1.《ネタバレ》 【ロケ地どこだか忘れてしまったけども どこだか綺麗な漁港篇。というかもっと重要な事の一つとして デートなんです 鎌倉篇。今回のマドンナ:いしだあゆみさん。】
前作、紙風船のマドンナの音無美紀子さんは未亡人だった。
そして今回のマドンナいしだあゆみさんも既に初っぱなから未亡人だった。
さすがの寅さんももう歳が歳なだけに脚本的にも恋する相手を生娘にするというわけにも行かなくなってしまったのでしょうかなどと考えるとちょっと寂しい気分になってきたりした。
ただですね、ところがどうして、今回マドンナいしだあゆみ篇、今までに無かった新しい撮り方で攻めてきましたね お互いの悩ましい姿にドギマギさせられ、久々ぶりにこの人となら一緒になってほしかったかな なんて思いで見てたんですがね まあデートに満男を無理強いして連れていってしまってるようではそりゃ実るもんも実らんでしょうしさ(笑) あとさ狸寝入りね あれね、ダメなやつだな だけどこの回好きだな~ 転がる物があれば転がし回せる物があればクルクル回す そんな寅次郎のガキのような姿とそれと同じような行動をとってたさくらの姿も可笑しかった。そしてこの辺りから満男が貴重なピースの一つになってきた。そして今回タイトルに使われたあじさいの花、鎌倉のあじさいが咲き誇る階段が綺麗ですっかり目に焼きつきました。内容に見合った良いタイトルになっていたかと思います。29作もなるとタイトルとその内容とマドンナ思い出すのってなかなか難しいです。でもこれは忘れてしまうはずがありません あじさいの花イコール鎌倉・いしだあゆみです。もう忘れてしまうはずがありません。