329.映画に期待する事って、笑わせてくれるとか、感動させてくれるとか、泣けるとか、作品や人それぞれあると思います。自分との接点があると、それも引き込まれるポイントとなるでしょう。この作品に共通点を見出し、自分と重ね、共感する人もおりましょう。私にはそれはこれっぽっちもありません。仮に今すぐ結婚・出産しても、10数年後たたないとないでしょう。何か接点を探ってみるとすれば、10代の頃を思い出してみるとか・・・?感動してしまったとか、将来の参考にしてみようとか、考えさせられたなどは全くありません。考える必要もないと思います。私ってば脳の髄まできっと能天気なんだな。またはこんなのとかけ離れた家庭にしてくれた両親に感謝なのかな。なのに、何度も見てみたい作品となりました。見事です。「結局はアメリカ映画なんでしょうね」どちらかというとこれを確認する意味で見てました。全く違いました。この作品が描いているのはげんなりするほどの退屈。良くぞここまで表しきってくれました。お友達もブリトニー、ジェシカシンプソンに似ていて人選がナイス。ラストはおそらく読めるので-1点。そう、下の方が書いておるようですが、共感するのは大いにありですが、人生を投げてはなりませぬ。 |
328.《ネタバレ》 はじけるのはやめようと思うか、加減してはじけようかなと思うか、よっしゃいっちょはじけっか!と思うか。この映画に感化されちゃった人、やはりはじけるにしても程々がいいのじゃないかと。映画みたいに殺されることなんてありえないんだから。仕事も家庭も失って、づるづる欲望の赴くままに生きて、そんでおじいちゃんになってごらんよ。へこむね。いや絶対。全てを後悔するね。うわ失敗した!って。で、ゴミ袋。いいプロットだけど、風化してきてるね。真似されまくってるし。そういう風に何回もみてると、あーそんなたいしたことねえなあという気になってしまう。この点、この映画悪くないけど。あと、ケビンスペイシーが運転しながら熱唱してる曲、あれってなんて曲ですか? 【ドレミダーン】さん 7点(2004-07-10 18:14:37) |
327.ケビン・スペイシーありき、という感じですね。オスカー獲ってるし。もちろん、他の役者もいい味出してます。ラストも含め評価の分かれる作品ですが、観て損は無いと思います。 【金子淳】さん 8点(2004-07-08 11:19:13) |
326.《ネタバレ》 これはおやじ殺しの映画ですね。途中のアンジェラの告白も含め30~40代の男性にはいろんな意味でキます。で、なんといってもケビンのあの顔。恍惚となります。で、やっぱり後に銃口があるんだな。 【馬飼庄蔵】さん 9点(2004-07-05 13:58:33) (良:1票) |
325.箍の外れた職なしユダヤ人の中年とその家族。強い喪失感を感じさせるティーンネイジャー達。地位を満足させる高い賃金。そして、鑑賞者とあたかも意志が通い合ったかのような空虚な映像。この作品は「アメリカン・ビューティー」と名付けられた。 【膝小僧】さん 9点(2004-06-25 00:03:42) |
【永遠】さん 6点(2004-06-20 06:47:52) (良:1票) |
323.あんま好きじゃないかな。最初ラブコメかとおもっていたけど、最後とかあんま好きじゃないっす。 【LYLY】さん 3点(2004-06-16 17:57:25) |
322.結局、この映画の言いたかったこととは何なんだ。わからないようで、わかるような。作品自体はうまく組み立てられてるし、絡み合いもいい。そういう点では完成度が高いと思うし、途中で退屈になってしまうということもなかったです。ケヴィン・スペイシーは平凡オヤジを演じてても存在感がすごいです。 |
321.だからアカデミー賞は期待できない.それともこの映画にあーだこーだって評論できない私がバカなのか. 【マー君】さん 3点(2004-06-07 23:28:27) |
320.面白かったよ。いい味出してる映画だったな。ヒロインの思わぬサービスがラッキーでした。 【マックロウ】さん 8点(2004-06-07 17:43:10) |
|
319.愛する対象を見れば、ちょっと変態かなとも思うけど、誰も愛せない人間よりはマシじゃない! 愛する気持ちはあっても、行動に出すのが不器用なだけで、妄想に走ってしまう。そのときに舞う赤い花びらは愛=美意識の現れだったんでしょう。隣りのストーカー少年と打ち解けたのもなんやら共通点があったから?この少年も美意識が強く、風に舞うゴミを見てすべてのものの背後には生命と慈愛があるなんて言ってたね。愛することに条件なんて要らないはずなのに、最期は偏見と誤解のかたまりの堅物に撃たれてしまう…皮肉アリアリですね。愛の形に認められない大きな壁があるとすれば、一番幸せだったのは、ランニングしてたゲイの2人でしょうかね。 【ブッチ・ハーモン】さん 6点(2004-06-01 23:36:34) (良:1票) |
318.アメリカ人が、自分たちの矛盾や欺瞞、社会の病理に一応は気付いてはいるのだ、ということを知ることが出来たという点で、良かった。これがアメリカなのだよ、という1つのネガティブでダウナーなプロパガンダを感じる。ソーラ・バーチの存在感が凄い。 【ひのと】さん 7点(2004-05-26 01:06:59) |
317.《ネタバレ》 レスターにとっては娘の友達アンジェラ。キャロラインにとってはアメリカンビューティー(バラ)そのものや、豪華な家にインテリア。アンジェラにとっては美しくパーフェクトな自分。私の求める「アメリカンビューティー」ってなんだろう?真剣に考えてしまいました。自分の求める「モノ」。理想像と現実のギャップ。表と裏。手にしたと思った瞬間アメリカンビューティーは泡のように消えてしまう。ラストに見せるみんなの本当の素顔こそが「アメリカンビューティー」。 泣いた後、鏡の前でマスカラを気にしているアンジェラも、満ち足りた死に顔のレスターも、憎んでいた夫の死に号泣するキャロラインも。美しい映像と強調された赤。まるで本当に誰かの心の中を垣間見てしまったような気分。 【彩犬】さん 9点(2004-05-18 02:49:15) (良:2票) |
316.ひとつの作品としての出来は良いと思う。でも、なんだか好きになれないのだ。起承転結で魅せる話ではなく、割と淡々と日常を映していたと思う。見た目は整っていても、みんな心のどこかがほころんでいる。平凡で単調な現状から、みんなもう一歩飛び出してみたい。不満と焦燥感を胸に必死にバランスを取る人々の姿は、現代のアメリカと言わず日本もかなり近くなってきた感じで少し怖い。物語の進行とともにため息も増えた。何年か前、アメリカで「悩み事を相談する相手は誰?」というアンケートをとったら家族、友人ではなく「セラピスト」が1位だったという。観ながらそんなことを思い出した。 【のはら】さん 5点(2004-05-12 20:54:51) (良:1票) |
【たま】さん 7点(2004-05-05 22:36:00) |
【arsha】さん 5点(2004-05-02 13:56:03) |
313.言いたい事も何となく分かるけど、最後までどうしても笑えないままだった。暖かみを持って、ホッと救われる部分が欲しい欲しいと願いつつ、結局エンディングの「ビコーズ」まで、それは訪れなかった。 【うこっけい】さん 4点(2004-04-30 22:07:13) |
312.理解できない人には理解できない作品では。もちろんあんな事やあの人たちが実際あったり居たりしたら嫌だけど、そういうのって本当は誰の心にも住んでいるのではと思わせる作品でした。映像や音楽も綺麗ですごく楽しめました。 【ゆきむら】さん 9点(2004-04-28 23:54:14) |
311.劇場で見たときはさっぱりわけが分からなかったが、後で考えてみると、いろいろと示唆に満ちた奥の深い作品であったような気もする。 【Olias】さん 6点(2004-04-27 20:28:06) |
310.《ネタバレ》 これを観て、登場人物の心理がまったく理解できない、あるいは本作は自分にとってまったくの別世界だと思うことのできる人は幸いでしょう(決して皮肉ではなくて)。大人も子供も、「自分は自由ではない」「自らの願望は満たされていない」と強迫神経症的に思い込みながら、生の充足感を求めて、平凡な人生を唾棄しつつ、欲望の赴くままに行動しようとするものの、どこまでいっても満たされない――まさにニヒリズムの極地。唯一、満ち足りた表情を見せているのが、ゲイのカップルと、死ぬ直前・直後のK・スペイシーのみという逆説。決してアメリカだけではない、日本も含めてある程度の経済的富裕を成し遂げた(=次なる目標を喪失した)社会に共通する問題であるといえるでしょう。もちろん、安直な解決策などあろうはずがない。たとえば、隣家の父親のごとく、秩序と道徳を体現しようとすればするほど(常に「自分は大佐だ」と言い募らなければならないように)逆に卑小で滑稽な存在にしかなりません(まさに昨今のナショナリズム親父を連想させます 苦笑)。せいぜいが、「サイコ」少年のように、市場価値のあるアイテム(ドラッグ密売)を身につけて不透明な世の中を巧みに生き抜いていくべし、という精神論くらいでしょうか。スペイシーが、回りまわってようやく身の丈に合った「家族との一体感」という幸福に逢着した途端、この世から消されてしまう悲劇。銃殺される前後に彼の見せた、満ち足りた柔和な笑顔、涅槃の境地にあるかのごとき安らかな死に顔には、胸を締めつけられ、涙を抑えることができません…。自由な世界、物質的に満ち足りた社会に住む人間特有の焦燥感・不遇感を、巧みな誇張と滑稽さをまじえて鋭く描いた名作であると思います。 |