349.監督初期の代表作『風の谷のナウシカ』同様、氏のライフワーク”自然と人間との共生”をテーマとした作品ですが(フォーマットまでほぼ一緒)、切り飛ぶ腕や首といったハードな描写や、ほのぼの要素を一切排除した骨太な演出技法を鑑みるに、完全に大人をメインターゲットとした作品と言えそうです(正確には子供無視)。個人的には『カリオストロの城』のような全方向型エンターテイメント作品こそ宮崎監督の魅力が最大限発揮されるジャンルと考えますが、作家である以上作品を通じて自身の主義主張を表現するのは真っ当な行為と言えるでしょう。あまりに理想主義が過ぎるため、私個人の信条とは相いれない部分もありますが、自然賛歌であり人間賛歌として高い完成度を誇るため、監督の説教も抵抗感なく聞き入れることができます。最後に気になった点をひとつ。「おわり」で締めくくるのですが、この言葉はそぐわないと感じます。監督お得意の「おしまい」よりはマシですが、子供を置きざりにしたつくりなら最後はやはり「完」でしょう。細かい指摘ですいません。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-05-13 11:07:45) |
348.どれを取っても素晴らしいが、何より素晴らしいのは音楽でしょう! 【ラスウェル】さん [地上波(吹替)] 8点(2006-05-13 10:12:20) |
347.生死を司る神、それぞれの立場での正義を持ち対立する人間と獣たち、愛。宮崎監督の思想が満載。本来根底に流れるべきテーマが表出し、何と言うか…、味がない、覗き込むべき深みがない。ただ腐っても宮崎駿監督(全然腐ってないですが)、エンターテインメントとして十分過ぎるほど楽しめる。森重さんの声は味があってとても素敵でした。 【サイレン】さん [映画館(邦画)] 8点(2006-05-13 07:42:32) |
346.《ネタバレ》 十分面白いんですけど、自分の中ではナウシカがダントツなのでこれくらいの点で。始めてみたときは、最初のタタリ神がかなり恐ろしくて気持ち悪い印象を受けました。今回はまったく平気でしたけど。やっぱり映像はとっても綺麗ですし、音楽も頭から離れません。さすが宮崎駿って感じですね。できれば、サンは山の中で人と触れ合わずに生活しているのだから、もっと野性っぽさが出ている顔にするとか、もう少し言葉が通じず苦労する場面とかがあったほうが個人的にはよかったと思います。あと、カヤの刀をあげたのはちょっと変えてほしかったです。できれば他の絆をつくる様な形にしてほしいと思いました。一番大切なものをプレゼントするっていう意味だと思うんですけど、せっかく受け取ったものなので大切にしておくほうがよかったです。 【赤紫】さん [地上波(邦画)] 7点(2006-05-12 23:47:44) |
345.映画から「力」(ちからだよ)や「勢い」を感じることはなかなか無いが、この映画はどこを切り取ってもこれら+αが伝わってくる。またそれをアニメで表現出来るジブリは、本当に凄いと思う。 【ホーマー】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-05-01 23:52:43) |
344.《ネタバレ》 全体的に見て嫌いじゃないんですが、アシタカがサン(の容姿)に一目惚れしているのがちょっと…。というのも、ヒロインが美女じゃないと話が進まなかったんじゃないかっていう物語はあんまり好きでないんですね。どうもアシタカがストーカーに見えてしょうがない。サンが人間社会で生きてない割にはこざっぱりと美人すぎます。 【えむぁっ。】さん [地上波(邦画)] 6点(2006-04-29 04:22:54) |
343.ものすごい。これは何か精神的な世界に感じてくるものがある。観ていて神々しいと何度感じただろう。 【ちーた】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-04-27 05:50:01) |
342.宮崎駿の集大成と言っても過言ではないと思う。 【十人】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-04-23 00:33:22) |
341.「生きろ!」というキャッチコピーがとても良かった。 【バイオレット】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-03-09 02:02:12) |
【午後のコーヒー】さん [DVD(吹替)] 3点(2005-11-26 08:52:01) |
|
【ビリー・ジョー】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-11-12 16:26:34) |
338.雰囲気が暗めで、テーマは重い。 でも当たり前のことを言っているだけなんですよね。 環境問題に取り組んでいた日本の背景とコラボレーションしていたような内容。 当時マスコミもこの手の話題をよくニュースにしていたし。 格好はいいかもしれないけど、面白くはないですね。 【坊主13】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-11 19:24:35) |
337.うぬぅ。。。難しくなりすぎちゃったなぁ。。。 言いたいことはよくわかるんですけど。。。 そんなに説教臭くならないで、ジブリらしくスカッと見せてほしい。 ワクワクできないのがちょっと残念。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-04 03:37:12) |
336.「真実の眼で見定める」これが全てだと思う。 【ばっじお】さん [地上波(字幕)] 6点(2005-11-01 21:26:01) |
335.すばらしい。美しい日本を感じさせる映像、さらにすべての登場人物に魅力を感じさせる演出・・・本当にすばらしいアニメだと思います。音楽もすごくマッチしていました。宮崎アニメにはほとんど思い入れはないけれど、この作品は別格で、私の中でNO1のアニメです。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-10-31 02:31:20) |
334.宮崎作品のターニングポイントとも言える作品。見応え十分の内容でしたが、個人的には少し最後が甘かった気もします。人間側は勝ったわけではないけど、少なくとももののけ側は完全敗北だし。もののけ姫と言いつつもサンがやけに人間臭いキャラだったのもちょっと残念。もっとアシタカとは別の世界に生きてるんだということ強調した方が、より事態の深刻さが浮き彫りになったんじゃないでしょうか。そういう意味では、やはりサンは人語を話せない方がよかったと思います。 【とかげ12号】さん [映画館(吹替)] 8点(2005-10-30 01:29:16) |
333.宮崎監督の集大成と呼ぶにふさわしい作品だと思います。森の神々と人間との戦争、その先にあるものはいったい何なのでしょうか? 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-28 23:09:46) |
332.「 重すぎて 気軽に見れない テーマ性 ほのぼの萌えには 苦虫鑑賞 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
331.友人達に、「まあつまらなくはない」とそっけない感想を聞かされていたのと、監督が制作をこれで最後にすると言っていた(当時)ので、これが最後の作品という思いが重なり、なかなか見るふんぎりがつかなかった。しかし、最後の最後、都心から離れたはるか遠い映画館で見ることができた。スクリーンに広がったその光景は、体の震えが止まらないほど荘厳で迫力のあるものだった。もののけや人々が個性をもち、まるで生き生きとしている。そして何より「生きる」自分の命の価値を、考えさせてくれるものだった。ナウシカでは人<自然だったが、この作品では人が本当に自然と分かち合える人間を目指していこうという、また違う観点から見せつけてくれた。手のひらに、脈々と打ちつづけている血液の音を、感じさせてくれた一生忘れることのできない作品だ。 【sherlock】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-08-29 22:13:24) |
330.《ネタバレ》 今までも自然に関した作品を多くとってきた宮崎駿監督が最も自然というものをストレートに描いた作品だと思う。善と悪がそこまではっきり区別がついておらず、様々な視点から見ることのできる映画である。人間側の主張も最もであるし、神側の主張も最もである。完全なる悪人が出ていないため、余計に悲しくなるストーリーであると思う。結局、最後は分かれて行く2人に自然と人間は相容れることができないのだろうという切なさを感じた。宮崎作品はいつだって女が強いが今回のサン、エボシ御前、モロもやはりかっこよかった。 【めめこ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-08-25 01:23:54) |