67.約143分と長めの映画だけれど、つまらない場面は一つもなかった。 日本の痴漢裁判に対する問題点が凝縮されていて目が離せない。 役者の演技も良く、特に主人公はノンフィクションを見ているようなリアリティがあった。 ただ、「タメになる」タイプの面白さなので何度も繰り返し楽しめないようにも思った。 【邦画好き】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-10-17 18:50:45) |
66.《ネタバレ》 実話に基づいているので少なからず内容はわかっていましたが、現状に打ちのめされた感じでした。誰が悪いとか、良いとか言えないジレンマがあるのに、淡々と進んでしまう裁判・・・。痴漢は犯罪、しかし冤罪はあってはならない。でも見極めるのは非常に難しい(-_-;)それでも泣き寝入りは嫌だ。観ていて色んな考えが交差しました。俳優陣も好演で見応えのある作品になっていたと思います。多いに考えさせられる1本です。 【うさぎ大福】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-10-16 12:41:53) |
65.主人公に感情移入すればかなりのめりこめる映画やと思う。娯楽性はあんまりなんいやけど、変にリアルやからか固唾を呑んで最後まで観てしまいました。痴漢でつかまると、どんな風になってゆくのか、とゆうのを細かく見せてくれます。つかまるのが、普通にどこにでもいる20代の男性なんで、男性の方には感情移入度がかなり高いし。裁判員制度がもーすぐ始まるので、裁判はこーなってるってゆう一応の予備知識にもなるかも。しかし143分もあったんや、この映画。正直1時間くらいにしか感じなかった。それくらいのめりこんでもーたんやな~。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-10-08 20:12:39) |
64.怖いですね。私も、誤解されないように気をつけます... 【よしふみ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-07 11:16:50) |
63.怖い世の中です。実際はこんなものじゃなく、もっと恐ろしいんだろうなぁ・・・ 警察って怖いなぁ。 この映画を見て思いました。もし痴漢に間違わられたら、すぐ認めよう!って。 【AKi】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-09-29 00:26:56) |
62.《ネタバレ》 冤罪をテーマに扱っていて、ラストに有罪となるところで、下手なエンターテインメントにはすまいという監督の意気込みを感じました。マジメに真っ向から冤罪に取り組んでいる印象を受けました。加瀬亮演じる主人公が、少しずつ狂気していく様はなかなか見応えがありました。そしてなんと言っても、役所広司が全体をキュッと引き締めていて、妙に説得力があるというか、それだけでもこの映画を観る価値はあると思います。 【kaneko】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-09-12 21:36:25) |
61.自分だったらどうするかということを考えながら見ていたら終わりまであっという間だった。とりあえず、なるべく満員電車には乗らないようにしよう、乗らないですむような職場を選ぼうと思った。実際のところ、裁判官が法廷で出会う人たちは、本当に罪を犯した人たちが多いのだろうが、その中に少数いるやってない人たちを公正な目で見抜く力を持ち続けることはきっと難しいのだろうと感じた。 【HK】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-09-08 15:25:22) |
60.《ネタバレ》 映画のように本当にあそこまで犯人と決め付けた対応を皆が皆するのだろうか。私はそうとは思えない。しかし私の考えが甘くこれが現実だとしたらどうだろう。メディアが注目しない我々庶民はあそこまで闘えるだろうか。恐らく示談金で罪を買い自由を得ようとしてしまうだろう。裁判で闘うほうが示談で済ますよりもお金がかかることが痴漢冤罪の一番の温床となっているように思う。司法について興味を抱く作品であった。 【あるまーぬ】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-09-07 04:43:56) |
59.《ネタバレ》 今まで観た裁判モノの映画ではある意味一番怖かった。男として痴漢に間違われないように気をつけながら満員電車に乗ることは多々あるが、実際に間違われたら「やってません」の一言では片付かない大変なことだとまでは認識していないのが普通だろう。一貫して否認すること=反省していないと裁判で捉えられてしまうのにどうしても納得できない。冤罪を言い渡した裁判官には実刑を処するくらいの仕組みがないと裁判官も人生をかけて裁判に臨むことは到底無理なのでは。被告人の関係者たちは(弁護士を除き)それくらいの気持ちでいるのに、警察や検察・裁判官は他の業務も忙しい感のやっつけ仕事的な温度差があって憤りを感じてしまった。しかしながら本当に許せないのは実際に痴漢する人間や、その上「やってない」と言い逃れようとする輩がいるということ。痴漢という卑劣で情けない行為をする人間があまりにも多くいるからこそ、痴漢冤罪や女性専用車両などという本来なくて当たり前のことが存在してしまう。証拠として提出した検事に言いたい。あなたはアダルトDVDを観た事はないのですか?・・と。 【タママにとうへい】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-06 01:08:24) |
58.《ネタバレ》 2時間23分の長い尺でありながら、ダレることなく映画としては非常に面白い作品でした。ちょっとした間違いで、誰にでも起こりうる出来事ということもあって真剣に見入ってしまいました。例えばスシ詰めの満員電車で若い女性が隣に立っていれば、ほとんどの男は心の中でラッキーと叫んでいる。そういう意味で男は潜在的痴漢であるという裁判官の主観がどこかにあるのかもしれません。法律はド素人ですが、今回の判決理由は「痴漢を犯していないという客観的事実が認められないので有罪とする」ということでしたが、それなら「痴漢をしたという客観的事実が認められない限り無罪」というのが裁判の原則ではないの?と思いました。ま、それは控訴後の話になるんでしょうね。ほとんどが法廷シーンなので脚本が重要なんですが、周防監督の脚本家、監督しての力量が十二分に発揮された良い作品でした。あとこれだけは言っておきたいのですが、小日向さんに替わる前の裁判官(役者名わかりません)がいい味出してます。 【たこすけ】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-09-04 12:00:54) |
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57.今までの周防監督の作品とは一線を画しているが見るものを画面に釘付けにしてしまうあたりは流石の一言に尽きる。俳優陣の熱演も加わり見応えのあるものになっていた。 【ゆきむら】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-09-02 13:23:18) |
56.《ネタバレ》 裁判の仕組みなどはほとんど分からないのですが、 非常に忠実にリアルに作られた作品との事でそういう部分は全く疑わずに見ました。 現実のニュースなどでもよく目にする、痴漢。 基本的に誰でも被害者側の味方となり、警察、検察、裁判でもその形は驚くほどにはっきりとしています。 そしてまた、基本的にはそれで正しいのです。 しかし、あくまで基本的という事。 この映画のテーマであるその犯罪(痴漢)が誤解である場合は別にならなければならないはずです。 冒頭に書かれた言葉が終始頭に残りながら見続けていました。 タイトルからも推測できるように、この映画では結局「有罪」として判決が下ります。 ですが、作品としては(ラストの語りを除けば)あくまで中立に、 本当に痴漢をしたのか、していないのか、どちらとも言える作りになっており、好感がもてました。 そして、キャスト陣も誰一人と言っていいほど合っていたと思います。 映画らしい華のある映画ではありませんが、身近な問題であり、 考えさせられる良くできた素晴らしい映画だと思います。 【コショリン】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-09-01 15:31:39) |
55.《ネタバレ》 タイトルを見た時点で結末が分かってしまうので、徹頭徹尾、爽快感のカケラもない社会派映画。2時間半の長尺を感じさせない演出やリアルな演技は素晴らしいが、鑑賞後もどんよりとした気分で一日ブルーです。私たちは何を信じれば良いのでしょう。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-08-29 19:45:15) |
54.《ネタバレ》 143分をまったく感じさせないほど見入ってしまいました。 「自分は無罪だから裁判官もわかってくれる」って私も心のどこかで思っていました。 淡々と進んでいく裁判の怖さを感じました。 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-26 16:57:41) |
53.《ネタバレ》 ただの「HOW TO」ものだったらどうしようと思っていたら、しっかりと構成されていて高評価も納得の逸品。 ただ、あの段階で目撃者を出してしまうのでは、作りとして有罪判決しか選択肢がなくなり、最後の判決まで維持するべき緊張感が逸れてしまう。 しかし、加瀬亮の言動が彼の立場に立って観ていた自分といちいち同じ反応であったのには感心させられました(あまりにも同じだったので笑っちゃうほど)。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-08-24 00:21:56) |
52.今朝、TVで婦女暴行冤罪事件のレポートを観たのでその流れで本作を鑑賞しました・・・同じ人間相手に論理的な主張がまったく通用しないという「究極の不条理かつ非日常空間」が身近に存在している恐怖・・・いろいろと大変なことがあっても普段の生活の大切さ貴重さを再認識させられます。 ちなみに上映時間も2時間20分も一瞬と感じるくらいテンポが良いです、5時間ぐらいあっても見ていたい気がしました・・。 【人面猫】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-08-23 00:23:46) |
51.日本の刑事裁判の現状がよくわかり、興味深く鑑賞しました。テンポもよく、2時間20分という長さを感じさせません。起承転結、すばらしかったです。社会派映画の代表作になるでしょう。 【キャメル】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-08-21 11:07:14) |
50.まず電車に乗る可能性のあるすべての男性はこの作品を見ておくべきだろう。 もしかしたら、女性も被害者側の立場から見ておくべきかも知れない。 あと、自分自身は電車に乗らないとしても、親類や知人に乗る可能性のある人が居る場合も見ておいた方がいい。 面白いといった作品ではないけど、痴漢という犯罪について色々と考えさせられる作品だと思う。 たぶんこの作品が世間に広まったとしても、日本の司法制度やそれに携わる人々の意識が大きく変わることはないだろう。 でも、この作品を見た人なら電車の乗り方に注意するようになるだろうとは思う。 それにしても、この作品はよく出来ていて、僕が逮捕されたわけでもないのに物凄くドキドキさせられた。 有罪になったらどうしようとか、いっそのこと認めちゃった方がいいかなとか、エッチなビデオや雑誌は早めに処分しておくべきかなとか、その日が来ても慌てないように色々と心構えしておかないといけないようです。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-20 11:51:34) |
49.エンドロールがはじまった時「あぁやっぱり」と云う変な納得があった。ストーリーにでは無く 裁判というものについての感想なんだけど。。多分これが全てじゃないのは別ってる。けど結局、人が人を裁く難しさや システマチックになっている審議の流れに対する失望感は結構キツかった。ほとんど「運」ですまされてしまいそうな人生の理不尽さ、天災にも等しいような突然襲いくる事件との遭遇。人との交わりや接触を怖がる現代人の心理の底にはこういう恐怖があるんじゃないかと思ってしまいます。人も法(社会)も信じられない私達はこれからドウすればいいんでしょう。メールやSNSに「仲間」を求め、自分の存在感を固定し安心したいと考えるのは仕方がないのかも。。。自分を守ってくれるのは仲間だけ、、「天網恢恢疎にして漏らさず」という言葉は既に失われてしまったのでしょうか。私は基本的に無神論者ですが デジタルに支配され、神の不在を見て見ぬふりをする日本。このままでは陪審員制度が実施されても、なにも解決はしないのではないでしょうか? 司法制度だけではなく、今の社会を風刺した映画だと思います。 【0707usagi】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-08-19 15:15:23) |
48.見終わった感想は「しゃれにならないなぁ」という感じでした。 こんな事あったらたまらないですね。 映画が楽しかったというより、考えさせられる映画でした。 |