1.モラルがない映画。いくら映画のためとはいえ、なんで大量の魚をおもちゃにする必要があるのか? 魚を人間に投げてぶつけるシーンなどは不愉快極まりない。あれが笑えるというのだろか? 笑いが非常に下品だと思う。 青春とは馬鹿をすることだという意味を間違えているとしか思えない。 監督が「馬鹿な男たちの馬鹿な行動を笑いなさい、これが青春なんだから」といくら言われても困る。 そんなことを言ったら日本のお笑い馬鹿バラエティー番組はいつも青春ではないか?あれと同類だ。 どうせなら日本語に字幕でもつけたらいいだろう。そうしたら完全に馬鹿バラエティーと同じになる。 ついでに信号機で逆上がりでもさせればいい。ますます馬鹿を強調できる。 ストーリーはありがちな落ちこぼれ人間が頑張る姿を見せることによって感動させようという類のもの。 笑いあり、感動あり、そして若い男の裸も見せてやるぞ、という企みがみえみえの超商業的な映画となっている。 日本の映画は死んでいるのか? いい映画もあるのにこういう映画を見せ付けられると非常に残念。 こんなものは映画にせずとも、よしもとのコントのネタで充分ではないか? 「面白い」という言葉の意味を履き違えた究極の駄作だと考える。