1.まあこれほど面白くないとは。あまりにも野球、スポーツを馬鹿にしている。そしてマスコミについても全く理解していない。勉強不足で思いつきで、思い込みで、他人の作品まで拝借(?)してしまう野島伸司ならではと言ったところか?野島伸司作品は、しつこい程くどく世相を皮肉る。それも台詞を何回も登場させることで。これは脚本家として能力が劣っている証拠であろう。しかしそこまでやってもらわないと理解出来ないほど、視聴者の頭が悪くなっているのも事実である。☆☆☆社会面の報道関係者が、スポーツ欄の記者たちを馬鹿にする。そこに左遷させられた主人公を憐れに思う。果たしてそうであろうか?現在の新聞界を支えているのはスポーツ欄であって、他に何があると言うのか?大した取材も出来ない、ポリシーの欠けたマスコミの中で社会面や政治面がエリートだってこと、マスコミも含めて誰も思っちゃいない。しかもスポーツ記者の部屋は地下にあって、普段はTVゲームや馬券を買って遊んでいるとか。まず非現実的な話だが、それ以上にこれを見た他のマスコミ連中はどう思ったのだろう? 且つこの映画を製作したのはフジテレビ。まるで「ショムニ」を思わせるシーンであるが、フジ内部ではこう言った作品の傾向をどう受け止めているのであろうか? それにしても少しは期待したんだが・・・。フジTV三冠王の時代も既に過去の出来事となったようだ・・・