8.《ネタバレ》 尾道三部作の中でも秀逸、さすがに大林監督が長年暖めていた映画だ。前半は雨にも負けずぶーらぶらに代表されるコミック、ちょっと馬鹿馬鹿しいほどなのだが、これが後半の心に染みるラブストーリーを引き立たせている。少年は母によく似た少女に恋する者なのか。大掃除の写真が見事に伏線となっていて、青春映画としてもファンタジーとしてもすばらしい。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-06-14 23:31:39) |
7.《ネタバレ》 男は女性に母の面影を求めると言ったものだが、まさにまんまそれ。初恋と親離れ、大人になる過程をそのまんま映像化した傑作。 【峠のわが家】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-01-05 03:02:14) |
《改行表示》6.浦辺粂子おばあちゃんと小林聡美&樹木希林親子がいい味出してましたね。「嘘付きはドロボーの始まり」「あとは野となれ山となれ!」って 大爆笑でした。このコンビまた復活してくれないですかね。でも大林映画の常として、他の喜劇的部分は失敗してるんだよな・・・。先生のスカートが落ちるシーンとか、おばさん連中と九官鳥とのやり取りとか。まあそこら辺はささいな瑕、後半はぐっとテンションが上がって、十代の頃のノスタルジーをかきたてられる事間違いなし。でも個人的な好みだと「時をかける少女」のほうが上。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-05-08 11:16:44) |
《改行表示》5.邦画の中では、(遥かなる山の呼び声)と並び、僕にとってはベストです。 この映画のおかげで、主演の富田靖子さんのファンになりました。 リアルタイムでこの映画を楽しんだ僕にとっては、富田さんが演じていることに意義があるのですが、ひょっとすると他の女優さんを選んだほうが後から観る世代の人には良かったかもしれない。 【ぴよ】さん 9点(2004-04-17 22:45:30) |
4.まず10代の思春期に見る映画。そして、大人になって、すれっからしになった時にもう一度向き合う映画。少年時代に、この映画で涙した自分を、いとおしく思うか、こんなもんで感動してたのかと、心底せせら笑うか、自分が試される映画。そういう意味で決しておセンチなだけの映画ではない。そして、これは男の子のための映画だな・・・・。ところで、富田靖子扮する少女が遊郭の娘であることを暗示する場面があるんだけど、わかるかな? また黒澤明監督の「姿三四郎」へオマージュを捧げた場面もある。「姿三四郎」を見た方は、目を皿にして探してみてくださいませ。 【ひろみつ】さん 9点(2004-04-05 23:57:53) (良:1票) |
3.邦画で一番好きかも知れません。胸の奥にあるイタイところを突いてくるんです。でも誰かと一緒に見ると「寒い」を連発しそう。ひとりで涙する映画。 【kurupis】さん 9点(2004-02-22 18:01:32) |
2.《ネタバレ》 初めて見たとき全然期待しないで観たのに非常に感動したことを覚えています。そして感動のあまり物語の舞台となった西願寺へでかけたのを思い出します(西願寺が意外と小さかったのも懐かしい思い出です)。狭く坂が多い道々や向島への桟橋など、この物語は尾道の風景なしでは成立しない気がします。三部作の中で最も大林監督の極私的映画といわれる所以もわかります。ヒロキ役の尾美としのりさんと当時無名だった父親役の小林念待さんがお風呂で語り合うシーンが特に印象的です。富田靖子さんも輝いていました。尾道三部作の中では一番好きな作品です。 【kainy】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2004-01-07 17:37:57) |
1.久しぶりにDVDで観てとても感動しました。立花百合子さんよりさびしんぼうの方が絶対可愛いいけどなぁ。「人を恋するとき、人は誰でもさびしんぼうになる」素敵な言葉ですね。気持ちよりも行動が優先されがちな昨今、こんな想いが薄れていかないことを祈っています。 【TOTORO】さん 9点(2003-09-08 14:25:11) |