6.《ネタバレ》 アフェアというかイリュージョンがすごい。鳥の置物が意味もなく動きまくり、怪奇な音楽が流れる中で行われるプレイは、何ともエキセントリックで、これだけでも一見の価値がある。カサノバという偉大なるエピキュリアンの半生を、『サテリコン』のような名状しがたい独特の世界観で描けば、これほどまでに強烈な映画ができてしまうのかと、ただただ感心するばかりだった。女と名のつく物なら何とでも寝るカサノバの姿には崇高ささえ感じられる。年老いてから誰にも見向きもされなくなり、夢の中で人形と寄り添うラストは皮肉だが、考えようによってはハッピーエンドなのかも。 【クルシマ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-08-05 09:35:58) |
5.頭良く女たらしで豪胆。自分の赴くままに生きた人生。フェリーニが描いたそんなカサノバは男のロマン。 【モチキチ】さん 9点(2004-10-21 23:54:58) |
4.これぞフェリーニ、フェリーニ過ぎてついていけない部分も確かにあるけど、物事は極ってこそ面白いともいえる。フェリーニはまさにそういうタイプの映画監督ではないか。ドナルド・サザーランドという怪優にカサノバという美男役をやらせるところが、いかにもフェリーニらしい。カサノバが、生卵をいっぱい飲むところと、最後にマカロニを欲しがるところが変に印象に残っている。何故だろう、お腹が空いていた訳でもないのに。 【大木眠魚】さん 9点(2003-12-08 23:43:48) |
3.校半からみてなかった・・でも早くコメントかきたくてかいちゃいます。(^^;これから見るし。数人の女性と恋をして、挙句の果てに人間ではないものとの恋・・・カサノバがたどりついたのはそこだったのか、人形からの愛が本物であったからなのか、なぞなぞなぞ・・・ 【ピアノガール】さん 9点(2002-12-22 23:30:07) |
2.誰にでもあるあのカサノバの孤独。うつろな、あのまなざしは、俳優の範疇ではなく、まさに歴史上の彼のひかりであったよう。フェリーニはbeautifulな絵を描く神様です。 【mouse】さん 9点(2002-12-07 23:43:08) |
1.幻想的な映像はもちろん、音楽がとてつもなく素晴らしい。『枯れた』なんて言われてたけど、個人的にはフェリーニ&ロータの頂点とも言える作品。 【オーギュスト】さん 9点(2002-11-26 13:42:26) |