85.黒澤映画の中で初めて見たのがこの「用心棒」だったと思う。昔の映画はあまり好きではないが、これは別格。何も考えずに楽しめる映画。 |
84.みんなに個性があってオモシロイ。テンポも良し。腕くわえた犬は衝撃的(笑 【Piece】さん 6点(2004-06-11 23:26:11) |
83.日本で今これだけの力作を作れる監督はいるのか? 【アルカポネ】さん 9点(2004-06-04 14:38:02) |
82.この頃の役者の顔って凄い。 技術的なものよりもっと深いところから心に迫ってくるものがあります。 火の見櫓の上でやくざのシーソーゲームを余裕で見物している面白さと、卯之助が加わりバランスが崩れ、観客もろとも高みから引き摺り下ろされる危うさも体験させてくれる、見るものを引き込む脚本がとてもうまい。 そして三十郎の胸のすく活躍。 ほんとカッコイイと思う。 テーマ曲もいい。 肩をいからせた後姿をいつまでも見ていたくなる。 言うことなしの傑作。 【Beretta】さん 10点(2004-06-04 10:54:53) (良:1票) |
81.「椿三十郎」よりこっちの方が好き。成功ばっかじゃなくて捕まったり髪の毛ボサボサになったり失敗もするとこがよかった。三船敏郎も渋くてカッコイイ。それがすべてなんじゃないかと思ってしまうほどだった。「子供は帰りな」というとこは「キル・ビル」にもあるけど、タランティーノ監督が影響されて真似したんだろうなと思った。 【Syuhei】さん 6点(2004-05-23 01:49:08) |
80.江戸に程近いヤクザ一家同士が敵対する宿場町でに現れる一人の浪人がその剣の腕と巧みな交渉で、敵対するヤクザを対決 に持ち込みむ。巧妙なプロット、迫力満点の殺陣、ディーティールに徹底的にこだわった演出、絶妙の台詞。クロサワにインスパイアされたハリウッド監督を列挙するまでもなく、世界的なエンタテイメント最高傑作。クロサワは巨匠だからと食わず嫌いの人がいることにすくなからずショックを受けました。 【きつま】さん 10点(2004-05-16 00:17:34) |
79.駆け引きが満載の屋外密室劇という感じ。とにかく面白かった。人がここ一番でとる行動の理由は、やはり損得抜きの情なのだな、と。優しくて不器用な三十郎に男を見た。 【ラーション】さん 9点(2004-05-13 00:43:45) |
78.伊万里市の黒澤明記念館サテライトスタジオへ行く機会に恵まれた。そこで解説を読み、初めてこの映画が笑いを交えた娯楽作であることを知った。『椿三十郎』がこの映画の続編であることも。長い間、シリアスな時代劇だと勘違いしていた。そうした経緯もあって、取っ付きやすそうなので観たのであるが、正直これは面白い。名字も「椿」じゃなくて「桑畑」って!じゃ「三十郎」もウソかも?肩をすぼめて歩く姿、髭をさする仕草など、キャラとして確立された完璧な立ち振る舞いである。困った人を見捨てておけない、人情味あふれるスゴ腕の素浪人・桑畑三十郎。あなたを知らずして、これまで失礼しました~。 【やすたろ】さん 6点(2004-05-05 16:45:07) |
77.三十郎が歩く。どうやってヤクザを懲らしめようか思案しながら歩く。くいっくいっと肩をいからせて歩く。「武士道とは死ぬことと見つけたり」の対極をいく男だが実に痛快でカッコイイ!敵に捕らえられボコボコにされて弱ってるところまでコッコイイ!これだけカッコイイと将来の黄門様までかっこよく見えてくるから不思議である。ラストで最初に出てきた百姓の倅を逃がしながら三十郎はこう思ったに違いない。「武士道とは生きることと見つけたり!」 |
76.んー、三十郎の男っぷりは格好いいし、シナリオ展開も奇抜なところもありつつ、ツボを押さえていて、面白いんですが…。全体としてちょっと盛り上がりにかける気がします。台詞が聞き取りにくいのは残念。 【虚学図書之介】さん 6点(2004-04-28 15:02:12) |
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【あさ】さん 10点(2004-04-27 11:56:00) (良:1票) |
74.世界の三船が魅力を十分に発揮している。これは、黒澤作品と言うより三船の作品という印象だ。表情と台詞の一つ一つに男の心意気が感じられる。悪いやつらに対する嫌悪、弱い者への気遣い、ちょとした照れやユーモアまで、見事に演じている。浪人の人間性が観るものへはっきり伝わってくる。そして、言葉がいらない刀さばきの完璧さ。全編を通した知的な戦略が、少ない斬り合いのシーンをより引き立たせている。 【パセリセージ】さん 9点(2004-04-26 23:17:35) |
73.「巨匠の作った映画」という先入観が良いようにも悪いようにも作用してキチンと評価できないかも、と、思っていましたが完全に杞憂。堂々たるエンタテイメント!完全なる娯楽作品!ん~!なにをいっても陳腐な世辞にしかならない!完敗!…?あれ?あの丑寅側のデカイ男は…もしやジャイアント馬場? 【aksweet】さん 10点(2004-04-21 00:53:08) |
72.三船敏郎最高。三十郎がかっこよくて好みドンピシャなので、偏見と言われようが10点であります。男はこうでなきゃぁ・・ 【クリロ】さん 10点(2004-04-21 00:02:53) |
71.これぞ娯楽時代劇と言う感じ。他の人も書いているように三船敏郎がバリかっこいい!彼の口からでるセリフはなんでもかっこいい。「四十郎だがな」のセリフも有無を言わせないクールさを感じる。今の俳優でこの味を出せる者を皆無だろう。事件を解決した後の淡白さと後姿に爽快感すら感じる。 【クルイベル】さん 8点(2004-04-20 09:40:18) |
70.三船敏郎の演技、砂嵐の演出、キャラ設定が大変良かったです。三船敏郎演じる桑畑三十郎には不思議な魅力があります。最初は言動が半信半疑で「何者なんだこいつ?何考えてるんだ?」という疑惑の目で見ていたのに、いつの間にか「こいつならこの状況をどう切り抜けるんだろう?」とその活躍を期待せずにはいられなくなりました。まさに東野英治郎演じる爺さんの目線。笑うせぇるすまん、Y氏の隣人、はたまた星新一のショートショートの世界のような、単なる勧善懲悪で保守的/道徳的なストーリーではおさまらない、人間の不気味な部分を感じました。言い換えれば人間の嫌な部分でもあり汚い部分なんですが、でもそこが魅力的なんです。 【VNTS】さん 8点(2004-04-18 20:09:39) |
69.桑畑三十朗の肩の揺らし方、刀の使い方、そして台詞の言い方、 どれをとっても一級品!やはり、桑畑三十朗を演じれるのは三船敏郎 だけだと思う。素晴らしい演技だった!ストーリーは、 小さな村の縄張り争いなのにとても範囲の広いスケールが大きな 映画のように思えた。こんな風に思えるのも黒澤明監督の 素晴らしい演出からだと思う。 【ボビー】さん 9点(2004-03-22 09:57:32) |
68.巨匠の作品は「私なんぞに理解できるはずが無い」と敬遠していたけれど、冒頭で犬が手首をくわえてタッスタッス歩いているのを見て、自分はこの映画に受け入れられているのだ、と安心した。なぁんだ、おもしろいじゃん!! 【ぽめ】さん 7点(2004-03-04 23:51:05) |
67.本来、「用心棒」とは、戸が開かないようにする「つっかえ棒」のことだそうです。だとすると、なんと三船に切り落とされた「腕」も、どこかの家の「用心棒」として新たな人生を送ることができるのです!! (たぶん「ふにゃっ」となると思うので、かなり弱い用心棒でしょうけど・・。) 【STYX21】さん 6点(2004-02-21 14:49:53) |
66.三船敏郎のダンディズムが光る!光りまくる。三船が醸し出すオーラ、顔力、殺陣、どれをとってもかっこいいんです。華がありすぎです!藤田進 仲代達也 藤原釜足 東野英二郎 志村喬、あー、このキャストだけでもお腹いっぱいですよねー。街の事件を解決して去ってゆく用心棒、最後、街を離れてゆく姿にはおそれいった。似合いすぎというかなんというか。あっぱれです。話の展開もエンターテインメント性が高く飽きさせることがない。真の娯楽大作といえますね。 【たましろ】さん 10点(2004-02-12 23:42:43) |