8.《ネタバレ》 「映画化」というものの貴重な成功例である。原作に夢中になり、映画館(リバイバル上映だった)でも映像世界に入り込んだ。岸田今日子の鰻のような(?)存在感がいいし、岡田英次も観客の代行をそつなくこなしてくれる。 【ひと3】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-03-13 14:35:25) |
7.俳優陣といい作品の持つ雰囲気といいとてもよかったです。 【frhun】さん [インターネット(字幕)] 9点(2008-03-07 17:22:14) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 安部公房の原作もすごいですが、この映画も負けていませんね。 現実社会の風刺と見るのが一般的なようですが、私にはカルト教団の内部ってこんな感じなんだろうなあと思えてしまいました。臨場感たっぷりの洗脳プロセスを見させてもらった気分です。前半なんか偉そうな主人公が次第に弱ってきて、最後は井戸で部落に貢献しようとまで思ってしまう。怖いですね。 岸田今日子って不気味なおばあさん役がはまる女優さんだなあと思っていたんですが、大昔にもこんな役をやっていたんですね。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-01-09 15:56:51) |
5.タルコフスキーの描く水に匹敵する砂の美しさ。すばらしい。原作・脚本・演出・演技・音楽……すべての要素ががっぷりと四つに組んだかのようにしっかりと相乗効果を生んでいる。前衛的といえば前衛的だけど、例えばゴダールのように、映像の文法を完全に解体したりはしない。あくまでリニアーな物語り展開は崩壊していない。だけれども、描き出された世界のシュールさときたら。永遠に色あせない戦後日本映画の代表作の一つだと思う。高校のとき、現代文の先生がこの作品をなぜか取り上げた。当然、大半の生徒はついていけなかったみたいだけれど、私はとっても面白かった。みんな睡眠に落ちてたけど、私にとっては黄金の午後でした。その直後にNHKで映画が放映された。高校生の未熟な頭脳でも、この映像は衝撃だった。そして、いまだにこの映像は私にとって衝撃的でありつづけている。たぶん、何十年かしてまた見なおしても、この衝撃は色あせないだろうな。 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2007-03-02 22:05:23) (良:1票) |
4.久しぶりに強烈な映画を見た。一旦はまったら逃げられない「蟻地獄」、不気味すぎる岸田今日子。暫く頭から離れない。ただ、もし岸田今日子ではなく、当時のアイドル「吉永小百合」だったらと想像すると、ストーリーは全く変わってしまっただろう。また、映画を見た者の中には、期待を胸に砂丘を彷徨う輩も出たことだろう。 【STYX21】さん 9点(2003-11-24 19:59:37) (笑:1票) |
3.どうしても記憶の片隅から消えない名画です。20年近く前に見ましたが、薄気味悪い蟻地獄に吸い込まれ出られない男の人に同調してしまって、かなり息苦しさを感じました。でも、不思議に惹きこまれるのです。不思議な独特の強烈な世界。ぜひもう一度見てみたいです。 【いかみみ】さん 9点(2003-02-28 09:13:37) |
2.なんと言ったらいいんでしょうか?この独特な雰囲気。怪しい世界。砂丘の穴の中の家という強引な設定、異様な村人達、若き日の岸田今日子の妖艶さ、う~んたまりません!世界で認められている日本映画のひとつであることが解りました。そして、なんと言っても、生きているような砂・砂・砂・・・ 【クロマス】さん 9点(2003-01-17 01:48:35) |
1.中学生か高校生くらいの時に、テレビでやっていたのを見たことがあります。安部公房の原作も読んでいるのですが、原作も映画もあまり内容をおぼえていないけど、強烈な印象が残っています。また見たいのですが、なかなか観る機会がなくて残念。確か、岸田今日子と岡田英二が共演してましたね? 【miu】さん 9点(2002-06-09 13:20:08) |