123.絶望の未来から人類のために時間を超えてやってきた囚人が、美人心理学者を巻き込みキーワードのために奔走する。もの悲しいピアソラのテーマ曲と、独特の雰囲気を持つ未来世界。ブルースウィリスはよだれを垂らし、デッキブラシで2回もゴシゴシ洗われる。ブラッド・ピットは完全なマッドでお尻まで披露し、ヒロインマデリーン・ストウはぶっ飛ばされて鼻血を出す。雇われ監督としてある部分は妥協しつつ、ある部分は意地を張ってギリアムはこの映画を作った。この映画の中のギリアムらしい質感を保った部分が大好き。未来世界に登場する女性科学者の赤い手袋など、時折出てくるギリアム臭を強く放つシーンに身をよじりながら12モンキーズを私も追った。最初から伏線として現れていた空港での終演は、正直全然物足りない。一番大切なところがすべてギリアムに任せた演出とは思えないのはとても悲しい。でもそんなこと言いながら繰り返し観てしまう映画なのだ。ギリアムというだけで合格点になってしまう甘い私を許して欲しい。 【のはら】さん 9点(2004-03-07 17:27:17) |
122.《ネタバレ》 最初見ておもしろいなぁ~と思って、もう一度見てやっぱおもしろいよなぁ~と思って、三度目にやっとブラピが犯人でないことが分かりました。真犯人を勘違ったまま3回も観た自分・・・若かった。 【ぽめ】さん 7点(2004-03-02 23:04:16) |
121.狂気を醸し出すようなブラピの演技が良かった。「ブラピやるじゃん!」と思わず見直した。冒頭の音楽も印象的で、一発で覚えてしまった。今でも時々テレビから流れるので、耳馴染みの曲といえるのではないだろうか。物語中の謎をさんざん煽っといて、あまりにあっけないオチという展開も、その落差を楽しむ余裕を持ちたいところ。 【やすたろ】さん 6点(2004-02-28 23:29:26) |
120.周囲から、「面白くない」「つまらない」と言う声を沢山聞いて期待せずに見に行った分、意外と凝ったストーリーで楽しめました。映画館で見ておけばよかったなとちょっと後悔 【TINTIN】さん 6点(2004-02-21 17:54:27) |
【映画の味方】さん 7点(2004-02-17 20:40:57) |
118.《ネタバレ》 ラストに驚きたかったのに、結局何も変わらなかったというのは如何せん・・・ 【亜空間】さん 6点(2004-02-13 01:46:26) |
【k】さん 8点(2004-02-12 12:13:56) |
116.《ネタバレ》 大傑作。ホントにイカレテルように見えるブラビもすごいが、 ヒロイン、 マデリーン・ストーの演技があまりにも素晴らしい。 パニックとなっていく演技もすごいし、 ラストのスローモーション。 それまで冗舌だった脚本が一瞬の無言・空白となるが、 彼女の複雑かつ微妙な表情の変化で、この物語を一本に集約、語り尽くしてしまうかのようだ。 日本女優にこんな演技が出来る人がいるだろうか。 【うさぎ】さん 9点(2004-02-10 14:15:40) |
【カイザー・ソゼ】さん 8点(2004-02-02 22:53:04) |
【ボバン】さん 3点(2004-01-27 23:59:01) |
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113.精神異常者、動物愛護団体、退廃した未来、みんな良い!12モンキーズはいりたいです。オープニングの音楽も好きだけどアンディ・ウィリアムスのWAHT A WONDERFUL WORLDなんて泣かせますよね。友人を探していたり、いなくなった子供の居場所を知っていたり、タイムマシンもうまい。フラミンゴの飛ぶシーンは特に印象に残っています。DVD買おうかなぁ。 |
112.いまでも良く見ます!SFサスペンスとしてはカナリ上出来だと思うしあのオープニングの音楽がかなり頭に残ります。中学のとき初めて見た時は難しく理解出来ない部分もありました。でもなんとも言えないこの作品独特の魅力に惹かれ何度も見ているうちに新たに色々な謎や、この作品で何を伝えたかったのかも理解出来るようになり一杯楽しめた作品です!こういう映画大好きっす |
111.《ネタバレ》 「12モンキーズ」とは何か? B・ピットは何者か? 全て只の煙幕にすぎず・・・というプロットには不満が残る。また、【夢の中】さんのご指摘通りピットの表層的な演技には白けてしまう。(ちなみにギリアムはピットの起用には反対で、決まった後も信用できるトレーナーに演技指導をさせたとのこと)それでもそれなりの評価にしたのは、主人公が迎えるラストの叙情感と音楽の秀逸さゆえ。「What a wonderful world」も効いている。 【恭人】さん 7点(2004-01-05 15:00:02) |
110.《ネタバレ》 匂いが他と異なる作品。確かにテリー・ギリアムは人とは感性は異なるとは思うけれども、もう新しい感じはしない。仕事慣れしたクリエイターが、新しい感性の追求を止めた後に作った作品な感じがした。年寄り臭い。たとえばラストのウイリスが殺されるシーン。 ウイリスの死に、もっと色々な感情的な要素を複雑にからめ、一種奇妙な特有の感覚が欲しかった。ウイリスの死がもたらすものは「思い出の女性」「ウイリスの死」「世界滅亡の絶望」。「世界滅亡の絶望」は既に冒頭から説明されているし、「思い出の女性」との恋は心理的な上では既に成就している。観客には「ウイリスの死」のみが新しく単調に与えられる。これでは少々寂しい。次のシーンで、真犯人が座った席の隣に、未来の政治家のバーさんが座っている。メビウス的にウイリスの死はもてあそばれている要素が加わる。ソレがまた新しいかといえばそれほどでも…。ロゴはカッコイイし、題名もセンスいい。音楽も素敵。しかし一番の見せ場に感覚の不協和音が無いのが惜しかった。あと、ブラピの演技、アレは演技ではなくて、モノ真似っぽかった。入院中と退院後のブラピには同一人物の精神異常者特有の共通感は無い。モノ真似と、その後。「ラスベガスをやっつけろ」のハゲのジョニデにも思ったけれど、何故ギリアムは彼らにモノ真似をさせるんだろうか? 演技させずに、モノ真似させるのならば、2枚目俳優を使う理由は無いだろうに。 【夢の中】さん 7点(2004-01-03 18:48:21) (良:1票) |
109.あれ、どんな話だっけ。暗かったことしか覚えてない。 【智】さん 5点(2004-01-01 22:48:10) |
108.《ネタバレ》 この映画は、なんかやるせなさ爆発の映画でした。ウィリスが幼少時代、空港で見た射殺される男が、将来の自分であるというところになんか悲しくなってきました。報われない努力・・・そんなものが、この映画にはあふれていると思います。 【あつお】さん 9点(2003-12-31 11:50:08) |
107.一般うけするだけあって、テリー・ギリアムにしてはめずらしくスケルトンな映画だと思った。物語の骨組みがわかりやすい。タイムトリップやパラレルワールドをちらつかせ観客の目をそらせておいて、「実は12モンキーズってのはな、」っていうどんでん返し。そこでいったん緊張を弛緩させたうえで、「え?じゃあだれが?!」というもって行き方。娯楽作品の王道を行っていると思います。ブルースウイリスや、ブラピのような、鋭利な刃物ではない「鈍器」を使って料理したところが、味にコクを加えていると思います。 【神谷玄次郎】さん 8点(2003-12-26 05:46:58) |
106.《ネタバレ》 確かプロローグにこの映画の結末を流しているので、ラストは途中で読めていた記憶が。けど時代を越えるのつれ、あの時のあいつはどうなった?を追っていくのが楽しいです。最近のタイムマシン系の映画より数段良かったと思います。余談ですが、キレ者の演技をしてる時のブラット・ピットが一番光って見えるのは何故だろう。 【流月】さん 7点(2003-12-18 20:49:59) |
105.さすがテリー・ギリアム、金をかけても、カルトな映画作家は 金がかかったカルトな映画をとるだけなんだなぁ,,と思いまし た。 予算半分でも同じくらいの映画とれるだろうと考えると無駄な 投資だよな..。 映画自体はなんともスッキリしない僕にはよくわからない内容 でした。「それで?」って感じ。 たしかにブラピのキレた芝居はよかったですけどね。 【あばれて万歳】さん 5点(2003-12-12 14:30:47) |
104.《ネタバレ》 なかなか面白かった。悲観的な終わり方もギリアムの『未来世紀ブラジル』に通じるし、なによりミステリーとしてよくできてる。ブラピのキレ具合も良い。そしてあのテーマは名曲だよね。 |