君の名は。(2016)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。8ページ目

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君の名は。(2016)

[キミノナハ]
YOUR NAME.
2016年上映時間:106分
平均点:6.98 / 10(Review 179人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-08-26)
公開終了日(2017-07-26)
SFラブストーリーアニメ青春もの
新規登録(2016-07-31)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2023-01-09)【イニシャルK】さん
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監督新海誠
神木隆之介立花瀧
上白石萌音宮水三葉
長澤まさみ奥寺ミキ
市原悦子宮水一葉
成田凌勅使河原克彦
悠木碧名取早耶香
石川界人高木真太
てらそままさき宮水トシキ
大原さやか宮水二葉
花澤香菜ユキちゃん先生(雪野百香里)
井上和彦瀧の父
茶風林勅使河原の父
谷花音宮水四葉
島﨑信長藤井司
原作新海誠
脚本新海誠
音楽RADWIMPS
作詞野田洋次郎「前前前世」
作曲野田洋次郎「前前前世」
主題歌RADWIMPS「前前前世」
撮影新海誠
製作市川南〔製作〕
東宝(「君の名は。」製作委員会)
KADOKAWA(「君の名は。」製作委員会)
コミックス・ウェーブ・フィルム(「君の名は。」製作委員会)
山内章弘(「君の名は。」製作委員会)
企画川村元気
プロデューサー川村元気(プロデュース)
制作コミックス・ウェーブ・フィルム
Production I.G(制作協力)
スタジオカラー(制作協力)
シャフト(制作協力)
テレコム・アニメーションフィルム(制作協力)
マッドハウス(制作協力)
GONZO(制作協力)
配給東宝
作画新海誠(絵コンテ)
安藤雅司(作画監督/キャラクターデザイン)
黄瀬和哉(作画監督)
田中将賀(キャラクターデザイン/オープニング作画監督/原画)
錦織敦史(オープニング原画)
西村貴世(原画)
沖浦啓之(原画)
田中敦子〔作画〕(原画)
松本憲生(原画)
橋本敬史(原画)
吉野耕平(3DCG)
美術丹治匠(美術監督)
馬島亮子(美術監督)
編集新海誠
録音山田陽(音響監督)
その他IMAGICA(デジタルラボ)
岩井俊二(スペシャルサンクス)
あらすじ
東京に住む男子高校生・瀧は、ある朝 田舎町に住む女子高生・三葉と体が入れ替わっていた。他人の日常を生きる事に四苦八苦する2人であったが、何度も入れ替わったり戻ったりを繰り返しているうちに段々と打ち解けて行く。  しかし突然入れ替わりは途絶えた。瀧は三葉と彼女が住む町について調べて行くうちに、驚くべき事実を知る。  全世界で4000万人を動員し、数々の賞を受賞した新海誠のメガヒット作。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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39.《ネタバレ》 日本の風景等は秒速5センチメートルから注目していましたが、今作品もとても綺麗でした。ピクサー・ディズニーにはまねできない、日本のアニメの
底力です。ただ、ストーリーは元気な女姉妹二人のとなりのトトロ、緻密な電車、携帯機器、多感な思春期の描写のエヴァ、澄んだ池や石、木、苔の描写
のもののけ姫、すれ違いの中山美穂のラブ・レター、それと男女入れ帰りの大林信彦の転校生、あとディープインパクトなどを連想し。オリジナリティに
欠けて、どっかで見たなって感じでした。皆さんがいうように傑作というほどでもなかった。ストーリー上の矛盾やツッコミどころ満載で総合的に判断して
この点数です。
いいところは、シンゴジラもそうですが、日本は減災が基本。ハリウッド映画のように隕石落下の時は核兵器は使わない。予知能力?で避けるところ。
妖星ゴラスしかり、南極大陸に巨大なジェット噴射装置?を作って地球の軌道を変えたように綺麗な糸をモチーフにした日本オリジナル(唯一オリジナル)
なところはグッドです。
SHOGOさん [映画館(邦画)] 6点(2016-11-05 23:07:08)
38.《ネタバレ》 前のレビュアーの方と同じく娘(28才)から「面白かった!」との勧めで観た65才男性ですが残念ながら感動感涙はしませんでした。
理由は概ね3つです。
①「入れ替わり」の現実感の無さ
 まず三葉が朝起きて自分の体の異常に気づくところから始まります。(そして瀧も同様に)
 ※この段階で「転校生」を、そしてその後の展開(タイムスリップ)で「時をかける少女」を想起しました。いずれも大林作品「尾道三部作」でなかなか面白かった記憶が残っています。
 しかしそもそも男女が入れ替わり、家庭環境、都会と田舎、部屋を出るのも億劫になるのが心理です。(「転校生」では幼な馴染だったがお互い悩んだ)
 なのに三葉(心は瀧)は制服を着(スカートをよく履ける!)瀧(心は三葉)はバイト先にも行く(PASUMO、SUICA使える?)
 いくらフィクション、ファンタジーとはいえ「あるある」「わかるわかる」感がなければ感情移入できません。
②ドンデン返しのヤリ過ぎ
 まぁ①はそんなものかと割り切って観続けました。
 そして入れ替わりが途絶え瀧はバイトの先輩と三葉探しの旅に出たがなんと三葉の住む町が三年前に彗星落下で全滅した事実を知り三葉の家族名が載っていた
 死亡者名簿を目にする。このあたりはやや感情移入しました。
 が、時間はまだ半分程度、どんな展開が待っているかと思っていたら時をさかのぼっての避難活動!
 しかしそれも空しく彗星は落下・・・
 と思いきや5年後(落下から8年後)町民全員無事!を知る、なんじゃこりゃ???
③5年間何してた?
 ②にも繋がるが5年後に瀧と三葉が偶然出会い「君の名は!?」と言い合いラスト! もうなんでもアリか!?
 17才から22才といえば恋のひとつや二つ経験しながら精神的にも肉体的にも変化し成長する年代です。
 こんな私でもその年代は年上、年下数名の女性に告白したりされたりふったりフラレたり・・・。
 あまりにも現実離れしたストーリーです。
 
そんなこんなでエンドロールが流れ始めたところで席を立ちました。
yoroshikuさん [映画館(邦画)] 2点(2016-10-31 14:43:21)(良:4票)
37.《ネタバレ》 いつも一人で映画を観に行く私に対して16歳の娘が「映画観に行くの?『君の名は。』観に行こうよ」と誘ってくれた。
本来ならアクションシーリーズ第3弾の洋画を観に行くハズだったが、世間じゃ騒がれてるし「まいいか」と軽い気持ちで誘いに乗った。
アニメ映画を観ないわけじゃないが、スクリーンで観るにはもったいない感覚があり、千と千尋以来になる。

映画は正直こんなオジさんも楽しめた。
恋愛要素が多いと思っていたがそんなこともなく、年甲斐もなくワクワク観れた。
この映画での矛盾や疑問、その後の展開の想像や「転校生」という映画の話題になったり、性別も年齢も大きく違う人同士が共通の話題で盛り上がれるのがこの映画のすごいところなのだろうか、「シン・ゴジラ」で一緒に観に行ったカミさんの「実際にあんな怪獣いないし」というひと蹴りで会話が終わった映画とは大違いだ。

普段一緒に観ない人、価値観が違うと思う人同士が一緒の時間を共有してくれる「パラレル」がこの映画にはあった
ぜひそんな人と観に行ってください。
かのっささん [映画館(邦画)] 10点(2016-10-31 12:32:35)(良:2票)(笑:1票)
36.《ネタバレ》 非常に評判の高い作品である。

悪くはない。うーん良くもない。

新海誠ワールドを、これで確定させるのかな。遠距離思慕。

遠距離恋愛ではない。遠距離恋愛は恋しあう二人が距離的に離れていること。

遠距離思慕は、気づくか気づかないかの違いはあるが恋心またはその前段階の思慕をいだく二人(長いので以下「恋思慕う二人」とする)が距離的に離れていく→作品H、作品B

恋思慕う二人に心の年齢的距離がある→作品KO

恋思慕う二人のうち一人の心が、異次元という言葉も心も届かない遠距離まで行ってしまい長い間帰らない→作品KU

恋思慕うようになる二人が距離的に離れている、だけでなく、時間的に離れているつまり時空間の遠距離→『君の名は。』

鉄道、ロケットなどの可動機械の精密な描写、日常の何気ない一コマの切り取り、巧みな自然描写などの中に描かれる遠距離思慕。美しいよ、もの悲しいよ、でも。作品H、作品KUのように、心に手を突っ込んでかきむしるような寂しさが、作品ごとにどんどん薄れていく。

ラストシーンが使い古されたものになるのはしょうがないが、TVアニメ、エンジェルビートのβ板のように思えた。TVアニメ、シュタインズゲート的終わり方もあったんじゃないかな。いったんすれ違うことで、その雰囲気を一瞬出していたけど。

もうひとつ注文。ミュージックのプロモーションビデオのロングバージョンにはならないで欲しい。

新海ワールドに もう一段のジャンプアップをのぞみたい。その意味で辛口に6点。
ぐっちーさん [映画館(邦画)] 6点(2016-10-31 10:03:43)
35.《ネタバレ》 うーーん。
こんなのが160億とか歴代5位とか言ってもてはやされてるの?って感じです。なんかいちいちすべてがまがい物に見えてすっきりしないです。例えば最後、並走する電車の中で三葉を見つけたときですが、キャラデザが変わってますよね?これはもちろん5年の時の経過により三葉が成長したり髪型を変えていたりしてるということでしょう。アニメは実写などに比べ描画表現に限界があり、手書きで微妙な人間の顔の差を描くのはかなり難しいのです。だからたいてい別キャラであることを表現するのには髪の毛の色やメガネを掛けさせるなどのベタな方法で判別しやすいようにしてるのです。このシーンは長い間思い出せないけど探し続けてる三葉をやっと見つけたシーンであり、観客に直感的に三葉だとわかるように高校時代と同じ髪型にしておくべきでした。それを「三葉っぽいけどチョトと違うような気もする」というデザインにするのはアホだと思います。朝に妹が起こしに来ますよね?その時もすぐに姉が起きてくる想定なのにいちいちふすまを閉めますか?開けたままにするほうが自然な気がします。バイト先の先輩がいちいち人探しについてきますか?などなど細かい点が気になりすっきりしませんでした。
承太郎さん [インターネット(字幕)] 5点(2016-10-31 02:17:09)
34.《ネタバレ》 歩道橋のシーンでもう、秒速を思い出したよ。ああこれ会えるのかな、会えないのかな。ああ、もう通り過ぎちゃったよ。なんだよ。会えないのかよ。あ、ああああ階段で。ああああああ。10年の時を経て、結願!
ようすけさん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-29 23:14:18)
33.《ネタバレ》 ○映像美と現代劇なのにどこかノスタルジックな気分に浸れる不思議な作品だった。○大幅に過去が変えられたり、時間の割に情報を詰め込み過ぎたり、こっちが恥ずかしくなるようなセリフ言ってみたりと突っ込みどころはたくさんあるが、いろんな話題が出てきて良かったのでは。
TOSHIさん [映画館(邦画)] 7点(2016-10-29 23:13:42)
32.息子がRADWIMPSのファンなので、音楽担当することが発表された頃から存在だけは知っていました。(1000円で観られる高校生なのに特典目当てで前売り買わされたし。)公開直前の、Mステ初出演の観覧も奇跡的に当選し、世の中の盛り上がりより少し早い段階で家庭内盛り上がりの状態。でも、お母さんは観る気はなかった。そうこうするうちに世の中があれよあれよという間に大盛り上がり、「もしかして、お母さんも観たほうがいいのか?」と思い始めたころに、「どうせ観ないよね?」と息子が一番の核心部分をまさかのネタバレ・・・。一瞬心が折れましたが、とりあえず2週間前に鑑賞してきたわけです。なんだかんだ言って、まず冒頭の楽曲で涙ですよ。そして、エンディング曲でも、頭が痛くなるくらいの号泣。細かい不整合なんて、どうでもいい。ストレートにノックアウトでした。ストーリーと楽曲が融合しすぎていて、RADWIMPSの壮大なプロモーションビデオを観てるようでした(これは、決して悪い意味ではなくて)。そんな私の様子を見て、夫が「お父さんも観た方がいいかな?」というので、一言アドバイス。「ピュアな心を全開にして行って来い!」
おおるいこるいさん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-20 16:27:17)(良:1票)
31.《ネタバレ》 新海誠と言えば、影のある若者が自分の苦悩に酔っている筋書きをセンチメンタルな映像美で被せている、世界観第一で物語は二の次というイメージだった。しかし、今作は表情豊かであっけらかんとした登場人物に、非常に娯楽性が強いあたり、監督の転換点・新境地と言える。だからこそ、手垢のついた入れ替わりものとギャグシーンで占める序盤の印象が強いほど、311が頭によぎる中盤に意表を突かれ、やがて未来改変ものにシフトチェンジしていく構成は巧い、引き込まれる。と同時に欠点も少なくなく、なぜ二人はタイムラグに気付かなかったのか、どうして二人は入れ替わったのか(共に母親不在の設定が気になる)、如何に三葉の父親を説得出来たのか描かれていないために、良くも悪くも世界観第一の監督らしい。未来を改変出来ても、村が消滅して故郷を去らなければならないことには変わらない。それでも新たな出会いがあり、新たな希望も残されている。過去作のようにすれ違いを続けてきて終わる不安もよぎったが、階段での再会、またすれ違い、ふと振り返って、そして『君の名(前)は。』──この演出に鳥肌が立った。これ以上の結末も、この先の物語もいらないくらいに。
Cinecdockeさん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-17 22:04:49)
30. ダメじゃダメじゃー。ネタバレは絶対ダメじゃー。

 何も知らないで映画館(DVDの時期になったらDVDブレーレイ)GO!

 もう絶対はずれないから。
JFさん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-16 10:40:14)
29.《ネタバレ》 最初は見るつもりはなかったが、友人(男)がRADWIMPSが曲を提供しているから見たい、というかなり不純な目的で鑑賞を決定。
ところがどっこい、全然チケットが取れない。何これ、こんなに流行ってるの?
この作品とシンゴジラのせいで、他の映画がほとんど公開されてないんだけど…。

…と、見る前から文句タラタラで鑑賞したわけですが、想像以上に良作で衝撃的だった。
絵の美しさもさることながら、演出もいい。特に曲の挿入の仕方がうまい。
邪魔にならず、むしろ歌詞とストーリーがリンクしており、相乗効果で心に響く。歌って凄い。

ストーリー自体はタイムパラドックス物に恋愛を絡めた物で、単純といえば単純なんだけど、内容は複雑。
中盤までは主人公2人の時間軸がズレている、というのをなんとなく見せており、そのすれ違いがもどかしく切ない。
それが最後の演出につながっており、胸をうつものがある。

…のだが、まさにその時間軸のズレに妙を感じた。
片や山奥の田舎、片や東京のど真ん中。環境は違うとは言え、今がいつなのか…という情報は周りからいくらでも入ってくるはず。
そして、そもそもの疑問。なぜこの2人だったのか?
ヒロインの血筋に潜在的に誰かとリンクしてしまうという能力があることは示唆されているが、それがどういった理由で発揮されているかは不明。
リンクしていた事は覚えていても、リンク先が誰だったのかは誰も覚えていない様子だし、一応今回のために過去から繋いできたというような雰囲気ではあったけど。

理由なんてなくてたまたまなんだよ、でもいいとは思う。
でも、そこは、なんとなくでいいから登場人物に描いて欲しかったかなぁ。
そこは敢えて描かなかったのかな?見る人が感じてください、との事なのかな?

それにしても今回の声優陣は凄い。
男性が男性の声で女性を、女性が女性の声で男性を演じるわけですが違和感なかった。
これは演者が主人公2人を理解しているということで、恐らく監督らの指示があっただろうけど、素晴らしい演技だった。

正直、小学生とかが見ても理解は大変だと思う。少なくとも自分が小学生時代は、見たところで絵が綺麗だなー、くらいの感想だったと思う。
黄昏刻、逢魔ヶ刻とかちょい説明されてたとしても分からないよなぁ。
オリジナルストーリー故に予習のしようがないので、話題性だけで見に行くとお子様連れは結構痛い目を見る気がします。
取りあえず、男2人で見るものではなかった…。
HIGEさん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-11 11:09:29)
28.《ネタバレ》 本当はもう少し後の予定でしたが、怒りがお昼過ぎからしかやってくれなくて何かいい時間つぶしはと考え思いついての鑑賞です。
大ヒット作の相乗効果でしょうか、ちょっとこの映画には向かない層も含めてかなりの入りでした。(自分の隣なんか、祖母と小学校低学年の男子三人ずれで、案の定退屈してあばれまくってましたw まあ、それほど思い入れがないんで腹も立ちませんが)
さて、昔からよくあるタイムスリップと歴史改変物を意識のみ時代を行き来する形にし、それにもはや確立したジャンルと言っていい男女の意識交換と恋愛を絡めたなかなか秀逸な作品かと。(そういや、こないだ転校生ちらっと観たら尾美君が若くてワロタ)
ただ、なんなんだろう、なぜこの2人の意識が入れ替わるのか、理屈と言うほど大げさなものは不要ですが、きっかけすら描かれてないのはどうなんでしょう。代々、そういう事がある家系だなんてことで片付けるんではあまりに安易だし、なぜ相手が「彼」であるかに関しては説明にすらなってない。
そこがはっきりしないから、最初のヒロインも含めて大勢の人々が命を失う歴史と改変された誰も命を失わない歴史との分岐点がまるではっきりしない。
最初の、本来の歴史も確固とした存在でなければならない、それがなければ主人公とヒロインが強く突き動かされる事がないから。
ところが、その確固とした歴史が書き換えられるきっかけが全く示されない。
綺麗な絵柄、最近少しお気にの女優さんの声もあり、物語世界は十分以上に楽しんだだけに、(それ+高山と四谷の両方に浅からぬ縁があると言う信じがたい偶然!) このストーリーの肝心な部分の欠落がひどく残念です。
rhforeverさん [映画館(邦画)] 7点(2016-10-11 05:08:34)(良:1票)
27.実はこの作品「シン・ゴジラ」上映前の予告を見るまでは完全ノーマークであった。前作「言の葉の庭」をテレビで見て、印象的な画だが話のテイストはちょっと合わないかな、という印象を持っていた。◆週末のチケットがほぼ完売だったため、代休の月曜朝に鑑賞した。それでも700人の箱に半分くらいは入っている。(中高生も運動会の代休が多かったのかもしないが)◆結論、翌週の連休のレイトショーに再び見に行くことになるとは・・・。画の美しさは言うまでもない。光の変化が短い周期で変わる黄昏時や時間を早送りするときの空と町の表現などは新海監督の持ち味全開だ。◆今回、画以上に素晴らしいのが「音」の使い方が圧倒的に上手いこと。音楽は邪魔にならず、良いタイミングで歌曲が入る。歌詞も所々にキーワードがちりばめられており耳から物語を補足する。サントラ盤を買ったのだが、CDを買うのがもう何年ぶり。それほどのインパクトだった。主題歌と劇中曲は別の作家が担当するのが通例のところ、今回はRADWIMPSがすべてを担ったことで、作品全体の音が実に心地よい。◆キャストの演技も見事で、主演2人のセリフのユニゾンは鳥肌が立つほど。最初と最後、セリフを重ねることで物語の始めと終わりを表現したのは特に印象的。◆ストーリーについては多くは語らないが、原作なしのオリジナルストーリーながら、破綻せず、わかりやすくまとめ上げたと感心した。劇中で描かれる災厄で多くを考えさせ、しかしメインの話を邪魔しない、むしろ主人公を突き動かす感情の原動力とした表現は、この監督の持つ物語作りの真摯さを現している気がする。◆テレビで見ても恐らくこの作品の持つ美しさは変わらないが、是非大きいスクリーンといい音の劇場で見て欲しい作品。
ばびぃさん [映画館(邦画)] 9点(2016-10-10 14:48:39)(良:1票)
26.《ネタバレ》 ああ。秒5から随分経ったもんな。天を焼きながら砕け散るように新海誠愛を語らせてもらうよ、オイラは(苦笑 (詳細はブログにて)
エスねこさん [映画館(邦画)] 9点(2016-10-09 12:07:36)
25.《ネタバレ》 公開3日目に見たが、今更覚え書き。

以前の作品から一貫して映像美は、素晴らしい。今作を一言で言うならずるい作品。
・難しいシーンは描いていない(ヒロインが父親と対峙する場面や、お風呂など瀧がヒロインの体に興味を持つ場面は無し
・入れ替わりは設定として許容できても、なぜ「逢魔が時」になると時間軸が違う2人が出会うことができるのか、説明が弱い

良くも悪くも万人向けの「いいとこどり」な作品。ただ、自主映画出身の監督がここまでヒットを飛ばせるという可能性を
見せてくれたのは、いいことだと思う。
昔から監督のファンをしていた身としては少し寂しいが、また以前のようなクセのある作品を作れる機会(資金と知名度)を得られたのなら、この作品のヒットにも意味があると感じる(笑)
Sugarbetterさん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-08 07:52:21)
24.《ネタバレ》 面白かったです!前半で笑い、青春っていいなと羨ましくなり、後半で手に汗握り、ちょっとうるっとする。実に楽しい作品でした。ただ設定が現代の日本、それも舞台の半分が自分の住んでる東京なので細かいところがどうしても気になってしまう。例えば入れ替わりを通じて2人が話をするタイミングはほぼなかったのになんでお互いが好きになったんだろう、とか。3年先と3年後に行ってて携帯で日付見なかったのか?とか。そもそもiPhone4?!みたいな感じで機種からでもわかるんじゃないか、とか。電車内に紐投げ入れたら届くの?とか。たきくんイケメン枠に入るにはもみあげ太すぎないかとか。これが国が違うか時代が違うかしたら全然気にならなくていいと思うんですけど、リアルな背景のせいで気になって気になって仕方なかったです。。。あと個人的にはてっしーの方が好きです。あんな説得力のない話で爆弾まで設置してくれるてっしー、男前です。
メリーさんさん [映画館(邦画)] 7点(2016-10-05 23:47:09)
23.《ネタバレ》 「独りよがり」な映画である。
普通この言い回しには、多分に否定的な意味が含まれているものだが、新海誠というアニメーション監督が生み出す作品においては、それは必ずしも当てはまらない。
「独りよがり」だからこそ、表すことができる「美学」と「美意識」。それがこの監督の作品の唯一無二の魅力だと思う。

他に類を見ないあまりにも美しいアニメーション表現が、やはり素晴らしかった。
ただ、この監督の過去作には、その“美しさ”が際立つあまり、ただただそれに自己陶酔しているだけに見える作品があったことも否めない。

特に前作「言の葉の庭」は、むせび泣くように降り続ける雨に包まれた街並みが美しい映画ではあったけれど、そこに描き出された物語は、ひたすらに“青臭い”ばかりで、まったく感情移入することが出来なかった。
それは、独善主義的に、自らの美意識を追求する新海誠作品ならではの、孕まざるを得ない“あやうさ”だったようにも思う。
新海誠の名を知らしめた名作「秒速5センチメートル」にも、その“あやうさ”はあった。
そして、今作においてもその側面が無くなったわけではない。
主人公たちの言動はやはり青臭く、ストーリーテリングには都合のいい自己満足感が溢れている。

でも、今作においては、その青臭くて、独りよがりな描写そのものが、何にも代え難いエモーションとして、満ち満ちている。

“星降る夜”という数多の表現作品の中で、“美しきもの”として表されてきたものが孕む圧倒的な神々しさと絶対的な脅威。
それは、美しすぎるものが併せ持つ荘厳さと残酷さの象徴だったように思う。
そして、その美しさと残酷さは、そのまま主人公二人の“若さ”に直結する。
若く、未成熟な彼らは、安直で直情的であまりに危うい。でもだからこそ、何よりも美しくて、エネルギーに溢れている。

その美しいエネルギーは、“流星”のそれを遥かに凌駕し、神にも抗う。
それこそが、この映画が最も描き出したかったことなのだと思える。

「過去」は、どうやったって変えられない。
身近な交通事故から“3.11”のような天変地異に至るまで、ありとあらゆる悲劇を目の当たりにしてきている人々は、そのことをよく知っている。
ただし、その「理」を、強引だろうが、無謀だろうが、ご都合主義的だろうが、人物の“感情の力”一つだけで時に覆してしまえることも、「映画」に許されたマジックだ。と、思う。

世界が終わるその間際だろうと、ついに果たせた焦がれた人との邂逅においては、状況を忘れて、その人と話し触れ合うことだけに没頭する。
「そんなことをしている場合か」という非難は、あまりに無意味だ。
若者たちのその無垢な「感情」と「行動」こそが、世界を救う唯一の「方法」だと、この映画は伝えているのだから。


繰り返しになるが、独りよがりで、青臭い映画であることは間違いない。
この種のストーリーを繰り広げるのであれば、辻褄が合わない点もあまりに多過ぎたと思う。
これだけ素晴らしい作品なのだから、ディティール面でもう少し他者の介入があったならば、もっと絶対的な名作になっていたのでは。と、思わなくはない。
けれど、思い直す。
この肯定と否定が渦巻く不完全さこそが、この作品が表現することの価値なのだろう。
若い二人が、町よりも、世界よりも、何よりも先ず「君」のことを思って、闇雲でもなんでも全力で何かに向かって走る。
そのエモーションに勝るものなど、実際無いのかもしれない。

恐らく、いやほぼ確定的に、この作品の社会現象的な大ヒットに伴って、新海誠監督の次作には、更に潤沢な環境と引き換えに、ありとあらゆる制限としがらみが生まれることだろう。
その時、この“独りよがり”なアニメーション監督が、一体どのようにして、どのような作品を生み出すのか。
今から、不安と期待が入り交じる。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 8点(2016-09-26 23:33:11)(良:1票)
22.《ネタバレ》 新海誠の映画で最もわかりやすく、血が騒ぐ傑作。

誰もが、何かしらの夢を見たことがあるのではないだろうか。まだ大人じゃない人も、大人になった人も。見て、抱いて、憧れて。

え?夢なんてもう見なくなった?抱く夢も憧れる夢も無くなってしまったって?

だったら夢を叶えて現実(本物)にしちまえばいい。ダメで元々、でも本気で叶えたくなったら…とにかく走ってしまえばいい!

この映画の少年少女は、流れ星を見てイチイチ願い事なんてしない。

手をつなぐだの、抱き合うだの、キスするだのそんなまだるっこしいことなんてしない。
なんせ目覚めた瞬間におっぱいを揉みまくるんだからな。
え?何を言っているか解らないって?俺だって最初ワケがわからなかったが、面白いんだからしょうがない。


冒頭、少年少女の語り、夜空から糸…いや光の線が水面に落ちるように雲を突き破り降り注ぐ。

夜空を奔る星を下から眺め想いを馳せる…そんな人々が“線”で突然結ばれてしまう。

結んでほどいてを繰り返す紐、地図に引かれる線、頬を流れ落ちる涙、襖が奔りまくる敷居、移動と出会いを繰り返す列車、指に嵌められた輪。

胸を揉みしだくのは、服を脱いで裸になるのは、股間に触れるのは、肉体にメッセージを残すのは自分の状況を確認するために。

がんじがらめの学生生活、嫌々の口噛み酒、たっきー「言い値で買おう」、早く大人になりたい、憧れの町に行きたい、自分を変えたい、男らしいイケメンになりたい…そんな少女に何処の誰だか知らねえが素敵な夢と変態生活がプレゼントされる。

大林宣彦「転校生」から受け継がれる奇妙だけど王道まっしぐらな物語。

何が何だかわからない、でも謎を解き明かすために行動していくしかないという強靭な意思。
スカートが切られたら素敵な刺繍をしてやればいい、カフェが無いなら作ってしまえばいい、好きになっちまった女の陰口には机を蹴飛ばして返答・見返してやりゃあいい。

頬の傷の理由が何となく解き明かされていく感じが良いな。アイツはそいう奴なのだ。
だがおっぱいは毎朝揉む。アイツに悪いかな(妹の眼前で揉み続ける)

日記を手紙のように託し合う日々、距離は縮まらなくても深まる気持ち、好きなクセに譲り合っちゃう女心、優しい先輩と親友(おホモだち)、絵や日記を書くのは忘れられないから・忘れないために、会いたくなったら会いに行っちまえばいい。

ルンルン気分の観客を石で殴りつけるような穴、穴、穴の出現、煙草でも吸わなきゃやってらんねえ。

内ヶ島氏「クソッたれがあっ!」

消えていく記録と記憶…いや、たとえ何もかも消え去ろうとも受け継がれるものは受け継がれ、届くものは届く。それを見つけ引き継いでいける人間の可能性は刻だって超えられる、運命だって変えられる!

無我夢中で斜面を登るのは、自転車をこぐのは、とにかく走って走って走りまくるのはただただ会いたいがために。

幾度も響く魂の叫び、共犯するのは友達を助けるため、穴の数が語る過去と未来、すれ違う想いをめぐり会わせる光と影。新海作品名物の風景描写も最高潮!

コケまみれだろうがおまえのだったらいくらでも飲んでやる!
いくらでも揉んでやる!!
いくらでも髪を結んでやる!!!
変態呼ばわりされたっていい、だから忘れないで、忘れてもいつか思い出してくれればいい…。

野郎オオオォォォ名前を言えっつってんだろうがアアアァァァッ!!!!!変なこと書きやがって…立ち上がってまた走り出してやんぞオラアアアッ

少女は、雄々しく走り続ける。最愛の人たちを救いたいから、何よりもう一度会いたい人がいるのだから。
すかあふえいすさん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-26 21:57:01)(良:2票)
21.《ネタバレ》 評判なだけあって良かった。
毎度絵は良いのに・・・だったけど今回はストーリーも良。
ところどころキュンってなったし、ハッピーエンドだったし。今年一番かな。
口噛み酒はちょっと×。次回作も楽しみです。
すたーちゃいるどさん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-24 17:22:03)
20.《ネタバレ》   笑いあり、スリルとサスペンスあり、感動ありで程よい感じの青春アニメではあります。

 でも、脚本の構造のために歪みが生じているのも事実で。
 まず時間を超えて入れ替わっていたという仕組みを隠すために二人が自分の身に起きた異常事態に対して日時の確認をしない、気付く事がない、っておバカになっちゃってるのが残念だなぁと(夢だと割り切ってたりして)。っていうか、スマホの日記アプリ使ってる時点で西暦は明確になりそうなものなのですが。つまりこれ、お利口さんでは成立しない物語なんですよね。
 それから映画は三葉主体で始まりながら、クライマックス前は三葉の人格を脚本の構造のために出せない、っていうのも人称のブレを生んで「主役の心が消える長い時間」が生じるゆえの不満感が。
 その他、おばあさんが仕掛けの説明のためだけに存在しているので、その説明が終了すると共に用なし扱いになってるとか、お父さんの意思決定が絶対的な〇か×かのみで成立しているけれど、その絶対性が生まれる根拠があまりに脆弱だとか、二人が入れ替わる理屈(システム的な)が結局曖昧だとか、始めに結論ありきで組み立てられているがゆえの強引さが目立つお話ではありました。

 組み紐や流星の描く尾が繋がりを示し、開閉する扉が断絶を示すあたりの映像表現は良かったと思います。でも綺麗と言われる美術に関しては、んー、自分的にはラッセンの絵みたいなモンで。キレイですね、以上。みたいな。光と影の魔術師みたいな故・椋尾篁氏とか、深層に触れるノルシュテインとか、そういうトコ、そういう世界が見たいです。空気感、その匂いは希薄に思いましたしね。

 モノローグが多用されるのって、「日本」の「マンガ起源」の「アニメ的表現」独特のもので、それをみんなが何の疑問もなく受け入れている状態は果たして良いのかどうか。人称ブレブレになるんですけど、それでいいのかなぁ? 私はそこで今一つ入りきれなかったんですよね。

 意外に心よりも(余計な事に)アタマを使う時間が長い映画だったので、評価そこそこ。ひっかかりなく存分に心で見たいものですが。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-24 06:10:59)
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【点数情報】

Review人数 179人
平均点数 6.98点
000.00%
110.56%
242.23%
331.68%
4105.59%
5158.38%
62916.20%
74223.46%
83921.79%
92413.41%
10126.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review16人
2 ストーリー評価 7.52点 Review25人
3 鑑賞後の後味 7.84点 Review26人
4 音楽評価 7.62点 Review24人
5 感泣評価 6.15点 Review20人
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