2.《ネタバレ》 中学生などへの教育用上映に極めて相応しい映画になっています。ペンションにネットの住人がわざわざ押し掛け石を投げるのは明らかに現実離れしていますが、ケチの付けどころがあるということも含めて教育用上映に向いていると思います。●自分が殺人を犯したら家族はどうなるのか●身内が悪いことをしたらどういう態度を取るべきなのか●ネットの病的な側面とはどういったものか●信頼できる人とは何か●公的機関の果たすべきことは何か●受験勉強にどう向き合うか●子育てはどういう風にするべきなのか、などなど考える材料を飽きさせることなくたくさん提供していて、感想文を書かせるにはもってこいの映画です。もっと芸術的だったり、もっと現実に即していたりしたらきっとそうはならないはずで、教育用素材として絶妙の加減になっています。純粋な映画の出来としては6~7点程度に思いますが、教育的意義をプラスして9点にしました。