6.この映画はミュージカル映画ではない。「オペラ映画」と呼ぶべきだ。サウンド・オブ・ミュージックに代表されるミュージカルの名作の数々は、台詞が筋書き(ストーリー)を辿り、次第に高まった登場人物の心象が、イメージの世界で歌として表現されて観る側の感動を呼ぶ。登場する人々の「心象」を歌で表現できるのがミュージカルの利点だが、この映画は心象だけでなく台詞まで歌にしてしまっているため、イメージの世界(心象)と現実の世界(台詞)のメリハリが全く効いていない。そのためだろうか、悲劇の天才であるファントムにも、哀しい才能の持ち主であるヒロインにも、今一歩感情移入できず感動も出来なかった。「映画の方がミュージカルよりもより世界観を表現できる」とこのテーマ音楽の作曲者が語っていたが、ミュージカルには台詞にすべき筋書き部分と、歌にすべき心象部分がある。この映画をミュージカル映画とするならば、折角の映像化という利点を活かしきれていない。ミュージカルを映像化することの利点は、歌によって表現される「イメージの世界観」を映像で効果的に表現できることである。映像という表現技法の特性上、この点は確かに舞台よりも優れているだろう。同じく舞台を映画化した「シカゴ」などは、この利点を極めて効果的に使っている。折角一流の俳優陣を揃えながら、オペラのように普通の台詞や筋書きまでも歌で表現してしまったこの映画は俳優の持ち味や演技力も半減させてしまっている。決してこの映画を否定している意味ではないが、映像化された「オペラ座の怪人」は従来のミュージカル映画とは違ったジャンルで評価されるべきであるように思う。(物語の舞台が「オペラ座」だから当たり前かもしれないが‥‥‥)あまりにも有名なテーマは迫力があり、ロック調にアレンジされるなど全編に渡る音楽は素晴らしい。特にヒロインの、まるでアマデウスの「夜の女王」のような歌声。あの高音の美しさは、久しぶりに鳥肌ものだった。 |
5.ミュージカルのスクリーン版といった感じですね(当たり前) ミュージカルやオペラを生で観た経験のない人でも気軽に楽しめる作品としてはとてもいい映画だと思った。テーマ曲はあまりにも有名で知っていても、挿入曲のアリアなどすべての曲が耳慣れてて興味深かった。難を言うと、となりで観ていた相手が、新年会でほろ酔いの男性→夫 静かなシーンでイビキをかくので周りに気を使って集中できなかったのが悔しい・・・やっぱり、減量させなきゃダメ?太った人間はイビキかかないと寝れないんでしょうかねぇ?まったく!・・・てゆーか、酔った人と一緒に映画館は無理あったかも(反省) 【広瀬真由美】さん 10点(2005-01-30 03:53:34) |
4.原作のミュージカルをそのまま映画のスクリーンに持ってきたような作品でした。ストーリーはやはりミュージカル用だと思ったけど、それでもあの音楽はやはり天下一品。それプラスカメラワークも良かった気がする。良いスピーカーを使ってDVDでもう一回みてみたい。 【珈琲時間】さん 7点(2005-01-17 02:30:19) |
3.この作品って、まず思い入れからして評価が決まりそうですね。ちなみに私は「オペラ座の怪人」全編通して見たのは初めてです。内容はなんとなく知っていましたが。初めてだと理解しにくいのかなぁ?まぁ本作品、私は全くダメでした。ミュージカルがダメじゃないんですけど。クリスティーナがダメ。そこまで魅力的なんやろか?と怪人さんに聞きたい。どーでもいいけど、彼女、ペネロペに似ている思ったのは私だけ?年みたらまだ若いね~。 【西川家】さん 4点(2005-01-15 11:14:47) |
2.音楽良かった。でも!!怪人の仮面が顔半分てどうよ~?ミステリアス度がガクンと下がった。 【kaneko】さん 3点(2005-01-14 16:37:44) |
1.ロック調なテイスト、全編べったりの音楽など、「ムーラン・ルージュ」を思い起こさせるような作りだが、でもあれほどぶっ飛んでるわけでもなく、なんだか中途半端で下品な印象を受けた。「オペラ座の怪人」は有名で何度も映画化されてるけど、これはミュージカルという形で、好き嫌いははっきり分かれそう。ジャーン!!ジャジャジャジャジャーン!!ていうオルガンの音が耳にこびりつく事必至。それにしても主役の女性がとても美人だったので、いつのまにやらヌードを期待してたのだが、、、、、あ、映画より僕のコメントの方が下品だなこりゃ(笑) 【あろえりーな】さん 5点(2004-11-11 01:32:09) |