82.どこか出来すぎかなと思うけど、それほど気にならずに見れました。それもこれも椿三十郎のキャラクターのおかげでしょう。自分のことを悪者だと言ってのける室戸にある種共感し、評価さえしているあたりが三十郎の魅力ですねー。ここが「遠山の金さん」や「水戸黄門」との差でしょう。単なる善人ではなく、自分のやりたいことをやりたいようにやる、それがたまたま良い行いになっただけで、ひょっとすれば悪に加担する室戸のようになってしまうかもしれない。そんな野性味を持った三十郎は魅力的だけど、そのままでは社会には適応できないし、無理に適応させれば室戸のようになってしまうのかも…それを解っているから自ら去っていく三十郎、かっこいい~~。しびれました!そんな三十郎を演じきった三船はさすが世界の三船です。お見事! 【ペリエ】さん 7点(2004-08-15 21:53:20) |
81.三十郎のユーモアのある粋なせりふがとてもよかった。ストーリーもうまく緩急がついてだれることなく最後まで引き込まれる。何度も繰り返してみたくなる最高の映画。 【HK】さん 10点(2004-08-15 02:06:01) |
80.すんごくおもしろい。椿三十郎だったらN○K新選組なんて秒殺です。あいつら下手だもんなぁ演技も殺陣も・・・悲しくなりますね黒澤、三船の素晴らしさをだれも受け継いでいない様な気がする。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-07-19 02:22:43) (笑:1票) |
79.みなさんのおっしゃる通り、娯楽として楽しめる作品です。時間もコンパクト、用心棒よりも三十郎の殺陣のシーンが多い、そしてストーリーはいたって単純。そこに椿やら鶯やらの風情と、ユーモアをちりばめた粋な作品ですね。最後の仲代との決闘シーンは静から動への急激な変化という点で黒澤監督らしかったと思います。 【デューク】さん 8点(2004-06-30 22:43:29) |
78.おとぼけキャラたちがそれぞれ個性あって、面白かったですねぇ。最後の一騎討ちはシビレました。ただ、三船がとっ捕まって、中代が殺さないで慌てて出て行ってしまうくだり。あそこは“そりゃないだろ、殺してからいけよ!”と、ご都合主義を感じてしまった。カメラワーク、カット割、そのへんをもっと、日本の監督たちは見習うべきです。 【ダブルエイチ】さん 7点(2004-06-28 21:16:05) |
77.用心棒よりこちらかな。ユーモア感が前作よりぐっと増していて、それは三十郎は本来修羅の道(まさに前作の舞台そのもの)に生きる人であって、こちらの映画の世界観から微妙に浮いている違和感から来ているように感じます。だからこそ、彼と室戸だけのシーンはいっそう引き締まるのではないかと。ストーリーには本当に無駄がなく、なにしろ三十郎という人間の説明すら省かれているので(^^; やはり用心棒をみてからこちらを観た方がすんなり入り込めると思います。 【あさしお太郎】さん 10点(2004-06-28 04:51:15) |
76.三船敏郎と加山雄三たち、若侍がならぶとその肉厚さにびっくりします。まさしく膂力のありそうな浪人という言葉であらわせますね。 確かに鞘に納まるタイプじゃないないな。 【きつま】さん 10点(2004-06-26 19:37:15) |
75.黒澤作品の中では、最も娯楽色の高い作品だと思います。ファンとしては、もっとこういった作品を何本か作ってほしかったと思いますが、監督はもっと他に残さねばならないテーマや構想があったのでしょう。でもきっと黒澤監督は、「娯楽物だっておれが作れば、誰にも負けないよ」とあっさり言ってのけるのでしょう。あっぱれ。 【やまさん】さん 10点(2004-06-20 22:24:44) |
《改行表示》74.黒澤作品の武士部門では緊迫感と疾走感の流れがよく、一番好きです。 今も昔も若大将は若大将。青大将も青大将でした... 【axion】さん 10点(2004-06-17 04:28:34) |
73.1回目見たときはそれほど面白いとは思わなかったけど、2回、3回と見ていく内に、所々に出てくるユーモアがツボに入ってとても面白く感じるようになった。「あばよ」っていう台詞をこれほどスラッと言える人は今の俳優ではいないなぁ。 【夏目】さん 8点(2004-06-12 01:07:08) |
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【アルテマ温泉】さん 9点(2004-05-30 16:20:43) |
《改行表示》70.黒澤明を語ろうとすると嫌悪感を抱く人がいるようで、 なんだか小難しいという印象が一人歩きしてるような気がするのだが、 この辺りの作品を入口にすれば、意外と素直に受け入れてもらえるような気がする。 普通に面白いチャンバラ映画である。 大作感などでは他の作品に一歩譲るが、 エンターテインメントとしては黒澤作品の中では最高峰にあると思える。 【もとや】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2004-05-25 05:12:33) |
69.プロット構成はお見事の一言ですね。アイデアと見せ方が上手くマッチしています。ただ、姉妹作の『用心棒』同様、ストーリーはするするとひっかかりなく流れていくようで、ちょっと浅い感じがします。ただ、娯楽として見るにはテンポ良く進むので飽きないのではないでしょうか。 【虚学図書之介】さん 7点(2004-05-23 12:03:49) |
68.「われわれ9人で・・・」「10人だ!」もう、このやりとり最高。 【あさ】さん 10点(2004-05-19 10:37:50) |
67.主人公のキャラと最後の「あばよ」はよかったけどあとはそんな…でした。なんかうまくいきすぎと思ってしまって。もう少しなんかあってほしかった。一番最後の立ち合いのとこは、他は血がなんにもでてないのになんであそこだけたくさん血をだすのか…。細かいけど。あまり印象に残る映画ではなかった。それは近所が機械の音でゴーゴーうるさかったせいもあるかもしれません。「うるさいな…!」とかなり腹を立てながら観てたので…。 【Syuhei】さん 4点(2004-05-15 19:02:37) |
66.脚本は前作「用心棒」以上に練り上げられ、無駄が無くて面白い。若大将をはじめとする東宝映画のオールスターキャストが豪華で楽しい。前作には無かった殺陣シーンでの効果音が心地よいね。その効果を最大限に利用したのがあのラストシーンなんだろう。ただ、仲代演じる室戸半兵衛は個人的には卯之助より魅力が足りないか。 【nizam】さん [地上波(吹替)] 10点(2004-05-11 12:29:27) |
65.この作品でクロサワを観たは2本目です(最初は「用心棒」)。僕の様な若輩者には古い日本映画にはなかなか入り辛かったです(台詞がよく聞こえなかったり、前半の設定部分が理解し辛かったり、等)。でも、後半からは(解りやすさも相俟って)凄く楽しめました。 【こじろう】さん 7点(2004-05-07 00:27:00) |
64.ウチの親が言っていた。「黒澤明は娯楽映画のイメージなんだけどねぇ」と。私には黒澤監督は『影武者』以降の大作時代劇か小難しい観念映画を作る大巨匠というイメージである。本作は娯楽作としてツボを心得た粋な映画だ。緊迫した若侍たちと明らかにテンポのずれた奥方と姫君の能天気ぶりが最高に可笑しい。奥方にかかってはさすがの三十郎も形無しである。人質役の小林桂樹もいい味出してる。この3人のおかげで『用心棒』より面白味が増している。ラストの三十郎の機転には大いにウケた。豪放磊落、頭もキレる。なるほど、日本映画屈指のヒーローだけあり、親の意見にも納得。 【やすたろ】さん 8点(2004-05-05 01:19:19) |
63.用心棒の三船が好きだなぁ…。確かに押入れの男や奥方さんが緩急である緩なんだろうけど、ノーランライアンのストレートの後に元ヤクルトスワローズの安田投手のカーブが来るように感じて、私の中のバランスが崩されてしまった。でも、良作である事には間違いない映画! 【クルイベル】さん 7点(2004-04-30 11:58:46) |