から飛び降りるような悲劇(バンザイクリフという観光名所になっている)に投げ込まれた。だから、あんなおだやかな状況であったはずがないのだ。「友情物語としていい作品」という批評もわかるけれど、それはそれとして、史実も忘れてもらいたくない気がする。私は戦争映画は好きだが、ミリタリーだけのファンでもない。だから良い点はあげられない。 |
55.戦争に情なんていらねぇ~。任務なら仲間でも躊躇せず殺せ!! 【椎名】さん 4点(2003-05-05 04:13:19) |
54.何千何万の人間が、みんなで「フェイス・オフ」や「ブロークン・アロー」をやってる感じ。ニコラス・ケイジが銃を5発打てば日本兵が5人死んでいくし、リアリティも無ければ斬新なアクションシーンも無い。日本兵の描写はあんまり気にならなかった。 【&】さん 3点(2003-05-02 20:53:23) |
53.みなさんの批評、かなり厳しいですね。わたしは、なかなか面白いと思いました。ちなみに、戦争映画は好きなジャンルではなく、映画館で2回「地獄の黙示録」(10点)を観た後、久しぶりに観た戦争映画が「ブラックホークダウン」(9点)でした。ニコラス・ケイジはあまり好きなタイプじゃないです。ジョン・ウーは「男たちの挽歌」(9点は大好き)ですが、それ以外はいまいち。この作品、最初の展開がだるいです。わたしは、反戦、反米感情がとても強いですが、日本人が火炎放射器で焼き殺されているのを見て、「日本人だから気分悪い。」とは少しも思いませんでした。子供の頃から、そういうドキュメンタリー映像を観たり、書籍は読んでいたので、事実を映像化しただけという風に思います。それよりも、日米ともに、ばたばたと人が死んでいく様が「戦争は嫌だな。」と感じさせ、戦争映画として正しいと思いました。ジョン・ウーの2丁拳銃で鳩が飛ぶような洒落た(?)シーンはなく、普通の戦争映画と思いました。音楽がいいわけじゃないし。でも、「カーボーイとインディアンが仲良くするとは、何か裏がある。」みたいな台詞があらわすストーリーは割といいと「思いました。戦争も醜いけれど、人種差別もみにくい。大嫌いです。人種差別が沢山ある米国は大嫌いです。でも、そんな人種の壁を越えた友情に、いかにものドラマとはいえ素直に感動できました。そんな友情物語の周辺で、理不尽に人が次から次へと死んでいき、これもお偉方の命令に従ったまでというのが悲しいです。悲しいですが、戦争映画らしくていいなと思いました。特に光るものはないけれど、十分、いい作品だと思いました。色々と考えさせられました。 【ピータン】さん 7点(2003-04-26 03:37:57) (良:1票) |
52.数百年に一度生まれるかどうかの名作。こういう映画が日本で公開されるなんて素晴らしいねえ。戦争を経験したじいさんばあさん達には死んでもみせられない数百年に一度生まれるかどうかの名作。 【aaa】さん 0点(2003-04-18 17:42:49) (笑:1票) |
51.やられ役が日本人だから不快感が残るだとかそんなせせこましいことは言いません。それでもいまさらなぜこんな映画を作ったのか全く持って理解不能。戦闘シーンは戦隊ヒーローものの爆発より嘘っぽく、まるでって言うか花火そのものなのでリアリティ無し。かといってドラマの部分も全て中途半端。なぜニコラスケイジ?ただ「パ チンコォ」とつたないながらも日本語を操れると言う理由だけで抜擢されたとしか思えない。ただ・・・当初は「おめぇ~日本人なんかには見えねぇよ!!」と思っていたナホバ族役のアダムビーチが、日本人の村でのニコラスケイジと話すシーンで織田裕二に見えてしまい、「確かにこういう日本人いるかもなァ・・・」とちょっと納得してしまった。 【よっふぃ~】さん 3点(2003-04-15 12:57:26) |
50.まぁ~俺的には ナショナリズムの強い方は、観ない方が賢明でしょう。ヤンキー野朗にバタバタと日本兵が殺されていく様はやはり直視できませんからね。でも「戦争とはこうも愚かな行為か」と言う部分ではジョン・ウーのリアリズムパフォーマンスによって充分伝わった気がした。戦争のバカヤロ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。 【東京JAP】さん 7点(2003-04-09 22:08:25) |
49.戦闘シーンが多くて疲れる。まあやっぱりアメリカのための戦争映画かな。ジョン・ウーのスローモーションとニコラス・ケイジの日本語はかなりイイ(笑) 【ぞう】さん 5点(2003-03-31 21:14:51) |
48.ボンボンバンバン、ボンボンバンバン、、、、爆発シーンがいっぱいだったなー。鳩は出てこなかったけど。 【あろえりーな】さん 6点(2003-03-27 00:54:39) |
47.見ててむかつく。一応戦争の悲惨さをテーマにしてカムフラージュしてはいるものの、実は単に戦争をネタにして偉大なるアメリカをみんなで共感しよう、というだけのアメリカのプロパガンダ映画。別にパールハーバーやシンレッドラインのようにあからさまに日本を侮辱しているわけではないが、堂々としていないところが余計にむかつく。ジョン・ウーは金のためにこの映画を作ったとしか思えない。こんなやつに金を貢いだと思うと腹が立つ。最近DVD化されてニコラスケージの看板が出ているが、あれを見ると蹴破りたくなる今日この頃である。 |
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【DDT】さん 4点(2003-03-19 19:14:18) |
45.確かにジョン・ウーはヒーローアクションを撮っている方がいいと思う作品だった。戦争の酷さ、虚しさを、映像で教えてくれたのはいいが、ストーリーがちょっと・・・。この映画では戦争を仕掛けているアメリカ最大のアホにわかってもらえない。 【洋画大好き君】さん 8点(2003-03-18 14:54:29) |
44.日本が相手なのであまりいい感じではないですね。”ほりょだ”ってめちゃ英語なまりじゃん。 【phantom】さん 5点(2003-03-17 21:21:46) |
43.まぁアメリカの映画で、この時代の映画となれば、日本人が見て良い気持ちになれるわけはないでしょう。ま、そんなのは見る前からある程度覚悟していたから良いのだけれど、ストーリーはやはりプライベートなんたらと被っているというのが一番の印象(特にラスト)。爆発シーンが多くて、迫力だけはあったけれど、それ以外に残るものが少ない。ま、戦争アクションものとしてなら見られるけれど、それ以上は無理かな、っと。二人のナホバ役の方々が良かったのでこの点数。 【ほかろん】さん 6点(2003-03-16 21:09:52) |
42.アクションは必要以上に派手だが、ジョン・ウーらしい美しさは微塵も感じられず、それどころかえぐい描写もかなりあった。スレーターの殺られ方にはかなり引いた。それと、ケイジやアダム・ビーチがやたらと強いのには、やはり「作られた」感じがかなりあり、イマイチ入り込めなかった。ドラマ部分も、ジョン・ウーにしてはマシだったが、平凡の域を出ていない。コケるわけだ。(米で興行成績約4000万ドルに終わる)。 【T・O】さん 5点(2003-03-15 10:26:11) |
41.退屈せずに観れた映画。ただ戦争映画として観ようとするとそこまで重くない。どちらかといえばアクション映画に近いかな。そういえば笑う所じゃないのに、ニコラスケイジの変な日本語に劇場内でちょっと笑いがおきてた。あれぐらいの日本語話せるならもっと発音上手でしょう~って感じ。それからやっぱり日本人が変な風に描かれている所も気になった。 変な金の銅像が出てくるけど、日本人であんな銅像持ってる人少ないでしょう~。観れば観るほど変な所だらけ。。。でも結構好きかも。 |
40.まあまあおもしろい。そんな感じ。途中、ジャップジャップとうるさいが、戦闘シーンは見ものなので、この点数。 【gilbert】さん 7点(2003-03-08 01:58:23) |
39.あんまり面白く無かった。日本人が簡単に殺されるのがすごく不愉快だった。アメリカ人が見たら楽しいかも知れないけど日本人が見たら後味が悪いと思う。 【よーへー】さん 3点(2003-03-01 23:50:54) |
38.日本の映画作家は戦争は罪悪で悲惨と描く。アメリカ人は戦争そのものを否定することはない。この映画を見て、改めて感じた。実話ということでもっと感動するかと思ったが、そうでもない。海兵隊も日本兵も面白いほど殺すのだが、悲惨さを感じないのはなぜか。監督は、戦争をアクションと勘違いしているのではないか。おかげで日本人をあれほど殺されても怒りを感じなかった。主演のニコラスケージはいろんな映画にでているのだが、何で人気があるのかわからない。 【ジブラルタの星】さん 5点(2003-02-28 23:36:58) |
37.アメリカ人がいかにバカで脳足りんか、この映画でよくわかった。まるでガンダムのように強いニコラスゲイジの馬鹿馬鹿しさ(一人で500人くらい日本兵を殺したんじゃ?(笑))シンレッドラインでもそうだったけど、アメリカ映画の戦闘シーンって思いっきりうそ臭いよねえ。でも、極めつけはナボホ兵の演じた「日本兵」!「確かに僕とジャップは似ている…」うそつけ!、てめーなんかと全然似てないぞ!っていうか、日本人とインデアンの区別がつかないのって白人だけだ!バレバレだよ(笑)。でもって、日本軍陣地に潜入して、日本軍の通信機を拝借しちゃうアホくささ!(このあたりは「インデペンデンスデイ」のパクリ)ニコラスゲイジが死ななかったらどうしようかと思ったけど、とりあえず死んだから0点は勘弁してやる。ジョンウー、おめでとう!白人様にあれだけアジア人をぶっ殺させる映画を描いたことで、君も名誉白人の仲間入りだね! 【ゴジラ】さん 1点(2003-02-25 00:11:31) |