11.《ネタバレ》 俺は「天国へのカウントダウン」が一番好きだけど、この作品もコナン映画ベストの1つ。
脚本は「その男、凶暴につき」に脚本を提供し、北野武の才能を引き出した一人としても知られる作家の野沢尚!
グラナダTVの「シャーロック・ホームズの冒険」を思い出すロンドンの情景・スリル・大活劇。
列車の樽を割りワインでイチかバチか命懸けの“賭け”に出るシーンはかなり強引だが手に汗握る面白さ。列車ブッ壊す映画も良いねー(褒め言葉)。
最初から犯人が解っているが、解っているからこそ徹底的に揺さぶりにかかる敵、そこに絡む未だ正体が明かされない切り裂きジャックの対比。
バーチャルゲームのSF的世界、探偵団はレトロチックな霧の都に迷い込む。
仮想現実とはいえ憧れのホームズを見て目を輝かせ、子供のようにはしゃぐコナンの姿が面白い。コッチまで恥ずかしくなってくるぜ。
現実社会との同時進行的リンクも面白い。この作品で世襲制度を知った子供時代でした。