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ケス

[ケス]
Kes
1969年上映時間:112分
平均点:7.53 / 10(Review 17人) (点数分布表示)
ドラマ青春もの
新規登録(2004-02-26)【アッチラ】さん
タイトル情報更新(2005-01-17)【_】さん
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監督ケン・ローチ
キャストコリン・ウェランド(男優)ファーシング先生
脚本ケン・ローチ
音楽ジョン・キャメロン[音楽]
撮影クリス・メンゲス
制作ウッドフォール・フィルム
配給シネカノン
録音ジェリー・ハンフリーズ〔録音〕
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
イギリスの田舎、炭鉱町。森を抜けた草地の廃屋に、ビル・キャスパーはハヤブサの巣を見つけた。少年は猛禽の飼育書を万引きした。石壁を登ってハヤブサのヒナを持ち出した。そして家庭に、学校に、社会に与えてもらえなかった愛情を彼に注ぎ始める。ハヤブサの名は「ケス」。誇り高き猛禽の心は、未来のない少年に何を与えてくれるのか…ビートルズに酔った60年代イギリス社会のB面。
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2.《ネタバレ》 社会的弱者の視点、という立ち位置のぶれないケン・ローチ。初期作品からしてその眼差しの透徹していること、ちょっと震えがきました。背景描写が濃くてドキュメンタリーのようなカメラ。60年代英国の炭鉱街のうらぶれよう、貧しさ。華やぎのないこと、社会全体のゆとりの無さがはんぱない。週末に出会いを求めて出かける場所が成人した息子もオカンも一緒の公民館的なホールだなんて。ちょっと呆然。大人社会に希望が無いので子供社会だって明るいはずもない。学校に行けば自己中教師や高圧的な校長だし。ちっ。 社会において今んとこ完全アウェーのようなビリー少年だけど、しかし監督は子供が苛められるばかりの悲愴な話にしていないのだ。だってビリーには動物を飼いならす才能があって、それを認める周囲の人間もちゃんと存在する。牛乳や本や2ペンス。「必要なもの」をちょっとくすねる如才なさも見せる。おお、いいぞビリー。”大切なもの”に心から愛をかけるビリーに、クソな大人は本当にひどいことをする。大事な物を大人に破壊された経験のある先輩としてビリーに言えることがあるとすれば、”それでも人生は続く”と。心の傷は癒えない。けれど、君が生き抜くことには大きな価値があるよ、と。負けるなビリー。そばにいるよ。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-08-11 01:09:59)
1.イギリス映画と言えば、ケン・ローチ。最下層の労働者を描き、その静かな視線はドキュメンタリーのようで、でも何ものにも負けないドラマ性をも含む。。まさにローチスタイルはドキュドラマ。。そんな作品群の中で、コノ作品が一番好き!誰にも心を許せない少年が鷹の幼鳥を育てて行くうちに、少しずつ周りとも接点を持てるようになっていく。それでいてケスをメインに持ってくるんでなく、少年の環境をしっかりと見せる。暗いんだけどねぇ~、実に。だからこそ少年と鷹のシーンが一層輝く。空に舞うケスが少年の自由への渇望を表しているかのよう。野原のシーンのなんと素晴らしいことか。・・ラストには信じられない残酷が待っているんだけど、、ローチの優しい視線は不思議と将来への希望を感じさせるから凄い!!
れこばさん 9点(2004-08-14 10:44:32)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 7.53点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
515.88%
615.88%
7741.18%
8529.41%
9211.76%
1015.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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