230.この映画はノンフィクションではなく、原作からダークな部分を徹底して取り除き、臭い物に蓋をした上で作られた事実を基にしたフィクションで、上ずみだけをすくい取ったような映画。演出を通り越した嘘満載。あと、統合失調症ってなんだよ。分裂病だ、分裂病。 【永遠】さん 2点(2004-06-19 07:53:04) |
229.《ネタバレ》 クライマックスが良かったから、7点献上。そう思えば視聴者も最初は幻覚見せられてたんだな~。 【000】さん 7点(2004-06-19 01:11:00) |
228.《ネタバレ》 字幕なしにフランス語の吹き替えがわかるまで見ることになっているのでとりあえず、四回目を見て書き直しています。本当はアダム・スミスの理論を叩き込まれた経済学徒の端くれとして、アンチ・テーゼとしてのゲーム理論を理解したいのですが、それは映画では無理でしょう。四度も見るとさすがに感情移入を通り越して俳優陣の名演を堪能しながらも、「もっといい表現がなかったのかな?」なんて考えるようになります。この作品では精神病との闘いにおけるインシュリン療法や投薬が強調されているわけではなく、単にそれらが素人にとって目新しいので印象に残るだけで、ロン・ハワード監督が本当に描きたかったのは後半、インシュリン療法や投薬を拒否して幻覚と共存することを選び、「自分らしさ」と「現実との協調」の両方を得ようとするナッシュの精神的戦いの過程とヒロイズムなのだということを確信しました。「統合失調症は投薬で直るので他の病気と同じ。」という意見にだけは賛成できません。「悪性腫瘍は出来た場所を切除すればいいからたいしたことはない病気だ。」なんて言ったら悪性腫瘍のせいで腕や足を切断した方に怒られてしまいます。「自分らしさ」というものはどうあっても確保しながら統合失調症を治療してほしいものです。またナッシュの統合失調症は「天才と気違いは紙一重」の例だというのにも賛成しかねます。この病気と表面的には無縁な人間にも友情や愛情や社会的評価に対する憧れはあるわけで、主人公の場合たまたま、彼独自の性格に加えて過酷なプリンストン大博士課程の環境と冷戦下で数学者に課せられたプレッシャーのせいで、飢餓に直面した人間に無機物が食べ物に見えるのと同じ精神メカニズムでもって友情や愛情や社会的評価に対する憧れが視覚や聴覚を伴ってしまったのでしょう。東西冷戦時代には国連上級職員が恐怖神経症にかかって自殺したという笑えない事実まであるのです。いろいろ考えさせる作品ですが、学生時代にナッシュを囲碁で負かしてニンマリしていたいかにも秀才のマルチンがナッシュが社会復帰できるよう環境を整えたことを指摘しておきます。彼も人間的に成長したのでしょう。ラストで「友情や愛情や社会的評価に対する憧れ」を象徴する幻影が、現実にそれらを手に入れてしまった主人公にはさすがに色あせて見えたでしょうが、ひっそりとたたずんでいたのも良かったです。 【かわまり】さん 8点(2004-06-15 12:45:38) |
227.《ネタバレ》 なんだろう・・?ヤラれたなぁ・・これは。才能ある数学者とその家族の話かとばっかり思ってたから。すっかり騙された感でしたが、良く出来た映画でした。才能溢れるあまりに、陥ってしまった苦悩なのでしょうか?事実であるというのが、信じがたくなるほどでした。暖かく手助けするジェニファー・コネリーが良かった。妻に対して感謝のスピーチをするシーンはじんわりと感動しました。ロン・ハワードは、実にしっかりとした映画を作れるようになりましたね。 |
226.ストーリーが飛び飛びになって分からなくなりがちになったけど終わりよければ全てよしですね。こういう人が近くにいると面白そう(親友にはなれないけど) 【tetsu78】さん 7点(2004-06-12 21:02:29) |
225.《ネタバレ》 スパイの暗号解読するなんてカッコいいなーと思って観てたのに、途中から悲しい展開になっていくなんて想像もつかなかった。奥さんは妄想じゃなく本物だったから良かったよねぇ。どん底の状態から奥さんの暖かいサポートと彼自身の熱心な研究で尊敬されるまでの人間になるなんてねぇ・・・感動ですわ。 【くうふく】さん 7点(2004-06-12 00:11:14) |
224.《ネタバレ》 怖かったです。ジョンと妻の演技はすごすぎ。これが事実だというのが驚きです。 【Piece】さん 6点(2004-06-11 22:40:32) |
223.本当にやられたーって映画でした。こんな病気があるなんて知らなかったし、病気に夫婦で立ち向かう姿に心打たれました。もし自分の楽しい記憶が幻覚だったらなんて考えちゃいました。脇役のエド・ハリスもいい味出してたし最高でした。 【ゆきむら】さん 9点(2004-06-10 04:47:57) |
【ゲソ】さん 7点(2004-06-10 03:08:39) |
221.ラッセル少しは痩せろよ、演技うまいんだし。悩める天才数学者が、マッチョはないだろう。役作りは、少しはデ・ニーロを見習え。 【パセリセージ】さん 8点(2004-06-08 19:52:23) (笑:1票) |
|
220.ラッセル・クロウの演技は素晴らしいのですが、物語がいまいち理解出来ませんでした。結局は何を訴えたいのか?ジョン・ナッシュの伝記にしても何がどう素晴らしいのかわかりませんでした。ただ友人は面白いと言っていたので見る人によって違うのでしょう・・・ 【みんてん】さん 4点(2004-06-04 21:12:18) |
【太郎】さん 9点(2004-05-25 19:01:37) |
218.オスカー作品というのは受賞する前に観なければだめですね。無意識に期待し過ぎるようです。実在の人物を題材にした映画って、映画にする時点でかなりの嘘があるわけで、もちろん観る側もそれは承知の上なんだけど、事実と嘘のさじ加減を間違えると、完全フィクションのお話より嘘くさく感じてしまう。私にはこの作品がその典型に見えたのですが・・・ |
217.展開読めなかったです。皆さんと同じく騙されました。特殊メイクってすごいですね。ノーベル賞受賞時の主人公、ほんとにラッセル・クロウかどうか疑いましたもん。 【T橋.COM】さん 6点(2004-05-23 22:20:21) |
216.DVDで未公開シーンを見たら、より楽しめた。監督の術中にはまってしまった気がする。良作です。 【たまごくん】さん 8点(2004-05-16 02:40:40) |
215.クロウの演技がよかった。とても良い実話だと思うが、感動できなかった自分が情けない。 |
【ギニュー】さん 5点(2004-04-27 21:22:52) |
213.観る前はドラマ仕立ての地味な話しだと思ってましたが、いやいやどうして結構サスペンス的な味付けもしてあって最初から最後まで画面に釘付けでした。唯一のアクションシーンと言っていいカーチェイスのシーンなんかはバックの静かな音楽とあいまってとても美しかったです。それにしても、ジェニファー・コネリーが綺麗。 |
212.実在の人物、事件に架空の人物を絡ませるというのは手塚治虫氏がよく使う手法だ。史実に何かを足す事によって、物語を作るという手法である。本作はその逆、実在の人物、事件からいろいろな物を削り、美しい物語に仕上げた。それが仮に主人公の人格に関わる決定的なものだとしても、僕らはただ単に物語を楽しみさえすれば、それでいいのだと思う。これはノンフィクションでもドキュメンタリーでもないのだから。 それにしてもいやいや、すっかり騙されていました。 【flyhigh】さん 8点(2004-04-17 22:02:18) |
【モチキチ】さん 6点(2004-04-16 12:57:18) |