32.《ネタバレ》 パチーノのここで壊れたものは元戻らないのセリフはハッとさせられた。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2019-05-24 06:58:09) |
31.《ネタバレ》 何があっても最後まで「約束は守る」気迫を見せつけるバーグマンをアル・パチーノが何時も通りに魅せてくれる。善と正義感がもたらす現実との間で揺れ動く心模様をさらけ出すワイガンドをラッセル・クロウが劣らぬ存在感で示す。作品に重厚感をもたらしたマイク・ウォレスを演ずるクリストファー・プラマーは「インサイダー以降良い脚本が回ってくるようになった」と語るのが納得させられる絶品ぶり。男達の物語の中で、ワイガンドの妻はメソメソと参って去って行き、バーグマンの妻は「先を見通して行動するのよ」と励ます。男女であっても男同士であっても相手が直面している窮地を共に乗り越えて行く意志の有る無しがパートナーの真偽を示している印象深いシーンだった。実話という事に、遣る瀬無い思いと、作品を世に送り出すアメリカの底力を感じた。アッという間の158分を堪能しました。 |
30.自分はこの映画の男達のように全てを失い、なお圧力を掛けられている状態で巨大な権力に立ち向かう事ができるのだろうか・・・正直言って自分には無理だと思う。家族や地位、名声を失ってもなお闘い続ける事に意義を見出せないからだ。大多数の人間がそうだと思うが彼らは違った。自分の信念に忠実に勇気を武器に立ち向かった。結果がどうであれ行動する事に意味があるんだよと教えられた気がする。1人の男として尊敬するしカッコいいと思った。素晴らしい映画をありがとう。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-01-12 20:44:02) (良:1票) |
29.《ネタバレ》 60minutes好きとしては外せない手堅さ。ワイガンドの不安定さとバーグマンの安定さの対比が光っている。 【馬】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-10-07 22:58:27) |
28.《ネタバレ》 ○贔屓のマイケル・マンの傑作。男たちの極太ドラマが堪能できる。男たちのドラマを軸に、社会派色がよい塩梅で、作品自体が非常に引き締まっている。2時間半と言う長尺もだれることがなかった。○アル・パチーノのかっこよさも忘れてはいけない。熱いキャラと、彼独特の孤高の似合う雰囲気が相まって、今作では異常なまでに大人の色気を放っている。可能ならばあんなおじさんになりたいものだ。○ちなみにブルース・マッギルの熱演シーンも好きだ。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-12-14 09:54:37) |
27.自分の信念、美学を持って仕事する男の格好良さに痺れました。アルパチーノ様素敵。 【srprayer】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-10-19 02:18:03) |
26.地味だけどよかった。ラッセル・クロウの日本語の授業観てみたっかった。 【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-04-29 14:31:23) |
25.ラッセル・クロウ、アル・パチーノの演技は素晴らしい。特にラッセル・クロウ、正直あまり好きな俳優ではないが、この映画の演技は非の打ち所がない。タバコ業界の不正を内部告発するという物語だが、本質的には信念を貫くことの大切さ、人間としての生き方を表現している映画だと思う。見終わった後、色々と考えさせられる映画だった。 【ポンクー】さん 9点(2004-08-10 00:42:13) |
《改行表示》24.《ネタバレ》 マイケル・マン監督らしい、"男汁"で肩まで浸かってしまいそうな作品。 しかも、銃声は一発もとどろかない、非アクションの社会派映画。 しかも実話。これは、たまらないご馳走です。 この映画で痛いほど感じたのは、 「正義を貫くことの難しさ」。特に、敵が強力であればあるほど、当然困難さも 倍増する。実際、ワイガント博士(ラッセル・クロウの役ね)は家族も仕事も 名誉も奪われる。たとえ内部告発に成功しても、誰も誉めてくれない。報酬もない。 それどころか、あの先十年以上も、タバコ会社との法廷闘争が待っている。 それにかかる弁護士料や時間を考えただけで、私なんか目がくらんでしまう。 そんな困難さを前にしても、ワイガントは信念を曲げなかった。「知るか、クソッタレ」と呟いて、 カメラの前に立った。私はとても羨ましかった。目もくらむような困難やリスクを、 「知るか、クソッタレ」と言い捨てる勇気が、私も欲しい。一時のエエカッコとは違う、 本当の勇気が。 【あまでうす】さん 9点(2004-02-13 11:10:56) (良:1票) |
23.《ネタバレ》 実話に基づくということですが、なぜアメリカ政府機関やたばこ産業のホームページにたばこ産業の内部文書のデータベースが公開されているのか?と思ったら、1990年代はたばこ訴訟第三の波といわれ、たばこ産業が内部告発によって敗訴し始めた時期だとか。そうしたアメリカの時代背景(といってもつい最近のことですが)を窺うことができた気がします。アメリカのたばこ産業事情についはこの映画以外にも「タバコ・ウォーズ」という本もあるそうですが、そんな1990年代のアメリカでのたばこをめぐる状況は、おそらく歴史的にも転換点とされるのでしょう。タイムリーに、実話に基づくお話を名演技で見られるなんてすごいです。ただし、パチーノさんが寒空の下へ颯爽と出て行くラストシーンでは、コートの襟を立てただけで、さすがにたばこは吸いませんでした。 【its】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-01-05 01:22:02) |
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21.濃厚な社会派ドラマなどという触れ込みは非常に多いが、この映画ほどその売り文句にふさわしい作品はない。たばこ会社の訴訟を題材にしたドラマはもちろん濃厚であるが、それよりも何よりもアル・パチーノ、ラッセル・クロウの競演が濃厚の一言に尽きる。派手なアクションなどは一切無いが、男たちが繰り広げる闘いに息を呑む。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-12-03 12:38:57) (良:1票) |
20.あっという間に見た感じ。喫煙者としてはこんなあくどい企業にお金を貢いでるんだなーと痛い思いでした。アルパチーノは当然としてラッセルクロウが弱々しい役を演じきるとは思いませんでした。正直な話、最後までラッセルクロウとは気付きませんでした。巨大企業の経済、政治での影響力の大きさを勉強させていただきました。 【ピニョン】さん 9点(2003-11-17 09:45:13) |
19.何といってもアル・パチーノとラッセル・クロウの濃厚な演技合戦が圧巻。カメラワークも秀逸で全編通して間のびを許さない。最高に重厚でドラマティックな社会派ドラマの傑作だった。 【スマイル・ペコ】さん 9点(2003-05-26 17:50:46) |
18.実話を基にした映画ではよく出来た映画だと思う。そんなにノンフィクションを見ているわけではないが、大概、フィクションとしてみるとあっさりし過ぎていて、物足りない感じの作品が多い。でも、これは成功するまでに、障害がけっこうあって、すんなり行くかと思いきや、行かない点が良かった。テレビ局が一番厄介で、リアリティーある話だった。でも良くも悪くもノンフィクションで日本映画でここまで作れない。一企業がもうなくなってるならまだしも、それにタバコ業界から映画を作ることへの圧力とかは、会社側が裁判で負けた時点でかなりパワーを失うということかぁ。世論の後押しが強いということ。そういう所は日本よりアメリカは圧倒的に進んだ社会。日本だったら例え裁判で勝った事件であろうと、無理だなぁ。理由は存続してる企業を映画にすると言う点が一番、日本では難しいと思う。あと、最後に一部脚色を加えたところもあるというテロップが出たのも好印象。そういうところハッキリして欲しいからね。見た後にどこまでが本当なんだろうとか思ってしまうこと多いと思うし。実際にテレビ局辞めちゃったのも、実話だからこそ良いですね。 【デリング】さん 9点(2003-02-10 23:09:48) |
17.日本でこういう映画作れないのかなあ。政治家の不正を暴こうとその秘書にインタビューを試み幾多の妨害に立ち向かう某テレビ局のディレクター、という感じの設定で。でも、この国のマスメディアには絶対無理だな。何たってメディア規制法が無くても自主規制するんだから。。。それはそうと本作のビデオのパッケージに写っているアル・パチーノかっこいいですね、本当に。映画館で観たとき彼の後ろ姿に本当に痺れました。ただ少々冗長な感があるのでマイナス1点の9点献上。 |
16.アメリカ社会の細かい部分を知ることができるいい映画だと思います。(ミシシッピーで証言する作戦や、Kirk&Ellisなんていう法律事務所がえぐい法律事務所として紹介されるところとか)報道番組はかくあって欲しいものです。(CNN・・・合衆国の広告塔にすぎないのか・・・) 【Titans】さん 9点(2002-09-15 13:02:17) |
15.真実を報道するジャーナリストの執念が伝わるアルパチーノの演技だった。 Maybeを使いたくないと云う台詞に男の強い決意が感じられた。 日本レストランのセットもよくできていた。 酒を飲むシーンはGood。 【映画の友】さん 9点(2002-06-23 23:49:08) |
14.「グラディエーター」でR・クロウ にやられて、ただ彼見たさだけでPIC UP した作品です。(それまで、この映画の存在さえ知らなかった…) ということで、全く何の期待もせず、むしろマキシマス像が崩れてR・クロウ熱も冷めるだろうと思いながら見たのですが… 単なるミーハー的な「かっこいい!」が今回で「この人ホントにすごい人なんだ」と尊敬の対象になってしまったという意外な展開。ただただ、演技そのものに魅せられました。「グラディエーター」のマキシマスは、あの役やって「かっこいい!!」と思わせられなきゃ役者なんかやめたほうがいい、と思えるような、まぁある意味単純明快な役だけど、決してかっこよさをアピールする人物設定ではないワイガントをやって「かっこいい!!」と思わせるのはすごいことだと思った。言葉以外の部分を、というか、言葉ではとても表現できない部分を表現しまくってた気がする。ちょっとした目の動き、指の動き、体の動き、表情、歩き方、とにかくR・クロウの全てのパーツ、動きのすべてがDr.ワイガントという一個人のキャラクターを形成し、彼の内面を物語っていたっていう印象です。その才能に、感動を通りこして、ただただ呆然としてしまった感があります。「あぁ、役者ってこういう人のこというんだ…」と。いやぁ、それにしてもマキシマスとワイガントを同一人物がやってるとはどうしても思えない… 普通どんなに異なる役柄を演じてもR・クロウはR・クロウにしか見えない、そういうもんだと思っていたのですが… これもまた彼が役者として本物だという証拠でしょう。びっくりしたなぁ… ストーリー性、メッセージ性も充分、重厚でリアル、偶然見た作品の思いがけない内容の良さに、見終わった後かなり得した気分になりました。 【ちび】さん 9点(2002-04-18 21:28:58) |
13.見応え十分の社会派サスペンスの傑作。男のドラマを撮らせたら右に出るものがいないマイケル・マン監督あっぱれ!アル・パチーノがアカデミー賞にノミネートされないのが不思議なくらいの大熱演。企業、テレビ局など実名なのも驚き!男なら見るべき!DVDに収録されている日本版予告編は鳥肌ものです。 【支配人】さん 9点(2002-01-05 22:28:56) |