111.怒涛の展開で息つく間もなかった。おもしろかったけど、ちょっとセンセーショナルな内容すぎて現実味がないのが残念。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-04-25 12:47:35) |
110.《ネタバレ》 中島監督らしいスローモーションや逆回転、クローズアップなど、美しい映像は魅力的だし、いつもより抑えた色調も好ましい。木村佳乃の演技や、教室の空気など、見所も沢山ある。しかし忘れられないのは、松たか子の顔だ。能面の中に、狂気と切なさと、とてつもない悲しみを閉じ込めた青白い顔だ。特にラストの少年Aを見据える顔面は脳裏に焼き付く。 【ブタノケ2】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-04-19 01:17:02) |
109.《ネタバレ》 原作既読です。わりと本で読んだとおりのイメージで映画も展開されていき、スムーズに鑑賞することが出来ました。 しかしあそこまで計画的に復讐を考える森口先生は「あなた本当に先生ですか!?」って言いたい。子供たちの考えの浅さも、本当に子供だなって感じでリアリスティックで良かったです。 出来れば描いて欲しかったなと思うのは、下村君が引きこもってまで母親にエイズを感染させまいとがんばってる姿でしょうか。作中ではなんで彼があそこまで引きこもったり家族を遠ざけるのかが明確には描かれてなかったので、手段はともかく彼のその気持ちはちょっと汲んであげて欲しかったかな。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-18 20:11:16) |
108.色々と衝撃的で刺激のある作品でした。観終わった後にずっしりと心に重いものが残りましたね。 【ギニュー】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-04-12 19:12:55) |
107.これ無理。頭のネジがほとんどぶっ飛んでしまっている登場人物たちで、彼らに共感などは一切できない。欲、怨恨、貧しさなどで罪を犯してしまう人達は世の中に居て、ダメなことだがまだ人間らしいと思う。この映画の登場人物達はそんな物を遥かに超越していて人間味など全く無い。 終始目を覆いたくなる場面やいらいらする場面ばかり、スローモーションの多用も鬱陶しい。 衝撃作、問題作なのは分かるが・・・なぜ、これが持て囃されているのか分からない。 【のははすひ】さん [DVD(邦画)] 1点(2011-04-10 02:16:16) |
106.う~ん、なかなか良く出来ています..脚本がイイですね~ 映画としては、かなり変化球でした..(このくらい捻らないと、面白いものが出来ないのかな..最近の映画界はネタ切れ状態だからね、邦画もハリウッドも..) 後半、ツッコミどころが2、3有ったので、-1点..黒い主人公 と 黒い子供達..後味の悪さと、インパクトは、ハイレベルです... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-04-01 17:25:39) |
105.中島哲也監督らしい映像に仕上がっている。 あの小説がこういう風に映像化されるのか!と感動。 通常小説を映像化すると、がっかりなことが多いが本作品は全くそれがない。 素晴らしいです。 【MS】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-03-26 18:47:04) |
104.松たか子が演じます女性教師の突然の告白から物語りは始まります。その告白は自分の娘がクラスの生徒に殺されたというものホームルーム中の告白で動揺する生徒達を尻目に先生は全てを語り出します。冒頭の10分のシーンで引き込まれます。このクラスの混沌とした雰囲気、凄いリアル。誰も話を聞いていないざわつくクラスでポツンと独白を始める女性教師の戦慄は『ミザリー』のキャシー・ベイツを彷彿とさせる狂気性です。学生時代のクラスの雰囲気をまた思い出したいという人にオススメ。 【カイル・枕クラン】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-03-13 23:28:33) |
103.素晴らしい・・・。原作をほぼ忠実に再現している。松さん、木村さんを筆頭にキャストも好演。特に子役達の演技が光る。原作を壊さなかった最大の要因は子役達による「リアル」な日常だろう。 【あるまーぬ】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-02-27 02:10:00) |
102.《ネタバレ》 最初の先生の告白シーンは少しダルかったが、その後は退屈せずに見ることができた。構成がうまかったです。 |
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101.中島監督作品の欠点に、登場人物が自らの心情をぺらぺらと喋りすぎるという点が挙げられますが、本作は開き直ったのかのごとくそれを逆手に取り主要人物がやたらと喋る、語る。文字通りの告白が全編繰り広げられます。 セリフが無い場面など数え上げるほどしか存在しません。この喋り・語りが、映像のリズムをとり、映画全体のテンポをかろやかにする役割を果たしていると言えます。 ただ、多くを語ってはいてもその内実は人間の心理をリアルに描いているという訳ではなく、適度に抽象化された心情表現であり、登場人物の造形や設定、物語の展開、細部のセットにいたるまで、何か"それっぽい"カリカチュアライズされた漫画的表現を貫いています。この点は今までの中島監督作品と通じる所でありましょう。 飽くまでこの作品は構成をシステマティックにパズル化させた点が優れているエンターテインメントサスペンスであり、"それっぽい"程度にとどまっている表現はMV風な映像と相性が良く、物語を進ませる為だけの簡潔で分かりやすい要素であると感じさせます。 従って問題提起や繊細な人間ドラマ等を期待して観るのではなく、演出や映像、ストーリーのハッタリ感を楽しむものとして鑑賞した方がより満足できるでしょう。 最後に、「ユージュアル・サスペクツ」の構成・編集、「親切なクムジャさん」を筆頭とした一連のパク・チャヌク作品のテーマ、などとの類似性は見逃せない点である事を付け加えておきます。 【¥$】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-02-25 19:23:44) |
100.冒頭でさっさとネタばらしをして見事に引き込まれる。 どうやってこのあとをまとめるのだろうかと心配になったが 心配ご無用、視点を変えながら深く掘り下げていく手法に感心した。 なにより松たか子さんの評価がかわるほどの鬼気迫る名演。 能面のように無表情な難しい演技は わざとらしくなる紙一重ぎりぎりの線を綱渡りしながらも 見事に演じきっている。 最後のシーンの表情はぜひ見ておきたい。 しかしながら、 生徒役の俳優の若さか、そもそも筋に無理があるのか、 犯人A・犯人Bの動機や内面の狂気があまり伝わってこない。 犯人Aの行動や生徒たち、熱血教師の行動にどこかリアリティがなく、 若干冷めてしまうところもある。 邦画で、しかも誰もが身をもって知っている学校という 難しい舞台を扱うことで ハードルがあがってしまっているのもあると思う。 2度見たいとは思わないが、1度はみておきたい一本。 【つんつん】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-02-21 04:41:22) |
99.松たか子をはじめ演技が素晴らしいです。ただ感情移入のしにくい内容ですね。もう少し現実味のある話だと思いました。 【noji】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-02-20 00:38:28) |
98.原作未読。良かった。心理描写をしたいと思われる映像が少し冗長だったこと。生徒たちがいわゆる学園ドラマで求められるまたこっちが勝手にイメージしてる典型的な演技演出をしてしまってちょっと辟易してしまうのはマイナスポイントだったけど。どことなくアメリカンビューティーを思い起こしてしまった。日本的に心の闇を描いたのだろうなあ。 【タッチッチ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-19 17:20:32) |
97.《ネタバレ》 森口先生を「復讐の鬼」と呼ぶには私には悲しすぎた。他人どころか自分の命まで何とも思っていない少年Aへの復讐はどうなるのかと最後まで一気に観てしまった。少年Aは自分の欲求を満たすために動物も殺して、子供も殺して、かばってくれた友達も殺して、最後は学校の友達や教師も全員殺そうとした極悪さを強調していたので観る側も森口先生のラストを受け入れられた人が多かったのだと思う。復讐とゆうより、ある意味では究極の授業だったのかもしれない。 【civi】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-02-18 10:44:48) |
96.《ネタバレ》 松たか子カッコいい!改めて木村佳乃は名優だと思った。見てみたかった、この二人の共演。途中から人情話などに寄り道せず、復讐劇である事を最後まで曲げずに貫いたのは感心。ラストも引っ張りまくった挙句に期待通りキッチリやってくれました。特殊な様で王道。生徒役の役者さんも好演。 【にしきの】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-17 19:19:12) |
95.《ネタバレ》 みんな狂っている・・・ ウェルテルがマヌケ・・・ というのが第一印象。 まぁ、それぞれの立場の人の告白により、ひとつの事件の奥深さを知りつつ、 世の中に起こっている あらゆる事件も、きっと色々な側面があるにもかかわらず、上辺だけしか知り得ていないのかな?という自分に気づかされました。 って映画でした。なぁ~んてね。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-02-17 04:35:16) |
【*まみこ*】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-02-13 23:29:41) |
93.《ネタバレ》 ラストの爆弾のシーンと台詞「なーんてね」だけでこの作品を評価できる。 【映画】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-13 13:29:57) |
92.《ネタバレ》 原作未読。クラスの誰からも相手にされず、唯一自分を必要としてくれたクラスメートにも利用されただけでクズ呼ばわりされた男子生徒が、小さな女の子を躊躇うことなくプールに投げ込むシーンに共感してしまった自分にぞっとした。罪な映画です。 |