1.まぁ、リメイクか?と聞かれれば、これはリメイクではなく、アレンジの範疇に入るわけだが、見せ場満載の迫力ある映画として、見事に料理できているのではないかと思う。正直、原作やオリジナル版に思い入れがあれば、昨年の「のび太の恐竜」同様、「なぜあそこを切ったの?」的な不満があるのは当然。せっかくの「魔界大冒険」というタイトルなのに、魔界星到着後の迷いの森やツノクジラの描写をバッサリとカットしてしてしまったのはさすがに面食らった。でも、作品の根幹に繋がるところは、しっかりと描写しているし、オリジナル版より原作に忠実な部分もあって、劇場では楽しめながら鑑賞できた。まぁ、正直なところ、あの伝説の「おしまい」があるだけで、私は満足なんですけどね(笑)