61.ジョン・ヒューストンの同題名映画(Theがついていないという違いはあるが)と関係無いにも程がある。今からでも遅くないから題名変えなさいって。オスカー取っちゃあ、それも無理か。イーストウッド監督主演の西部劇、確かにここには、セルジオ・レオーネの語法なども折り込まれており・・・が、先鋭的な描写にまではなっていない。「ちぇっこんなポンコツ3人組のお話に付き合わされるのかよ~」という思いもあり、正直前半は、しょうもない映画じゃないかと物足りなく思ってたんですけどねえ。イーストウッドが体調崩すあたりから、反対に、映像が力を帯び始める(ような気がする)。なかなか計算されてますな。この映画には、通常のヒーロー物みたいな、キャラvsキャラの戦いは無く、基本的に、人間vs人間の戦いが描かれる。みんな弱いのです。しかしジーン・ハックマンはこの中じゃ例外的にエキセントリック、彼のはまり役です。彼にはゼヒ日本に来て時代劇で悪代官役をやってもらいたいもんだ。そしてイーストウッドとハックマンの対決は、「人間vsキャラ」の対決でもあります。こういう映画をイーストウッドみたいな人が撮る事に意義がある・・・のでしょう、きっと。映画観る時にゃあ、過去の映画史、観る側の過去の映画体験、そういったものを切り離して観る事は、おそらく不可能ですから。 【鱗歌】さん 8点(2004-02-15 13:47:02) |
60.久しぶりにイーストウッドを観た。弱々しく年老いていた。往年のタフさは見る影も無いが、やっぱりカッチョエエ!一旦敵にやられるが、不屈の闘志で逆境を跳ね返し、見事本懐を遂げ、最後に決めゼリフ!ダーティ・ハリーのパターンである。でもそれがイーストウッドなのだ。がんばれ、イーストウッド!! |
59.《ネタバレ》 なんでウィルは賞金稼ぎに行く気になったんだろう?女が切り刻まれた ことに憤りを感じて?豚が病気になって生活が苦しくて?まあ複合的な 要素があったのでしょう。昔暴れたといってもいまは馬に跨るのも一苦労の年寄り。昔の仲間に声をかけた気持ちもわかります。唯一の若者 キッドはなんと近眼。だみだこりゃという出だしで、ジーンハックマン の方が全然かっこいいわけです。これがラストに生きてすごい迫力と なります。いわゆる西部劇の文法通りの作品ではないので、娯楽作品 として見ると期待はずれですが、作品として良質な映画です。 【iris】さん 8点(2004-01-29 14:23:39) |
58.どういうのが西部劇かは余り見たことが無いのでわからないけど映画らしい映画だと思う。特にただぶっ放せば良いって映画ではなく、最後まで人殺しは所詮人殺しにしかすぎないってのがあり、しかもそこに苦悩し続ける。特に人を殺してからの彼らの演技は素晴らしいとしか言いようが無い。三者三様ではあるが一人として喜ぶものがいない、それがこの映画の真意だと俺は思う。 【taron】さん 9点(2004-01-18 21:55:41) |
57.《ネタバレ》 最後の’売春婦を人間らしく扱え’という台詞は良かった。イーストウッド以上に、この台詞が似合うハリウッドスターはいないと思う。 【まりまり】さん 9点(2004-01-14 23:17:17) |
56. 映画でも作品でもない。これがイーストウッドの西部劇だ。 【映画の味方】さん 9点(2004-01-12 21:56:19) |
55.これは奥が深いです。西部劇の形を借りた立派な人間ドラマですって。しかも、イングリッシュ・ボブが登場するエピソードがとても重要で、この作品の作劇術のうまさは他に類をみないと言ったら大袈裟か...。とにかく、許せないのは保安官でも悪党たちでもなく、時代そのものではないでしょうか。 【nizam】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2003-12-18 12:36:02) |
54.ジーンハックマンってほんといろいろ出てるよなあ。 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2003-12-12 16:16:49) |
53.《ネタバレ》 イーストウッドもかっこいいけど、ジーンハックマンもかっこいいね。悪をゆるさない熱血保安官っぷりがいいです。それを情け容赦なく撃ち殺すイーストウッドの冷血漢もクールです。 【tantan】さん 6点(2003-12-12 15:27:48) |
52.ウエスタンのスタイルをとりながら、手法的には現代サスペンス・アクション風に場面が進んでいく。そこがこの作品の新鮮なところだったのだと思う。ところどころ照明が異様に暗くて、せっかくのハックマンやフリーマンの演技を堪能できなかったのが残念。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-11-29 04:37:00) |
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51.ただの西部劇じゃないよ。クリント・イーストウッドかっこよすぎ。 |
50.合わない。自分が求めている西部劇ではなかったんだと思う。 【ディーゼル】さん 5点(2003-11-13 20:43:21) |
49.この作品に対するオスカーは、西部劇と言うジャンルにこだわったクリント・イーストウッドと言う男の執念に対する敬意だと思う。 【ノーコメント】さん 6点(2003-11-08 02:27:44) |
48.しゃがれた風格があり、地下を流れるマグマのような静けさと、青空のような奥行きもある。 コーヒーに浸したなめし皮のような風わいがあり、いぶし輝きを放ち続ける至極の一作。 銃弾一発の「重さ」がリアル。 大人が安心して浸れる「映画の中の映画」だ。 【Beretta】さん 10点(2003-11-07 17:50:06) |
47.《ネタバレ》 ジーン・ハックマンはワルだったのか?見終わった直後は思いましたが、私たちの時代でもワルはなるほど目に見えて悪いことはしないものですよね。かつての悪行は消せない(許されない)ものの、出会いがあったことで、それを人間らしさに目覚めた自分の肥やしにできたというストーリー、展開も無理なところがなくよかったと思います。テンポが遅いのが西部劇としては意外で、好き嫌いの別れるところかもしれません。クリント・イーストウッドが、馬にからかわれて乗せてもらえない姿はなかなかほほえましくて良いです。 【SN】さん 7点(2003-11-04 11:26:04) |
【ウメキチ】さん 4点(2003-10-27 10:23:32) |
45.やっぱ渋いよイーストウッド。彼の出発点としての西部劇をこれでしめたかったんでしょう。気持ちはわかるなあ。 【fujico】さん 7点(2003-10-27 08:46:10) |
44.クライマックスの壮絶な描写、そしてイーストウッドの拍車の音で映画史に残るでしょう。どこか凶悪さんを感じさせる保安官ジーンハックマンが、その一方で家を自分で作る好人物なところもあることをちゃんと描いている。それだけのことだけど、それだけで人物に膨らみが出せる。イーストウッドって、やっぱり映画をよく知ってるなと痛感。傑作です。 【ひろみつ】さん 9点(2003-10-25 14:23:31) |
43.んん~なんか普通です。これがアカデミーかと思っちゃったり。内容は結局ヒトは変われないってことなのかな。許されざる者か。 【バカ王子】さん 5点(2003-10-18 01:44:11) |
42.分かりやすいお話。徹底して愛に溢れた人を演じていれば7点。 【スルフィスタ】さん 6点(2003-10-13 16:47:04) |