164.《ネタバレ》 観ていて、これはアメリカ版「明日のジョー」だと思いましたね。貧しい主人公が、老トレーナーと共にボクシングで「明日のため」に栄光に向かって進んでいく様は、まさにジョーと丹下段平の物語を思い起こさせてくれます。(もちろん設定等違いはありますが) ただ、ジョーの場合は最後に「真っ白に燃え尽きて」しまったところで終わってしまいましたが、この作品では、その「燃え尽きてしまう」部分をもっと深く描いているように感じました。(まあその分悲惨さが出てしまってますが。) しかし、イーストウッドとモーガン・フリーマンというキャスティングはシビれますね。もう画面に出ているだけで味がありますから・・・・。アカデミー賞受賞は当然だと思います。 あと、マギーとフランキーがアイリッシュ系アメリカ人という設定なので、アイリッシュの歴史について事前に知っておくとこの作品について更に理解が深まっていくと思います。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-07-17 23:55:11) |
163.《ネタバレ》 なるほど、尊厳死ですか。 まさに「アカデミー賞」向けの映画ですねぇ。 「死んじゃダメ」「殺しちゃダメ」なんて、そんな軽々し過ぎる言葉、言えるわけがない。 そんなんじゃクリント=イーストウッドがわざわざ映画にしたりしないよね。 俺自身、「死ぬのは逃げ」だとは常々思っているけど、でも、人なんて、その状況に置かれないと分からないよ。 例えば、「全身麻痺」で、「自分の身体が少しずつ壊死して切り取られていくだけの状況」で、「誰からも惜しまれることもなく」。。。そして、「自分がそれまでの人生に満足している」のだとしたら。 本人に「生死の選択を与える」ことは許されてもいいんじゃないかと。 そういう問題提起なわけだ。 鴎外の「高瀬舟」を思いながら観ていた。 ずしんときました。 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-15 19:15:50) |
162.主演の3人の好演が光ります。渋い良い映画だと思います。いくつか腑に落ちない場面がありました。①なぜクリントが途中で彼女のマネージャーを降りようとしたのか。②なぜタイトルマッチを戦わせてあげないのか。③クリントが家族に手紙を出し続ける理由④なぜモーガンはタイトルマッチに同行しなかったのか?⑤ラスト。。。いくつか???な部分はありましたが、クリントは唯一といって良いくらいハリウッドではバランスのとれた良質の作品を作る映画人だなぁという印象を持ちました。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-07-10 20:56:23) |
161.何か物足りなくカタルシスを獲得できなかったというのが率直な印象。尊厳死を題材にするならそこに至るまでの心の葛藤をもっと緻密に描写する必要があるし、父と娘の愛情劇を題材にするのなら深いバックグラウンドが欲しかった。とはいえ、「生」への執着を断ってまで自己を貫こうとするマギーの姿・生き方には心打たれるものがあった。 【CPA】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-29 13:36:43) |
160.ミスティック・リバーでは理解できなかった、イーストウッドの事が少し分かったかも‥。あんた本っ当に、どうしようもない結末が好きだネ。どうしたいのさ。これを見たあたいにどうしてほしいのさ‥。ケド、あんたは笑ってこう言うんダロ。。「ソレデイイノダ」と。 【小星】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-06-11 21:28:09) |
159.去年のミスティック・リバーがつまらなすぎたので,どうかなーと思ったら・・・「最近ハリウッド映画はアジア映画に圧されてるなぁ」なんて考えていた私に,格の違いを再認識させてくれました.アカデミー賞と相性の悪かった私が初めて納得させていただきました.イーストウッドの表情に脱帽です.この映画は,尊厳死がどうとか,悲しすぎるとかいうことではなくて,ありがちなボクシングサクセスストーリーで終わってしまうのか?でもこのままでは「ロッキー」には遠くおよばないぞと思わせておいて,それを完全に忘れさせてしまう濃密な後半というギャップを素直に驚けるかどうかが重要なのではないかと思います. 【マー君】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-06-10 15:41:11) |
158.Champions aren't made in gyms. Champions are made from something they have deep inside them-a desire, a dream, a vision. They have to have last-minute stamina, they have to be a little faster, they have to have the skill and the will. But the will must be stronger than the skill. 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-06-09 07:00:00) |
157.《ネタバレ》 「ダンサー○○ダーク」級のダーク映画です。 【ぱんこ】さん [DVD(吹替)] 4点(2006-06-04 22:22:26) |
156.何とも救われない。だが、すべてがハッピーエンドでも困る。現実世界では、救われないことの方が圧倒的に多いのだから。 【T橋.COM】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-21 13:07:01) |
155.ハリウッドメジャー映画の大げさな音楽や刺激的なカット割り、ヒステリックな演技を排し、腰の据わった映画になっています。欲を言えば、落ちついたら落ちついたでもう少しメリハリが欲しかった。練習する海岸、イギリスの街などもう少しきれいなカットを長く使って「間」を感じさせて欲しかった。「間」がないと、とつとつと話す人の長話を、逃げ場がなく聞いてしまってる感じがして心が詰まります。74を越えてもまだ成長している感があるイーストウッドに感謝。 【チューン】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-05-20 20:33:38) |
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154.これはボクシング映画ではない。幸福論の映画である。メインテーマは、幸福な人生とは何か。その問いかけが、見ているものがスルーしてしまうほど浅すぎもせず、かといって、説教臭さを感じさせるほど深くもない。絶妙の深さで止まっている点が、アカデミー賞を取った一因の一つではないだろうか。 丁寧に作っているので観客をあきさせないし、光と影にこだわったカメラワークはすごく印象に残る。役者の演技も皆光る。 特にイーストウッドが普通に演技していたのに驚愕!この人ってやろうと思えば普通に演技できるんだと思った(笑) ただ、あまりにも、あまりにも話に救いがなさすぎる。 心に残る映画ではあるものの、後味が最悪。もう二度と見ようとは思えません・・・。 |
【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-14 16:44:54) |
152.ただのボクシング映画だと思ってみたので、後半の展開には驚きました。 でも、こういう重いテーマをさらっと描いていて、自分的には好感が持てました。 観た後に色々考えさせられる作品でした。 あと、モーガンフリーマンがいい味出してました。 【さっく】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-13 16:47:16) |
151.あの悲劇的な状況は、誰にでも起こりうるし、それよりもなによりも自分にも降りかかるのではないかと恐怖すら感じました。ぬるま湯でふやけた心の中をいきなりえぐられたような、確実に心に残った映画ですが、二度とは観たくありません。 【チビすけ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-10 00:05:26) |
150.ボクシングといえばやっぱり男のイメージ。 女性ボクサーにあんまり感情移入できなかった。 物語は中盤くらいの、試合シーンまでは盛り上がって興奮できる。 が、終盤が…全体的に雰囲気が暗くて重い。 物語的には面白いけど、あの結末はどうかと思う。 モーガン・フリーマンは相変わらずいい感じだしてるが、出番少な目。 ナレーションに回されて誤魔化されてる感アリ。 最後の展開だけはどうも納得できない、釈然としない。 【愛野弾丸】さん [映画館(字幕)] 4点(2006-05-07 23:10:02) |
149.あーもーー、救われなくって、もうやだ~~~ 【ふぉんだ】さん [DVD(吹替)] 3点(2006-05-06 12:30:51) |
148.《ネタバレ》 どうだろうか。絶望的な怪我をしてもう動けなくなったときに、それで尊厳死は成立するのだろうけど、どうも積極的に同情できなかった。 ベッドで目が覚めたヒラリースワンクは、見違えるように生命力がなくなる。そして死にたがる。自殺行為までする。そうではなく、もっともっと生きたがってほしかった、俺たちに向かって生きたい!と叫んでほしかった。さんざんのたうちまわってから、クリントに死を依頼してほしかった。それが生への肯定ではないか。 最後の一筋の涙、あれはなんだろう。後悔?苦しみ?でもないかな。最高の幕引きを愛する人にやってもらうことのありがたさかな。あの枕元の白い明かりが神を感じさせるね |
147.最初のほうはすごくおもしろかったけど、途中からつまらなくなった。しかしイーストウッドは歳をとってもかっこいいよね~。 【ホットチョコレート】さん [DVD(吹替)] 5点(2006-04-19 23:33:18) |
146.ただの中途半端な映画に見えてしかたないです。 【MARK25】さん [映画館(字幕)] 3点(2006-04-19 21:18:37) |
145.《ネタバレ》 腕利きのカットマン。自分を許せず20年以上教会に通うこと。尊厳死の決断に悩める姿。言葉は悪いがイーストウッドの自慰に、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマンといった素晴らしい役者が付き合っている図に見えた。 よく出来たコントって感じ。 【michell】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-17 22:46:22) |