1.《ネタバレ》 まず、話の軸となる「人間がエイリアン化する液体」について、説明も伏線も無く、全く説得力を持たせようとしていない点に驚く。これは、脚本として成立していないレベルだ。
しかも、同じ液体を同時に「宇宙船の燃料」とも設定しているから、さらに混乱を招く。
自分は、こんなずさんな作りの映画で盛り上がることは出来ないので、退屈な時間だった。
また、「ドキュメンタリー手法によって、フィクションのドラマにリアリティが出る」と思って製作しているように感じられるが、実際は全く逆ということが良く分かる。ドキュメンタリー調の演出と、ドラマ部分のチグハグさが映画に没入することを妨げている。