4.《ネタバレ》 悪くはない。悪くはないんだが、すごく良くも無い。
パンフレットを買うとき、「一人暮らしのアリエッティください。」と思わず言ってしまいました。
「借りぐらし」って語呂が悪いし、勝手に「借り」てっちゃうところも「借り」っぽくないところがあります。
パンフレットからすると、宮崎さんは、大量消費の時代じゃなくて、醤油の貸し借りみたいなそういう世界を表現したかったんかな?
醤油にしたって、もらうけどお互い貸し借りするし、「貸して」って一言声かけるしね。
何か小人があの家に返しているか、大家である人間が了承してるみたいな流れがあればよかったんだけど。
ストーリーも起伏がなくて、もっと何かあるんじゃないかと、いろいろ深読みしてみましたが、そんなに深いメッセージは見つかりませんでした。
4世代前の主人公のひい爺さんの頃からのすれ違いですぜ。
最後主人公が「また何年かしたら戻っておいで」って言うセリフぐらいあってもよかったのに。
世界観、主題歌、絵、役者の声の演技はいい。
ここまで書いといてなんだが、傑作ではないけど、駄作というほどでもない。