リトル・ダンサーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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リトル・ダンサー

[リトルダンサー]
Billy Elliot
2000年上映時間:111分
平均点:7.82 / 10(Review 385人) (点数分布表示)
公開開始日(2001-01-27)
ドラマファミリー青春もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-10-08)【Olias】さん
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監督スティーヴン・ダルドリー
キャストジェイミー・ベル(男優)ビリー
ゲイリー・ルイス〔1958年生〕(男優)ビリーの父親
ジュリー・ウォルターズ(女優)ウィルキンソン先生
イモージェン・クレア(女優)指導教師
進藤一宏ビリー(日本語吹き替え版【DVD】)
池田勝ビリーの父親(日本語吹き替え版【DVD】)
立石凉子ウィルキンソン先生(日本語吹き替え版【DVD】)
天田益男(日本語吹き替え版【DVD】)
水原リン(日本語吹き替え版【DVD】)
仲野裕(日本語吹き替え版【DVD】)
矢島晶子ビリー(日本語吹き替え版【BD】)
稲葉実ビリーの父親(日本語吹き替え版【BD】)
川島得愛(日本語吹き替え版【BD】)
高乃麗(日本語吹き替え版【BD】)
音楽スティーヴン・ウォーベック
作曲ピョートル・チャイコフスキーバレエ音楽「白鳥の湖」より
編曲スティーヴン・ウォーベック
挿入曲T-REX”Get It On"他
ザ・クラッシュ"London Calling"
撮影ブライアン・テュファーノ
配給日本ヘラルド
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
美術マリア・ジャーコヴィク(プロダクション・デザイン)
字幕翻訳戸田奈津子
スタントデレク・リー
あらすじ
イングランド北部の炭鉱町。炭鉱労働者の一家に育ったビリー(ジェイミー・ベル)はある日、偶然目にしたバレエ教室に強く惹かれ夢中になっていくが父はそれを知って激怒する。男がバレエとは何事か!しかしクリスマスの夜、ビリーが踊っている姿を、偶然父がみてしまった。そのとき父親はある決意をする・・少年の成長と家族の再生を描いたイギリス史上最高のヒューマンドラマ。
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73.《ネタバレ》  特に何の評判も聞かず、なんとなくそのちらしの絵に惹かれ、何気なく福岡の小さな映画館に行った映画です(その時は大きい映画館では全然やってなかったです)。

 そのなんの期待感もなく見たんで、これはかなり面白かったっすね。2001年ベスト。
 鑑賞後の爽快感たるやかなりのもんでした。この映画を見るまでは、この映画に登場する父親と同じ感想で「バレエかよ」って感じだったんですけど、ところがどっこい。特に父親の前で踊る躍動感溢れるバレエを見た時は、猫みたく背筋の毛がずわっ!と逆立つほどでした。
 笑えるし感動できるし、とにかくバランスが良いなぁーというのが鑑賞後の率直な感想でした。基本的に父親に泣かせられる映画に弱いんすね。

 「遠い空の向こうに」もそうなんですけど、双方とてもすばらしい出来だと思います。あと、特に舞台挨拶もない普通の劇場で、鑑賞後に自然と皆から拍手が沸き上がったのも印象的でした。
シネマレビュー管理人さん [映画館(字幕)] 9点(2004-04-13 01:42:14)(良:4票)
72.《ネタバレ》 バレエは詳しくなくとも、耳馴染みのある「白鳥の湖」が、こんなにも、ドラマチックな曲だったとは・・・。
ラスト3分の演出が、珠玉だと思います。

この映画の監督さんは、9.11後のある一人の少年の心の再生を描いた”ものすごくうるさくて・・・”の
監督さんなんですね。最近知りました。少年の心の機微を豊かに、温かい目線で描き出せるのが、この監督の
得意技なのかもしれません。

アニメーションCGなどの映像技術が成熟し、もはや、映画で再現不可能な映像はないのだろうとさえ思う昨今、
だからこそ、こういった作品に、映画としての、より高い価値を感じます。

舞台となったイギリスの田舎の炭鉱町や、そこで働く人々の日常、決して豊かではない厳しい現実の生活を
リアルに描くことで、少年ビリーの夢が、いかに突拍子もない事であるかが冴えました。

「バレエなんか、女がやるもんで、男がやるもんじゃない!」って父親の価値観も、日本のお父さん達のそれと
似ていて、父親として戸惑う姿にクスリとさせられましたが、それだけに、スト破りのシーンは、
同じ子を持つ親として、何度見ても泣かされます。

この映画を最初に観た時は、自分の息子(次男)が、ちょうど、ビリーと同じ年頃のころ。
子育てに悩んだ時期でした。

この映画の時間軸と同じ時が流れ、久々にみたラストシーン、
人生という大舞台に、美しく、雄々しく、見事、羽ばたいて見せた息子ビリー。
その背中の、なんと大きくなった事か・・・。

まぁ、俳優さん、超有名プロバレエダンサーさんですからねぇw

それはわかってはいても、今では、巣立って行った息子達の後ろ姿と重なり、
胸が一杯になります。

嬉しい涙で締めくくれる、本当に、良い作品だと思います。
さん [インターネット(字幕)] 9点(2017-02-07 11:59:28)(良:2票)
71.《ネタバレ》 ストーリーは王道ですが、かなり良い!
お父さん、お兄さん、おばあちゃんそれぞれがいい味出してます。

「遠い空の向こうに」と比較されてる方が多くて、確かにいろいろ設定とか似ていますが・・・
自分はこっちのほうが好きです。

苦渋の思いでスト破りをしたお父さん、ロイヤル・バレエ学校に受かったとわかったときに走るお父さん、お別れのときにビリーを抱きしめるお父さん、14年後に公演を見に行ったときに、ビリーを見つめるお父さん。
ロイヤル・バレエ学校へ行くときに、追い払うようにビリーを送り出したおばあちゃん(もう会えないかもしれない?)や、「寂しくなるよ!」とバスを追いかけるお兄ちゃんもかなり泣けます!

ウイルキンソン先生も、味があってよかった。

元気が無いときにお勧めしたい映画ですね!
とんちんさん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-21 00:46:54)(良:1票)
70.見たあとガツンとパンチを食らったような感覚に襲われました。私も中学生を持つ母親ですが、これだけのことが子供のためにしてあげられるのだろうか? あの子がダンスをしている姿を見て天啓を受けたかのように....この子の為にはこうしてあげることが必要なんだ!と今までの全ての言動を一変するだけの感覚と行動力を持ち得るだろうか?.....素晴らしい父親です。見習わなければと心底思いました。そして素晴らしい家族です。この子がこうした家族の中に育ったことが、そうした人々に影響を受けたことが又、友達を大事にし思いやる細やかな感覚が、素晴らしいダンサーとしての道を切り開かせてくれたのだと思います。最後に白鳥の湖の舞台裏で家族がいらしてますが....という伝言の答えにフッと笑った彼の様子が今でも印象に深く残っています。良い映画を見たという満足感をいただけました。
ぱんたさん 9点(2004-05-23 14:47:57)(良:1票)
69.お父さんが偉いと思う。少年はバレエダンサーとしてエトワール(トップ)になっても、親父のために踊るんだろう。
no_the_warさん 9点(2004-02-20 23:47:08)(良:1票)
68.とても感動しました。台詞に無駄がないし、よく練られていると思いました。配役もはまっていますし。主人公の少年、成長したらさぞやイイ男になるでしょう。コメディかと思ってみたら切ない映画なんですね、コレ。イギリスの炭鉱町っていうか、労働者っていうか本当に驚くほど貧しい(行ってみると分かる)。オーディションで、来年また受ければ、いいじゃないか、と慰めのつもりで言う少年に殴りかかるシーンは迫力がありました。ビリーにとっては最愛の母の形見まで売って父親が工面した旅費。街から一歩も出たことが無い、いや、街にある名所すら行ったことが無い。チャンスは1度きりなのだ。現実にあるいわれなき不条理、貧しさ、裏切り、衝突、母の死、呆けた祖母、など重い現実の全てを昇華させるものとしてのダンス。そこではそれらの負のカードは、希望という名のカードに変わり、感情が爆発する。旅立つビリーと逆に、父と兄が、静かに炭鉱に下りていくシーンは胸を打たれました。唯一、残念だったのは、アダム・クーパーが演じる成長したビリーのあの衝撃的なスワンをせめて1~2分は見せて欲しかったこと。真に個性的できつい性格のビリーが踊るのに相応しい斬新なAMPの白鳥の湖のスワンを。それで1点減点させてもらいました。
大木眠魚さん 9点(2003-07-02 21:12:02)(良:1票)
67.なんと爽やかな映画。 感傷にうったえて湿っぽくなる手前でグイっと留まる節度もわきまえているし、映画ながらの古典的な作りをわざと編集で現代的風に見せようとするお茶目さもいい。最後に成長した主人公を見せないで終わっていたら尚、良かったのに・・・・        「ねえ、私のこと好き?」「・・・そんなこと考えたこともない」「私のあそこ見たい?」「・・・・・見なくても、好きだよ。」______いいガキじゃあネーか!それに家族も!!
るーすさん 9点(2003-06-09 10:54:58)(笑:1票)
66.少年の演技にノックダウン、です。
うますぎるという評に、同感(踊りのうまさも含め、すごすぎ! ちょっとした表情にもゾクゾクしちゃいました)。
ですが、浮いた感じになってないのは、ひとえに演出力でしょう。

お父さんの素朴で不器用な愛情表現も胸に迫るものがありますが、先生との間柄を、ありがちなウェットな関係にしなかったのも、好感度大。
お兄ちゃん、性同一性障害らしい友だちなど、ほかの登場人物のキャラクターも、一見類型的に見えながら、違います。それぞれ個性が立っていて、よかった! 

本作は、「遠い空の向こうに」と比較したがる人がいらっしゃるようですが、私はかなり違うタイプの映画だと思います。
真にチャレンジャーといえるのは、私はビリーのほうだと思うし(そもそも私にはあちらは凡庸に思えて仕方ない。が、あちらはあちらで熱狂的なファンが多いのはわかっているから、できたら比較はやめていただきたいっす)。
でもね、かなり違うことは、たとえばラストなどでわかるはずだと思います。

このラストについては、皆さんもおっしゃるように、私も最初はちょっと唐突な感じはありましたが、終わったら、監督の意図はよく伝わってきました。
一人の男の子が、最終的に大きな夢をかなえた姿を、私たちにも少しだけ垣間見させてくれた、その表現が粋だったと思います。

いわゆるベタな感動作が苦手な方には、ぜひ見逃さないで! と言いたい一作です。
おばちゃんさん 9点(2003-04-06 18:48:40)(良:1票)
65.《ネタバレ》 主人公の少年がいい感じに美少年+悪ガキって感じで魅力的
裏通りみたいな場所を踊りながら走りま回るシーンや、審査のシーンが特にお気に入り。
Nigさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2019-01-09 01:36:27)
64.《ネタバレ》 舞台となっている炭鉱街が坂の多い街で、これが情緒あって良いんです。坂の上から見渡す先には水平線、道の両側には赤いレンガ壁の家並みが段々と並び、そこをビリーの父が「受かった!」と初めて見せる満面の笑みで駆けてくる。泣く。ビリーへ残したお母さんの手紙、クリスマスのほのかな彩り、頑固一徹かと思われた親父の豹変にも近い愛情の発露、二人して心細そうなロンドンへの旅。ああ~泣く。ビリーの思春期を迎えた拗ねた表情や、辛さに耐えかねてバレエ教師に悪態をついては泣く、ひとつひとつのエピソードも良いのだけど、なんたって親友に恋心を寄せられるとは驚いちゃうよねビリーも。引くかと思いきやチュチュまでプレゼントだ。なんて麗しい友情だ。通知が届いた時は身内の如くどきどきして見守りました。ビリーの帰りを待って、誰からともなくすっと食卓に集まる家族の描写が素敵。
tottokoさん [DVD(字幕)] 9点(2012-10-12 00:25:06)
63.《ネタバレ》 親は子をこう育てたいというビジョンを持っているから、ビリーの父親の場合でも息子のサッカーでもなく、ボクシングでもなく、レスリングでもなく、バレエという選択に驚き、頭ごなしに反対してしまう。それでも諦めきれないビリーを見て、ある時、夢を追わせてあげようと決めた親父さん。当然お金が必要になって、やむなく決断したスト破り…。このシーンこそ本作のハイライトだったかなぁ。「ビリーには未来がある」「夢を叶えてやりたい」 自分を犠牲にして注ぐ息子への愛…とても感動した。周りは全員女の子って中でも頑張ったビリーの清々しさとともに、親への感謝も思い起こさせてくれる素晴らしい映画だ。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-03-30 18:30:57)
62.《ネタバレ》 いやぁ、この映画の父親、最高ですね。どんだけ小生の涙を搾り取れば良いんだという感じ。イギリス映画独特の雰囲気も良いし、ラストシーンが圧巻です。
ashigaraさん [DVD(字幕)] 9点(2011-07-09 14:52:31)
61.《ネタバレ》 女の子たちに混ざってバレエの練習をする絵がとてもキュートでした。最後も王道で良かったです。マイケルは立派なオカマちゃんになっていて笑っちゃいました。
*まみこ*さん [DVD(字幕)] 9点(2010-12-04 03:11:47)
60.最近イギリス映画っていいですよね。派手さはありませんが、最後まで飽きさせません。重要な場面でいつもはおとなしい子供が踊りだすのですが、それがバレーっぽくなく、感情をそのままダンスにしたようでとてもよかったです。映像のカットもこれみよがしではありませんが、印象的です。地味目な作品かもしれませんが、かなり考えられているというか、内容が濃い作品です。おすすめです。
仏向さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-01 10:58:01)
59.《ネタバレ》 父親のまなざしが少しずつ主人公に寄り添っていく様が、とても丁寧に描かれていた。ストをやめ炭鉱へ向かうシーンも良かったが、質に入れるため、妻の形見を握り締める手のシーンが一番じーんときた。表情が目に浮かぶよう。
kakiさん [DVD(吹替)] 9点(2009-08-04 01:25:29)
58.《ネタバレ》 以前から気になっていたが、「リトルダンサー」というタイトルに乗れなかった。が、「めぐりあう時間たち」のスティーブン・ダルトリーの監督作品だと今更知り、早速観た。期待に違わず好きな作品だった。イギリス映画だからあたりまえかもしれないが、ハリウッド映画とは明らかに違う空気や匂いがいい。決して大げさでない感情表現や洒落たセリフがいい。おばあちゃんと、いつも家の前にいる女の子がかわいい。バレエの先生のベタベタしない優しさがいい。そして、私も人の親の端くれとして、おやじの心情がストレートに響いてきた。賛否両論の15年後のシーン。私は断然、『賛』だ。電車の中のおやじの顔を見た時から、感動の波がひたひたと寄せてくる。そしてアダム・クーパーのもの凄いオーラと一体になって映画は終わる。ただ、他にも書いておられる方がいたか、タイトルは、原題の「ビリー・エリオット」にして欲しかった。

ブタノケ2さん [DVD(字幕)] 9点(2009-04-29 15:46:51)
57.後半のお父さんの演技といい、バレエの演技といい、かなり良かったです。
幕ノ内さん [DVD(吹替)] 9点(2005-07-24 23:14:01)
56.うおおおおおおおお父ちゃん兄ちゃんマイケルおばあちゃん 少年は「何故バレエに興味を?」「踊っている気分は?」などと聞かれても、「はあ・・・」としか答えられないわけだ。踊りの神様にとりつかれてしまったんだから。
へろりうしオブトイジョイさん 9点(2005-03-29 18:21:57)
55.腐った人間を再生するのは難しいけど、この親父は見事復活した。人間やっぱりというか生き甲斐を持ってると頑張れるんだなと。ラストのアダム・クーパーが舞うシーンでこれまでのサクセス思い出しながら昇天。素晴らしかった。
モチキチさん 9点(2004-11-24 15:49:06)
54.ずっと、ダンスに反対していた父が最後は子供の夢をかなえたいということでスト破りをしてお金を作ろうとしたところはすごく感動して泣けた。お兄さんもビリーとの別れで悲しんでいて本当は弟思いなんだ、とちょっと感動。全体として話しは淡々と進んでいくが、小さな感動がところどころあっていい映画だった。
MSさん 9点(2004-08-15 22:11:42)
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【点数情報】

Review人数 385人
平均点数 7.82点
010.26%
110.26%
220.52%
320.52%
4133.38%
5164.16%
64010.39%
76516.88%
810326.75%
97318.96%
106917.92%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.33点 Review15人
2 ストーリー評価 8.12点 Review24人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review28人
4 音楽評価 8.40点 Review22人
5 感泣評価 7.78点 Review19人
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【アカデミー賞 情報】

2000年 73回
助演女優賞ジュリー・ウォルターズ候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・ダルドリー候補(ノミネート) 
脚本賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2000年 58回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演女優賞ジュリー・ウォルターズ候補(ノミネート) 

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